野島元が第9話でYouTuberになりたいと言い出したのは、動画を作ること自体が夢だからではなく、有名になって女性からチヤホヤされたいから。前回第8話でも合コンへ全力で参加しており、野島の行動は昔から「女性にモテたい」「格好よく見られたい」という欲求につながっています。
さらに奈々華のような魅力的な女性を前にすると一気に浮かれる一方、実際には彼女作りも恋愛もなかなか成功しない。だから野島のYouTuber願望は急な流行ネタではなく、直接モテないなら有名になって向こうから注目されたい、という野島らしい遠回りとして見ると分かりやすいです。
第1章 野島はなぜYouTuberになりたい?目的は女性からチヤホヤされること
第9話で野島が欲しがったのは動画投稿より「モテる立場」
結論から言えば、第9話「受難」で野島元がYouTuberになりたいと言い出したのは、動画制作そのものへ強い夢があるからではありません。
自分が有名になる。
名前を知られる。
女性から注目される。
そして何もしなくてもチヤホヤされたい。
野島が欲しがっているのは、YouTuberという仕事より、その先にある「モテる自分」です。
ここが野島らしいところです。
野島は昔から、女性との出会いがあればかなり積極的。
合コンの話が出れば参加する。
可愛い女性がいればすぐ反応する。
自分を少しでも格好よく見せようとする。
でも実際には、女性との距離を自然に縮めるのが上手いわけではありません。
だから第9話では、発想が一段遠くへ飛びます。
普通に女性へ近づいてモテるのが難しい。
なら、自分が有名になればいい。
YouTuberとして成功すれば、女性の方から注目してくれる。
野島が考えているのは、かなり分かりやすい近道です。
努力の方向が「女性と仲良くなる」ではなく「女性が寄ってくる肩書きを手に入れる」へ向いています。
直前の第8話「合コン round2」を見ると、この発想はさらに納得できます。
野島たちは、夏休み中の経験を少しでも華やかに見せようとします。
女性へ良く思われたい。
自分は退屈な男ではないと思わせたい。
ところがウソ発見器まで持ち出され、男たちの見栄や本音が次々と露出する。
野島が第9話で欲しがる「有名人」という肩書きも、同じ方向にあります。
野島は、素の自分だけで勝負するより、何かを足した自分を見せたがります。
夏休みが充実していた自分。
女性から人気がある自分。
そしてYouTuberとして有名な自分。
実際の自分より、一段上に見える姿を作ればモテるはず。
その考え方が、これまでの合コンでも第9話の相談でも変わっていません。
もちろん、野島が本当にYouTuberとして活動を始め、動画企画を考え、登録者を増やそうとしているわけではありません。
少なくとも第9話で一番強く出ているのは、「YouTubeをやりたい」より「チヤホヤされたい」の方です。
だから視聴者も、夢を応援する場面としては見ない。
また野島がモテるために変な方向へ走り始めた。
その感覚で笑える場面になっています。
野島は直接モテるより、まず自分の価値を高く見せようとする
野島と山本は、どちらも彼女が欲しい側の男です。
でも女性への向かい方は少し違います。
山本は、好きな相手を見つけると本人へ気持ちが一直線に向かう。
第9話でもVTuberへガチ恋し、その感情そのものを悩みにしています。
一方の野島は、まず「自分がどう見えるか」を強く気にします。
女性へモテたい。
それなら格好よく見えたい。
経験が豊富に見えた方がいい。
肩書きもあった方がいい。
有名ならさらに有利。
野島のYouTuber願望は、この考え方をかなり極端にしたものです。
恋人を作る前に、自分の価値を上げる方法を探しています。
ただ、そこには野島の弱さも見えます。
本当に誰かと付き合いたいなら、相手と話す必要があります。
自分のことを知ってもらう。
相手のことも知る。
少しずつ距離を縮める。
でも野島は、その面倒な途中を飛ばして「最初からモテている自分」を欲しがります。
第8話の合コンでも、この傾向はかなり見えます。
女性を前にして、自分を少しでも魅力的に見せようとする。
周囲の男より上へ行きたい。
そのために見栄が混ざる。
でも伊織や山本たちも同じようなことを考えているので、結局は互いの足を引っ張る。
野島が格好をつけようとするほど、普段の姿との差まで見えてしまいます。
だから第9話の「YouTuberになりたい」は、突然始まった新しい夢ではありません。
昔からあった「女性から良く見られたい」が、現在らしい言葉へ変わっただけです。
合コンでは経験を盛る。
今回は肩書きを盛る。
方法は違っても、野島が欲しいものは同じ。
女性から「この人、すごい」と見てもらいたい。
その意味で、野島が本当に求めているのは登録者数でも再生数でもありません。
女性からの視線です。
自分が追いかけなくても、向こうから興味を持ってほしい。
そのためならYouTuberという有名人の立場まで欲しくなる。
第9話の短い相談は、野島のモテ願望をかなり分かりやすく見せた場面になっています。
第2章 第9話「受難」で野島は何を相談した?男たちの欲望が全部違う
伊織がPaBの将来を考える中、野島は自分がチヤホヤされる未来を考える
第9話「受難」は、最初から恋愛やYouTuberの話だけで進むわけではありません。
伊織は、就職活動を意識し始めた寿と時田を見ています。
いつもPaBにいる先輩たち。
酒宴でも海でも中心だった二人。
その二人にも卒業が近づき、伊織はサークルの代替わりを考え始めます。
かなり真面目な大学生活の話から始まる回です。
ところが、男たちの相談が集まり始めると一気に空気が変わります。
野島が持ち出すのは、YouTuberになってチヤホヤされたいという願望。
山本はVTuberへガチ恋している。
御手洗は大橋りえに女の子との連絡先交換を知られ、顎骨を砕かれそうになってプロポーズまでしている。
同じ男たちでも、悩みの方向が完全にバラバラです。
ここで野島の相談だけを見ると、かなり軽く聞こえます。
御手洗は自分の身体まで危険。
山本は本気の恋で悩んでいる。
野島は「有名になってモテたい」。
でもこの軽さが、野島の性格にはよく合っています。
目の前に特定の好きな女性がいて苦しんでいるというより、自分が女性から人気者になる未来を想像しています。
第8話の合コンから続けて見ると、さらに分かりやすいです。
前回の野島は、女性との出会いを求める側にいました。
自分から合コンへ行く。
少しでも良く見せようとする。
奈々華のような魅力的な女性がいれば、一気に反応する。
それでも現実には、野島が思い描くような「女性からモテる男」にはなれていません。
そこで第9話。
今度は自分が女性を追いかけるのではなく、女性から追われる方法を考えます。
YouTuberとして有名になる。
知名度を持つ。
そうすればチヤホヤされる。
わずか一話の間に方法は変わっていますが、欲しいものは同じです。
野島はずっと、女性から選ばれる男になりたがっています。
しかも伊織の相談と並べると、この差がかなり面白いです。
伊織は先輩の就活を見て、自分たちの将来やPaBの次を考える。
野島も将来について考えているように見える。
でも内容は「どうすれば女性からチヤホヤされるか」。
同じ未来の話なのに、考えている方向がまるで違います。
そこが第9話らしい崩れ方です。
山本は「好きな人」、野島は「自分を好きになる女性」を求めている
第9話で特に比べやすいのが、山本と野島です。
山本はVTuberへガチ恋しています。
つまり、すでに好きな相手がいる。
その相手への気持ちが大きくなりすぎて悩んでいる。
山本の目線は、自分から相手へ向いています。
「あの人が好き」が先にある状態です。
野島は逆です。
第9話の相談では、特定の女性への恋よりも「チヤホヤされたい」が先に出ます。
たくさんの女性から注目されたい。
女性の方から興味を持ってほしい。
そのためにYouTuberになりたい。
野島が見ているのは、好きな女性一人より「モテている自分」の姿です。
この違いは、二人の過去の行動にも出ています。
山本は彼女が欲しい気持ちが強く、相手を見つけるとすぐ本気になる。
野島は女性を前にした時、自分がどう評価されるかをかなり気にする。
格好よく見せたい。
経験があるように見せたい。
周囲より有利に立ちたい。
だから合コンでは見栄が膨らみやすいです。
第8話で奈々華が絡んだ時も、野島は魅力的な女性を前にしてすぐ浮かれます。
でも、奈々華との距離を少しずつ縮める恋愛へ進んだわけではありません。
その場で舞い上がる。
格好よく見られたい。
そしてまた次の騒ぎになる。
野島の恋愛は、相手を深く知る前に自分の見せ方へ意識が向きやすいです。
だから第9話のYouTuber願望は、山本のVTuberガチ恋とは似ているようで全然違います。
山本は「好きな人に近づきたい」。
野島は「女性が近づいてくる自分になりたい」。
御手洗は「すでにいる彼女から逃げられない」。
三人を並べると、同じ女性絡みでも悩みの形がきれいに分かれています。
野島の場合、YouTuberそのものが本命ではありません。
もし別の方法で同じくらい有名になり、女性からチヤホヤされるなら、そちらへ行ってもおかしくない。
それくらい目的と手段がはっきりしています。
動画を作ることが目的ではなく、モテることが目的。
第9話の一言は、野島元という人物の欲望をかなり短く、かなり正直に表しています。
第3章 野島は昔からモテたい男|合コンでは見栄と虚勢が止まらない
女性との出会いがあれば前へ出るが、自然に距離を縮めるのは苦手
野島元は、第9話で急に「モテたい男」になったわけではありません。
第1期から、女性との出会いがある場ではかなり積極的。
合コンの話が出れば参加する。
可愛い女性がいればすぐ反応する。
自分にも彼女ができる可能性があるなら、その場へ乗ろうとします。
この動きは、山本たちと一緒に騒ぐ時ほど分かりやすく出ています。
ただ、野島は女性と自然に仲良くなるより、最初から良く見られようとしすぎます。
自分は退屈な男ではない。
経験もある。
女性から見ても魅力的。
そんな姿を先に作ろうとする。
だから会話そのものより「どう見られるか」が前へ出る。
第8話「合コン round2」の見栄も、その延長にあります。
第8話では、夏休み中に何をしていたのかという話から男たちの虚勢が膨らみます。
自分だけ何もなかったと思われたくない。
他の男より充実していたように見せたい。
女性から少しでも高く評価されたい。
そこへウソ発見器まで持ち込まれ、隠していた本音や盛った話が崩れていく。
野島にとっては、最も見られたくない「素の自分」が出てしまう状況です。
この失敗があるから、第9話のYouTuber願望も急には見えません。
普通に話してモテる。
合コンで勝つ。
そういう方法で思い通りにならない。
なら、もっと分かりやすい肩書きが欲しくなる。
有名人。
人気者。
女性から最初から注目される立場。
そこでYouTuberという発想が出てきます。
つまり野島が欲しいのは、動画を作る技術ではありません。
「この人すごい」と先に思ってもらえる看板です。
自分から女性へ必死に近づくのではなく、相手の方が自分へ興味を持つ。
その状態を作れれば、今までのように合コンで見栄を張る必要もない。
野島の中では、YouTuberになることが恋愛の近道に見えています。
でも、そこがまた野島らしい失敗の入口です。
本当にモテるために必要なのは、相手と話すこと。
自分を知ってもらうこと。
相手を見ること。
ところが野島は、その途中を飛ばして「人気者の自分」になろうとする。
第9話の一言は、これまでの合コンで繰り返してきた見栄を、もっと大きな形にしたものです。
第8話の合コンでも「本当の自分」より格好いい自分を見せようとしていた
第8話「合コン round2」は、野島の性格を見るにはかなり分かりやすい回です。
男たちは女性との出会いを前にして、少しでも自分を良く見せようとします。
その時、野島も素直に「彼女が欲しい」と言うだけでは済みません。
自分は経験がある。
充実している。
女性から見ても魅力がある。
そう見せたい気持ちが先に立ちます。
でも周囲には伊織、山本、御手洗がいる。
一人が格好をつければ、別の男が余計なことを言う。
自分だけ有利になろうとすれば、足を引っ張られる。
そしてウソ発見器まで出てくる。
野島が作ろうとした「モテそうな自分」は、簡単に崩されます。
見栄を張るほど、本当の姿との差が見えてしまいます。
それでも野島は、次の回でモテることを諦めません。
むしろ方法を変えます。
合コンで直接勝てないなら、有名になればいい。
女性に自分を選んでもらえないなら、最初から注目される人間になればいい。
第9話で「YouTuberになってチヤホヤされたい」と言うのは、かなり野島らしい発想です。
しかも野島は、努力そのものが嫌いというより、成果が分かりやすい形を求めます。
女性一人と少しずつ関係を作るより、人気者になって大勢から見られたい。
一人に選ばれるより、最初から複数の女性に好かれたい。
その方が自分の価値も高く見える。
野島の恋愛には、相手との関係だけでなく「周囲からどう見えるか」もかなり入っています。
だからYouTuberという言葉が、ただの流行ネタで終わりません。
再生数。
登録者。
知名度。
人気。
どれも「自分がどれだけ注目されているか」を数字や反応で見せてくれるものです。
野島が欲しがる「チヤホヤ」と非常に相性がいい。
モテたい気持ちと承認されたい気持ちが、同じ場所で重なっています。
第8話で見栄を張り、第9話で有名人を目指す。
この二つは別の話ではありません。
野島はずっと「今の自分より価値が高く見える自分」を作ろうとしている。
合コンでは経験を盛る。
第9話では肩書きを盛る。
方法だけ変わっても、根っこの部分はかなり同じです。
第4章 野島と奈々華はどうなる?第8話で一気に惹かれた相手
奈々華を前にした野島は、いつものように一気に浮かれる
野島の「好きな人」として気になるのが古手川奈々華です。
第8話「合コン round2」では、奈々華を含めた女性陣との合コンへ男たちが向かいます。
奈々華はGrand Blueで働き、千紗の姉でもある人物。
明るい。
優しい。
面倒見もいい。
男たちから見れば、最初からかなり魅力的な女性です。
野島も、その奈々華を前にすれば当然反応します。
ここで「女性にモテたい」という普段の願望が、一気に具体的な相手へ向く。
いつもなら不特定多数の女性からチヤホヤされたい野島でも、目の前に魅力的な女性がいればすぐ舞い上がる。
第8話では、その分かりやすさがかなり出ています。
ただし、野島と奈々華の間に正式な恋愛が始まったわけではありません。
野島が惹かれる。
良く見られたいと思う。
でもそこから二人で距離を縮めるところまでは進まない。
奈々華との会話や関係が積み上がって、恋人になる流れでもない。
ここは「野島 奈々華」で検索した人が一番気になる部分です。
むしろ奈々華は、野島の弱さを見せる相手として分かりやすいです。
魅力的な女性を前にすると、野島は冷静さより期待が先に出る。
この人に良く思われたい。
自分を格好よく見せたい。
でも気持ちが先走るほど、自然な距離の詰め方から遠ざかる。
第8話でも、奈々華と関係を作るより「モテたい野島」の方が前へ出ます。
そして次の第9話で、野島はYouTuberになってチヤホヤされたいと言い出します。
奈々華のような魅力的な女性を見て、自分から必死に近づく。
その難しさを経験した直後に、今度は「有名になれば女性から来る」と考える。
第8話から第9話へ続けて見ると、野島の発想がかなり一本につながっています。
だから奈々華は、野島の本命彼女として確定した相手ではありません。
でも「野島がどんな時に浮かれるのか」を見せる人物としてはかなり強い。
美人。
優しい。
大人っぽい。
そんな女性を前にした時、野島はすぐ自分を良く見せたくなる。
その行動が、翌話のYouTuber願望までつながっています。
奈々華との恋が進まないからこそ、「有名になればモテる」という発想へ逃げる
野島の恋愛で難しいのは、好きな女性が現れても関係を育てるところまで進みにくいことです。
奈々華に惹かれる。
可愛い、魅力的だと思う。
でも、そこから相手の気持ちを知る。
何度も話す。
少しずつ距離を縮める。
そういう地道な流れへ入りません。
野島は、結果を早く欲しがります。
モテたい。
彼女が欲しい。
女性から評価されたい。
その気持ちが強い。
だから一人の女性と時間をかけて関係を作るより、「最初からモテる男」になろうとする。
第9話のYouTuber願望は、その性格がかなり極端に出た形です。
奈々華との合コンでも、野島が本当に必要だったのは肩書きではありません。
普通に会話する。
相手を知る。
自分も知ってもらう。
でも野島は、その場で自分を格好よく見せようとする。
結果として、相手との関係より自分の見栄の方が目立つ。
ここが恋愛の進みにくさにつながっています。
第9話では、その問題を正面から直そうとはしません。
もっと自然に女性と話そう。
見栄を張るのをやめよう。
そうはならない。
代わりに「YouTuberとして有名になる」という大きな方法を考える。
自分を変えるより、周囲からの評価を先に変えようとします。
この遠回りが、野島らしいところです。
だから「野島と奈々華はどうなる?」という疑問へは、現時点で恋愛成就とは言えません。
奈々華に惹かれる場面はある。
でも彼女になったわけではない。
野島自身も一人の相手へ落ち着くより、「女性からモテる自分」への憧れが強いままです。
ここが山本や御手洗との大きな違いです。
御手洗には大橋りえという恋人がいる。
山本には第9話でガチ恋するVTuberがいる。
でも野島は、一人の相手より「自分を好きになる女性がたくさんいる状態」を欲しがる。
だから奈々華に惹かれても、すぐ次の回ではYouTuberとしてチヤホヤされたい話へ移る。
この軽さと見栄が、野島の恋愛をなかなか前へ進ませません。
奈々華との場面は、野島がただ承認欲求の強い男というだけではなく、実際に女性を前にするとどうなるかを見せています。
惹かれる。
浮かれる。
良く見られたくなる。
でも関係は深まらない。
その失敗を乗り越える代わりに「有名になればモテる」と考える。
第9話のYouTuber願望は、第8話の合コンから続く野島らしい遠回りです。
第5章 「野島元の受難」では何が起きる?欲望から動くほど騒動が大きくなる
原作には野島だけを主役にした「受難」があり、普段の見栄がそのまま災難へつながる
野島元は、伊織や山本と一緒にいる時ほど「その他の男友達」に見えやすい人物です。
でも原作には、野島だけを前へ出した番外編「野島元の受難」があります。
いつものように女性へモテたい。
自分を良く見せたい。
少しでも得をしたい。
そんな野島の欲望が入口になり、本人が思っていたより大きな騒動へ巻き込まれていきます。
ここは第9話「受難」のYouTuber願望ともつながります。
野島は、最初から危険なことをしようとしているわけではありません。
ただ女性からチヤホヤされたい。
有名になればモテそう。
そのくらいの軽い発想から始まる。
でも野島は、その欲望に火が付くと「少しだけ」で止まりにくい。
結果として、自分から面倒な場所へ入り込んでしまいます。
過去の合コンでも同じでした。
女性へ良く見られたい。
他の男より格好よく見られたい。
そこで素直に話すより、経験を盛る。
見栄を張る。
第8話「合コン round2」では、そんな男たちの嘘や虚勢をウソ発見器が次々と暴いていきます。
野島は隠したい部分ほど、逆に目立つ結果になっています。
第9話では、その見栄がもっと大きな形へ変わりました。
合コンの場だけで格好をつけるのではない。
YouTuberとして有名になる。
そうすれば最初から女性に注目される。
野島の中では、今までの失敗を一気に飛び越える方法に見えています。
でも視聴者からすれば、「また遠回りを始めた」と分かる発想です。
「野島元の受難」という題名が似合うのも、そこです。
野島は何もしなければ平穏に終われる場面でも、欲が出る。
女性。
人気。
肩書き。
見栄。
どれかが目の前に来ると、少しだけ得をしようとして動く。
その一歩が、最終的に本人へ大きく返ってきます。
しかも野島は、痛い目を見れば完全に反省する人物でもありません。
その場では後悔する。
失敗したことも分かる。
でも次に女性との出会いがあれば、また期待する。
第8話で合コン。
第9話でYouTuber。
失敗のあとにすぐ別のモテ方を考えているところを見ると、野島の欲望はかなりしぶといです。
野島は「今の自分」で勝負するより、何かを足してモテようとする
野島の行動を見ていると、一つかなり分かりやすい癖があります。
今の自分をそのまま見せて女性と仲良くなるより、何かを足した自分で勝負したがる。
経験があるように見せる。
充実しているように見せる。
格好よく見せる。
第9話では、そこへ「有名なYouTuber」という肩書きまで加わります。
本当に女性と付き合うなら、必要なのはもっと地味です。
何度か話す。
相手の好みを知る。
自分のことも知ってもらう。
一緒に過ごす。
でも野島が欲しいのは、その途中を飛び越えて「最初から人気がある自分」になること。
だから毎回、恋愛より自己演出が先に出ます。
第8話で奈々華を前にした時も、そこが見えます。
奈々華は明るく、優しく、男たちから見ればかなり魅力的な女性です。
野島も当然反応する。
でも奈々華一人と少しずつ距離を縮める話にはならない。
その場で浮かれる。
良く見られたいと思う。
そしてまた男同士の競争へ入っていきます。
だから第9話で「YouTuberになればチヤホヤされる」と考えるのは、かなり自然です。
女性一人と関係を作るより、大勢から注目される立場を先に欲しがる。
登録者が多い。
人気がある。
有名。
そんな分かりやすい数字や肩書きがあれば、自分の価値まで高く見えると思ってしまう。
野島の見栄と承認されたい気持ちが、ここで一つになります。
ただ、この方法では野島が本当に欲しいものへ近づきにくいです。
チヤホヤされることと、彼女ができることは同じではありません。
有名になっても、一人の相手と付き合うなら結局は関係を作る必要がある。
そこを飛ばす限り、野島はまた同じところでつまずく。
第9話のYouTuber願望は、その弱点が一番分かりやすく出た場面でもあります。
野島はモテたい。
その気持ちは本物です。
でも「どうすれば誰かと仲良くなれるか」より「どうすれば自分がすごく見えるか」を考えてしまう。
だから合コンでは見栄。
第9話ではYouTuber。
方法だけ変わって、同じ遠回りを続けています。
第6章 山本との違い|二人とも彼女が欲しいのに狙い方は真逆
山本は好きな相手へ向かい、野島は女性から選ばれる自分を作ろうとする
第9話で並べて見ると、山本と野島は似ているようでかなり違います。
二人とも彼女が欲しい。
女性との出会いがあれば喜ぶ。
合コンにも積極的。
恋愛で成功しているとは言いにくい。
ここまではかなり似ています。
でも第9話で山本が持ち込む悩みは、VTuberへのガチ恋です。
山本には、すでに「好きな相手」がいる。
その相手を見ているうちに、本気で恋愛感情を持ってしまった。
だから悩んでいる。
山本の恋愛は、まず相手がいて、その人へ気持ちが向かうところから始まります。
野島は逆です。
第9話で語るのは、「YouTuberになってチヤホヤされたい」という願望。
まだ特定の一人へ向かっているわけではありません。
女性から注目されたい。
人気者になりたい。
自分を見てほしい。
野島の場合は、恋の相手より「モテる自分」が先にあります。
この違いは、第8話の合コンでも見えます。
山本は女性との出会いそのものに強く期待する。
誰かと付き合えるかもしれない。
そこへ気持ちが向く。
一方で野島は、その場で自分がどう見えるかをかなり気にする。
他の男より格好よく見られたい。
経験がある男に見られたい。
同じ合コンでも、意識の向きが少し違います。
だから山本は、好きになりすぎて苦しくなる。
VTuberでも本気になる。
相手との距離が遠くても、気持ちだけは進む。
野島は、好きな相手へ一直線になる前に「自分の価値を上げればモテる」と考える。
一人を追うより、大勢から追われる側になりたい。
この差が、第9話の相談内容にそのまま出ています。
御手洗まで加えると、さらに分かりやすいです。
御手洗には大橋りえという彼女がいる。
山本は好きなVTuberがいる。
野島はまだ「誰か一人」より、女性全体からチヤホヤされたい。
三人とも女性絡みで悩んでいるのに、立っている場所が完全に違います。
奈々華に惹かれても一人へ落ち着かないところが、野島らしい
野島にも、魅力的な女性を見て惹かれる瞬間はあります。
第8話では奈々華を前にして、男たちと一緒に一気に浮かれる。
美人。
優しい。
大人っぽい。
そんな奈々華を見れば、野島が反応するのはかなり分かりやすいです。
でも、その気持ちがすぐ「奈々華一人を好きになる」へ固定されるわけではありません。
ここが山本との大きな差です。
山本は第9話でVTuberへガチ恋する。
相手が一人に絞られる。
そして、その相手との距離で悩む。
野島は奈々華に惹かれても、次の回では「YouTuberになって女性からチヤホヤされたい」と言う。
恋愛の焦点が、一人から大勢へすぐ広がります。
野島が本当に欲しいのは、彼女一人だけではないのかもしれません。
彼女が欲しい。
でも同時に、周囲から「モテる男」と見られたい。
女性から人気がある。
羨ましがられる。
自分の価値が高く見える。
そこまでセットで欲しがるから、奈々華一人へ落ち着くより「人気者になる方法」へ目が向きます。
だからYouTuberという発想がぴったり来ます。
一人の女性から好かれるだけなら、周囲には分かりにくい。
でも登録者が多い。
女性ファンがいる。
名前を知られている。
そうなれば「自分は人気者だ」と外からも分かる。
野島が求めている承認と恋愛が、同時に満たされそうに見えます。
ただ、そこが野島の弱点でもあります。
奈々華のような魅力的な女性を前にしても、その人との関係より自分の見せ方を気にする。
合コンでも、会話より格好よく見えることを優先する。
第9話ではとうとう、自分そのものよりYouTuberという肩書きへ期待する。
これでは相手との距離がなかなか縮まりません。
山本は好きになりすぎる。
野島は好かれたがりすぎる。
二人とも恋愛へ必死ですが、失敗の仕方が違います。
山本は相手へ踏み込みすぎる。
野島は自分を大きく見せすぎる。
第9話で二人の相談が並んだことで、この違いがかなり見えやすくなりました。
だから野島のYouTuber願望は、ただの時事ネタではありません。
山本のガチ恋と並べることで、野島が何を欲しがっているのかがはっきりします。
誰か一人を好きになりたいだけではない。
女性から注目される男になりたい。
第9話の「チヤホヤされたい」という言葉は、野島の恋愛と見栄を一番短く表した一言になっています。
第7章 野島に彼女はできる?YouTuber願望の先でも残る「モテたい自分」
現時点で奈々華との恋愛が成立したわけではなく、野島はまだ相手を探す側
第9話までを見る限り、野島に正式な彼女ができたわけではありません。
第8話では奈々華のような魅力的な女性を前にして一気に浮かれる。
合コンにも前向き。
女性との出会いがあれば期待する。
それでも、誰か一人と関係を深めて恋人になるところまでは進んでいません。
野島は今も「彼女を作りたい側」にいます。
奈々華についても同じです。
野島が惹かれる。
良く見られたいと思う。
でも、奈々華と二人だけの関係が積み上がるわけではない。
何度も会話して距離が縮まる。
互いに特別な感情を持つ。
そういう恋愛の進展までは描かれていません。
だから「野島の好きな人は奈々華」とまで固定するのは早いです。
むしろ第9話では、その一人へ向かうより別の発想へ進みます。
YouTuberになる。
有名になる。
女性からチヤホヤされる。
野島が欲しがっているのは、特定の相手との関係より「モテる立場」です。
第8話で奈々華に惹かれた直後でも、一人に気持ちを絞るより人気者になる未来を考えています。
ここが野島の恋愛が進みにくいところです。
女性への興味はかなり強い。
出会いにも積極的。
でも、相手を一人ずつ知るより「自分がどう見えるか」を先に考えてしまう。
格好よく見せたい。
経験があるように見せたい。
有名になりたい。
その結果、恋愛そのものより自己演出が大きくなります。
第8話の合コンでも、それが出ていました。
女性を前にすれば見栄を張る。
少しでも良い男に見られたい。
周囲の男より上へ行きたい。
でもウソ発見器で本音を暴かれ、作った姿は簡単に崩れる。
それでも第9話では、もっと大きな肩書きを欲しがる。
野島はまだ、自分を盛る方向から抜け出していません。
だから今後、野島に本当に彼女ができるとしたら、YouTuberとして成功するかどうかより別の部分が重要になりそうです。
相手へ興味を向ける。
見栄を張らずに話す。
人気者に見せることより、一人の女性との関係を作る。
今の野島が一番苦手にしているところです。
そこが変わらない限り、相手が変わっても同じ失敗を繰り返しやすいです。
野島が本当に欲しいのはYouTuberではなく「女性から選ばれる自分」
第9話の「YouTuberになりたい」という言葉だけを見ると、急に将来の夢ができたようにも見えます。
でも野島が続けて求めているものを見ると、目的はかなりはっきりしています。
動画を作りたい。
何かを発信したい。
有名な配信者になりたい。
そこが中心ではありません。
女性からチヤホヤされたい。
まずこれがあります。
野島は昔から、女性へモテることをかなり意識しています。
合コンへ行く。
自分を良く見せる。
魅力的な女性がいればすぐ反応する。
でも、自分から相手へ近づくと失敗する。
そこで第9話では、発想を逆にします。
自分から追うのではなく、女性から追われる立場になればいい。
だからYouTuberは、野島にとって目的ではなく手段です。
もし同じように有名になれて、女性から注目される別の方法があれば、そちらへ行っても不思議ではありません。
欲しいのは肩書きそのものではない。
「人気がある男」
「女性から選ばれる男」
「周囲から羨ましがられる男」
そう見られる自分です。
ここまで見ると、第8話から第9話の流れもかなり分かりやすくなります。
第8話では、女性の前で格好よく見せようとして見栄を張る。
第9話では、もっと大きく自分を見せるためにYouTuberを持ち出す。
その場だけの嘘から、人生そのものへ肩書きを足そうとする。
野島のモテ願望が、一段大きくなっています。
でも面白いのは、そこまで回り道をしても欲しいもの自体はかなり普通なことです。
彼女が欲しい。
女性から好かれたい。
格好いいと思われたい。
野島だけが特別に理解できない願望ではありません。
ただ、その叶え方が毎回極端。
そこに『ぐらんぶる』らしい笑いがあります。
だから野島に彼女ができるのかを考える時、奈々華だけを見ても答えは出ません。
奈々華に惹かれる。
別の女性にも反応する。
そしてYouTuberになって大勢からモテたいと言う。
今の野島は、まだ一人の相手へ向かう段階より「モテる自分」を作ることへ意識が向いています。
そこが変わるかどうかが、今後の恋愛では一番大きいところです。
第9話のYouTuber願望は、野島が動画投稿者になりたい話ではありません。
女性から注目されない自分を変えたい。
でも中身から変わるより、まず有名人という肩書きを手に入れたい。
その遠回りが、野島元という人物をかなり分かりやすく見せています。
野島が本当に欲しいのは再生数ではなく、「女性から選ばれる自分」です。
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