ホワイト・メイデンは「喋れない傭兵」に見えますが、仮面・筆談・声優???は別々の謎ではありません。
原作まで追うと、彼女は実際には声を発することができ、普段と違う口調まで使って身元を隠していたことが分かります。
つまり、ホワイト・メイデンという姿そのものが、顔だけでなく声や話し方まで含めて正体を伏せるために作られたものだった、というのがこの記事の芯です。
第1章 ホワイト・メイデンは本当に喋れない?公式では「言葉を発することができない」謎の傭兵
第9話の最後に現れた仮面の女は、顔だけでなく声まで伏せられている
第2期第9話「片田舎のおっさん、教都に行く」の最後で、
教都ディルマハカへ到着したベリルを遠くから見つめていたのが、
白い装備と仮面を身に着けたホワイト・メイデン。
それまでベリルはサラキア王女の輿入れを護衛し、
ヴェルデアピス傭兵団の襲撃を警戒しながら異国へ入っていた。
その旅の終着点で、名前も素性も分からない女が突然姿を見せる。
しかも公式の人物紹介を読むと、
ホワイト・メイデンは単独で活動するフリーランスの傭兵で、
「言葉を発することができず」、
意思疎通は主に筆談で行う人物とされている。
顔の上半分も仮面で覆われ、その事情まで明かされていない。
つまり第9話時点で分かる情報はかなり少ない。
名前はホワイト・メイデン。
一人で仕事を請ける傭兵。
顔を隠している。
言葉を発することができず、筆談を使う。
そして戦場では冷静に行動するという特徴だけになる。
普通の無口な人物なら、
必要な時だけ短く話せば済む。
人付き合いが苦手でも、
戦闘中の合図や危険を知らせる声くらいは使える。
しかしホワイト・メイデンは、
公式設定の段階から「会話が少ない」のではなく、
声を使わず筆談するところまで明確に決められている。
ここが最初の引っ掛かりになる。
傭兵という仕事は、
一人で完結するとは限らない。
依頼人から内容を聞く。
報酬を確認する。
戦場では味方と情報を共有する。
場合によっては護衛対象へ危険を伝える必要もある。
それでも彼女は、筆談を選んで活動している。
さらに顔まで隠している。
口元だけではなく、
上半分を覆う仮面。
名前も本名らしくない「ホワイト・メイデン」。
そこへ声を使わないという特徴まで重なるため、
一つ一つを別々の個性として見るより、
「自分が誰なのか分からせない人物」と見る方が自然になる。
第9話の登場も、
その印象を強めている。
ベリルの前へ堂々と名乗り出るのではない。
教都へ到着した一行の外側から、
ベリルを見つめる。
初登場なのに、
なぜかベリルへ意識を向けている。
ここだけでも「この二人に何かあるのでは」と気になる作りになっている。
第9話までのベリルは、
ヴェスパーが重傷を負ったことを気に掛けながら首都へ戻り、
スレナに励まされ、
その後サラキア王女の護衛へ入っている。
道中では再び傭兵団が襲ってくる可能性を警戒し、
シュステとも再会したうえで、
ようやくスフェンドヤードバニアの教都へ入る。
つまり視聴者側の注意は、
傭兵団。
サラキア王女。
異国の政治。
教都ディルマハカ。
そうした新しい問題へ向いている。
その最後に、
さらに素性不明の仮面の女を一人置いて終わる。
ホワイト・メイデンは、
第9話の次を気にさせるための存在としてかなり強く残る。
「喋れない」「仮面」「声優???」が三つ同時に伏せられている
そしてホワイト・メイデンで、
もう一つ不自然なところがある。
公式のキャスト欄を見ると、
主要人物には担当声優が記載されているのに、
ホワイト・メイデンだけ「???」になっている。
第2期から登場するハノイ・クレッサには近藤隆、
クリウ・ライバークには峯田大夢、
プリムには内田愛美、
モーリス・パシューシカには家中宏と、
新キャラクターにも普通に声優名が発表されている。
その中でホワイト・メイデンだけが伏せられている。
もちろん、
公式設定では言葉を発することができない人物なので、
「そもそも喋らないからでは」と見ることもできる。
ただ、それなら担当者そのものまで隠す必要があるのか、
という疑問が残る。
声を出さない。
顔も見せない。
担当声優まで見せない。
ここまで三つ揃うと、
ホワイト・メイデンという人物では、
「声」そのものが重要な手掛かりになっている可能性が高くなる。
特に『片田舎のおっさん、剣聖になる』は、
第1期からベリルと弟子たちの関係を積み上げてきた作品。
ベリルは顔だけでなく、
剣筋。
構え。
立ち回り。
話し方。
弟子それぞれの癖まで長く見てきた人物になる。
だから第9話で、
ベリルを見つめる仮面の女が出た時、
「顔を隠しているから誰にも分からない」で終わるとは限らない。
仮に過去を知る相手なら、
声や話し方だけでも何かを悟られる可能性がある。
ここはまだアニメ第9話だけでは答えが出ない部分になる。
現段階で言えるのは、
ホワイト・メイデンが単純な無口キャラではないということ。
仮面で顔を隠し、
筆談で会話し、
声優まで伏せられている。
この三つが同じ人物へ集められている以上、
「本当に喋れないのか」という疑問そのものが、
このキャラクターを見る大きな入口になっている。
第2章 なぜ筆談だけ?ホワイト・メイデンは「声を使わない」ことまで徹底している
戦える傭兵なのに、意思を伝える時だけ文字を使うのが不思議
ホワイト・メイデンの設定で、
仮面以上に目を引くのが筆談になる。
公式紹介でも、
コミュニケーションは「主に筆談」。
つまり誰とも意思疎通できない人物ではない。
考えていることはあり、
相手の言葉も理解し、
必要なら文字で返事ができる。
ここが、
単純な「喋れないキャラ」と少し違うところ。
戦場では常に冷静に振る舞える。
一人で傭兵として仕事も成立させている。
判断力がないわけでも、
他人との接触そのものを拒んでいるわけでもない。
声だけが、意思疎通から外されている。
傭兵として考えると、
これはかなり面倒な方法でもある。
危険が迫った瞬間に、
紙へ文字を書いている時間はない。
護衛中なら、
敵の位置を一言叫ぶ方が早い。
味方へ撤退を伝える時も、
声の方が圧倒的に便利になる。
それでも普段は筆談。
だから「声を出せない身体なのか」と、
まず考えたくなる。
公式紹介も、
その受け取り方をする文章になっている。
第9話で初めて見た視聴者なら、
喉に何か事情があるのか、
過去の負傷なのかと考えても不思議ではない。
ただし、
顔を隠す仮面まで同時に存在している。
ここが妙なところ。
喉の負傷だけなら、
顔を隠す必要まではない。
逆に顔を知られたくないだけなら、
声を完全に封じる必要もない。
ホワイト・メイデンは、
顔と声の両方を表へ出さない。
しかも本名ではなく、
「ホワイト・メイデン」という呼び名で単独行動する。
こうして並べると、
筆談は単なる不便な会話方法ではなく、
この人物が自分について出す情報を、
かなり絞っていることが分かる。
第9話のベリルへの視線も、
そこへ重ねると気になる。
初対面の傭兵なら、
なぜベリルを見るのか。
仕事上の標的なのか。
護衛団を警戒しているのか。
それとも、
ベリル本人へ何か別の関心があるのか。
まだ本人が一言も説明しないからこそ、
視線だけが残る。
そして、
その人物が「声でも説明しない」と分かっているため、
第10話以降でどうベリルと接触するのかも気になる。
筆談という設定そのものが、
正体をすぐ語らせない仕掛けにもなっている。
第1期からベリルは弟子の癖を見抜いてきたから、「声を隠す」ことにも重みが出る
ここで思い出したいのが、
第1期から描かれてきたベリルの人物の見方になる。
ベリルは、
相手の肩書だけで強さを判断しない。
剣を構えた時の姿勢。
踏み込み。
重心。
剣筋。
長年の稽古で身に付いた癖まで見ている。
アリューシアと再会した時も、
騎士団長になった現在の姿だけを見るのではなく、
道場で剣を教えていた頃の弟子として接している。
スレナについても、
ブラックランク冒険者という肩書より先に、
自分のもとで剣を学んだ少女としての記憶がある。
弟子が大きく成長しても、
ベリルの中には昔の姿が残っている。
第1期終盤のロゼとの再会でも同じだった。
教会騎士団副団長という立場になっていても、
ベリルにとっては、
かつて自分の道場で教えた弟子の一人。
だから王子暗殺を巡って敵として剣を交えることになった時も、
肩書だけで切り捨てることができなかった。
この作品では、
「昔から知っている人間」は、
制服や肩書を変えただけでは完全な別人にならない。
ベリルは剣を通して、
その人物が積み上げてきたものを見る。
だからもし、
誰かがベリルの前で本気で身元を隠したいなら、
顔だけ隠せば十分とは限らない。
話し方にも癖がある。
声にも特徴がある。
呼び方にも、
長く付き合った相手だけが知るものが残る。
そう考えると、
ホワイト・メイデンが仮面だけでなく、
声まで表へ出さない設定はかなり気になる。
しかも第9話では、
そのホワイト・メイデン自身がベリルを見ている。
ベリルが彼女を探しているのではない。
先に彼女の側が、
教都へ入ったベリルへ視線を向けている。
ここは二人の距離を考えるうえで、
覚えておきたい場面になる。
ただし第2章までの段階では、
まだ「誰なのか」を確定する必要はない。
アニメで見えているのは、
ベリルを知っているようにも見える視線と、
仮面、筆談、声を使わないという不自然な組み合わせ。
だから前半でまず押さえたいのは、
ホワイト・メイデンが何も喋らないこと自体が謎だという点。
本当に声を出せないのか。
それとも声を出さない事情があるのか。
顔まで隠していることと、
声優が「???」になっていることはつながるのか。
第9話の短い登場だけでは、
まだ答えは出ない。
だからこそ、
ホワイト・メイデンは一度映っただけで妙に気になる。
仮面の下の顔だけではなく、
「この人物の声を聞いたら何が分かってしまうのか」。
そこまで含めて、
次の登場を待ちたくなる人物になっている。
第3章 仮面は何を隠している?ホワイト・メイデンは顔だけでなく素性そのものを伏せている
フリーランスの傭兵として単独行動し、本名も素顔も表へ出さない
ホワイト・メイデンは、
教会騎士団や王国騎士団の制服を着て行動する人物ではない。
公式紹介では、
単独で仕事を請けるフリーランスの傭兵。
つまり組織の肩書ではなく、
「ホワイト・メイデン」という名だけで仕事をしている。
そこへ、
顔の上半分を覆う仮面が加わる。
口元まですべて隠す形ではないため、
単純に顔を守る防具とも言い切りにくい。
戦闘用の兜とも違い、
人物を見分ける時に重要な目元を中心に隠している。
誰なのか悟らせたくない装備に見える。
第2期第9話で初めて姿を見せた時も、
ベリルへ近づいて名乗るわけではない。
教都ディルマハカへ入った一行を、
少し離れた位置から見つめている。
仮面の女が何者なのか分からない一方で、
その視線だけはベリルへ向いているのが印象に残る。
もし完全な新キャラクターなら、
ベリルを知っているような見せ方をする必要はない。
仕事の対象として見ている可能性もある。
護衛団を警戒している可能性もある。
ただ、
顔を伏せた人物がベリルだけを意識する構図になるため、
「以前から知っている相手では」と考えたくなる。
ここで第1期を振り返ると、
ベリルの周囲には、
現在とは大きく姿や立場を変えた弟子が何人もいる。
アリューシアは王国騎士団長。
スレナはブラックランク冒険者。
クルニは騎士団員。
ロゼはスフェンドヤードバニア教会騎士団副団長になっていた。
ベリルが昔の弟子と再会する時、
相手はもう子供ではない。
服装も立場も変わっている。
それでも、
剣を交える。
話す。
昔の呼び方を聞く。
そうした小さな部分から、
かつての関係がすぐ戻ってくる。
だから本当にベリルから正体を隠したいなら、
顔だけ隠して終わりでは足りない。
見慣れた表情。
声。
口調。
呼び方。
剣を構えた時の癖。
一つでも昔のまま残れば、
長年弟子を見てきたベリルなら違和感を持つ可能性がある。
ホワイト・メイデンがしているのは、
仮面だけではない。
本名を使わない。
所属を固定しない。
声を出さない。
筆談で会話する。
ここまで重ねると、
顔を隠すためだけの仮面ではなく、
過去の自分と現在の自分を切り離すための姿に見えてくる。
しかも、
戦闘能力は隠していない。
危険な場面では動く。
傭兵として依頼も受ける。
力まで封じて生活しているわけではない。
隠しているのは、
「何ができるか」より「誰なのか」の方になる。
この違いは大きい。
強さを隠したいだけなら、
戦わなければいい。
追跡を避けたいだけなら、
土地を離れればいい。
でもホワイト・メイデンは教都周辺で活動しながら、
顔と声と名前だけを徹底して伏せている。
第9話の時点では、
仮面の下に誰がいるのかまでは明かされない。
ただ、
筆談だけ使うこと。
声優まで伏せられていること。
そしてベリルへ視線を向けていることを合わせると、
仮面は単なるキャラクターデザインではなく、
正体そのものへつながる仕掛けとして見えてくる。
第1期で「顔を知っている人物」が多いからこそ、教都では仮面が必要になる
ホワイト・メイデンが活動するスフェンドヤードバニアは、
ベリルにとって完全な無関係の国ではない。
第1期終盤では、
グレン王子を狙う暗殺事件が起こり、
教会騎士団副団長だったロゼまで事件へ巻き込まれた。
ベリル自身も、
その国の内情へ深く触れている。
さらにロゼは、
教会騎士団で長く活動してきた人物。
団長ガトガ。
同僚の騎士。
教会関係者。
王族周辺。
もし教都の中に昔の自分を知る者が多ければ、
素顔のまま歩くだけでも身元を知られる可能性が高い。
ここで仮面が生きてくる。
遠目なら顔を判別されにくい。
近くまで来ても、
目元が見えなければ印象はかなり変わる。
さらに本名を名乗らず、
ホワイト・メイデンとして行動すれば、
相手は別人として受け取りやすい。
ただ、
顔だけではまだ足りない。
一度でも声を出せば、
知っている人物には気付かれるかもしれない。
だから筆談。
話し方そのものも表へ出さない。
仮面と筆談が、
ここで一つの行動としてつながってくる。
第1期では、
ロゼがベリルを「先生」と呼ぶ場面がある。
この呼び方一つでも、
昔の関係を知る相手には強い手掛かりになる。
声質だけでなく、
言葉遣いや呼び方まで含めて、
人物には消しにくい癖が残る。
ホワイト・メイデンが、
第9話でベリルへ近づかず見ているだけなのも、
その前提で見ると気になる。
会えば話さなければならない。
話さなければ不自然になる。
だからまず距離を置く。
そんな見方までできる登場になっている。
もちろん、
第3章の段階では正体を確定させなくていい。
重要なのは、
仮面の女が単に顔を隠しているだけではないこと。
声も名前も所属も伏せながら、
それでも教都で活動しているという点になる。
仮面。
筆談。
別名。
単独行動。
そしてベリルへの視線。
第9話でバラバラに見えていた情報を並べると、
ホワイト・メイデンが、
「過去を知る相手に自分だと気付かれない状態」を作っているように見えてくる。
※ここから先は、アニメ未放送分を含む原作の内容に触れます。ホワイト・メイデンが喋らない背景や正体、その後の展開を知りたくない方はご注意ください。
第4章 原作ではホワイト・メイデンが実際に声を発する
合成獣との戦闘後、ベリルへ直接「先生」と声を掛ける
ここから原作へ進むと、
第1〜3章で続いていた疑問に、
かなりはっきりした答えが出る。
ホワイト・メイデンは、
本当に声を出せない人物なのか。
結論から言えば、
実際には声を発する場面がある。
その場面は、
教都で合成獣との戦闘が続く中で訪れる。
ベリルが巨大な蛇型の合成獣と対峙し、
危険な状況へ入ったところへ、
ホワイト・メイデンが加勢する。
傭兵として横から様子を見るだけではなく、
ベリルを助ける側へ踏み込んでくる。
そして戦闘が一段落した後、
それまで筆談しか使わなかったホワイト・メイデンが、
ベリルへ実際に声を掛ける。
そこで出てくるのが、
「先生」という呼び方になる。
これはかなり大きい。
ただ声を出しただけではない。
ベリルを、
昔から知っている者が使うような呼び方で呼ぶ。
第1期から見ている視聴者なら、
ここで一気に過去の弟子たちが頭へ浮かぶ場面になる。
ベリルの反応も、
完全な初対面の相手へ向けるものではない。
仮面の女が声を出したこと。
自分を先生と呼んだこと。
さらに戦い方や距離感。
それらが重なり、
ベリル側にも誰なのかを考える材料が揃っていく。
ここで、
第9話の「ベリルを見つめていた仮面の女」という登場が効いてくる。
偶然見ていたのではない。
傭兵として護衛団を確認していただけでもない。
ベリル本人へ意識を向ける事情が、
原作側では少しずつ形になっていく。
そして何より、
公式紹介の「言葉を発することができない」という印象が崩れる。
声帯が完全に失われている。
喉を負傷して絶対に話せない。
そういう身体的な事情だけでは説明できなくなる。
実際に喋れる。
では、
なぜ普段は喋らなかったのか。
ここで疑問が一段深くなる。
「喋れない人物なのか」から、
「喋れるのに、なぜ声を封じていたのか」へ変わる。
この変化が、
ホワイト・メイデンの記事で一番面白いところになる。
第9話では、
無口で仮面を付けた謎の傭兵。
原作へ進むと、
その無口さ自体が自然な体質ではなく、
意識して作った行動だった可能性が高くなる。
声を出しても普段と話し方が違い、ベリルは「身元を隠すため」と考える
さらに重要なのは、
ホワイト・メイデンが声を出した後も、
普段どおりに話しているわけではないこと。
ベリルはその口調へ、
はっきり違和感を持つ。
昔から知っている話し方とは違う。
言葉の選び方。
語尾。
声を出す時の癖。
そこまで意識して変えているように見える。
ベリルは、
スフェンドヤードバニアで身元を知られないためだろうと考える。
ここで、
仮面と筆談の関係がほぼ一本につながる。
顔を隠す。
本名を使わない。
普段は声を出さない。
必要な時だけ話しても、
昔と同じ口調を使わない。
かなり徹底した身元隠しになる。
もし顔だけを隠して、
昔と同じ声で話してしまえば、
知り合いには気付かれる可能性がある。
特に教都には、
過去の彼女を知る教会関係者がいる。
名前を変えただけでは、
安全とは言い切れない。
だから普段は筆談。
どうしても声を使う必要がある時だけ、
口調まで変える。
このやり方なら、
顔を見せず、
声の印象も残しにくい。
ホワイト・メイデンという別人を作りやすくなる。
さらに、
周囲に別の人物がいる場面では、
再び無言へ戻る。
ベリルと二人だけなら話す。
人が来れば黙る。
この使い分けがあるため、
偶然一度だけ声が出たとは考えにくい。
つまり彼女は、
喋る能力を失っているのではなく、
「誰の前で声を出すか」を選んでいる。
ここまで分かると、
公式で声優が「???」になっていることまで、
キャラクター設定ときれいに重なってくる。
アニメで声を出した瞬間、
視聴者はその声を聞ける。
もし聞き覚えのある声だったら、
仮面より先に正体へ気付く可能性がある。
だからキャスト名を伏せること自体が、
謎を保つための大きな仕掛けになる。
第9話の時点では、
仮面の女が出てきただけ。
でも原作まで進むと、
仮面だけが変装ではなかったことが分かってくる。
顔。
名前。
声。
話し方。
その全部を変えて、
ホワイト・メイデンという人物を作っている。
だから「なぜ喋れない?」への答えは、
単純な身体設定だけでは終わらない。
声そのものが、
彼女の過去へつながる手掛かりだから。
その手掛かりを消すために、
筆談という不便な方法まで選んでいた。
ここから仮面の女の正体へ、
一気に近づいていくことになる。
第5章 なぜ声まで隠していた?ホワイト・メイデンは話し方まで変えていた
ベリルは声を聞いた瞬間、普段のロゼとは話し方が違うことに気付く
原作第217話でホワイト・メイデンが実際に声を出すと、
「喋れない人物」という印象は一気に崩れる。
ただし、
そこで終わらない。
ベリルは彼女の声を聞いた直後、
もう一つ大きな違和感を覚えている。
それは、
普段のロゼと話し方がまるで違うこと。
ロゼには昔から、
少し間延びした独特の口調がある。
ベリルも長年の付き合いで知っており、
声だけでなく話し方そのものまで、
彼女を見分ける手掛かりになっている。
第217話では、
ホワイト・メイデンが大蛇型の合成獣からベリルを救い、
「先生、ご無事ですか」と声を掛ける。
ベリルもその場ではロゼと呼び、
二人だけになったことで本名を使っても問題ないだろうと考える。
つまり、この時点では互いに正体を分かった上で会話している。
その後、
グレン王子から「ディルマハカを守れ」と命じられたことをロゼが説明する。
ベリルは、
教会騎士団へ戻ったわけでもない彼女が、
それでも王子の命令を受けて戦場へ来たことを受け止める。
二人はそのまま、
別の合成獣と戦っているアリューシアの援護へ走り出す。
ここでベリルが、
走りながら改めて違和感を持つ。
仮面の女がロゼだと分かっているのに、
普段と喋り方が全然違う。
ロゼ特有の、
語尾を伸ばすような柔らかい口調が消え、
ホワイト・メイデンとして落ち着いた話し方を続けている。
ベリルはそこで、
スフェンドヤードバニア国内では、
元の話し方をしただけでも正体が露見しやすいのだろうと考える。
仮面を着けるようになってから、
口調まで意識的に変えてきたのではないか。
顔だけではなく、
話し方まで変装の一部だったことになる。
これはかなり徹底している。
仮面なら、
外せば元の顔へ戻る。
名前なら、
別名を使えば隠せる。
しかし長年染み付いた口調は、
気を抜いた瞬間に出やすい。
そこまで抑えて活動するには、
普段からかなり意識していなければならない。
しかもベリルは、
その事情を教皇派と結び付けて考えている。
万が一にも教皇派へ正体を知られるわけにはいかない。
だから顔を隠す。
名前を変える。
声を使わない。
必要があって話す時には、
口調そのものを別人のように変える。
ここで初めて、
筆談の使い方まで一本につながる。
声が出ないから筆談なのではなく、
声を出さなければ、
声質も話し方も相手へ渡さずに済む。
文字なら、
昔のロゼを知る人物が目の前にいても、
少なくとも声から身元を悟られる危険は減る。
第1期終盤では、
ロゼは教会騎士団副団長として、
グレン王子暗殺事件の渦中にいた。
騎士団長ガトガをはじめ、
教会内部には彼女を知る人間が多い。
そんな土地で素顔のまま、
昔と同じ口調で話せば、
ホワイト・メイデンという別人を演じ続けるのは難しい。
だから「なぜ喋らない?」への答えは、
喉や身体だけの問題ではない。
声そのものが身元を示す情報になるから。
さらに話し方まで、
過去の自分を知る者には手掛かりになるから。
ホワイト・メイデンは、
そこまで消して活動していたことになる。
アリューシアが現れると再び無言へ戻り、ベリルの指示にも声を使わない
この身元隠しが本気だったことは、
第217話後半の合成獣戦でも分かる。
ベリルとロゼが二人で走っている間は、
ロゼは普通に声を使っている。
しかも気が緩んだのか、
最後には昔の間延びした口調まで戻り始める。
ベリルが、
「俺のことを先生と呼ぶのはまだ止めた方がいい」と注意すると、
ロゼは思わず、
「やっと話せると思うとつい」と、
以前のロゼらしい調子を出してしまう。
ここでベリルも、
呼び方一つで勘の鋭い人物には気付かれる可能性があると考えている。
つまり隠しているのは、
声質だけではない。
「先生」という呼び方。
独特な語尾。
普段の話し方。
ベリルとの距離感。
こうした細かい部分まで全部、
正体を推測する材料になってしまう。
やがて二人は、
合成獣と戦っているアリューシアのもとへ到着する。
ベリルが加勢を宣言すると、
アリューシアは一緒に現れたホワイト・メイデンへ明らかな驚きを見せる。
しかしベリルは、
その場で正体を明かさない。
「彼女も加勢に来てくれた」とだけ説明し、
味方として十分な実力があることだけを伝える。
戦場で必要なのは、
正体の告白ではない。
誰が敵で、
誰が味方なのか。
今はそれだけで足りると判断する。
その後ベリルは、
合成獣の獅子頭と尾の大蛇が別々の生命を持つことを共有する。
アリューシアと自分が正面を担当し、
ホワイト・メイデンには大蛇を任せる。
ここでロゼは、
ベリルの指示へ声で答えない。
返事は無言。
ベリルも、
アリューシアがいる以上、
下手に喋るのは危険なのだろうと察する。
さっきまで二人きりでは「先生」と呼び、
普通に会話していた人物が、
第三者が入った瞬間に沈黙へ戻る。
この場面がかなり決定的になる。
喋れる。
会話もできる。
それでも、
誰かがいる場所では喋らない。
つまりホワイト・メイデンの無言は、
身体的な限界ではなく、
場面によって使い分けている行動だと分かる。
しかもロゼは、
無言でも戦闘連携には困っていない。
ベリルの指示を理解し、
尾の大蛇へ向かう。
アリューシアが獅子頭へ突きを重ね、
ベリルが前脚を切断した隙に、
ロゼも大蛇の動きを見切って一刀両断する。
喋らなくても、
剣士として必要な判断はできる。
だから傭兵として活動する間も、
筆談と仕草だけで一定の仕事を成立させられた。
ホワイト・メイデンという姿は、
不便を抱えながらも正体を隠すことを優先した生き方だったことが見えてくる。
第6章 声優が「???」なのはなぜ?声そのものが正体へ直結する
第2期の追加キャラで、ホワイト・メイデンだけキャスト名が伏せられている
ホワイト・メイデンの記事で、
アニメならではの小ネタとして強いのが、
公式サイトの声優表記になる。
第2期の人物紹介を見ると、
ホワイト・メイデンの名前の下だけ、
担当声優が「???」と伏せられている。
第2期では、
ヴェルデアピス傭兵団のハノイ・クレッサ、
クリウ・ライバーク、
プリム、
さらにスフェン教教皇モーリス・パシューシカなど、
新たな人物が次々に登場する。
通常なら、
人物名と一緒に担当キャストも発表される。
ところがホワイト・メイデンだけは、
キャラクター紹介そのものは公開されているのに、
声優名が表示されない。
しかも紹介文では、
「言葉を発することができず、主に筆談」と説明されている。
表面だけ見れば、
喋らない人物だから声優を伏せているようにも見える。
しかし原作第217話まで知ると、
見え方が変わる。
ホワイト・メイデンは、
実際には声を出せる。
ベリルへ「先生」と呼び掛け、
グレン王子から受けた命令を口頭で説明し、
二人きりなら普通に会話まで続けている。
つまりアニメでこの場面を再現するなら、
当然「声」が必要になる。
そして声が流れた瞬間、
第1期から見てきた視聴者は、
誰かの声に似ていないかを考えることになる。
ここで声優名を先に公開すると、
仮面を外す前に答えへ届く可能性が高い。
キャスト表を見ただけで、
第1期に登場した人物と同じ名前がある。
それだけで、
「ホワイト・メイデンの正体はこの人物では」と推測できてしまう。
だから声優「???」は、
単なる未発表ではなく、
少なくとも現時点では、
正体を伏せる演出と非常に相性がいい。
顔を仮面で隠す。
作中では筆談で声を出さない。
公式では声優名まで見せない。
アニメの外側まで含めて、
「声」を手掛かりにさせない状態になっている。
特に第9話ラストでは、
ホワイト・メイデンは短い登場だけで終わる。
ここで声まで聞かせれば、
視聴者によっては一瞬で気付く。
だからまず姿だけ出し、
「誰だこの仮面の女?」という疑問を残す。
声を出す瞬間そのものを、
後の見せ場へ回せる。
第1期でロゼを覚えている人ほど、
この仕掛けは効きやすい。
姿が違う。
装備が違う。
仮面がある。
名乗る名前も違う。
そこまで変えていても、
声優が同じだと分かれば、
かなり強い手掛かりになってしまうからだ。
そのため、
「ホワイト・メイデン 声優???」は、
ただキャストを知りたい検索だけで終わらない。
なぜ伏せる必要があるのか。
いつ声を出すのか。
その声を聞けば何が分かるのか。
全部が正体の仕掛けへつながっている。
原作第221話では仮面を外し、最後には昔のロゼそのものの口調へ戻る
声を隠す仕掛けの答え合わせとして、
さらに分かりやすいのが原作第221話になる。
教都の騒動が大きく動いた後、
ベリルとロゼは街を歩きながら、
これからのことを話している。
ロゼは、
これからこの国の先を見届けると語る。
さらに、
ベリルから受けた恩をまだ返していないとも言う。
ベリルは、
自分は恩を着せたつもりなどないと考えながらも、
彼女がそう思うなら、
その恩返しを受け取るまで生きなければならないと感じる。
ここではもう、
ホワイト・メイデンとしての謎より、
ロゼ本人の気持ちが前へ出てくる。
第1期で王子暗殺へ巻き込まれ、
自分を責め、
命まで投げ出そうとした人物が、
今度は「この国の先を見届ける」と口にしている。
ベリルも立ち止まり、
ロゼへ、
過去そのものは消えないが、
今の決意で掴んだものは彼女自身のものだと伝える。
仮面を付けているため表情全部は見えない。
それでも返事をしたロゼの口元は、
確かに笑っている。
そして会話の最後。
ロゼはベリルの近くへ寄り、
大通りから見えにくい場所へ移る。
そこで自分の手で仮面を外す。
ベリルの前だけで、
ホワイト・メイデンの顔を脱ぐ。
さらに出てくる言葉が、
それまでの固い話し方ではない。
もし自分が路頭に迷ったら、
その時は拾ってくれるかと、
昔のロゼらしい間延びした口調でベリルへ尋ねる。
ベリルも、
その顔を見て、
「これが自分の知るロゼだ」と感じる。
仮面が外れる。
口調も戻る。
ここでようやく、
ホワイト・メイデンとして隠していたものが、
まとめて元へ戻る。
第217話では、
二人きりだから声を使う。
人が来れば無言へ戻る。
第221話では、
人目を避けて仮面を外し、
元の口調まで取り戻す。
この二つを並べると、
何を隠していたのかがかなり分かりやすい。
隠していたのは顔だけではない。
本名。
声。
呼び方。
話し方。
過去の人間関係。
ホワイト・メイデンという人物は、
それらを一時的に覆うための姿だった。
だからアニメ公式の「声優???」も、
このキャラクターには非常に合っている。
誰が演じているか分からない。
作中でも声が聞こえない。
仮面で顔も分からない。
その三重の伏せ方が、
後に本人が声を出し、
さらに仮面まで外す瞬間へ向けた仕掛けになっている。
ホワイト・メイデンは、
単純な「喋れない仮面キャラ」ではない。
むしろ逆。
喋れる人物が、
声まで隠して別人として生きていた。
だからこそ、
声を取り戻す場面そのものが、
彼女がもう一度ロゼとして前へ進み始めたことまで伝える場面になる。
第7章 仮面・筆談・声を隠す行動は、すべてホワイト・メイデンの正体へつながる
ベリルだけが妙に彼女を信用するのは、戦闘力だけを見ていたからではない
ホワイト・メイデンの記事を最後まで追うと、
一番気になるのは、
ベリルがこの仮面の傭兵をかなり早い段階から信用していることになる。
素性不明。
仮面で顔を隠す。
普段は声も出さない。
普通なら、
王族の護衛を任せる相手としては警戒材料が多い。
それでも原作では、
ベリルがホワイト・メイデンを、
グレン王子の護衛へ回しても問題ないと判断する。
実力だけではなく、
人間的にも信用できる人物だと見ている。
初対面の傭兵へ向ける評価としては、
かなり踏み込んでいる。
ここで第1期からのベリルを思い出すと、
この判断がさらに気になる。
ベリルは、
肩書や評判だけで人を決めない。
アリューシアが王国騎士団長になっても、
スレナがブラックランク冒険者になっても、
目の前の動きや昔から知る性格まで見て判断する。
ロゼについても同じだった。
第1期終盤、
教会騎士団副団長としてグレン王子暗殺へ関わった時も、
ベリルは「敵だから」で切り捨てなかった。
剣を交えながら、
ロゼが本心から王子を殺したいわけではないこと、
何か別の事情を抱えていることを見ようとしていた。
だからホワイト・メイデンを見た時も、
仮面だけで別人とは判断しない。
立ち方。
剣の振り方。
危険な場面で誰を助けるか。
ベリルへの距離の取り方。
そうした細かい行動から、
目の前の人物が信用できるかを見ている。
原作第217話では、
大蛇型の合成獣との戦闘で、
ホワイト・メイデンがベリルを助ける。
その後、
二人だけになったところで声を出し、
ベリルを「先生」と呼ぶ。
ここで、
第9話から伏せられていた関係が一気につながる。
さらにベリルは、
そのまま彼女を戦力として扱う。
アリューシアのところへ合流すると、
正体を大声で説明するのではなく、
「彼女も加勢に来てくれた」とだけ伝える。
そして合成獣の尾にいる大蛇を、
ホワイト・メイデンへ任せる。
この判断はかなり重い。
相手の正体が分かったからといって、
戦場で信用できるとは限らない。
でもベリルは、
昔の関係だけではなく、
現在の彼女の動きまで見た上で任せている。
ホワイト・メイデンも、
その信頼へ行動で応える。
ベリルの指示を受け、
声は出さないまま大蛇へ向かう。
アリューシアとベリルが獅子頭側を崩す間に、
自分の担当へ集中し、
最後は大蛇を斬り落とす。
ここで、
仮面の女が誰なのかだけでなく、
第1期から何が変わったのかも見えてくる。
以前は追い詰められ、
ベリルへ剣を向けた人物が、
今度は同じベリルの隣で戦う。
しかも誰かに強制されてではなく、
自分の意思で助けに来ている。
ベリルが信用しているのは、
昔の弟子だからだけではない。
一度間違った後に、
今度は自分で何をするか選んでいる。
その現在の姿まで見た上で、
ホワイト・メイデンを味方として受け入れている。
最後に仮面を外して元の口調へ戻ることで、「ホワイト・メイデン」が必要だった時期が終わる
原作第221話では、
ホワイト・メイデンという姿の答え合わせが、
かなり静かな場面で描かれる。
大きな戦闘の最中ではない。
教都の騒動が動いた後、
ベリルとロゼが街を歩きながら話す場面になる。
ロゼは、
これからスフェンドヤードバニアがどうなるのか、
自分の目で見届けたいと話す。
第1期では、
自分が王子暗殺へ関わったことを強く責め、
命まで投げ出そうとしていた。
そこから見ると、
「この先を見る」という言葉自体が大きな変化になる。
以前のロゼは、
自分で終わりを選ぼうとしていた。
今のロゼは、
国の先を見ようとしている。
失ったものだけを見るのではなく、
これから自分が何をするかへ向いている。
その会話の途中で、
ロゼはベリルから受けた恩についても話す。
ベリル自身は、
恩を着せたつもりなどない。
それでもロゼにとっては、
第1期で自分を止めてもらったこと、
生きる側へ戻されたことが残っている。
ベリルも、
ロゼがそう考えているなら、
その恩返しを受け取れるところまで生きようと考える。
ここでは、
師匠と弟子という昔の関係だけではなく、
一度別々の道へ進んだ二人が、
改めて向き合っている。
そしてロゼは、
周囲から見えにくい場所へ移る。
そこで、
自分の手で仮面を外す。
誰かに剥がされるのではない。
正体を暴かれるのでもない。
自分から外す。
この違いが大きい。
ホワイト・メイデンとして活動していた時は、
顔を隠す必要があった。
声を伏せる必要があった。
話し方まで変える必要があった。
でもベリルの前では、
そこまで隠し続けなくていい。
仮面を外した後、
ロゼの口調も戻る。
それまで使っていた、
別人のような落ち着いた話し方ではない。
第1期でベリルが知っていた、
少し間延びした柔らかい話し方へ戻る。
ここで、
ホワイト・メイデンの変装が全部ほどける。
顔。
声。
話し方。
ベリルへの「先生」という呼び方。
一つずつ隠していたものが、
二人きりの場所で元へ戻っていく。
だから仮面は、
単に敵へ顔を知られないための防具ではなかった。
筆談も、
単なる無口キャラの特徴ではなかった。
声優が「???」なのも、
アニメでこの仕掛けを保つなら非常に分かりやすい伏せ方になる。
全部、
「誰なのか」をすぐ悟らせないためにつながっている。
ホワイト・メイデンは、
本当に喋れない人物ではない。
喋れる。
声もある。
昔の話し方も残っている。
それでも、
自分の過去と現在を守るために、
必要な期間だけそれらを隠していた。
そして最後に仮面を外す場面では、
単に正体が判明するだけでは終わらない。
第1期で追い詰められていたロゼが、
今度は自分の意志で未来を見る。
その状態で、
もう一度ベリルの前へ素顔を出す。
第9話で見た時には、
「なぜ喋らないのか」
「なぜ仮面なのか」
「なぜ声優が???なのか」
という三つの謎だった。
原作まで追うと、
その答えはすべて同じところへ集まる。
ホワイト・メイデンという姿そのものが、
過去の自分を知られずに動くための変装だった。
そして仮面を外し、
声と話し方まで戻した時、
彼女はようやく「隠れるための名前」だけではなく、
再び自分自身として前へ進み始める。


コメント