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【ぐらんぶる3期】伊織は「なぜ千紗だけを沖縄へ誘った?」二人の関係が変わる転換点

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伊織が沖縄旅行の相手に選んだのは、PaBの仲間ではなく千紗だけだった。
宝くじ30万円を守ったのも、以前交わした約束を覚えていて、千紗との二人旅を実現させるためだったからになる。
この記事では、伊織がなぜ千紗だけを誘ったのか、第1期から積み重ねた関係と沖縄旅行で二人の距離がどう変わっていくのかを追う。

  1. 第1章 結論|伊織と千紗はなぜ二人で沖縄へ?30万円は以前の約束を果たすためだった
    1. 伊織が宝くじの当選金を守ったのは、自分だけで遊ぶためではなく千紗を沖縄へ連れて行くため
    2. 千紗だけを誘ったことが重要で、第3期で続いてきた二人の距離の変化まで表れている
  2. 第2章 二人の沖縄はいつから決まっていた?最初の沖縄旅行で生まれた約束が残っていた
    1. 第1期の沖縄はデートではなく、PaB全員でダイビング講習へ行った最初の南国旅行
    2. 伊織が約束を覚えていたこと自体が、千紗にとって意外だった
  3. 第3章 宝くじ30万円をなぜあそこまで守った?第10話の挙動不審には最初から目的があった
    1. 普段なら酒と悪ノリへ流れる伊織が、今回だけ異様に金を守ったことが伏線になっている
    2. 30万円という金額だからこそ「全員で行く」ではなく「千紗と二人」が現実的になる
  4. 第4章 なぜPaB全員ではなく千紗と二人?最初の沖縄とは旅行の性格そのものが違う
    1. 第1期の沖縄はダイビング合宿、今回は伊織が自分から千紗を誘った二人旅になる
    2. 第3期では周囲の方が先に二人を恋愛対象として見始め、その流れの中で本当に二人旅が決まる
  5. 第5章 千紗はなぜ嬉しそうだった?伊織が沖縄の約束を覚えていたことが大きい
    1. 30万円そのものより、伊織が以前の会話を忘れていなかったことに千紗は反応している
    2. 第3期では「イトコだから」で済ませられなくなり、二人の行動そのものが恋愛を意識させるようになっている
  6. 第6章 愛菜はどうなる?伊織と千紗の二人旅を知って「旅行阻止」へ動き出す
    1. 愛菜にとって二人だけの沖縄旅行は、第3話から警戒してきた関係が本当に動き出す出来事になる
    2. 旅行阻止に失敗した愛菜は耕平を連れて沖縄へ向かい、二人旅へ自分から割って入る
  7. 第7章 二度目の沖縄で伊織と千紗の関係は変わる?二人旅だから見える距離の近さ
    1. 第1期ではPaB全員の沖縄だったが、第3期では二人で観光し海へ入る時間が中心になる
    2. ホテルのダブルベッドまで含め、二人は「ただのイトコ」で済ませにくい状況へ入っていく

第1章 結論|伊織と千紗はなぜ二人で沖縄へ?30万円は以前の約束を果たすためだった

伊織が宝くじの当選金を守ったのは、自分だけで遊ぶためではなく千紗を沖縄へ連れて行くため

第3期第10話「宝くじ」で、
伊織が30万円の当選金を異常なほど守ろうとしたのは、
高い酒を買うためでも、
PaBの男たちと派手に使い切るためでもない。
最後まで残したかった本当の目的は、
千紗ともう一度沖縄へ行くことだった。

第10話の前半だけを見ると、
いつもの金銭をめぐる争奪戦にしか見えない。
伊織が宝くじを手に入れたと分かった途端、
周囲から狙われる。
普段なら酒を前にすれば簡単に流される伊織まで、
今回は妙に慎重になる。

だから周囲から見ても、
「何か隠している」と分かる。
宝くじを奪われないよう警戒し、
自分から当選金をばらまこうとしない。
30万円という、大学生にはかなり大きな金額を手にしているのに、
いつもの勢いで散財しない。

その答えが、
千紗との会話で出る。
伊織は以前の沖縄で交わした話を覚えていて、
その約束を実際に果たそうとする。
千紗に対して、
もう一度沖縄へ行こうと持ち掛ける。

ここで第10話前半の印象がひっくり返る。
伊織が金へ執着していたのは、
自分の欲望だけではなかった。
誰にも使われたくなかったのは、
最初から使い道を決めていたからになる。

しかも相手は千紗。
第1期第1話では、
Grand Blueへ居候し始めた伊織を汚物を見るように扱っていた相手。
酒と全裸騒ぎへ巻き込まれるたび、
千紗から冷たい視線を向けられてきた。

それでもダイビングを通して、
二人の関係は少しずつ変わっている。
第1期第10話「沖縄上陸」では、
PaBの仲間たちと沖縄へ行き、
伊織は初めて本格的な南の海で講習を受ける。
千紗にとっては大好きなダイビングを共有する旅だった。

今回の沖縄は、
その時とは条件が違う。
PaB全員で大騒ぎしながら行く合宿ではない。
伊織が自分で得た金を使い、
自分から千紗を誘う旅行。
ここに第10話の大きな変化がある。

だから「なぜ二人で沖縄へ?」への答えは、
宝くじが当たったからだけではない。
伊織が以前の約束を覚えていて、
当選金をそれを実行できる機会として使ったから。
30万円は偶然手に入った金でも、
使い道だけは伊織自身が選んでいる。

千紗だけを誘ったことが重要で、第3期で続いてきた二人の距離の変化まで表れている

さらに注目したいのは、
伊織が沖縄旅行の相手として千紗を選んだこと。
PaBには耕平もいる。
時田や寿もいる。
梓や愛菜も含めれば、
いつもの旅行なら大人数になる。

第1期の沖縄もそうだった。
PaBメンバーで南の島へ上陸し、
ビーチではバナナボートで騒ぎ、
翌日にはダイビング講習へ進む。
伊織と千紗だけの旅行ではなかった。

ところが今回は二人。
30万円という金額なら、
大人数を連れて豪華旅行をするほどの余裕はない。
だからこそ、
誰と行くのかという選択がはっきり出る。

伊織はそこで千紗を選ぶ。
これを即座に恋愛告白と見る必要はない。
伊織自身が千紗への恋心を明確に言葉にしたわけでもない。
それでも、
以前の約束を覚え、二人で行く金を残した行動はかなり具体的になる。

第3期第3話「印象ゲーム」では、
伊織と千紗に血のつながりがないことまで明かされた。
それを聞いた愛菜は、
二人がすでに深い関係なのではないかと動揺。
PaBメンバーまで巻き込み、
伊織を酔わせて千紗への本音を聞き出そうとする。

第9話「好きなの?」でも、
二人の関係は恋愛方向へ揺れる。
乙矢が伊織に興味を持っていることを千紗へ話すが、
伊織は逆に千紗が乙矢から好意を向けられたと勘違い。
会話しても互いに別のことを考え、
すれ違いが続く。

そこまで積み上げた後の第10話で、
伊織から千紗へ「沖縄へ行こう」と持ち掛ける。
だから単なる旅行の誘いより重く見える。
第3期で周囲が意識してきた二人の距離が、
今度は伊織自身の行動として動き始める。

そして千紗も、
約束を覚えていた伊織へ普段とは違う反応を見せる。
冷たく切り捨てるのではなく、
驚きながら照れたような様子になる。
第10話の最後で二人旅が決まるのは、
この反応まで含めて次の沖縄へつながっている。

第2章 二人の沖縄はいつから決まっていた?最初の沖縄旅行で生まれた約束が残っていた

第1期の沖縄はデートではなく、PaB全員でダイビング講習へ行った最初の南国旅行

今回の沖縄旅行を理解するには、
第1期第10話「沖縄上陸」まで戻ると分かりやすい。
あの時の目的は、
伊織と千紗が二人で旅行することではない。
PaBメンバー全員で、
ダイビング講習を受けるため沖縄へ向かっている。

現地へ到着すると、
まず立派な別荘へ大騒ぎ。
すぐ海へ行こうとするが、
PaBの男たちが別荘前では平然と全裸になろうとするため、
人目のあるビーチへ移動する。
そこで始まるのがバナナボートの勝負になる。

伊織にとっては、
まだダイビングそのものへ慣れていない時期。
第1話では水への恐怖があり、
大学生活を楽しむはずが、
気付けばPaBへ引きずり込まれている。
そんな伊織が、
千紗たちと一緒に海へ入るところまで進んだ旅だった。

千紗は逆に、
最初から海とダイビングが大好き。
将来もダイビングインストラクターを目指している。
だから沖縄は、
伊織にとって遊びの旅行である以上に、
千紗が好きな世界へ入っていく場所でもあった。

第1期第11話「誤解なんだが」では、
伊織だけライセンス講習で苦手な部分を指摘される。
耕平や愛菜に知られず練習したい伊織は、
最終的に千紗へ協力を頼み、
二人で練習する約束を取り付ける。

この頃から、
伊織がダイビングで困った時、
千紗が直接手を貸す場面が増えていく。
口では互いに悪態をつく。
それでも海へ入る時には、
千紗が伊織を支える関係ができている。

だから最初の沖縄は、
恋人同士の旅行ではない。
しかし伊織にとって、
千紗とダイビングを共有した記憶が強く残る場所になった。
今回もう一度沖縄を選ぶ背景には、
その最初の旅がある。

伊織が約束を覚えていたこと自体が、千紗にとって意外だった

伊織と千紗は、
普段から素直に感謝を伝え合う二人ではない。
千紗は伊織の飲酒騒ぎや裸騒ぎに呆れ、
伊織も千紗の冷たい扱いへ反発する。
表面的には、
仲のいい男女には見えにくい。

それでも伊織は、
自分へ向けられた千紗の気遣いを意外と覚えている。
大きな告白だけではなく、
困っている時に助けてもらったことや、
一緒に過ごした時の会話を後から行動で返すことがある。

今回の沖縄もその一つ。
以前の旅行で出た話を、
その場だけの軽口として捨てていない。
宝くじが当たり、
実際に旅費を出せる状況になった時、
それを思い出して実行へ移す。

だから千紗からすると、
30万円が当たったこと以上に、
伊織が覚えていたことが意外になる。
いつもなら酒と男友達との悪ふざけを優先しているように見える伊織が、
自分との話だけは残していた。

ここには第3期第9話との対比もある。
第9話では、
乙矢をめぐって伊織と千紗の会話が完全にすれ違う。
相手が誰を好きなのか、
何を考えているのかを互いに読み違える。
近くにいるのに、
恋愛の話になると全く噛み合わない。

ところが第10話では、
言葉の読み合いではなく行動になる。
伊織が30万円を残す。
千紗を誘う。
昔の話を覚えていたことを示す。
曖昧だった関係が、
目に見える選択として出てくる。

だから二度目の沖縄は、
突然始まった新イベントではない。
第1期で一緒に沖縄へ行った経験。
その後のダイビング。
第3期で血縁がないことが明らかになった騒動。
第9話でのすれ違い。
そこまで積み重ねた先にある。

第10話の30万円は、
その積み重ねを実際の旅行へ変えるきっかけ。
伊織と千紗が「二人で沖縄へ行く」という形になったことで、
第1期のPaB全員による沖縄とは、
同じ場所でもまったく違う関係性の旅行へ変わっている。

第3章 宝くじ30万円をなぜあそこまで守った?第10話の挙動不審には最初から目的があった

普段なら酒と悪ノリへ流れる伊織が、今回だけ異様に金を守ったことが伏線になっている

第3期第10話「宝くじ」で伊織が見せた行動は、
普段の彼からするとかなり不自然。
30万円の当選券を手にした後も、
すぐ高い酒を買うわけでも、
PaBの仲間へ気前よく使うわけでもない。
むしろ周囲へ悟られないよう、必死に守ろうとする。

ここが最初の違和感になる。
伊織は第1期から、
金に余裕があるタイプではない。
第1期第9話「王様ゲーム」でも、
沖縄合宿の費用が足りず、
金欲しさに合コンまで企画している。

さらにダイビング器材を揃える必要があり、
金銭面ではいつも苦労してきた。
アルバイトで稼いでも飲み代へ消える。
そんな伊織が、
突然手に入った30万円を目の前にしても、
いつもの勢いで使おうとしない。

第10話では、
その不自然さを周囲も見逃さない。
宝くじを巡ってPaBらしい争奪戦が始まり、
伊織は当選金を奪われないよう警戒する。
酒を使って判断力を落とされる危険まで考え、
いつもの自分とは違う慎重さを見せる。

だから前半だけ見ると、
単に「30万円を独占したいだけ」に見える。
しかし最後に、
その使い道が千紗との沖縄旅行だったと分かる。
ここで伊織の行動全部が、
一気に別の見え方へ変わる。

金へ執着していたのではない。
使い道を決めていた。
誰にも触らせたくなかったのではなく、
千紗との約束へ使う分を失いたくなかった。
第10話のギャグ部分が、
最後に恋愛寄りの行動へ回収される。

この作りが面白い。
伊織は口で「千紗のために30万円を守っている」と最初から言わない。
だから視聴者も周囲のキャラも、
いつもの金銭欲だと思い込む。
最後に沖縄の話が出て初めて、
前半の必死さへ別の動機が見える。

30万円という金額だからこそ「全員で行く」ではなく「千紗と二人」が現実的になる

当選額が30万円だったことも重要になる。
もし一億円なら、
PaB全員を連れて大騒ぎする選択もできる。
実際、放送後の感想でも、
「一億なら全員、30万円だから二人」という受け止め方が出ている。

30万円は大学生にとって大金。
ただし、
大人数で豪華な沖縄旅行をするには心許ない。
その一方、
二人分の旅費として考えれば十分現実的な額になる。

ここで伊織の選択がはっきりする。
耕平を誘うでもない。
時田や寿を含めたPaB旅行へ戻すでもない。
愛菜まで含めて全員で行こうとも言わない。
最初から千紗との二人旅に使おうとする。

第1期第10話「沖縄上陸」では、
沖縄はPaB全員の場所だった。
立派な別荘へ到着し、
海へ出ればバナナボートで大騒ぎ。
翌日は本来の目的であるダイビング講習へ進む。

そこでは伊織と千紗も、
集団の中の二人。
二人だけで旅行しているわけではない。
奈々華や梓、耕平、愛菜、時田、寿らがいて、
常にPaBの騒動が間へ入る。

今回の30万円は、
その構図を変える。
同じ沖縄でも、
「みんなで行く場所」から「伊織が千紗を誘って行く場所」へ変わる。
金額が限定されているからこそ、
誰を選ぶかが行動として表へ出る。

だから第10話で大事なのは、
宝くじに当たったこと自体ではない。
当たった金を誰との時間へ使ったか。
伊織がその答えとして千紗を選んだことが、
第11話へ続く一番大きな変化になる。

第4章 なぜPaB全員ではなく千紗と二人?最初の沖縄とは旅行の性格そのものが違う

第1期の沖縄はダイビング合宿、今回は伊織が自分から千紗を誘った二人旅になる

第1期第10話「沖縄上陸」と、
第3期の二度目の沖縄は、
同じ土地でも中身がまったく違う。
最初の沖縄は、
PaBメンバー全員で行くダイビング合宿。
今回の沖縄は、
伊織が千紗を個人的に誘った旅行になる。

第1期では、
沖縄へ着いた直後からPaBらしい騒ぎが始まる。
立派な別荘へ感動する。
着替えて海へ行こうとする。
ところが男たちは場所を選ばず全裸になろうとするため、
わざわざ人のいるビーチへ移動する。

さらにバナナボートで勝負。
勝敗にこだわって騒ぎ、
その後は翌日のダイビング講習へ進む。
旅行の中心は、
完全にサークル全体のイベントだった。

伊織と千紗が二人だけになるのは、
むしろその後。
第1期第11話「誤解なんだが」で、
伊織だけダイビング講習の不得意部分を奈々華から指摘される。
耕平や愛菜に知られたくない伊織は、
千紗へ秘密の練習を頼む。

ここで初めて、
沖縄という場所の中で、
伊織と千紗が一対一でダイビングに向き合う流れが生まれる。
最初の旅では、
集団の中で始まった二人の時間だった。

今回の第3期では逆。
最初から伊織が千紗だけを誘う。
PaBの旅行へ千紗が混ざるのではない。
千紗との旅行を伊織が作る。
この違いがかなり大きい。

だから「なぜ二人?」への答えを、
30万円だから人数を減らしただけで終わらせると弱い。
もっと大きいのは、
伊織自身が昔の約束を覚えていて、
その相手として千紗を明確に選んだことになる。

第3期では周囲の方が先に二人を恋愛対象として見始め、その流れの中で本当に二人旅が決まる

第3期に入ってからは、
伊織と千紗本人より、
周囲の方が二人の関係を強く意識する場面が増えている。
第3話では、
二人に血のつながりがないことが明らかになる。

それまで「従姉妹だから」と安心して見ていた愛菜も、
血縁がないと知った途端に警戒を強める。
伊織と千紗が実は深い関係なのではないか。
自分の知らないところで何か進んでいるのではないか。
そう考えて動揺する。

第9話「好きなの?」でも、
恋愛のすれ違いが続く。
乙矢を巡って、
伊織と千紗は相手が誰に好かれているのかを読み違える。
本人同士は近くにいるのに、
恋愛の話になると驚くほど噛み合わない。

だから第10話で重要なのは、
言葉のすれ違いではなく、
伊織が実際に行動したこと。
30万円を守る。
千紗だけを誘う。
昔の約束を覚えていたことを示す。

ここまで来ると、
周囲が勝手に恋愛扱いしているだけではない。
伊織自身の選択が、
二人の距離を実際に縮める方向へ動き始めている。

しかも千紗も、
その誘いを冷たく拒絶しない。
むしろ伊織が約束を覚えていたことへ反応し、
普段より柔らかい表情を見せる。
ここで第1期の関係との差がはっきりする。

第1話では、
全裸騒ぎへ巻き込まれる伊織を見て、
千紗は完全に呆れていた。
第1期沖縄では、
PaB全員の中で一緒にダイビングする仲。
第3期では、
二人だけで再び沖縄へ行くところまで進む。

だから今回の沖縄は、
同じ場所へもう一度行くだけではない。
第1期では「PaBの沖縄」だった場所が、
第3期では「伊織と千紗の沖縄」へ変わる。
この違いそのものが、
二人の関係がどこまで変わったかを最も分かりやすく見せている。

第5章 千紗はなぜ嬉しそうだった?伊織が沖縄の約束を覚えていたことが大きい

30万円そのものより、伊織が以前の会話を忘れていなかったことに千紗は反応している

第3期第10話「宝くじ」の最後で印象に残るのは、
伊織が30万円を手に入れたこと以上に、
その使い道を知った千紗の反応。
伊織は周囲から宝くじを狙われても最後まで当選金を守り、
その目的が千紗との沖縄旅行だったことを明かす。

千紗からすれば、
伊織が大金を手に入れたら酒や遊びへ使うと考えても不思議ではない。
実際、伊織はPaBへ入って以降、
耕平や先輩たちと飲酒騒ぎを繰り返し、
金が絡むと普段以上に必死になる姿も何度も見せてきた。

ところが今回だけは違う。
30万円を誰にも渡さない。
酒へ流されないよう警戒する。
周囲から何をされても当選金を残そうとする。
その行動の最後に出てきたのが、
以前千紗と交わした沖縄の話だった。

つまり千紗が受け取ったのは、
単なる無料旅行の誘いではない。
伊織が自分との会話を覚えていたという事実になる。
しかも、覚えていただけではなく、
実際に金を用意できた時に行動へ移している。

伊織と千紗は、
普段からこうした気持ちを言葉で確認する関係ではない。
第1期第1話から伊織は酒と全裸騒ぎへ巻き込まれ、
千紗はその姿へ冷たい視線を向ける。
同じ家で暮らしていても、
恋愛らしい会話を積極的に交わす二人ではなかった。

それでも伊織は、
千紗が大切にしているダイビングへ少しずつ踏み込んできた。
第1期第11話では、
講習で自分だけ苦手な部分が残った時、
他の仲間ではなく千紗へ練習を頼む。
千紗もそれを引き受け、
海の中で伊織を支える側になる。

第3期第9話「好きなの?」では、
今度は乙矢を巡って二人の会話がすれ違う。
乙矢が伊織に興味を持っていると聞いた千紗と、
千紗が乙矢から好意を向けられたと思い込む伊織。
互いに相手のことを気にしながら、
肝心なところでは話が噛み合わない。

その直後の第10話だから、
沖縄旅行の誘いはさらに目立つ。
言葉では相手の気持ちを読み違えていた伊織が、
今度は昔の約束を覚えていたことを行動で示す。
千紗にとっても、
予想していなかった形で伊織の意識が自分へ向いていたと分かる場面になる。

第3期では「イトコだから」で済ませられなくなり、二人の行動そのものが恋愛を意識させるようになっている

千紗の反応を考えるうえで外せないのが、
第3期第3話「印象ゲーム」。
ここで店長から、
伊織と千紗はイトコではあるものの血のつながりがないことが明かされる。
それを聞いた愛菜は一気に動揺する。

それまでなら、
同じ家に住んでいても親戚だからと考えられた。
しかし血縁がないと分かった瞬間、
二人が男女として接近する可能性を無視できなくなる。
愛菜はPaBの仲間まで巻き込み、
伊織を酔わせて千紗への本音を引き出そうとする。

この騒動で重要なのは、
伊織と千紗本人が急に恋人らしくなったことではない。
周囲が初めて、
二人を「恋愛へ進む可能性のある男女」として本格的に見るようになったこと。
第10話の沖縄旅行は、
その懸念が現実の行動へ近づいた場面になる。

しかも伊織から誘っている。
誰かに押し付けられた旅行ではない。
PaBの予定でもない。
ダイビング講習の義務でもない。
自分の当選金を使い、
千紗との約束を実行しようとしている。

千紗も普段なら、
伊織の馬鹿な行動には即座に冷たい反応を返す。
だから第10話終盤で見せる柔らかい反応が目立つ。
自分との約束を忘れていなかったことが分かり、
二人で沖縄へ行く話を受け入れる。

ここで二人が恋人になったと決まるわけではない。
それでも第1期の沖縄ではPaBの集団の一員だった二人が、
第3期では自分たちの約束を使って、
もう一度同じ場所へ二人で向かう。
その変化だけでも、
伊織と千紗の距離が以前とは違うことが分かる。

第6章 愛菜はどうなる?伊織と千紗の二人旅を知って「旅行阻止」へ動き出す

愛菜にとって二人だけの沖縄旅行は、第3話から警戒してきた関係が本当に動き出す出来事になる

伊織が千紗を沖縄へ誘ったことで、
最も大きな衝撃を受けるのが愛菜。
第10話の宝くじ争奪戦だけなら、
30万円を巡るいつものPaB騒動で終われた。
しかし伊織が金を守っていた目的が、
千紗との二人旅だと分かる。

愛菜にとってこれは笑って流せない。
第3期第3話ですでに、
伊織と千紗に血縁がないと知って大混乱している。
二人が一つ屋根の下で暮らしていることまで考え、
自分の知らないところで関係が進んでいるのではないかと疑った。

そこで愛菜が仕掛けたのが「印象ゲーム」。
PaBの協力を得て、
伊織へ大量に酒を飲ませる形を作り、
酔わせた状態で千紗への本音を探ろうとする。
それほど早い段階から、
愛菜は千紗を強く意識している。

さらに第3期では、
愛菜自身も伊織へ近づこうとしてきた。
伊織の言葉や行動へ一喜一憂し、
他の女性が絡むたびに反応する。
だから伊織が自分から千紗を旅行へ誘うことは、
これまでとは一段違う問題になる。

しかも今回は沖縄。
日帰りで食事をする程度ではない。
飛行機で移動し、
現地で観光し、
海へ入り、
宿泊まで伴う旅行になる。

第1期の沖縄なら、
愛菜自身も同じPaBメンバーとして一緒にいた。
周囲には耕平や先輩たちもいて、
伊織と千紗だけになる時間には限りがある。
今回は最初から二人で出発するため、
愛菜から見れば条件がまるで違う。

だから第11話「沖縄再上陸(表)」では、
愛菜はただ落ち込んで終わらない。
耕平へ泣きつき、
伊織と千紗の旅行を止めるための作戦を考える。
第3話では本音を探る側だった愛菜が、
今度は旅行そのものを阻止しようとするところまで踏み込む。

旅行阻止に失敗した愛菜は耕平を連れて沖縄へ向かい、二人旅へ自分から割って入る

しかし第11話では、
愛菜と耕平の「旅行阻止作戦」は成功しない。
伊織と千紗は予定通り沖縄へ向かう。
そこで愛菜が選ぶ次の手が、
自分も沖縄へ行くことになる。

一人ではない。
耕平を引き連れて追い掛ける。
恋愛目的で沖縄へ向かう愛菜と、
その騒動へ巻き込まれる耕平。
この二人が後から加わることで、
完全な二人旅だったはずの状況が崩れ始める。

その一方、
事情を知らない伊織と千紗は先に沖縄を楽しんでいる。
第11話ではレンタカーで観光し、
海ではシュノーケリング。
さらに伊織が千紗の水泳を手伝う流れまで入り、
第1期の大人数による沖縄とは違う時間が続く。

ここでもダイビングだけではない。
移動も観光も二人。
海へ入ってからも、
相手を見ながら行動する時間が増える。
第1期ではPaBの騒動へ遮られていた部分が、
二度目の沖縄では前面へ出る。

そして宿泊先では、
ホテル側が用意した部屋にダブルベッド。
二人はそこで、
旅行の空気をさらに意識せざるを得なくなる。
愛菜が必死に止めたかった状況が、
現地では着実に進んでいる。

だから愛菜の「旅行阻止」は、
単なる嫉妬ギャグでは終わらない。
第3話で血縁なしを知った時の不安が、
第10話で実際の二人旅として目の前へ現れ、
第11話では自分から沖縄まで追う行動へ変わる。

伊織と千紗が二人で沖縄へ行くことによって、
千紗側だけでなく愛菜側の恋愛線まで一気に動き出す。
30万円の宝くじから始まった話が、
伊織が誰と時間を過ごしたいのか、
それを見た千紗と愛菜がどう動くのかへ広がる。

だから今回の沖縄旅行は、
伊織と千紗だけを見る回ではない。
二人が一歩近づいたことで、
愛菜がそれまで以上に伊織への気持ちを行動へ出すきっかけにもなる。
第10話の最後に愛菜が受けた衝撃は、
そのまま第11話の沖縄追跡へつながっている。

第7章 二度目の沖縄で伊織と千紗の関係は変わる?二人旅だから見える距離の近さ

第1期ではPaB全員の沖縄だったが、第3期では二人で観光し海へ入る時間が中心になる

二度目の沖縄で大きく変わるのは、
場所ではなく伊織と千紗の過ごし方。
第1期第10話「沖縄上陸」では、
PaB全員で別荘へ入り、
海へ出ればバナナボートで騒ぎ、
翌日はダイビング講習へ進む集団旅行だった。

伊織と千紗も同じ沖縄にいるが、
常に耕平や愛菜、
時田や寿、
奈々華や梓といったメンバーが周囲にいる。
二人だけの時間は、
旅行全体から見れば一部分に限られていた。

ところが第3期第11話「沖縄再上陸(表)」では、
最初から伊織と千紗の二人旅として始まる。
レンタカーで移動し、
現地を観光し、
海へ行き、
シュノーケリングまで二人で楽しむ。

ここで伊織が、
千紗の好きな海へ付き合っていることも大きい。
第1期序盤の伊織は、
泳げないこともあり、
ダイビングそのものへ積極的ではなかった。
PaBへ入ったのも本人の希望からではない。

それが今では、
沖縄まで自分から千紗を誘い、
一緒に海へ入る。
最初の沖縄では講習を受ける側だった伊織が、
二度目の沖縄では千紗と海を楽しむ側まで進んでいる。

さらに第11話では、
千紗の水泳に付き合う場面も入る。
二人で海へ入り、
伊織が近い距離で千紗を見る。
普段の大学やGrand Blueでは、
周囲の騒ぎに埋もれやすい二人の距離が、
旅行先ではそのまま画面へ出てくる。

だから二度目の沖縄は、
単なる第1期の再訪ではない。
最初の沖縄で作った関係を、
今度は二人だけの時間で見せ直す場所になる。
同じ海へ戻ったからこそ、
第1期からどこまで距離が変わったのかが分かりやすい。

ホテルのダブルベッドまで含め、二人は「ただのイトコ」で済ませにくい状況へ入っていく

沖縄旅行でさらに二人を意識させるのが、
宿泊先のホテル。
観光や海で一日を過ごした後、
伊織と千紗が入った部屋にはダブルベッドが用意されている。
ここで二人は、
旅行中ずっと避けていた男女としての距離を急に意識させられる。

第3期第3話で、
二人には血のつながりがないことが明らかになった。
それまでは周囲も、
同じ家に住んでいる従兄妹として見る余地があった。
しかし血縁なしと分かった後では、
二人旅と同室宿泊の見え方も変わる。

だから愛菜が沖縄旅行を必死に止めようとしたのも、
単なる旅行だからではない。
二人だけで長時間過ごし、
そのまま同じホテルへ泊まる。
第3話で愛菜が警戒した状況が、
第11話では現実の旅行として成立している。

ただし、
ここで伊織と千紗が一気に恋人になるわけではない。
ぐらんぶるでは、
恋愛が動きそうになるとPaBの騒動や勘違いが割り込み、
簡単には一直線に進まない。
今回も愛菜と耕平が沖縄まで追ってくる。

それでも、
第10話で伊織が30万円を守ったことは消えない。
千紗との約束を覚えていたことも、
自分から二人旅へ誘ったことも、
実際に沖縄へ連れて来たことも事実。

第9話では乙矢を巡って、
互いの気持ちを読み違えていた二人。
第10話では、
言葉ではなく伊織の行動で距離が動く。
そして第11話では、
その行動の結果として二人で沖縄を歩く。

だから今回の沖縄旅行で重要なのは、
「付き合ったかどうか」だけではない。
第1期ではPaB全員と行った場所へ、
第3期では伊織自身が千紗を選んでもう一度来た。
その変化そのものが、
二人の関係が以前と同じではないことを示している。

宝くじ30万円は、
単なるラッキーアイテムではなかった。
伊織が昔の約束を実行するための資金になり、
その選択によって千紗との二人旅が実現する。
さらに愛菜まで動き、
第3期の恋愛関係全体を揺らすきっかけになる。

だから「伊織と千紗はなぜ二人で沖縄へ?」への答えは、
宝くじが当たったからだけでは終わらない。
伊織が以前の約束を忘れず、
30万円を千紗との時間へ使うと決めたから。
そして二度目の沖縄は、
その選択が本当に二人の距離を変え始めたことを見せる旅行になる。

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