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【ぐらんぶる3期】人気キャラランキング|千紗はなぜ1位?桜子・耕平・愛菜の人気も急上昇

【★ぐらんぶる】
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『ぐらんぶる3期』の人気キャラランキングを見ると、公式総選挙1位の古手川千紗を筆頭に、北原伊織、毒島桜子、今村耕平という作品の中心人物が上位を占めている。
ただSeason3では、恋愛面で存在感を増した桜子、愛菜の恋を支える耕平、少しずつ伊織への感情が変わる千紗など、以前とは違う魅力まで前へ出てきた。
過去シーズンから第8話までの名場面を追うことで、「誰が人気なのか」だけではなく、なぜ長く支持されるのか、Season3で評価が上がった人物まで見えてくる。

  1. ★第1章 結論|ぐらんぶる人気キャラ1位は千紗、上位には伊織・桜子・耕平が続く
    1. 公式総選挙では千紗が圧倒的1位、桜子の3位も目立つ結果になった
    2. Season3では順位以上に、桜子・耕平・愛菜の存在感が強くなっている
  2. ★第2章 1位・古手川千紗|圧倒的人気は正統派ヒロインだけでは説明できない
    1. 伊織を汚物扱いする冷たさと、海へ向かった時の真剣さの落差が大きい
    2. Season2後半からは伊織を異性として見る千紗が加わり、人気を支える顔がさらに増えた
  3. ★第3章 2位・北原伊織|最低な大学生なのに、肝心な場面では一番信頼できる
    1. 第1話では大学初日からパンツ一丁、それでも海へ入ると別人のように真剣になる
    2. 愛菜や桜子が伊織を好きになるのも、馬鹿騒ぎの裏にある「他人を見捨てない部分」を知ったから
  4. ★第4章 3位・毒島桜子|嫌われ役から人気上位へ入った振れ幅が大きい
    1. 青女祭では伊織と険悪だったのに、再会を重ねるほど「嫌い」だけでは終わらなくなった
    2. 桜子は恋を自覚してからが強く、Season3では伊織争奪戦を動かす側へ入った
  5. ★第5章 4位・今村耕平と6位・吉原愛菜|Season3で印象が大きく変わった二人
    1. 耕平は伊織と張り合う悪友から、愛菜の恋を支える側へ変わってきた
    2. 愛菜はケバ子から始まり、Season3では待つだけだった片思いを自分から進め始める
  6. ★第6章 5位・浜岡梓、7位・奈々華、8位・寿、9位・時田|脇役まで強いから人気が一部へ偏らない
    1. 梓と奈々華は、千紗や愛菜とは違う距離から若いメンバーを動かしている
    2. 寿と時田は「恐怖の酒飲み先輩」から「海では絶対に頼れる先輩」へ反転する
  7. ★第7章 Season3でさらに人気が伸びそうなのは誰?桜子・耕平・愛菜が最有力
    1. 公式順位は変えずに見ると、Season3では「新しい顔」が前へ出た人物ほど印象が強い
    2. それでも千紗が強いのは、笑い・海・恋愛のすべてへ入れるから

★第1章 結論|ぐらんぶる人気キャラ1位は千紗、上位には伊織・桜子・耕平が続く

『ぐらんぶる』公式人気キャラランキング
順位 キャラクター 人気を支える強み Season3で目立つ部分
1位 古手川千紗 海・笑い・恋愛のすべてへ関われる 伊織を異性として見る変化
2位 北原伊織 馬鹿騒ぎと真剣さの落差 複数の女性から好意を向けられる中心人物
3位 毒島桜子 嫌悪から恋愛へ反転した振れ幅 伊織への恋心と積極性
4位 今村耕平 残念な美形と伊織との悪友関係 愛菜の恋を支えるアシスト役
5位 浜岡梓 奔放さと後輩を見守る先輩らしさ PaBを外側から動かす存在
6位 吉原愛菜 ケバ子からの成長と一途な片思い 伊織へ自分から進み始める
7位 古手川奈々華 優しい姉と過剰な千紗愛の落差 古手川家側から物語を支える
8位 寿竜次郎 酒宴とダイビングで別人級に変わる 頼れる先輩として安定
9位 時田信治 豪快さと会長としての信頼感 PaBの土台を支える
10位 右代宮准教授 大学側の強烈な存在感 少ない登場でも印象が残る

公式総選挙では千紗が圧倒的1位、桜子の3位も目立つ結果になった

『ぐらんぶる』の人気キャラランキングを見るうえで、
まず基準になるのが連載10周年で行われた公式総選挙になる。
そこで1位になったのは古手川千紗。
2位は主人公の北原伊織。
3位には毒島桜子が入り、
4位が今村耕平という結果になった。

さらに5位には浜岡梓。
6位に吉原愛菜。
7位に古手川奈々華。
8位に寿竜次郎。
9位に時田信治。
10位に右代宮准教授が入っている。
主人公だけに票が集中したのではなく、PaBを中心に男女がかなり広く支持されている。

中でも千紗は、
公式側からも圧倒的な票差で1位になったと紹介されたほど強い。
伊織と並ぶ作品の中心人物ではあるが、
単純に「メインヒロインだから」で片づけにくい。
海へ向かった時の真剣さ。
伊織への冷たい態度。
時折見せる照れや動揺。
その落差が長いシリーズの中で積み重なっている。

主人公の伊織が2位なのも『ぐらんぶる』らしい。
第1話では大学生活への期待を胸に伊豆へ来たはずなのに、
ダイビングショップへ入れば屈強な男たちが酒盛り。
そのままPaBへ巻き込まれ、
自分も全裸と酒宴の側へ染まっていく。
普通なら好感度を落としかねない行動ばかりなのに、伊織は長く支持されている。

それは、
伊織がただの馬鹿ではないから。
普段は耕平と最低な争いをする。
女性にも鈍い。
酒が絡めば判断も崩れる。
ところが海へ向かえば真面目になり、
誰かが本当に困った時には意外なほど行動が早い。
普段との落差が大きいほど、まともな場面が強く残る。

3位の桜子はさらに興味深い。
最初から愛される立場ではない。
青女祭で伊織とぶつかり、
強気で遠慮のない態度を見せる。
その後はファミレスの先輩として伊織と再会。
仕事中でも容赦なく叱り、
二人の関係はしばらく険悪なまま続く。

ところが接触が増えるほど、
桜子の感情が変わっていく。
伊織を嫌う。
呆れる。
それでも気になる。
そして恋愛へ入っていく。
初登場時からの振れ幅が大きいため、
物語が進むほど印象が変わる人物でもある。

4位の耕平も、
最初は徹底した残念な美形だった。
外見だけなら爽やか。
しかし中身は強烈なアニメオタク。
伊織とは何度も張り合い、
互いを平然と売る。
PaBの騒動をさらに大きくする存在だった。

それがSeason3では、
愛菜の伊織への片思いを後押しするところまで変わる。
自分の趣味だけを追う男だった耕平が、
友人の感情を見て動く。
愛菜と伊織を二人にする。
会話を進めようとする。
昔から見ているほど、この変化は大きく感じられる。

6位の愛菜もSeason3では存在感が強い。
青女祭で「ケバ子」と呼ばれた頃から、
PaBへ入り、
素の姿で仲間と過ごせるようになる。
その後は伊織への片思いを長く抱え、
Season2では映画へ誘う。
Season3では周囲の後押しを受けながら、さらに一歩前へ進もうとする。

だから公式順位とSeason3での印象は、
完全に同じものではない。
千紗の1位は依然として強い。
伊織も主人公として安定している。
一方で現在の物語を見ると、
桜子、耕平、愛菜の見え方は以前よりかなり変わっている。

人気キャラランキングを見る時は、
数字だけを見るより、
「その人物がどの場面で支持を増やしたのか」を追う方が分かりやすい。
笑わせる。
海では格好いい。
恋愛で意外な顔を見せる。
長く付き合うほど別の面が出てくる。
『ぐらんぶる』は、その振れ幅が人気へつながっている。

Season3では順位以上に、桜子・耕平・愛菜の存在感が強くなっている

公式総選挙が示したのは、
作品全体を通した支持の強さになる。
一方でSeason3だけを見ると、
現在目立っている人物には少し違う流れがある。
特に桜子。
耕平。
愛菜。
この三人は恋愛関係の変化によって印象が強まっている。

桜子は伊織との距離が以前より近い。
Season2のファミレスでは、
まだ先輩と後輩としてぶつかる場面が強かった。
ところが原作側では、
伊織へかなり積極的に近づくようになる。
Season3第8話のウソ発見器でも、
伊織への感情が過去のものになっていないことが見える。

耕平は逆に、
自分の恋ではなく他人の恋で目立つ。
伊織の悪友。
アニメオタク。
暴走担当。
そこへ「愛菜を助ける」という役割が加わった。
馬鹿騒ぎの中心人物が、
人間関係を動かす人物にもなっている。

愛菜は、
長く続いた片思いがようやく動き始める。
伊織を好き。
でも千紗が近い。
告白までは進めない。
この状態が長かった。
Season3では耕平の助けまで入るため、
見ているだけだった恋が行動へ変わっていく。

こうして見ると、
Season3は人気順位を塗り替えたというより、
既存キャラクターの別の魅力が出てきた時期と考える方が近い。
千紗には恋愛面の変化。
桜子には積極性。
耕平には仲間への気遣い。
愛菜には前へ出る強さが増えている。

しかも『ぐらんぶる』では、
恋愛だけが評価されているわけではない。
寿や時田のような先輩も上位に入る。
最初は伊織を酒宴へ引きずり込む恐ろしい先輩。
ところがダイビングになると一気に頼もしくなる。
初心者を支え、
危険を理解し、
海では真面目に向き合う。

この二面性が作品全体にある。
ふざけている時だけを見れば全員ひどい。
でも大切な場面になると違う顔を見せる。
そこを何度も見せられるため、
登場回数だけでは決まらない人気が生まれる。

その中で千紗が1位なのは、
笑い、海、恋愛の三つへすべて入れる強さがあるから。
伊織を冷たく扱えば笑いになる。
海へ潜れば真剣な表情を見せる。
伊織を異性として意識し始めれば恋愛まで動く。
一人で作品の複数の顔へ関われる。

だからSeason3の人気キャラランキングを見る時も、
公式順位を基準にしながら、
現在どの人物が新しい魅力を見せているのかまで見ると面白い。
順位そのものは過去の総選挙。
でも人気を支える場面は、
Season3でも増え続けている。

★第2章 1位・古手川千紗|圧倒的人気は正統派ヒロインだけでは説明できない

古手川千紗の人気を支える四つの顔
伊織への辛辣さ
酒・全裸・馬鹿騒ぎへ容赦なく冷たい反応を見せ、笑いの中心にも入れる。
海への情熱
ダイビングになると表情が変わり、千紗自身が物語の「海」の中心になる。
奈々華との姉妹関係
普段は冷静でも、姉の過剰な愛情には振り回される側へ回る。
伊織への恋愛感情
Season2後半から異性として意識し始め、Season3では他の女性の存在にも揺れる。
「笑い」「海」「家族」「恋愛」のすべてで別の表情を見せられることが、千紗の圧倒的な強さにつながっている。

伊織を汚物扱いする冷たさと、海へ向かった時の真剣さの落差が大きい

千紗は『ぐらんぶる』の中心にいるヒロインだが、
最初から伊織へ優しいわけではない。
むしろ第1話から扱いはかなり厳しい。
大学進学を機に古手川家へやって来た伊織は、
Grand BlueでPaBの酒宴へ遭遇。
そのまま異常な大学生活へ引きずり込まれていく。

伊織がPaBへ染まるほど、
千紗の視線も冷たくなる。
せっかく同居する従兄がいるのに、
酒。
全裸。
馬鹿騒ぎ。
期待した大学生像とは遠い。
伊織への辛辣な反応は、
序盤から繰り返される定番になっていく。

それでも千紗自身は、
ダイビングになるとまったく違う。
海が好き。
将来はダイビングインストラクターを目指している。
ふざけた酒宴から海へ場面が移るだけで、
千紗の表情も言葉も変わる。
ここが初期から一貫している。

伊織は最初、
水そのものへ恐怖を持っている。
泳げない。
ダイビングサークルへ入ったのに、
肝心の海へ簡単には入れない。
そんな伊織が少しずつ水へ慣れ、
海の魅力を知っていく。
千紗にとっては、自分が大切にしている世界へ伊織が入ってくることになる。

Season1後半の沖縄でも、
海の場面は酒宴とは別の空気になる。
伊織はライセンス取得で苦戦する。
周囲が海へ潜る中、
自分だけ同じように潜れない悔しさもある。
それでもダイビングそのものへの興味は消えない。

千紗は、
そうした伊織の変化を近くで見ている。
普段の伊織なら呆れる。
でも海を好きになろうとする伊織には違う反応を見せる。
同じ人物なのに、
酒宴では最低。
海では真剣。
この切り替わりが二人の関係にも影響する。

千紗自身の人気にも、
この二面性が大きく関わっている。
ただ可愛いだけではない。
伊織へ容赦がない。
怒る。
引く。
突き放す。
それでも海へ向かえば誰より楽しそうになる。
ダイビングを語る時には真っ直ぐになる。

さらに奈々華との姉妹関係もある。
奈々華は千紗を溺愛する。
千紗側はその愛情に圧倒されることもある。
伊織との関係だけでなく、
古手川家の中でも振り回される側になる。
普段は冷静に見える千紗が、
別の人物との関係では違う表情を見せる。

だから千紗は、
一方向だけのヒロインにならない。
伊織へは辛辣。
海へは情熱的。
奈々華には困らされる。
恋愛では鈍い。
それぞれの場面で反応が違う。
登場回数が多くても単調になりにくい。

公式総選挙で圧倒的1位になった背景には、
この「場面によって見える顔が違う」強さがある。
笑いの場面に入れる。
ダイビングの中心にも立てる。
さらに後になるほど恋愛まで深くなる。
物語のどの方向へ進んでも千紗が関われる。

Season2後半からは伊織を異性として見る千紗が加わり、人気を支える顔がさらに増えた

千紗と伊織は、
最初から恋愛関係ではない。
むしろ兄妹に近い距離で長く過ごしてきた。
同じ家。
同じ大学。
同じPaB。
旅行でも一緒。
恋人ではないのに、生活だけはかなり近い。

Season1では、
周囲の事情から二人が付き合っているような形になることもある。
でも本人たちの感情はそこまで進んでいない。
形だけが先。
伊織も千紗も恋人らしく振る舞わない。
だからこそ長く近い関係が続く。

その空気がSeason2終盤で変わる。
無人島キャンプで、
濡れた千紗がテントの中で着替えている。
そこへ伊織が間違って入ってしまい、
裸を見られる。
それまで何度も馬鹿騒ぎを経験してきた二人なのに、
この出来事は簡単に流れない。

キャンプが終わったあと、
千紗は明らかに伊織を避ける。
怒鳴り続けるわけではない。
本気で嫌いになったわけでもない。
それなのに、
以前と同じ距離では接しにくくなっている。

伊織も異変へ気づく。
何とか接点を戻そうとする。
そこで二人を再びつなぐものとして出てくるのがダイビング。
海なら話せる。
二人が長く共有してきたものだからこそ、
ぎこちなくなった後でも接点になる。

ここで千紗の見え方が大きく変わる。
今までなら伊織は、
同居している馬鹿な従兄。
PaBの仲間。
海を一緒に楽しめる相手。
それが「男性」として意識され始める。
同じ人物なのに、距離の感じ方が変わる。

この変化は派手な告白ではない。
恋人になるわけでもない。
だからこそ千紗らしい。
表情。
避け方。
会話のぎこちなさ。
伊織への反応。
そうした細部から感情が見える。

さらにSeason3へ進むと、
愛菜や桜子の存在が千紗の感情を刺激する。
愛菜は伊織への片思いを続ける。
桜子も伊織へ積極的に近づく。
自分が動かなくても、
伊織の周囲にいる女性たちが動き始める。

そこで千紗は、
以前のように完全な無関心ではいられなくなる。
伊織が誰といるのか。
どこへ行くのか。
別の女性とどれほど近づくのか。
自分でも言葉にしきれない反応が増えていく。

つまり千紗は、
Season1の頃より明確に魅力の層が増えている。
最初は冷たいヒロイン。
次に海へ真剣な少女。
そして伊織を男性として意識し始める女性。
長く物語を追うほど、最初にはなかった面が加わる。

それでも基本の千紗は変わらない。
簡単に甘くならない。
急に伊織へべったりもしない。
普段は相変わらず厳しい。
だから少し照れる。
少し避ける。
少し嫉妬らしい反応をする。
その小さな変化の方が大きく感じられる。

公式総選挙1位という結果は、
単に出番が多いからではない。
酒宴では冷静な突っ込み役。
ダイビングでは物語の中心。
家では奈々華の妹。
伊織とは長い日常を共有し、
さらに恋愛まで少しずつ動く。

一つの顔だけではなく、
長く見続けるほど新しい面が出る。
Season3まで来ても、
まだ伊織との関係には先がある。
完成していないからこそ気になる。
その積み重ねが、千紗の強い人気を支えている。

★第3章 2位・北原伊織|最低な大学生なのに、肝心な場面では一番信頼できる

北原伊織の人気は「二つの顔」の落差
場面 普段の伊織 別の顔が出る瞬間
大学生活 酒・全裸・耕平との悪ノリ 仲間が困れば意外なほど真剣に動く
ダイビング 水を怖がり、最初は潜れない 海の魅力を知るほど本気で挑戦する
愛菜との関係 恋心にはかなり鈍い 残念な部分まで知った愛菜から好かれる
桜子との関係 バイト先でも常識外れの失敗を連発 接触が増えるほど桜子の評価が変化する
千紗との関係 長く恋愛らしい距離にならない 海と日常を共有し、特別な位置へ近づく

第1話では大学初日からパンツ一丁、それでも海へ入ると別人のように真剣になる

北原伊織は、公式人気投票で主人公らしく2位に入っている。
ただし、日頃の行動だけを抜き出せば「主人公だから人気」という説明ではまったく足りない。
大学進学を機に伊豆へやって来た第1話から、期待していた爽やかな学生生活は早々に崩壊。
Grand Blueへ入れば時田と寿たちが酒盛りをしており、その空気へあっという間に巻き込まれる。
最終的には大学初日からパンツ一丁で姿を現し、千紗から冷たい視線を向けられるところまで転落している。

しかも伊織は、ずっと被害者というわけではない。
最初こそPaBへ引きずり込まれた側だが、時間が経つほど本人も悪ノリへ適応していく。
耕平と互いを騙す。
女性が絡めば急に欲望へ忠実になる。
男コンでも普通に終わらない。
酒を前にすれば常識よりPaB式の判断が先へ出る。
気づけば時田や寿に負けないほど、馬鹿騒ぎの中心へ入っている。

それでも伊織が嫌われにくいのは、ずっと同じ顔を見せる人物ではないから。
第3話で初めて本格的に海へ入った時には、それまでとは明らかに空気が変わる。
もともと伊織は水が怖く、泳ぐことも苦手だった。
ダイビングサークルへ入ったのに、水中そのものが高い壁になっている。
ところが実際にウェットスーツを着て潜り、新しい景色を目にすると、その恐怖の向こう側へ少しずつ興味が生まれていく。

ここで伊織の中に一本の芯ができる。
酒盛りだけならPaBへ残る必要はない。
女性との出会いだけを求めるなら、別のサークルでもいい。
それでも伊織はダイビングを続ける。
海の中でしか見られない景色を知り、自分もそこへ行きたいと思うようになる。
『ぐらんぶる』の伊織は、全裸と酒の主人公であると同時に、「怖かった海を好きになっていく主人公」でもある。

沖縄編でも、その部分がよく出ている。
宮古島へ向かったPaBの面々は、バナナボートや酒宴でいつも通り騒ぐ。
ところが本来の目的はダイビング講習。
伊織にとっては、憧れていた海へ本格的に近づく機会になる。
しかし順調に進むわけではなく、ライセンスを取れず、自分だけ本格的なダイビングへ参加できない状況まで経験する。

周囲が船から潜っていく。
海中には珊瑚礁が広がる。
色鮮やかな魚が泳ぐ。
陽光が差し込み、ウミガメまで現れる。
伊織はその世界へ同じようには入れない。
普段の馬鹿騒ぎとは違い、ここでは本人の悔しさや海への憧れが残る。
この「笑わせる主人公」と「本気で何かを好きになる主人公」が同居していることが、伊織の大きな魅力になる。

ダイビングだけではない。
愛菜がPaBへ入った時にも、伊織は最初から格好いい先輩として接しているわけではない。
むしろ愛菜自身が「ここにも普通の人がいない」と気づくほど、伊織も耕平も異常な側にいる。
それでも愛菜がPaBで素の姿を出せるようになり、長く仲間として過ごしていく中で、伊織は単なる騒動の元凶ではなくなる。
馬鹿な姿を散々見せながら、それでも愛菜が好きになるだけの部分が残っている。

伊織は「実は最初から人格者」という人物ではない。
普通に欲望へ負ける。
友人を売る。
余計なこともする。
だからこそ、必要な時に見せる真面目さが強くなる。
普段から完璧な主人公なら驚かない。
いつも最低に近いからこそ、誰かのために動いた瞬間に人物像が一気に反転する。

愛菜や桜子が伊織を好きになるのも、馬鹿騒ぎの裏にある「他人を見捨てない部分」を知ったから

伊織の人気を見る時には、女性キャラクターとの関係も外せない。
Season3時点では、千紗だけではなく愛菜や桜子まで伊織へ気持ちを向けている。
見た目だけなら、なぜここまで女性が集まるのかと思いやすい。
酒。
全裸。
悪ノリ。
恋愛への鈍さ。
普通の恋愛作品なら減点されそうな要素を大量に持っている。

愛菜は、その残念な部分を知らずに憧れたわけではない。
PaBへ入ったことで、伊織の馬鹿な姿を何度も目の前で見る。
耕平との争い。
飲み会。
旅行。
ダイビング。
その全部を見た後でも気持ちが残る。
Season2では自分から映画へ誘うところまで進み、Season3では耕平がその片思いを支えるまでになる。

桜子も同じ。
むしろ最初は伊織への印象が悪かった。
青女祭で揉めた相手。
できれば深く関わりたくない男。
ところがSeason2第8話では、ファミレスで桜子が伊織の先輩になる。
そこで否応なく同じ時間を過ごすことになる。

研修開始早々、伊織は接客の挨拶で上半身裸になる。
客へ出す水についても、アルコールが入っていないことを火で証明しようとする。
PaBでは通用してきた異常な常識を、そのまま一般社会へ持ち込んでしまう。
桜子からすれば頭を抱える後輩。
この時点では、恋愛どころか評価をさらに落としそうな場面になる。

ところが何度も一緒に働けば、最初の印象だけでは終わらない。
伊織の雑なところ。
真面目なところ。
他人を放っておけないところ。
何を考えているか分からないようで、最後には相手のために動くところ。
そうした面が少しずつ見えてくる。
桜子の感情が嫌悪だけではなくなるのも、この接触の積み重ねがあるからになる。

千紗との関係はさらに長い。
同じ家で生活する。
大学でも顔を合わせる。
PaBでも一緒。
ダイビングでは千紗が最も大切にしている海を共有する。
伊織は千紗の好きな世界へ入り、千紗も伊織が海へ惹かれていく過程をすぐ近くで見る。

だから伊織の2位は、単なる「面白い主人公」の順位ではない。
最初は青春を求めて伊豆へ来た普通の大学生。
PaBへ染まり、酒と全裸の側へ落ちていく。
その一方で、海への恐怖を越えようとする。
仲間との関係を深める。
女性たちからも、馬鹿な部分を含めた上で特別な相手として見られていく。

伊織は格好いい場面だけを集めれば別人になる。
最低な場面だけを集めても別人になる。
両方あるから北原伊織になる。
その振れ幅が大きい。
笑わせた直後に真面目になる。
情けない姿を見せたあとで、肝心なところだけ外さない。
公式人気投票2位という強さは、この落差を長く積み重ねてきた結果でもある。

★第4章 3位・毒島桜子|嫌われ役から人気上位へ入った振れ幅が大きい

毒島桜子の印象が変わっていく流れ
青女祭
伊織と衝突し、強気で感じの悪い相手として登場
ファミレスで再会
桜子が先輩、伊織が後輩になり、避けられない関係へ
何度も伊織を見る
馬鹿な部分だけでなく、真面目さや他人を放っておけない面まで知る
嫌悪から好意へ
「嫌い」だけでは片づけられない相手へ変わる
Season3では自分から伊織へ踏み込む恋愛キャラへ

青女祭では伊織と険悪だったのに、再会を重ねるほど「嫌い」だけでは終わらなくなった

公式人気投票で目を引くのが、毒島桜子の3位。
1位が千紗。
2位が主人公の伊織。
その直後へ桜子が入っている。
公式側でも「桜子サマの3位入賞」が特に触れられるほど、存在感の強い結果だった。
初期からの立ち位置を考えると、この順位にはかなり大きな変化が詰まっている。

桜子は、最初から愛されるヒロインとして登場したわけではない。
青女祭で伊織たちと関わった頃には、強気で攻撃的。
言いたいことを遠慮なく言う。
伊織とも衝突する。
千紗や愛菜のように、主人公の近くから親しみを積み上げる女性とは違う。
むしろ最初は「感じの悪い相手」として印象へ残りやすい。

その桜子が再登場するのが、伊織のファミレス勤務。
伊織は金を貯めるためにアルバイトを始める。
そこで待っていた先輩が、よりによって青女祭で揉めた桜子。
伊織にとっても気まずい再会。
桜子にとっても歓迎したい後輩ではない。
それでも職場では避けられない。

桜子は伊織を威圧しながら研修を始める。
ところが伊織は、PaB生活によって一般社会との感覚がかなりずれている。
接客の挨拶から上半身裸。
客へ水を出せば、本当にただの水だと証明するため火をつけようとする。
PaBでは「燃えないなら水」という狂った確認方法が、本人の中で半ば常識になっている。

桜子からすれば、たまったものではない。
職場へ来た新人が、過去に揉めた男。
しかもまともに仕事を教えようとすると常識外れの行動をする。
怒る。
呆れる。
威圧する。
この段階では、初登場時の険悪さがそのまま職場へ持ち込まれている。

ただし、ここから桜子は伊織を何度も見るようになる。
一度の印象では終わらない。
同じ職場に立つ。
仕事中の態度を見る。
客への対応を見る。
誰かと話す姿を見る。
普段の騒がしさとは違う部分まで、少しずつ目に入るようになる。

ここが愛菜との大きな違い。
愛菜はPaBという居場所の中で伊織を知った。
桜子は嫌いな相手として伊織を見始め、その評価を書き換えていく。
最初の位置が低い。
だから少し良い面が見えるだけでも振れ幅が大きい。
「嫌い」が「思っていたほど嫌いではない」へ変わり、その先で「気になる」へ進む。

しかも桜子本人の性格は、恋愛へ入っても大きく変わらない。
急に大人しくなるわけではない。
伊織へ従順になるわけでもない。
強気。
遠慮しない。
欲しいものへ自分から近づく。
初登場時に短所にも見えた性格が、そのまま恋愛では行動力へ変わる。

この反転が桜子の人気を強くする。
最初から優しい女性が優しいまま恋をするのではない。
伊織を嫌っていた女性が、伊織本人を知ることで気持ちを変える。
しかも性格の芯はそのまま。
人物を別人に変えず、関係だけが大きく変化していく。

桜子は恋を自覚してからが強く、Season3では伊織争奪戦を動かす側へ入った

桜子が人気上位へ入るもう一つの大きな点は、恋愛で受け身にならないこと。
千紗は伊織との距離が近すぎて、自分の気持ちへ気づくまで時間がかかる。
愛菜は伊織が好きだと分かっているが、千紗を気にしてなかなか踏み込めない。
桜子はこの二人とは違う。
好意を自覚すると、自分から距離を詰める。

原作では、桜子が伊織へ積極的に接近する。
二人で過ごす機会を作る。
女性として自分を意識させようとする。
伊織が鈍いから待つのではなく、鈍いなら自分から前へ出る。
この行動力によって、伊織周辺の恋愛関係そのものが動き始める。

愛菜にとって桜子は非常に厄介。
愛菜は長く伊織を好きでいる。
映画へ誘うところまでは進む。
それでも決定的なところで止まる。
その隣で桜子は、迷う時間を短くして伊織へ踏み込む。
片思いの長さでは愛菜。
行動の速さでは桜子。
二人の対照が鮮明になる。

千紗にとっても桜子は刺激になる。
伊織はずっと近くにいた。
同じ家。
同じ大学。
同じPaB。
海も共有している。
千紗にとって「伊織が近くにいる」という状態は日常になっている。
だから自分から確保しようとはしない。

そこへ桜子が入ってくる。
伊織へ近づく。
二人で行動する。
自分が女性として伊織を狙っていることを隠さない。
すると千紗にとって、伊織がいつまでも自分の近くにいるとは限らなくなる。
桜子が動くことで、千紗の感情まで揺さぶられる。

Season3第8話の合コンでも、桜子の存在感は強い。
そこで持ち出されるのが、改造されたシャルピー衝撃試験機を利用したウソ発見器。
嘘をつけば物理的な恐怖が待っているため、普段なら強がって隠せる感情までごまかしにくい。
そこで桜子の伊織への気持ちが、まだ終わっていないことが改めて見える。

この場面が効くのは、
「昔好きだった」という回想ではないから。
今も気持ちが残っている。
伊織との関係が続いている。
しかもSeason3では愛菜の恋も動いている。
千紗も伊織への意識を変え始めている。
その中で桜子の矢印まで残っていることが確認される。

だから桜子は、単なる恋愛要員ではない。
本人が動くことで周囲も動く。
愛菜が焦る。
千紗が伊織との距離を意識する。
伊織も女性から向けられる感情を完全には無視できなくなる。
恋愛相関図そのものを動かす力が強い。

さらに人気という点では、
桜子の「分かりやすさ」も大きい。
嫌なら嫌と言う。
欲しいなら欲しい。
腹が立てば怒る。
好きになれば近づく。
感情を抱えたまま何十話も黙っている人物ではない。
その強さが、恋愛へ入ると爽快さへ変わる。

しかも完全な善人へ変わったわけでもない。
強気なところは残る。
計算高く見える場面もある。
伊織へ厳しいところも残る。
それでも感情だけは本物になっていく。
欠点を消して人気者になったのではなく、欠点を抱えたまま魅力へ変えた人物になる。

公式人気投票で桜子が3位まで上がったのは、
出番の多さだけでは説明しにくい。
青女祭では険悪。
バイト先で再会。
何度も衝突する。
伊織への評価が変わる。
恋愛感情へ進む。
自分から攻める。
Season3でもまだ好意が続いている。

最初の印象から最も遠くへ来た人物の一人だからこそ、
長く見てきた人ほど変化を楽しめる。
千紗のような安定したヒロイン人気とは違う。
「こんなに好きになるとは思わなかった」という変化そのものが、毒島桜子の人気を押し上げる大きな魅力になっている。

★第5章 4位・今村耕平と6位・吉原愛菜|Season3で印象が大きく変わった二人

今村耕平と吉原愛菜の変化
初期 途中の変化 Season3
耕平 二次元最優先で伊織と張り合う悪友 愛菜の伊織への片思いを長く見守る 第6話で二人を近づけるアシスト役になる
愛菜 ケバ子として周囲へ無理に合わせる PaBで素の自分へ戻り、伊織へ片思い 周囲の助けを受けながら自分から動き始める
耕平は「自分の欲望中心」から友人を支える側へ。愛菜は「周囲へ合わせる側」から自分の感情で動く側へ。二人ともSeason3で人物像が広がっている。

耕平は伊織と張り合う悪友から、愛菜の恋を支える側へ変わってきた

今村耕平は、公式人気投票で4位に入っている。
外見だけなら爽やかな金髪の美青年。
ところが中身は徹底したアニメオタクで、現実の女性より二次元への情熱が圧倒的に強い。
伊織と出会った直後からその性格は隠れず、
PaBへ入る経緯もまともではない。
二人は大学生活の早い段階から、友情と裏切りが同居する悪友になっていく。

伊織が何か企めば耕平も乗る。
耕平が暴走すれば伊織も巻き込まれる。
男コンでは互いに自分が恥をかかないため動き、
女性が絡めば一瞬で協力関係が崩れる。
それでも完全に離れない。
何度喧嘩しても次の場面では一緒にいる。
この雑で強い友情が、耕平の人気を支える大きな部分になる。

第3話では、
伊織と耕平がウェットスーツを着て海へ入る。
水を怖がっていた伊織が少しずつ水中世界へ惹かれていく横で、
耕平も同じ新入生としてダイビングへ入っていく。
普段は二人でくだらない勝負をしていても、
PaBの一年生として同じ経験を積んでいく。
笑いだけではなく、大学生活そのものを一緒に始めた相棒でもある。

耕平の面白さは、
オタクであることを一切隠さないところにもある。
好きな作品。
好きな声優。
好きなキャラクター。
そこへ関わると普段以上に感情が激しくなる。
見た目との落差が強烈で、
初対面では格好いい男に見えるのに、
数分後には別人のような言動を始める。

しかも耕平は、
ただ騒ぐためだけの人物ではない。
長く伊織や愛菜と行動するうちに、
周囲の感情を見る場面が増えていく。
特にSeason3では、
愛菜の伊織への片思いを知った上で、
その恋を助ける側へ回る。

第6話「アシスト」では、
愛菜と伊織を近づけるために耕平が動く。
二人だけになれる機会を作る。
愛菜が話しやすい状況へ持っていく。
恋愛へ鈍い伊織と、
あと一歩を踏み出せない愛菜の間へ入り、
自分から関係を進めようとする。

初期の耕平を思い出すと、
この姿はかなり違って見える。
昔なら自分の欲望。
アニメ。
伊織との勝負。
そこが中心だった。
それが今では、
自分に直接の利益がなくても友人の恋へ手を貸す。

ただし、
急に聖人になったわけではない。
オタクぶりは変わらない。
伊織と張り合う。
馬鹿騒ぎにも参加する。
だからこそ、
その人格の中へ「友人を支える」という面が追加されたことが効いてくる。

最近の耕平が以前よりまともに見えるのは、
性格が別人になったからではない。
長く同じ仲間と過ごしたことで、
自分以外の感情を見るようになったから。
伊織が何を考えているか。
愛菜が何を望んでいるか。
その両方を知る位置にいるからこそ、
間へ入ることができる。

公式人気投票4位という順位にも、
この幅の広さが出ている。
笑いだけでも強い。
伊織との友情でも強い。
Season3では人間関係を動かす役割まで増えた。
最初は「残念なイケメン」だった耕平が、
長く見るほど意外に頼れる人物へ変わっている。

愛菜はケバ子から始まり、Season3では待つだけだった片思いを自分から進め始める

吉原愛菜は公式人気投票6位。
順位だけを見ると千紗や桜子より下になる。
しかしSeason3では、
恋愛面での存在感がかなり大きい。
伊織への片思いが長く続いてきたからこそ、
一歩進むだけでも以前より強く見える。

初登場時の愛菜は、
現在とはかなり印象が違う。
華やかな大学生活へ憧れ、
テニスサークルへ入る。
周囲へ馴染もうとして派手な化粧をし、
「ケバ子」と呼ばれるほど本来の姿から離れていた。
無理をしてでも居場所を作ろうとしていた時期になる。

そこへ伊織と耕平が関わる。
結果的には大騒動になるが、
愛菜は自分を作り続けていた場所から抜け、
PaBへ入る。
そこで初めて、
化粧で別人にならなくてもいい日常を持つようになる。
千紗。
奈々華。
伊織。
耕平。
時田。
寿。
以前とはまったく違う仲間に囲まれる。

もちろんPaBも普通ではない。
酒盛り。
全裸。
無茶なゲーム。
愛菜が期待した爽やかな大学生活とはかなり違う。
それでも以前のサークルとは違い、
素の自分でそこにいられる。
ここが愛菜にとって大きい。

その中で伊織を見る時間が増える。
普段の残念な姿も見る。
女性への鈍さも見る。
耕平とのくだらない争いも見る。
それでも、
誰かが本当に困った時には伊織が動く姿も知る。
格好いい部分だけを遠くから見て好きになったわけではない。

だから愛菜の恋は長く続く。
千紗が伊織のすぐ近くにいる。
同じ家で暮らす。
同じ大学へ通う。
海でも一緒。
愛菜から見れば、
どうしても千紗の存在が大きな壁になる。

それでもSeason2では、
愛菜自身が伊織を映画へ誘うところまで進む。
PaB全員で出かけるのではない。
二人で過ごす時間を作る。
自分から誘う。
これは初期の愛菜から考えるとかなり大きい。

ただ、
そこで一気に告白とはならない。
伊織が鈍い。
愛菜も最後まで言えない。
せっかく二人きりになっても、
友人関係を越える決定的な一言が出ない。
だから片思いがさらに続く。

Season3第6話では、
その停滞へ耕平が入る。
愛菜の気持ちを知っている。
何度も迷ってきたことも知っている。
そこで二人の距離を縮めようとする。
愛菜一人の恋だったものが、
仲間まで動かす恋へ変わる。

愛菜自身も、
Season1の頃より明らかに前へ出るようになった。
周囲に合わせるだけだった少女が、
自分の好きな相手を自分で追う。
まだ迷う。
まだ千紗を気にする。
それでも以前より止まらなくなる。

人気6位という順位以上に、
Season3で印象が強く見えるのはこの変化があるから。
「ケバ子」として笑われるところから始まり、
PaBへ入り、
本来の自分へ戻り、
伊織を好きになり、
今度は自分の感情で前へ進もうとする。

耕平も愛菜も、
Season3では初期と同じ人物のまま役割が広がっている。
耕平は仲間の恋を支える。
愛菜は支えられながら自分でも動く。
この二人の変化を見ると、
人気キャラランキングが単なる笑える人物順ではないことも見えてくる。

★第6章 5位・浜岡梓、7位・奈々華、8位・寿、9位・時田|脇役まで強いから人気が一部へ偏らない

上位へ入った脇役キャラクターの強み
人物 普段の顔 別の顔 人気につながる部分
浜岡梓
5位
自由奔放で男女の距離にも遠慮がない 後輩たちを少し離れた位置から見守る 重い空気を軽くできる先輩
古手川奈々華
7位
美人で優しいインストラクター 千紗が絡むと過剰な妹愛を発揮 優しさと暴走の落差
寿竜次郎
8位
酒宴で新入生を追い込む怖い先輩 海では知識豊富で頼れるダイバー 笑いと信頼の両立
時田信治
9位
豪快な酒宴を率いるPaB会長 ダイビングでは安全を重視する先輩 PaB全体を支える安心感

梓と奈々華は、千紗や愛菜とは違う距離から若いメンバーを動かしている

公式人気投票5位の浜岡梓は、
伊織たちより一学年上ではなく、
PaBの三年生として時田や寿と同じ側にいる。
青海女子大学に通いながらPaBへ参加し、
初登場時から後輩たちとの距離が近い。
しかも千紗や愛菜とは違い、
恋愛へ慎重な女性ではない。

梓は自由。
男女の距離にもこだわらない。
伊織と耕平の関係を勝手に誤解し、
その誤解を本気で応援しようとする。
普通なら気まずくなる場面でも、
梓一人だけ別の方向へ楽しんでいる。
この遠慮のなさが、PaBの騒動をさらに広げる。

それでも単なる暴走役ではない。
年上として後輩を見ている。
伊織。
耕平。
千紗。
愛菜。
それぞれの距離を少し離れた場所から眺められる。
若い四人が恋愛や友情で迷っていても、
梓はもっと軽やかに人間関係へ入ってくる。

千紗や愛菜が抱え込む場面でも、
梓は必要以上に深刻にならない。
後輩をからかう。
でも突き放さない。
騒動へ首を突っ込む。
その結果、
重くなりそうな場面を『ぐらんぶる』らしい空気へ戻す。

5位という高順位は、
メインの恋愛争いへ直接入らなくても存在感を出せる強さを示している。
伊織と付き合う候補だから人気なのではない。
PaBという集団の中に梓がいるだけで、
男女の会話や距離感が一段自由になる。

7位の古手川奈々華も、
別の方向で非常に強い。
ダイビングショップGrand Blueの看板娘。
インストラクター。
美人。
性格も基本的には優しい。
伊織が初めて古手川家へ来た時にも、
安心できる大人側の女性に見える。

ところが千紗が関わると空気が変わる。
妹を溺愛している。
千紗が可愛い。
千紗が大事。
伊織と千紗の距離に何かあれば、
普段の柔らかい雰囲気だけでは終わらない。
この極端な姉妹愛が奈々華の笑いになる。

伊織から見れば、
綺麗で優しい奈々華は理想的にも見える。
しかし近づこうとすれば、
千紗への愛情の強さを思い知らされる。
伊織の期待。
奈々華の笑顔。
その先にある千紗最優先。
この落差が何度も効いてくる。

ただ奈々華も、
ふざけた人物だけではない。
インストラクターとしては真面目。
海では安全を守る側。
初心者が潜る時には、
PaBの酒宴とはまったく違う責任を持つ。
姉としての暴走と、
ダイバーとしての信頼感が同居している。

梓と奈々華は、
千紗や愛菜のように伊織との恋愛を中心へ置かなくても人気がある。
梓は自由な先輩。
奈々華は優しい姉と過剰な妹愛。
どちらも主人公周辺の関係へ別の角度から入る。
そのため話題が恋愛へ偏っても、存在感が消えにくい。

寿と時田は「恐怖の酒飲み先輩」から「海では絶対に頼れる先輩」へ反転する

8位の寿竜次郎と9位の時田信治は、
『ぐらんぶる』の男性脇役人気を象徴する二人になる。
第1話で伊織がGrand Blueへ入った時、
目の前にいるのは爽やかなダイバーではない。
屈強な身体。
酒。
異常な宴会。
伊織の大学生活を一瞬で別方向へ引きずり込む先輩たちになる。

時田はPaBの会長。
伊織をサークルへ誘い、
酒宴の世界へ引き込む中心人物でもある。
寿も同じように伊織や耕平へ容赦がない。
新入生にとっては、
会いたくなかった種類の先輩に見える。

ところが第3話で海へ入ると、
二人の印象が一気に変わる。
伊織と耕平がウェットスーツを着る。
水への恐怖を持つ伊織へ、
ダイビングの世界を見せる。
ここでは酒宴の悪魔ではない。
経験を積んだ先輩ダイバーになる。

特に寿は、
ダイビングについて非常に真面目で知識も深い。
伊織が水中へ興味を持つきっかけを作る。
道具のこと。
潜るための準備。
海の楽しさ。
普段との落差が大きいため、
真剣に話すだけで急に頼もしく見える。

時田も、
会長として海では軽率に振る舞わない。
ダイビングは酒宴と違う。
危険がある。
安全確認が必要。
仲間と連携する。
その場面では、屈強な身体も単なるギャグではなく頼もしさへ変わる。

沖縄でも、
先輩たちは伊織たちを引っ張る側にいる。
旅行へ行けば当然酒宴になる。
馬鹿騒ぎもする。
しかし海へ出れば切り替わる。
この明確な境界があるから、
「ただ新入生を飲ませる怖い先輩」で終わらない。

伊織自身がダイビングを好きになっていった背景にも、
時田と寿の存在がある。
第1話で出会った時には逃げたかった。
それでも彼らについていく。
海へ入る。
新しい景色を見る。
PaBへ残る。
最初に最悪だった出会いが、大学生活を変える出会いになっていく。

しかも二人は、
後輩へ過剰に説教するタイプでもない。
酒では容赦しない。
遊びも全力。
海も全力。
その姿をそのまま見せる。
伊織たちが自分でPaBへ馴染んでいく余地がある。

公式人気投票で8位と9位へ入っているのは、
この「先輩としての信頼」が大きい。
女性人気だけで順位が埋まる作品ではない。
主人公だけでもない。
恋愛へほとんど関わらない男性先輩にも票が入る。

『ぐらんぶる』では、
笑わせる人物ほど別の場面で格好よくなる。
寿と時田はその代表。
酒宴では最も危険。
海では最も頼れる。
この両極端があるから、
何度登場しても同じ印象では終わらない。

梓。
奈々華。
寿。
時田。
この四人が上位へ入ることで、
人気キャラランキングの厚さも見えてくる。
千紗と伊織だけを追えば成立する作品ではない。
PaBやGrand Blueへ集まる人物全員が、
別々の場面で強い印象を残している。

だから『ぐらんぶる』の人気は、
主役だけへ集中しにくい。
恋愛なら千紗や桜子。
友情なら伊織と耕平。
大人側なら梓と奈々華。
海なら寿と時田。
それぞれが自分の強い場所を持っている。

ランキングの5位から9位までを見ても、
単なる脇役の並びには見えない。
笑い。
海。
友情。
姉妹。
先輩後輩。
作品を支える異なる関係がそのまま順位へ現れている。
この層の厚さが、『ぐらんぶる』で人気キャラクターが次々に生まれる土台になっている。

★第7章 Season3でさらに人気が伸びそうなのは誰?桜子・耕平・愛菜が最有力

Season3でさらに存在感が増したキャラクター
人物 公式順位 Season3で加わった魅力 今後も注目されやすい点
毒島桜子 3位 伊織への恋心が現在進行形で残る 自分から動くため恋愛関係を大きく変えやすい
今村耕平 4位 愛菜の恋を支える友人としての顔 悪友だけではない人物的な成長
吉原愛菜 6位 長い片思いから自分で動く恋へ 伊織・千紗・桜子との恋愛関係
古手川千紗 1位 伊織への異性意識がさらに前へ出る 笑い・海・恋愛のすべてを担える強さ
公式順位そのものとは別に見ると、Season3では桜子・耕平・愛菜が特に新しい顔を見せている。一方、千紗は既存の強みに恋愛面まで加わり、1位らしい総合力を保っている。

公式順位は変えずに見ると、Season3では「新しい顔」が前へ出た人物ほど印象が強い

公式人気投票の順位そのものは、
千紗1位。
伊織2位。
桜子3位。
耕平4位。
愛菜6位。
この並びが基準になる。

ただSeason3まで見ると、
同じ順位のままでも印象はかなり変わっている。
特に目立つのが桜子。
耕平。
愛菜。
三人とも以前から人気はあるが、
Season3では別の面が強く出てきた。

桜子は、
恋愛面での存在感がかなり大きい。
青女祭では伊織と険悪。
ファミレスでは先輩と後輩。
そこから伊織への見方が変わり、
原作では自分から距離を詰める。
Season3第8話でも、
伊織への気持ちが残っていることが見える。

この変化が強い。
最初から好かれる立場ではなかった。
むしろ反発されやすい人物。
そこから長く見ているうちに、
強気な性格そのものが魅力へ変わる。
嫌いから好きへの振れ幅が、
そのまま人気の伸びへつながっている。

耕平もSeason3でかなり印象が変わる。
初期は徹底したアニメオタク。
伊織と張り合う。
互いを裏切る。
欲望へ正直。
笑いの中心にいる人物だった。

ところが第6話では、
愛菜の伊織への片思いを後押しする。
二人きりになる状況を作る。
会話を進める。
愛菜が踏み出せるように支える。
自分のためではなく、
友人のために動く。

ここは昔から見ているほど大きい。
耕平は別人になったわけではない。
アニメ好きも変わらない。
伊織との悪友関係も続く。
それでも他人の感情を見るようになった。
人物として厚みが増えている。

愛菜も同じ。
Season1では、
ケバ子として笑いの中へ入るところから始まった。
PaBへ入り、
素の姿で過ごせるようになる。
そこから伊織への片思いが始まり、
長く迷う時間が続く。

Season2では映画へ誘う。
Season3では耕平の後押しまで受ける。
少しずつ前へ出る。
以前なら千紗を見て止まっていた場面でも、
自分の感情で動こうとする。
この変化が現在の愛菜を強く見せている。

三人に共通するのは、
Season3で「昔から持っていた魅力」だけでは終わっていないこと。
桜子は恋愛で前へ出る。
耕平は人間関係を支える。
愛菜は自分で進む。
役割が一段広がっている。

だから人気が伸びる人物を見るなら、
単純な登場回数より、
新しい面がどれだけ見えたかの方が重要になる。
初期と同じことを続けるだけではない。
過去の印象を残したまま、
別の顔を加えている人物が強い。

それでも千紗が強いのは、笑い・海・恋愛のすべてへ入れるから

Season3で桜子や耕平や愛菜が目立っても、
千紗の強さは簡単には崩れにくい。
千紗は一つの役割だけで支持されている人物ではない。
笑い。
ダイビング。
家族。
恋愛。
すべてへ入れる。

伊織が馬鹿をすれば、
千紗の冷たい視線が笑いになる。
PaBの酒宴へ巻き込まれれば、
冷静な側として反応する。
奈々華が暴走すれば、
妹として困らされる側になる。
海へ入れば、
今度は誰より真剣になる。

ダイビングの場面では、
千紗自身の魅力が最も分かりやすい。
普段の無表情に近い顔とは違う。
海を語る。
潜る。
水中の景色を楽しむ。
伊織が海へ近づくほど、
二人の関係にも別の積み重ねが生まれる。

さらに恋愛。
Season1では、
伊織と付き合っているような形だけが先にできる。
本人たちの感情は追いついていない。
同居人。
大学仲間。
ダイビング仲間。
その距離が長く続く。

Season2後半では、
伊織を異性として意識する場面が増える。
裸を見られたあと、
以前と同じようには接しにくくなる。
伊織を避ける。
距離がぎこちなくなる。
そこから関係が少しずつ変わる。

Season3では、
愛菜や桜子が動く。
自分が何もしなくても、
伊織へ近づく女性がいる。
そこで千紗の反応も増えていく。
最初から恋愛へ一直線だったヒロインではないから、
少しの変化でも大きく見える。

この「何でもできる」が千紗の強さになる。
桜子は恋愛で強い。
耕平は友情と笑いで強い。
愛菜は片思いと成長で強い。
千紗はその複数を同時に持っている。

だから公式人気投票1位は、
単なるメインヒロイン補正だけでは説明しにくい。
作品のどこを好きになっても、
千紗へ接続しやすい。
酒宴の笑い。
海の魅力。
伊織との関係。
古手川家の姉妹。
一人で複数の入口を持っている。

一方で、
Season3はその千紗一強だけで終わらない。
桜子は恋愛で存在感を増す。
耕平は以前より頼れる。
愛菜も自分から動く。
伊織も相変わらず中心にいる。
周囲の人物が変化するほど、
人気キャラランキングを見る面白さも増える。

『ぐらんぶる』の人気キャラは、
一度決まった順位だけでは見えない。
初登場時の印象。
過去の失敗。
海で見せた真剣さ。
恋愛で見せた意外な顔。
その積み重ねで印象が何度も変わる。

だからSeason3で改めて見ると、
千紗が1位なのは納得しやすい。
同時に、
桜子が3位まで上がった背景も分かる。
耕平が4位にいる強さも見えてくる。
愛菜が6位でも現在かなり目立つことも分かる。

人気キャラランキングは、
誰が一番かわいいかだけを見るものではない。
誰が一番笑わせたか。
誰が海で格好よかったか。
誰が長い時間をかけて印象を変えたか。
その全部が順位の後ろにある。

Season3では、
過去から積み重ねてきた人物の変化がさらに前へ出ている。
そのため今後も、
桜子。
耕平。
愛菜。
この三人は特に印象を伸ばしやすい。

それでも最後に中心へ戻るのは千紗。
笑いでも強い。
海でも強い。
恋愛でもまだ先がある。
長く見れば見るほど新しい顔が増える。
その幅の広さが、
『ぐらんぶる』人気キャラ1位を支える一番大きな強さになっている。

ぐらんぶるまとめ

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