五龍将は全員が初代龍神に仕えた龍族最高峰ですが、作中で1位から5位までの公式順位が決められているわけではありません。
ただし甲龍王ドーラが若いラプラスを圧倒した訓練、五龍将へ昇格した魔龍王ラプラス、現在のペルギウスの戦績などを比べると、それぞれの強さの輪郭は見えてきます。
五龍将の実力差を追うと、ラプラスがどこまで成長したのか、ペルギウスが古代龍族の中でどんな位置にいるのかまで分かります。
第1章 結論|五龍将で誰が強い?単純な公式順位はない
五龍将は全員が龍神に次ぐ龍族最高峰で、1位から5位までの序列は決まっていない
五龍将の中で誰が一番強いのか。
結論から言えば、
作中には五龍将を1位から5位まで並べた公式順位はない。
初代龍神に選ばれた時点で、
五人とも通常の龍族とは比較にならない最高峰の龍士。
単純な勝敗表だけで上下を決められる集団ではない。
初期の五龍将として挙げられるのは、
聖龍帝シラード。
冥龍王マクスウェル。
狂龍王カオス。
剛龍王クリスタル。
甲龍王ドーラ。
広大な龍界を龍神一人では管理し切れないため、
特に力のある五人へ各地を任せたのが始まりになる。
彼らは肩書だけの地方長官ではない。
外伝で語られる龍族は、
そもそも飛翔能力と龍気を持ち、
人族とは身体構造から違う。
その龍族の中でも頂点級に立ち、
龍神の代わりに一地域を任されるのが五龍将。
本気で戦えば山そのものを崩しかねない強者として扱われる。
だから五龍将の強さを比べる時、
「誰が剣を速く振れるか」だけでは足りない。
戦闘能力。
龍気。
空中戦。
魔術や技術。
研究能力。
龍神から任された仕事。
それぞれ得意分野が違う。
五人が同じ型の戦士だったわけではない。
その中で、
実際の戦闘力を比較しやすい人物が甲龍王ドーラ。
後に魔龍王となる若いラプラスを鍛え、
訓練では明確な実力差を見せている。
ラプラスが飛翔し、
爪や牙を使い、
攻撃方法を変えても、
ドーラへまともに一撃を入れられない。
一方、
後のラプラスはそのまま弱いままではない。
剛龍王クリスタルが死亡した後、
龍神から新たな五龍将として認められ、
魔龍王の座へ就く。
さらに知識と戦闘経験を積み、
後世では龍神の名まで継ぐ存在へ成長していく。
つまり五龍将の「誰が強い?」には、
時期まで付けなければ答えが変わる。
若いラプラスならドーラが明確に上。
五龍将へ昇格した後のラプラスは成長途中。
さらに後世まで進めれば、
ラプラス自身が世界最高峰へ到達する。
同じ名前でも強さが固定されていない。
戦闘描写だけならドーラが比較しやすく、成長後まで含めればラプラスが最強候補へ入る
五龍将で誰が強いかを考える時、
最も避けたいのが、
名前の格好良さだけで順位を作ること。
聖龍帝。
冥龍王。
狂龍王。
剛龍王。
甲龍王。
二つ名だけでは、
直接の強弱までは分からない。
実際の描写を基準にすると、
甲龍王ドーラはかなり有力。
若いラプラスを長期間鍛え、
戦闘訓練では完全に上の立場。
ラプラス自身も、
ドーラが本気を出せば到底かなわないと理解している。
少なくともこの時期の二人には明確な差がある。
ただしラプラスは、
戦闘だけを教わっていたわけではない。
龍族の歴史。
言語。
術。
世界に関する知識。
ドーラを含む五龍将や龍神から多くを吸収していく。
だから後に魔龍王へ選ばれた時には、
拾われたばかりの若者とは別人になっている。
ここが、
現在のアニメ第3期で語られるラプラスともつながる。
第1期から名前だけは何度も登場した魔神ラプラス。
四百年前のラプラス戦役。
ペルギウスや北神カールマンたちが討伐した大敵。
そのさらに古い時代へ戻ると、
ラプラス自身が五龍将へ教えられる側だったことが分かる。
だから最終的な強さまで含めるなら、
ラプラスは五龍将の中でも最強候補へ入る。
ただし、
「魔神ラプラス」と「魔龍王ラプラス」をそのまま同一条件で比べないことも大切。
後に魂が分かれ、
技神と魔神へ分裂するため、
古代龍族時代の完全なラプラスとは状態が違う。
五龍将の強さ記事では、
こうした時期の差まで含めて見る必要がある。
初代五龍将の時代。
ラプラス加入後。
ラプラス分裂後。
現在のペルギウスの時代。
そこを分けることで、
単純なランキングより実際の強さが見えやすくなる。
第2章 甲龍王ドーラはどれくらい強い?若いラプラスを圧倒した五龍将
ラプラスが死角へ回っても攻撃が届かず、訓練では明確にドーラが上だった
甲龍王ドーラの強さを最も具体的に見られるのが、
若いラプラスとの訓練。
まだ五龍将へ入る前のラプラスは、
龍神に拾われた後、
ドーラから戦い方を徹底的に教え込まれている。
師弟に近い関係であり、
当時の実力差はかなり大きい。
訓練では、
地上で剣を振るような戦いだけではない。
龍族らしく翼を広げ、
空中へ上がる。
飛翔速度を使って位置を変える。
相手の視界から外れる。
爪。
牙。
龍気。
身体そのものを武器として攻撃する。
ラプラスも、
真正面から突っ込むだけではドーラに通じないと学ぶ。
高度を変える。
背後へ回る。
翼を狙う。
急降下する。
攻撃の角度を変える。
それでもドーラは動きを読み、
簡単には攻撃を受けない。
一瞬の隙を見つけて、
ラプラスが爪を届かせようとする。
しかしドーラは、
その程度では捕まらない。
逆に距離を潰され、
態勢を崩される。
若いラプラスから見れば、
「工夫しても届かない」相手だった。
ここで重要なのは、
ラプラスが弱いから負けているわけではないこと。
彼自身も龍族の戦闘方法を急速に吸収し、
普通の龍士なら簡単には対応できないところまで成長していく。
それでも五龍将であるドーラとの間には、
なお大きな壁が残っている。
ラプラスは、
ドーラが本気を出せば勝負にならないことも理解している。
つまり訓練で見せている攻防自体が、
ドーラの全力ではない。
教える側として加減した状態でも、
ラプラスは攻撃を通せない。
五龍将という地位の高さを示す場面としてかなり分かりやすい。
第3期で現在の甲龍王ペルギウスを見ると、
前龍門・後龍門。
甲龍手刀「一断」。
召喚魔術。
十二の使い魔。
多彩な手札を使う人物として描かれる。
古代の甲龍王ドーラも別人物ではあるが、
「甲龍王」という系譜が昔から龍族上位にあったことが見えてくる。
ドーラは戦闘だけでなく、ラプラスを育てた教師・上官として五龍将の中でも重要な人物
ドーラとラプラスの関係は、
単に強者同士が戦ったというだけではない。
幼いラプラスにとって、
ドーラは戦闘を教える教師。
龍界で生きる方法を教える上官。
さらに生活面まで面倒を見る、
母親に近い存在でもあった。
ラプラスは、
龍族としての戦い方をドーラから学ぶ。
空を飛ぶ。
龍気を扱う。
爪や牙を使う。
相手の翼を狙う。
地上だけでなく、
立体的な戦場でどう優位を作るかまで身につけていく。
そのため、
後にラプラスが巨大な戦力へ成長した事実は、
ドーラの強さを逆に証明する材料にもなる。
後世で魔龍王。
さらに龍神。
ラプラス戦役では世界を揺るがす存在へなる人物が、
若い頃には届かなかった相手。
それが甲龍王ドーラになる。
ただし、
この一戦だけでドーラを五龍将最強と断定はできない。
シラード。
マクスウェル。
カオス。
クリスタル。
他の四人とドーラが、
同一条件で総当たり戦をした描写はない。
得意分野も違う。
だから確実に言えるのは、
「若いラプラスよりドーラが大幅に上だった」というところまで。
それでも強さ比較では大きな材料。
五龍将の中には、
後のラプラスを育てられるほどの戦闘技術を持つ者がいた。
しかもドーラ自身は、
初代龍神から広大な地域を任される立場。
戦うだけでなく、
部下を率い、
龍界の秩序を支える役割まで持っている。
さらに後の歴史では、
五龍将の一角である剛龍王クリスタルが死亡し、
空いた席へ成長したラプラスが入る。
ここでラプラスは、
ドーラから教わる少年ではなく、
同じ五龍将の一人として並ぶ側へ進む。
強さの比較もここから変わり始める。
だから第2章で見たいのは、
「ドーラは五龍将最強だった」と決めることではない。
後に世界最高峰へ成長するラプラスでさえ、
若い頃には手も足も出なかった。
その事実によって、
五龍将という集団そのものの基準がどれほど高かったかが分かる。
現在のペルギウスや魔神ラプラスから古代へ遡ると、
五龍将は名前だけの伝説ではない。
若いラプラスを実際に鍛え、
圧倒できる人物が所属していた龍族最高峰。
「五龍将は誰が強い?」を考えるなら、
まず甲龍王ドーラを最初の基準に置くと全体の実力が見えやすい。
第3章 魔龍王ラプラスは五龍将の中でも最強候補なのか?
最初から五龍将だったわけではなく、クリスタル死亡後に実績を認められて末席へ加わった
ラプラスを五龍将の中で比べる時、
まず若い頃と後年を分ける必要がある。
甲龍王ドーラへ攻撃を当てられなかった時期のラプラスは、
まだ五龍将ではない。
龍神のもとで学び、
ドーラから戦闘を教わり、
実戦経験を積んでいる途中の若者だった。
転機になるのが剛龍王クリスタルの死。
五龍将の一角が失われ、
龍界では大きな動揺が起きる。
聖龍帝シラードは、
クリスタルを正面から殺せる存在など、
龍神か他の五龍将ほどしか考えられないと見る。
それほどクリスタル自体が突出した強者だった。
その空席へ、
後に選ばれるのがラプラス。
本人は突然の指名に驚き、
五龍将の末席へ加えられるなど信じられないと受け止める。
狂龍王カオスは、
魔族の血を引くラプラスの就任へ反対。
しかしシラードとマクスウェルは、
若さを認めながらも能力を高く評価している。
特に大きいのが、
ラプラスが八大魔王を倒せるほどの実績を積んでいたこと。
ただ修行を続けていた弟子ではない。
龍神から与えられた任務を遂行し、
魔族側の強者と戦い、
結果を残していた。
その積み重ねが、
五龍将へ上がるだけの根拠になる。
ここでラプラスは、
ドーラへ教わるだけの立場から変わる。
シラード。
マクスウェル。
カオス。
ドーラ。
彼らと同じ五龍将の一人として扱われる。
称号も魔龍王。
龍神直属の最高幹部へ昇格した瞬間になる。
ただし、
昇格した直後からラプラスが他の四人より強かったとは言えない。
本人も自分を末席と認識している。
カオスに反対されても、
「自分なら当然選ばれる」とは考えていない。
むしろ先輩格の五龍将を、
まだ遥かに大きな存在として見ている。
だから五龍将時代の序盤なら、
ラプラスを即座に最強とは置きにくい。
ただし重要なのは、
ここがラプラスの到達点ではないこと。
五龍将へ入った後も研究と鍛錬を続け、
龍神の知識を受け継ぎ、
後には二代目龍神として世界を巡るほど成長する。
後年の完全なラプラスまで含めると、五龍将の中でも最強候補へ入る
後のラプラスは、
五龍将の一員という肩書だけでは収まらなくなる。
初代龍神が残した使命を受け、
ヒトガミを倒すための術と技を研鑽。
各地を巡り、
優れた技術を集め、
さらに後世へ伝える役割まで担う。
最終的には二代目龍神を名乗る存在になる。
ここが若い頃との最大の違い。
ドーラへ挑んでも届かなかった少年が、
五龍将へ入り、
さらに龍神の役目まで継ぐ。
単純な一戦で突然強くなったのではなく、
長い時間を使って知識・技術・魔力・戦闘経験を積み重ねている。
しかも後のラプラスは、
第二次人魔大戦で闘神と直接激突する。
そこで魂を二つに割かれ、
人族を憎む「魔神」と、
神を倒すことへ執着する「技神」へ分裂。
現在の物語で名前が出る魔神ラプラスは、
完全だった魔龍王ラプラスの片側になる。
第1期から視聴者が聞いてきたラプラスは、
主にこの分裂後の魔神側。
スペルド族を操り、
人魔大戦を引き起こし、
約四百年前にはペルギウスたちへ討たれた存在。
しかしそのさらに昔には、
ドーラへ鍛えられた若者であり、
五龍将の魔龍王だった。
さらに技神側は、
七大列強の序列で一位へ置かれる。
もちろん、
分裂前の魔龍王ラプラスと技神をそのまま同一人物として戦力比較することはできない。
それでも、
ラプラスが極端に高い技術水準へ到達したことを示す材料にはなる。
だから「五龍将で誰が強い?」という問いに対して、
成長後まで含めたラプラスは最強候補の一人になる。
ただし、
初代龍神を除く五龍将同士の完全な総当たり戦はない。
ドーラやシラードたちの全力描写も限られる。
絶対的な一位とは断定できない。
言えるのは、
若いラプラスよりドーラが上だったこと。
そのラプラスが八大魔王を倒し、
五龍将へ加入したこと。
さらに二代目龍神へ成長したこと。
時系列を追うほど、
ラプラスだけは実力の上昇過程をかなり具体的に確認できる。
五龍将最強候補として名前が挙がるのは、その成長実績が大きい。
第4章 初代五龍将5人を比較|シラード・マクスウェル・カオス・クリスタル・ドーラ
五人は同じ役職でも得意分野が違い、単純な腕力だけで順位を付けられない
初代五龍将として並ぶのは、
聖龍帝シラード。
冥龍王マクスウェル。
狂龍王カオス。
剛龍王クリスタル。
甲龍王ドーラ。
いずれも初代龍神から直接任命された、
龍界最高峰の龍士になる。
この中で、
指導者として目立つのがシラード。
五龍将の長として扱われ、
クリスタル死亡時の会議でも状況を冷静に判断する。
他の龍将が感情的になる中、
情報を集め、
誰を派遣するか考える。
単純な攻撃力だけでなく、
五龍将全体を動かす立場にいる。
クリスタル死亡の報告が入った時も、
シラードの認識は明確。
龍界でクリスタルを殺せる存在なら、
龍神か自分たち五龍将ほどしか考えられない。
この発言から、
五龍将同士は少なくとも互いを倒し得るほど近い領域にいたことが分かる。
一人だけ桁違いという描写ではない。
マクスウェルは、
後世でも技術面の痕跡が多く残る人物。
第3期では、
ルーデウス宅の地下で発見された自動人形の設計や、
ケイオスブレイカーの紋章から名前がつながる。
冥龍王として戦えるだけでなく、
魔道具や人形技術へ通じる知識を持つ龍将として見えてくる。
狂龍王カオスも、
後世の魔道具や龍族研究へ名前が残る。
古龍の時代では武闘派として描かれ、
クリスタル死亡後には罠を警戒しながら戦力配分を考える。
ラプラスの五龍将入りへ強く反対するなど、
感情を表へ出す場面も多い。
ただし頭の悪い戦士ではなく、
戦況判断もできる人物になる。
剛龍王クリスタルは、
実際の戦闘を長く描かれる前に死亡する。
そのため五龍将内でどの順位だったかは分からない。
しかしシラードたちが、
クリスタルを殺せる存在を龍神か五龍将級に限定して考えたことから、
少なくとも通常の龍族や魔物では簡単に倒せない強者だったことは確か。
そして甲龍王ドーラ。
五人の中で、
現在もっとも戦闘力を想像しやすい人物になる。
若いラプラスを直接鍛え、
空中戦でも圧倒。
ラプラス自身が本気のドーラには敵わないと認識している。
強さ比較の記事では、最も具体的な戦闘材料を持つ五龍将になる。
描写の多さではドーラ、立場ではシラード、技術面ではマクスウェルやカオスも別の強さを持つ
五龍将を無理に順位化すると、
描写量の差がそのまま順位へ化けやすい。
ドーラはラプラスとの訓練がある。
シラードは長として会議を仕切る。
マクスウェルやカオスは技術面の話が多い。
クリスタルは早期に死亡。
これだけで五人の純粋戦闘力を正確には並べられない。
ただし特徴は見えてくる。
ドーラは明確な戦闘教師。
シラードは五龍将の長。
マクスウェルは技術と知識。
カオスは武闘派でありながら魔道具側にも名を残す。
クリスタルは五龍将級でなければ殺しにくいほどの耐久と強さを持つ。
同じ「龍将」でも役割が違う。
ここは現在のペルギウスを見ると理解しやすい。
第3期第10話では、
前龍門・後龍門を同時展開。
アトーフェの魔力・体力・闘気を削る。
最後に甲龍手刀「一断」。
本人の戦闘能力だけでも高いが、
それだけが甲龍王の全てではない。
十二の使い魔。
召喚魔術。
転移魔法陣。
ケイオスブレイカー。
古代龍族の知識。
現在のペルギウスも複数の分野を持っている。
古代の五龍将も、
同じ肩書の下に違う専門性を持っていたと見る方が自然になる。
だから強さ比較で最も安全なのは、
「ドーラが最強」と決め切ることではない。
戦闘描写ならドーラが有力。
五龍将全体の長ならシラード。
技術力ではマクスウェルやカオスも非常に重要。
クリスタルも五龍将級でなければ倒せないほどの強者。
ここまでが作中から見える範囲になる。
そして後からラプラスが加入することで、
この五人の枠に新しい強者が入ってくる。
若い頃はドーラへ勝てない。
それでも八大魔王を倒し、
龍神に認められ、
五龍将へ昇格。
さらに後には二代目龍神。
その成長まで含めると、
「誰が強い?」という比較は時代によって答えが変わる。
五龍将を一枚のランキングとして見るより、
初代五人がどの分野で抜けていたか。
そこへラプラスがどう追いついたか。
この二段階で見る方が、
ペルギウスや後世のラプラスまで含めた強さの系譜が分かりやすい。
第5章 ペルギウスは五龍将と比べてどのくらい強い?
現在の甲龍王ペルギウスは、古代の甲龍王ドーラと同一人物ではない
五龍将の強さを追っていると、
現在のペルギウスもそのまま五龍将の一人だと思いやすい。
第3期では「甲龍王ペルギウス」と名乗り、
前龍門・後龍門。
甲龍手刀「一断」。
十二の使い魔。
空中城塞ケイオスブレイカーまで持つため、
古代龍族の最高幹部に見えて当然になる。
しかし古代の五龍将にいた甲龍王はドーラ。
現在のペルギウスとは別人物。
ドーラは若いラプラスを鍛え、
龍族の戦闘方法を教えた古代の龍将。
一方のペルギウスは、
約四百年前のラプラス戦役で名を上げ、
現在まで生き続けている甲龍王になる。
この違いを押さえないと、
「ドーラがラプラスを圧倒した」
という古代の戦績を、
そのまま現在のペルギウスへ加算してしまう。
甲龍王という称号はつながっていても、
人物も時代も戦闘経験も別。
五龍将の強さ比較では、
ペルギウスを初代五人へ直接混ぜない方がいい。
では現在のペルギウスは弱いのか。
もちろんそうではない。
第10話のアトーフェ戦では、
ルーデウスたちが何度攻撃しても止め切れなかった不死魔王を、
自分の術で戦闘不能へ追い込んでいる。
ここは現在の戦闘力を測る具体的な材料になる。
アトーフェは、
ザノバに腕を掴まれても自分で切断して逃げる。
ルーデウスの電撃で麻痺しても戻る。
城壁の外へ吹き飛ばされても翼で追跡。
普通の強敵なら終わる損傷を受けても、
不死性と北神流で戦闘を継続する。
そこへペルギウスが現れ、
すぐ殴り合いには入らない。
長い詠唱から白銀と黄金の龍門を召喚。
前龍門と後龍門で戦場を挟み、
アトーフェだけでなく親衛隊のムーアやルーデウスたちからも、
魔力と体力を猛烈な速度で吸い上げる。
アトーフェの脚が震える。
身体が小さく見えるほど闘気も削られる。
まともに動けない。
そこまで弱らせてから、
ペルギウスは白く発光する右手を上げ、
甲龍手刀「一断」を撃ち込む。
第10話で見えるのは、
一撃の火力より相手を勝てない状態へ持っていく総合力になる。
アトーフェを圧倒できても、それだけで初代五龍将級と断定はできない
第10話だけ見れば、
ペルギウスはアトーフェを完全に上回っているように見える。
アトーフェ自身も、
ペルギウスが現れた瞬間から態度を変える。
約四百年前から因縁があり、
彼の術を知っている。
龍門が出た後は盟約まで持ち出して止めようとする。
ただし、
この一戦だけで「ペルギウスはドーラ以上」とは言えない。
まずアトーフェは、
ペルギウス登場前にルーデウスとザノバから複数回攻撃を受けている。
さらに一断の直前には、
前龍門・後龍門で大幅に弱体化。
完全な状態同士の一対一ではない。
そもそもペルギウス自身が、
若い頃からアトーフェを圧倒していたわけでもない。
約四百年前のラプラス戦役では、
逆にアトーフェへ何度も殺されかけ、
龍神ウルペンや初代北神カールマンに助けられている。
現在の圧勝は、
長い年月で力関係が逆転した結果になる。
ここは初代五龍将のドーラと対照的。
ドーラは、
後に魔龍王となる若いラプラスへ直接戦闘を教え、
本気を出すまでもなく攻撃を封じていた。
ペルギウスのアトーフェ戦と、
ドーラのラプラス戦では条件が違うため、
どちらが上かを一戦だけで決めることはできない。
ただし現在のペルギウスには、
古代五龍将とは別の強みがある。
十二の使い魔。
召喚魔術。
転移魔法陣。
ケイオスブレイカー。
四百年近い知識。
そして本人の龍門と甲龍手刀。
単独火力以外の手札が非常に多い。
第1期第21話「ターニングポイント2」では、
オルステッドが前龍門一枚でルーデウスの大魔術を吸収した。
第3期ではペルギウスが、
前龍門と後龍門を同時使用して不死魔王を封じる。
同じ龍族系統の術でも、
現在のペルギウスは自分の戦法へ組み込んでいる。
だからペルギウスの位置は、
「五龍将より下だから弱い」
でも、
「アトーフェを倒したから初代五龍将以上」
でもない。
古代の五龍将とは直接比較材料が足りない一方、
現代では不死魔王を攻略できるだけの総合力を持つ甲龍王。
少なくとも通常の王級・帝級という枠だけでは測りにくい強者になる。
第6章 五龍将は七大列強と比べるとどのくらい?
※ここから先は、ラプラス分裂後や七大列強の成り立ちに触れます。アニメ第3期より先を知りたくない方はご注意ください。
五龍将と七大列強は作られた時代も目的も違い、そのまま順位表へ並べることはできない
五龍将が龍族最高峰なら、
七大列強では何位くらいなのか。
強さを調べると、
ここが次に気になる。
しかし五龍将と七大列強は、
そもそも同じ基準で作られた集団ではない。
五龍将は、
古代龍界で初代龍神を補佐するために選ばれた五人。
龍神が広大な世界を一人で管理できないため、
特に強い龍士へ各地域を任せた役職になる。
戦闘力だけでなく、
統率。
技術。
知識。
龍界を支える能力まで含んだ最高幹部だった。
一方、
七大列強はもっと後の時代に作られる。
ラプラスが闘神との戦いで魂を二つへ分けられ、
技術を強く受け継いだ技神ラプラスが、
強者の技を研鑽し後世へ残すために作った序列。
つまり成立した時点で、
古代五龍将の時代とは数千年単位で離れている。
第1期から名前が出る七大列強では、
龍神オルステッド。
技神。
闘神。
魔神ラプラス。
死神。
剣神。
北神など、
後世の最高峰が並ぶ。
石碑の順位も存在し、
視聴者からするとこちらの方が「強さランキング」として分かりやすい。
しかし、
五龍将をその表へ無理に入れると問題が出る。
シラードやドーラが、
技神ラプラスや魔神ラプラスと正式に順位戦をしたわけではない。
クリスタルは古代に死亡。
マクスウェルやカオスも、
七大列強成立後に同じ条件で強さを測られていない。
順位外だから弱いとは言えない。
さらにラプラス自身がややこしい。
古代では魔龍王として五龍将へ加入。
その後は二代目龍神。
さらに闘神との戦いで分裂し、
技神と魔神になる。
そして技神側が七大列強そのものを作る。
五龍将と七大列強をつなぐ人物が、
同じラプラスになる。
だから五龍将の強さを七大列強へ換算する時、
一番確かな材料になるのはラプラスの変化。
若い頃はドーラに及ばない。
成長して五龍将。
さらに龍神を継ぐ。
分裂後の技神は七大列強第一位。
魔神も上位へ残る。
ラプラス一人の経歴だけでも、
古代龍族の上位層が後世の最高峰へ直結していたことが分かる。
第1期のオルステッド戦を見ると、七大列強上位と現在のペルギウスには大きな質の差も見える
七大列強側で最も分かりやすい比較対象がオルステッド。
第1期第21話「ターニングポイント2」で、
ルーデウス一行は赤竜の下顎を進む途中、
オルステッドと遭遇する。
ルイジェルド。
エリス。
ルーデウス。
三人が次々に挑むが、
ほとんど一方的に制圧される。
ルイジェルドが槍を構える。
オルステッドは大きく動かない。
エリスが斬り込む。
簡単に処理される。
ルーデウスが魔術を重ねる。
それでも倒れない。
最後には前龍門まで使い、
大規模な魔術を吸収する。
さらに胸を貫かれたルーデウスを、
龍神独自の治癒術で蘇生する。
攻撃。
防御。
魔術対策。
体術。
治療。
一戦だけで、
複数分野が異常な水準にあることを見せる。
現在のペルギウスのように準備して相手を崩す以前に、
本人一人の基礎性能が桁違い。
第3期第10話のペルギウスは、
不死魔王アトーフェへ明確な勝ち筋を作って圧倒した。
ただしその方法は、
前龍門と後龍門。
相手の弱体化。
一断。
複数の術を正しい順番で使う戦術型。
オルステッドのように、
その場で何でも処理する万能型とは少し違う。
だから五龍将やペルギウスを、
七大列強の数字へそのまま当てはめる必要はない。
初代五龍将は、
龍神に次ぐ古代龍族最高峰。
七大列強は、
後世の強者を並べた別の体系。
比較はできても、
公式順位へ換算した答えは存在しない。
ただ、
五龍将の価値は順位外だから消えるわけではない。
若いラプラスを圧倒するドーラ。
龍将を率いるシラード。
古代技術を残すマクスウェルやカオス。
そして後に魔龍王ラプラス。
この時代の龍族上位が、
後の七大列強やオルステッドへ続く強さの土台を作っている。
五龍将で誰が強いかを考える時、
最後に見るべきなのは数字より系譜。
ドーラたち初代五龍将。
そこへ入るラプラス。
二代目龍神。
分裂した技神と魔神。
そして現在の龍神オルステッド。
『無職転生』の最上位戦力は、
古代龍族から後世へ一本の線でつながっている。
第7章 五龍将の強さを追うと、最後はヒトガミへ行き着く
※この章は、五龍将の秘宝とヒトガミ討伐へつながる原作後半の核心設定を含みます。
五龍将は昔の強者では終わらず、現在のヒトガミ討伐に必要な「五つの秘宝」を持つ存在
五龍将で誰が強いのかを追っていくと、
最終的には単純な強さ比較だけでは終わらない。
シラード。
マクスウェル。
カオス。
ドーラ。
クリスタル。
さらに後から加わったラプラス。
彼らは龍神に次ぐ最高峰の龍士だっただけでなく、
無の世界へ至るための「秘宝」と結び付いた存在でもある。
老デウスが古代龍族の遺跡を調べた時、
壁画に残されていたのが五つの秘宝。
それぞれ五龍将が一つずつ持ち、
五つを揃えたうえで龍神の秘術を使うことで、
六面世界の中央にある無の世界への扉を開けると判明する。
ここで五龍将の価値が、
戦闘力だけではなく世界構造そのものへ広がる。
無の世界の中心にいるのがヒトガミ。
だからオルステッドにとって、
五龍将の秘宝を集めることは寄り道ではない。
最終目標へ進むための必須条件。
ヒトガミがどこにいるか知っていても、
無の世界へ入る扉を開けられなければ直接戦えない。
五龍将の存在そのものが、その入口を握っている。
後にオルステッドは、
秘宝がただ持ち物として受け渡される物ではないことまで明かす。
五龍将を倒し、
その命と引き換えに秘宝を取り出さなければならない。
つまり五龍将の強さは、
倒すべき敵としての難度にも直結する。
強ければ強いほど、
ヒトガミへ到達する前段階が厳しくなる。
ここで現在のペルギウスまで問題へ入ってくる。
第3期では、
ルーデウスたちをケイオスブレイカーへ招き、
ナナホシを保護し、
召喚術や転移の知識を与える協力者。
アトーフェ戦では、
前龍門・後龍門から甲龍手刀「一断」まで使い、
ルーデウスたちを救う側にいる。
しかし龍族の秘宝という視点では、
ペルギウスも無関係ではいられない。
甲龍王という系譜。
古代龍族の知識。
ケイオスブレイカー。
五龍将の紋章。
現在の協力関係だけを見ていると想像しにくいが、
ヒトガミへ至る道の途中では、
龍族の秘宝そのものが重い問題へ変わっていく。
ラプラス復活まで待つ必要があるため、「五龍将で誰が強い?」が未来の戦争そのものへつながる
五龍将の秘宝の中でも、
特に大きな問題になるのがラプラス。
古代では魔龍王として五龍将へ加わり、
その後二代目龍神。
さらに闘神との戦いで魂を二つに分けられ、
技神と魔神へ分裂する。
現在の物語で恐れられている魔神ラプラスは、
その片側になる。
オルステッドが必要とする最後の秘宝も、
このラプラスと関係している。
問題は、
現在ラプラスがその場に存在していないこと。
約四百年前のラプラス戦役で討たれ、
次の復活まで長い時間が必要。
オルステッドは、
秘宝を得るためにその復活を待たなければならない。
ここが普通の討伐物語と大きく違う。
ラプラスは、
復活すれば人族側に甚大な被害を出す可能性が高い。
第1期からペルギウスの英雄譚で語られ、
ルイジェルドたちスペルド族の悲劇にも関わり、
世界規模の戦争を起こした存在。
本来なら復活を防ぎたい敵になる。
ところがヒトガミ討伐を優先するなら、
ラプラスには一度復活してもらわなければならない。
復活したラプラスを倒す。
秘宝を回収する。
他の五龍将側の秘宝も揃える。
龍神の秘術を使う。
そこまで進んで初めて、
無の世界への扉を開ける条件がそろう。
だから五龍将の強さ比較は、
昔の最強キャラ談義だけでは終わらない。
ドーラが若いラプラスを圧倒した。
ラプラスが成長して五龍将へ入った。
シラードが五人を率いた。
マクスウェルやカオスが技術を残した。
そうした古代の実力関係が、
数千年後のヒトガミ討伐計画へそのまま影響している。
第1期第21話でオルステッドが、
ヒトガミの名前に激しく反応した時点では、
ルーデウスには何も分からない。
なぜそこまで憎むのか。
どこにいるのか。
どうやって倒すのか。
しかし第3期以降、
ペルギウス。
古代龍族。
六面世界。
五龍将。
秘宝。
情報が一つずつ増えることで、
オルステッドが何を準備しているのかが見えてくる。
そして「五龍将で誰が強い?」という疑問も、
最後にはそこへつながる。
一番強い者を知ることは、
単に昔の順位を決めることではない。
その強者を誰が倒せるのか。
秘宝をどう回収するのか。
ラプラス復活後に誰が戦うのか。
ヒトガミへ届くまで、
どれほど高い壁が残っているのかを見ることになる。
五龍将は、
初代龍神に仕えた龍族最高峰。
その中でもドーラは若いラプラスを圧倒し、
ラプラス自身は後に魔龍王から龍神級へ成長する。
ただし公式の1位から5位までは存在しない。
強さの輪郭は、
戦闘描写と役割を比べて見るしかない。
それでも一つだけ確かなのは、
五龍将が『無職転生』の最上位層にいたということ。
そしてその力と命が、
ヒトガミへ届くための鍵として現在まで残っていること。
五龍将で誰が強いかを追った先には、
古代龍族の順位ではなく、
オルステッドとヒトガミの最終戦へ続く道そのものが見えてくる。
無職転生Ⅲまとめ
『無職転生Ⅲ』の記事を、第3期の放送範囲・ナナホシと転移事件・ペルギウスと空中城塞・未来ルーデウス・オルステッド・魔導鎧・エリスとの再会・ルーデウスの家族などに分けてまとめています。
ルーデウス、エリス、シルフィ、ロキシー、ナナホシ、ペルギウス、オルステッド、ゼニス、アリエル、クリフ、エリナリーゼなど、気になる人物や物語の謎はこちらから探せます。
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