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【クレバテスII】神学校ソルセインの地下には何がある?秘密の部屋とユニオンが隠す裏の顔

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神学校ソルセインの地下に隠されているのは、ただの「秘密の部屋」ではなく、戦争後も各国が手放したくない魔道技術と情報の集積地に近い存在。
表では生徒が魔術を学んでいる一方、裏ではナイエ、ローメイン、ユニオン、各国の大物までが動き、同じ学校を別々の目的で利用している。
ソルセインを追うと、戦争は終わっても争いそのものは消えず、武力から「誰が先に地下の秘密へ届くか」という争奪戦へ姿を変えたことが見えてくる。

  1. 第1章 結論|ソルセインは普通の神学校ではなく、各国とユニオンの思惑が重なる場所
    1. ドレルの「秘密の部屋」を求めて、戦争が終わった後も各国の視線がソルセインへ向いている
    2. 第7幕の地下広場で「学校の裏側」が初めて大勢の人間を伴って姿を現した
  2. 第2章 戦争が終わったのに、なぜ各国は「秘密の部屋」を追い続ける?
    1. ドレルが残したのは敗軍の痕跡ではなく、各国が無視できない魔道技術だった
    2. 戦場で奪い合っていた「魔術」が、今度は神学校の校舎と地下へ場所を移した
  3. 第3章 神学校ソルセインになぜ各国の人間が潜り込んでいる?
    1. ナイエは教師として入りながら、ドレルの「秘密の部屋」を探していた
    2. 留学生、教師、潜入者が同じ学校へ集まったことでソルセインが情報戦の中心になっていく
  4. 第4章 第1幕から学校には何が起きていた?ネイサンの失踪で疑いが濃くなる
    1. 最初は魔術を学ぶ学校に見えたが、学生寮の裏でネイサンが魔獣として現れる
    2. ネイサンの一件を境に、アリシアとティゲルたちが「学校そのもの」を探り始める
  5. 第5章 ローメインとヴォーデインまで動く|ソルセインと勇者伝承がつながる
    1. 学長ローメインの背後には、北の魔獣王ヴォーデインがいた
    2. 「トアの書」が狙われたことで、学校の秘密は勇者伝承へ一気につながっていく
  6. 第6章 第7幕の「地下広場」には何があった?ユニオンと各国の大物が集まっていた
    1. ティゲルとリオンが潜った先は、ただの隠し通路ではなかった
    2. 「秘密の部屋」と地下広場は同じと断定できないが、ソルセインの裏側は一つではなかった
  7. 第7章 「表の世界と裏の世界」|ソルセインは学校の姿をした争奪戦の中心だった
    1. 地上では授業、地下では各国とユニオンが動いている
    2. 秘密の部屋を追うほど、ソルセインそのものの見え方が変わっていく

第1章 結論|ソルセインは普通の神学校ではなく、各国とユニオンの思惑が重なる場所

ドレルの「秘密の部屋」を求めて、戦争が終わった後も各国の視線がソルセインへ向いている

神学校ソルセインの地下が気になるのは、
単に学校の下へ怪しい空間が造られていたからではない。
第2期に入った時点でソルセインは、
ドレルが遺した「秘密の部屋」をめぐり、
各国の思惑が集まる場所になっている。

前シーズンでハイデンを巻き込んだ戦争は終結した。
しかし戦場から兵士が消えたからといって、
争いの原因になった物まで消えたわけではない。
ドレル将軍が手に入れていた魔道技術が残り、
今度はその行方が戦後の交渉を左右することになる。

エスリンを含む三国の協議でも、
争点として浮かび上がったのがドレルの「秘密の部屋」だった。
そこに何が残されているのか。
誰が先に見つけるのか。
その情報をどの国が手にするのか。

だから第2期で各国の人間がソルセインへ集まる流れは、
単なる学園編への舞台変更ではない。
前シーズンで続いていた魔術をめぐる争いが、
戦場から神学校へ場所を変えて続いている。
剣や軍隊ではなく、今度は情報と魔道技術をめぐる争いになった。

実際、ボーレート軍の上位魔道士ナイエ・シフォンリッツも、
教師という立場で神学校ソルセインへ入っている。
表向きには生徒を教える側に見えるが、
その裏にはドレルの「秘密の部屋」を調べる目的がある。
学校にいる大人でさえ、見えている肩書だけでは判断できない。

一方でクレンとアリシアもソルセインへ入り、
アリシアは「アリッサ」として学生生活へ紛れ込む。
エスリンからはティゲルとリオンの双子も来ており、
学校には複数の国から人物が集まっている。
同じ教室や校舎にいても、それぞれが同じ目的で動いているわけではない。

この時点ですでにソルセインは、
魔術を学ぶ生徒だけが集まる場所ではなくなっていた。
秘密の部屋を探す者、
学校そのものを探る者、
勇者伝承へ近づこうとする者。
表の学校生活の下で、別々の思惑が静かに交差していた。

第7幕の地下広場で「学校の裏側」が初めて大勢の人間を伴って姿を現した

その違和感が一気に形になったのが、
第7幕「表の世界と裏の世界」だった。
ティゲルとリオンは学生寮へ侵入してきた不審者を倒し、
その人物のデスマスクを作って変装する。
そして本校舎の地下へ入り込んでいく。

地下へ続く道の先にあったのは、
誰も使っていない物置や古い研究室ではなかった。
地下広場には大勢の人間が集まっており、
その中にはエスリンとボーレート、
両国に関わる大物まで姿を見せている。

学生が魔術を学んでいる校舎の下で、
国家に関わる人物たちが人知れず集まっている。
この光景だけでも、
ソルセインが表面通りの学校ではないことが分かる。
地上と地下で、まったく異なる世界が同時に存在していた。

さらにティゲルとリオンは、
後を追って地下へ入っていたエディソンと合流する。
そして学生寮へ来た不審者の背後に、
「ユニオン」と呼ばれる結社が存在していたことまで判明する。
地下は、一人の怪しい人物が使っていた隠れ場所ではなかった。

ここで注意したいのは、
ドレルが遺した「秘密の部屋」と、
第7幕で登場した「地下広場」が、
現段階で同じ場所だとは示されていないこと。

むしろ別々に見ておくことで、
ソルセインの異様さはさらに大きくなる。
各国が探しているドレルの秘密の部屋がある一方で、
学校の地下ではユニオンまで活動している。
一つの秘密を追っていたはずの学校から、別の秘密まで現れたことになる。

だから「クレバテス 神学校」「クレバテス 地下」と気になった時、
見るべきなのは地下室一つの正体だけではない。
ソルセインという学校そのものに、
表から見えない勢力が何重にも入り込んでいる。
第7幕の地下広場は、それが初めて大勢の人間を伴って露わになった場所だった。

第2章 戦争が終わったのに、なぜ各国は「秘密の部屋」を追い続ける?

ドレルが残したのは敗軍の痕跡ではなく、各国が無視できない魔道技術だった

ソルセインにある「秘密の部屋」を見るなら、
第2期だけを追っていると少し分かりにくい。
その始まりは、
前シーズンで起きたハイデン侵略戦争まで遡る。
そこで大きな存在だったのがドレル将軍だった。

ボーレート軍はハイデン国内へ侵攻し、
魔鉱石の精錬秘術である「王家の炉」を狙っていた。
ドレルは至宝「黒竜」を手にし、
王都を蹂躙するほどの力を見せる。
アリシアたちにとっても、戦争の最前線で立ちはだかった強敵だった。

しかしドレルが持っていた価値は、
武人としての強さだけではなかった。
戦争が終わった後、
各国が改めて注目することになったのが、
彼が手に入れていた魔道技術だった。

戦闘中なら敵国の将軍が何を持っていても、
まずは生き残り、相手を止めることが優先される。
だが戦争が終われば状況は変わる。
強大な魔術や技術がどこかへ残されているなら、
次に誰がそれを手にするかが問題になる。

和平交渉では、
一触即発の状態を避けるため各国代表が話し合うことになる。
そこで必須条件として求められたのが、
ドレル将軍が手にした魔道技術の開示だった。
ところが、その情報は簡単に提出できる状態ではなかった。

ドレルが残した情報は、
「ある場所」に隠されている。
そして第2期では、
その存在が「秘密の部屋」としてソルセインへ結び付いていく。
戦争の勝敗とは別に、ドレルが残した物を誰が手にするかという問題が残った。

だから秘密の部屋は、
亡くなった人物の私室を探す程度の話ではない。
そこに残された魔道技術次第では、
戦争後の各国の力関係まで変わる可能性がある。
和平を結んだ後だからこそ、誰か一国だけに渡したくない物でもある。

戦場で奪い合っていた「魔術」が、今度は神学校の校舎と地下へ場所を移した

前シーズンから『クレバテス』では、
人属同士が魔術をめぐって争う姿が何度も描かれてきた。
ボーレート軍が狙った「王家の炉」も、
単なる王家の財宝ではない。
魔鉱石を精錬する秘術そのものに大きな価値があった。

ドレルが失われても、
人属が魔道技術を欲しがる構図までは消えない。
戦争が終われば、
今度は協議の席で開示を求める。
そして情報が隠されていると分かれば、
各国はその場所へ人間を送り込む。

その舞台になったのが神学校ソルセイン。
表向きだけを見れば、
若者たちが魔術を学び、
より高度な力を身につけていく教育の場。
しかし各国にとっては、それだけでは済まない場所になっている。

ボーレート側のナイエが、
秘密の部屋の調査を目的に教師として潜入している事実は象徴的。
軍服を着て兵士として踏み込むのではなく、
教師の顔で学校内部へ入る。
戦争中とは争い方そのものが変わっている。

アリシアが学校へ入ってからも、
不穏な出来事は途切れない。
学生寮の裏で現れた魔獣の正体がネイサンだったことが分かり、
その後ネイサンは教室から姿を消してしまう。
学校を去ったという話だけでは、アリシアも納得できなかった。

そこでアリシアは、
ティゲルとリオンと手を組んで学校を探り始める。
つまり秘密の部屋を探している各国とは別に、
生徒側から見てもソルセインには不自然な出来事が続いていた。
外から来た勢力だけが学校を怪しんでいるわけではない。

そして第7幕になると、
その疑いの先で実際に本校舎地下への道が開く。
地下広場には大勢の人間が集まり、
エスリン、ボーレートの大物まで存在し、
さらにユニオンという結社まで姿を現す。

第1期では、
王都や戦場で魔術を奪い合っていた。
第2期では、
その争いが教室、学生寮、本校舎、
そして地下へと入り込んでいる。

戦争は終わっている。
それでも魔術をめぐる人間たちの欲望は終わっていない。
むしろ武力衝突が止まったことで、
誰が情報を持ち、誰が先に秘密へ到達するのかという争いへ姿を変えた。

ドレルの「秘密の部屋」が重要なのは、
そこに隠された物だけではない。
その存在一つによって、
各国の使者や軍人までもがソルセインへ引き寄せられている。
学校全体が、戦後の争いを受け止める場所になってしまった。

だから第7幕で地下広場が現れた時、
突然知らない秘密基地が出てきたわけではない。
第1期から続いていた魔道技術の争奪が、
神学校ソルセインの地下にまで潜り込んでいた。
「表の世界と裏の世界」は、戦争後のソルセインをそのまま表す言葉にもなっている。

第3章 神学校ソルセインになぜ各国の人間が潜り込んでいる?

ナイエは教師として入りながら、ドレルの「秘密の部屋」を探していた

神学校ソルセインが普通の学校と大きく違うのは、
生徒だけではなく、
教師として入っている人物にも別の目的があること。
その代表がナイエ・シフォンリッツになる。

ナイエはボーレート軍に所属する上位魔道士。
学校で生徒を導くためだけに、
ソルセインへやって来た教師ではない。
公式の人物紹介でも、
ドレルの「秘密の部屋」を調べるために潜入した人物とされている。

つまり教壇に立っている姿だけを見れば教師。
しかしその内側には、
戦争後も残された魔道技術を探す軍人としての顔がある。
第7幕で描かれる「表の世界と裏の世界」は、
地下へ降りる以前から人物の立場にも現れていた。

これは前シーズンの戦争から続いている流れでもある。
ボーレート軍はハイデンへ侵攻し、
「王家の炉」など強力な魔道技術を求めて動いていた。
戦争が終結しても、
優れた魔術を手に入れたいという思惑まで消えたわけではない。

今度は軍勢を送り込むのではなく、
教師という姿でソルセインへ入る。
戦場で正面から奪い合っていた頃とは違い、
第2期では互いの目的を隠しながら、
同じ学校の内部で情報を探る形へ変わっている。

だからナイエの存在は、
ソルセインが戦後の平穏な場所ではないことをよく表している。
授業を行う教師の中に、
一国の軍へつながる人物がいる。
しかも狙っているのは、
和平交渉にも関係するドレルの秘密の部屋だった。

そこへエスリンから、
ティゲルとリオンの双子も留学生として入っている。
クレンとアリシアも、
別の目的を抱えてソルセインへ潜入している。
見た目だけなら教師と学生が集まる学校なのに、
実際には複数の勢力が同じ校舎を歩いている。

誰が純粋に魔術を学びに来た人物なのか。
誰が別の物を探しているのか。
誰がどこの国とつながっているのか。
ソルセインでは、
肩書だけを見ても人物の本当の目的までは分からない。

それが第7幕になると、
地下広場にエスリンとボーレートの大物まで現れる。
地上に各国の関係者が集まっていただけではなく、
地下でも国家をまたぐ人間たちが動いていたことになる。
学校という一つの建物の中で、
表と裏の二つの人間関係が重なっていた。

留学生、教師、潜入者が同じ学校へ集まったことでソルセインが情報戦の中心になっていく

第2幕「もう一つの世界」では、
ソルセインの日常がかなり普通の学校らしく描かれる。
クレンは学校へ入り、
アリシアも「アリッサ」と名前を変えて、
5年の生徒として授業へ参加する。

最初に待っていたのは魔術の実習だった。
杖を使い、
詠唱によってランプへ火を灯す。
学年上位のレイ、メリーメリー、アンドリューが、
次々に魔術を成功させていく。

ここだけを見るなら、
ソルセインは若者たちが魔術を競い、
技量を磨いていく教育機関そのもの。
アリシアも一番に手を挙げて挑戦し、
周囲の生徒たちと同じ空間で授業を受けている。
戦場とはまったく違う時間が流れている。

しかし視点を少し変えると、
この教室の周囲には複数の思惑がすでに存在している。
アリシア自身が本名を隠して入っている。
ナイエも秘密の部屋を調査する目的を抱え、
教師という立場で潜り込んでいる。

さらにティゲルとリオンも、
エスリンから来た留学生として学校にいる。
国同士の戦争が終わった後なのに、
異なる国につながる人間たちが、
同じ学校へ集まっていることになる。

しかも彼らが求めている物は、
学校の成績や卒業資格だけではない。
ドレルが遺した魔道技術。
勇者伝承。
学校内部に隠されているもの。
それぞれが違う入口から、
ソルセインの奥へ近づいていく。

だから第7幕で、
地下広場へ各国の大物が集まっていたことも、
まったく前触れのない展開ではない。
その前から学校には、
国境を越えて複数の人物が入り込んでいた。

最初は教室にいる一人一人の目的までは見えない。
授業を受け、
廊下を歩き、
学生寮へ戻る。
表面上は同じ学校生活を送っている。

だが物語が進むほど、
その中に教師ではない教師、
普通の生徒ではない生徒、
学校以外の目的を持つ人物が混じっていることが分かる。
ソルセインは少しずつ、
「誰が何を探しているのか分からない場所」へ変わっていく。

そして地下広場にはユニオンまで存在していた。
地上では各国の人間が互いに正体や目的を隠し、
地下では別の結社が大勢を集めている。
神学校という同じ場所へ、
いくつもの勢力が重なっていた。

ソルセインが重要なのは、
魔術を教える名門校だからだけではない。
戦争後も価値を失わなかった魔道技術や、
勇者伝承へつながる情報が集まることで、
誰も無視できない場所になっている。

学校へ潜入している人物が多いのは、
ソルセインそのものに価値があるというより、
そこに隠されている何かを各勢力が欲しがっているから。
「クレバテス ソルセイン」を追うほど、
学校という表向きの姿だけでは見えてこない部分が増えていく。

第4章 第1幕から学校には何が起きていた?ネイサンの失踪で疑いが濃くなる

最初は魔術を学ぶ学校に見えたが、学生寮の裏でネイサンが魔獣として現れる

アリシアたちがソルセインへ入った直後から、
いきなり地下広場やユニオンが見つかったわけではない。
最初に描かれるのは、
授業や生徒同士の関係といった、
かなり学校らしい日常だった。

アリシアは「アリッサ」と名を変え、
5年の生徒として魔術実習へ参加する。
杖を使ってランプへ火を灯す授業では、
学年トップの生徒たちが次々に成功していく。
ここではまだ、
学校地下の巨大な秘密など見えてこない。

そんな日常の中で、
アリシアへ話しかけてきたのがネイサンだった。
気弱な印象を持つ生徒で、
最初から学校の裏側を知る危険人物として現れたわけではない。
だからこそ、
後に起きる出来事の異様さが大きくなる。

学生寮の裏へ出現した魔獣。
その正体がネイサンだったと分かったことで、
ソルセインの日常は一気に揺らぐ。
少し前まで同じ学校にいた生徒が、
人の姿ではない存在として現れてしまう。

それまでなら、
学校へ潜入したアリシアたちが警戒しているだけとも考えられた。
しかし実際の生徒が魔獣となって現れれば、
「この学校では何か起きている」という疑いは、
単なる予感では済まなくなる。

さらに不可解なのは、
その後のネイサンの扱いだった。
事件の後、
ネイサンは教室へ姿を見せなくなる。
そして学校を去ることになったと説明される。

普通なら、
そこで一連の出来事は終わったようにも見える。
問題を抱えていた生徒が学校からいなくなり、
教室には再び日常が戻る。
しかしアリシアは、
それだけで納得しなかった。

ネイサンがなぜ魔獣になったのか。
学校を去ったという説明だけで、
その出来事のすべてが消えるわけではない。
アリシアは、
ソルセインに何か秘密があると確信するようになる。

ネイサンの一件を境に、アリシアとティゲルたちが「学校そのもの」を探り始める

第3幕で大きく変わるのは、
アリシアが怪しい人物一人ではなく、
学校そのものへ疑いを向け始めること。
ネイサンだけに問題があったなら、
彼がいなくなった時点で終わる話になる。

しかしアリシアが見たのは、
生徒が魔獣になって現れるという異常な出来事。
しかもその後、
詳しい事情が明らかにならないまま、
本人だけが学校から消えている。

この流れを受け、
アリシアはティゲルとリオンの双子と手を組む。
もともと親しい友人だったからではない。
それぞれの目的が一致したため、
しばらく協力する関係になった。

ここが後の第7幕にもつながっていく。
学校に何かある。
しかし場所も、
関わっている人物も、
まだはっきりとは見えない。
その状態から双子は学校内部を探り続ける。

一方のクレンは、
サラサやエディソンと一緒に下校することが増えていく。
同じソルセインへ入りながら、
登場人物たちの行動が少しずつ別方向へ分かれていく。
それぞれの場所で、
学校をめぐる別の情報へ近づいていく形になる。

こうした積み重ねがあるため、
第7幕でティゲルとリオンが学生寮の不審者を捕らえた時も、
その相手を排除して終わらない。
以前から学校を探っていた二人にとって、
侵入者は秘密へ続く新しい手掛かりだった。

その人物のデスマスクを作り、
本校舎地下へ入っていく。
そこで初めて、
疑っていた「何か」が地下広場という具体的な場所になる。
さらにユニオンと各国の大物まで現れる。

ネイサンが魔獣になった第3幕では、
まだ「この学校には何か秘密がある」という段階だった。
第7幕では、
その疑いの先に実際の地下空間と結社が現れる。
四話を隔てて、
漠然とした違和感が目に見える姿へ変わっている。

しかもソルセインには、
それとは別にドレルの「秘密の部屋」を探す動きもある。
ナイエはそのために教師として潜入している。
つまりアリシアたちが追っていた学校の異変と、
各国が探す秘密の部屋が同時進行している。

この二つを最初から同じものだと決める必要はない。
むしろ別の謎が同じ神学校へ重なっているからこそ、
ソルセインという場所の異常さが際立つ。
一つ扉を開けても、
その奥にまた別の秘密が待っている。

第2幕では、
ランプへ火を灯す魔術実習をしていた学校。
第3幕では、
同じ学校の生徒だったネイサンが魔獣として現れる。
そして第7幕では、
校舎の地下に各国の大物とユニオンが集まっている。

最初に見えていたソルセインと、
物語が進んだ後に見えるソルセインはまるで違う。
教室、学生寮、本校舎地下。
日常の場所を一段ずつ進むたび、
その下に隠れていたものが姿を現している。

「クレバテス 神学校」「クレバテス 地下」が気になるなら、
第7幕の地下広場だけを見るより、
ネイサンの一件から追った方がつながりが見えやすい。
ソルセインの裏側は突然始まったのではなく、
普通の学校生活の中へ少しずつ異変が染み出していた。

第5章 ローメインとヴォーデインまで動く|ソルセインと勇者伝承がつながる

学長ローメインの背後には、北の魔獣王ヴォーデインがいた

ソルセインの地下や「秘密の部屋」を追っていくと、
学校内部の異変は一国の思惑だけでは説明できなくなる。
第5幕「自分との戦い」で、
ソルセインの学長ローメインと、
その背後にいる北の魔獣王ヴォーデインが動き始める。

二人が狙っていたのは、
クレンが持つ「トアの書」だった。
しかも目的は単に強力な本を奪うことではない。
ローメインとヴォーデインは、
勇者伝承そのものを復活させようとしていた。

ここでソルセインを見る目がさらに変わる。
第2幕では魔術を学ぶ神学校。
第3幕ではネイサンの魔獣化が起こる場所。
そして第5幕になると、
勇者伝承を復活させる計画まで学校内部で進んでいた。

クレンもその動きを察知する。
トアの書を狙われていると知ると、
巨大な影の塔を作り出し、
「欲しくば、取りに来い」と相手を誘い出すように動く。
学校全体が一気に戦場へ変わっていく。

ローメインも、
ただ学長室から指示を出しているだけではない。
一般の生徒たちを眠らせ、
残った才能ある者たちへ、
トアの書を奪うよう命じる。

普段なら生徒を守り、
魔術を教える立場にいる学長。
その人物が逆に、
生徒たちを選別するように眠らせ、
才能ある者を戦いへ送り込んでいる。
神学校という表向きの姿が大きく崩れる場面になる。

しかもヴォーデインは、
単なる魔術師や政治家ではない。
北の魔獣王という、
クレバテスと同じく人属の常識だけでは測れない存在。
そんな相手がソルセインの裏側へ関わっている。

だから学校に隠されているものは、
ドレルの秘密の部屋だけとは限らない。
各国が探す魔道技術とは別に、
魔獣王ヴォーデインが進める勇者伝承の復活まで、
同じ学校へ重なっている。

「トアの書」が狙われたことで、学校の秘密は勇者伝承へ一気につながっていく

トアの書は、
第2期へ入って突然現れた小道具ではない。
原作コミックス第5巻の紹介でも、
「世界の趨勢を握るトアの書」とされるほど、
物語の大きな部分へ関わる存在になっている。

第5幕では、
その書を巡ってクレンとローメイン側が正面からぶつかる。
クレンは書を守るだけでなく、
巨大な影の塔を作り出し、
相手側を自分のところへ引き寄せるように仕掛ける。

そしてローメインは、
学校に残った才能ある生徒たちへ書の奪取を命じる。
生徒たちは本来、
魔術を学ぶためにソルセインへ来ていたはず。
それがいつの間にか、
勇者伝承を巡る争いへ巻き込まれていく。

原作コミックス第6巻では、
さらにソルセインで行われる「試練」の危険性も明らかになっている。
最上位魔術である「紋」を手に入れるための試練。
しかし失敗した者は、
凶暴な魔獣へ変わってしまう。

ネイサンが魔獣になった出来事も、
ここにつながって見えてくる。
一人の生徒だけに起きた偶発的な異変ではなく、
ソルセインで行われている「試練」そのものが、
生徒を人ではない姿へ変える危険を持っていた。

さらに原作第7巻では、
クレンが巨大な塔を作り出し、
学園全域が苛烈な戦場へ変わる。
その中でも、
ヴォーデインが狙う勇者伝承の復活が大きく動いていく。

つまりソルセインには、
いくつもの異なる目的が同時に集まっている。
各国はドレルの魔道技術を探す。
ローメインとヴォーデインは勇者伝承を復活させようとする。
クレンはトアの書を守りながら、
学校そのものの秘密へ踏み込んでいく。

表面だけを見れば、
生徒たちが魔術を学ぶ神学校。
しかし奥へ進めば進むほど、
魔道技術、
トアの書、
「紋」の試練、
勇者伝承が一本につながってくる。

だから「クレバテス 秘密の部屋」を追う時も、
部屋の中に何があるかだけを見ると狭くなる。
ソルセイン全体が、
複数の勢力が欲しがる知識と力の集積地になっている。
その一端が地下や試練という形で次々に姿を見せている。

第6章 第7幕の「地下広場」には何があった?ユニオンと各国の大物が集まっていた

ティゲルとリオンが潜った先は、ただの隠し通路ではなかった

第7幕「表の世界と裏の世界」で、
ソルセインの地下はついに具体的な姿を見せる。
入口になったのは、
学生寮へ侵入してきた不審者だった。

ティゲルとリオンは、
その人物を倒して終わりにしない。
不審者のデスマスクを作り、
相手の顔へ変装した状態で、
本校舎の地下へ潜り込んでいく。

第3幕から学校の秘密を疑っていた二人にとって、
この不審者は単なる敵ではない。
どこから来たのか。
誰につながっているのか。
学校のどこへ出入りしているのか。

そうした疑問の答えを追うため、
相手の顔まで利用して地下へ入っていく。
そして辿り着いた先にあったのが、
大勢の人間が集まる地下広場だった。

ここが重要なのは、
地下へ一つの小部屋が隠されていたわけではないこと。
そこには大勢の人物が集まれるほどの空間があり、
しかもエスリン、
ボーレート両国の大物まで姿を見せている。

学生たちが授業を受ける校舎の真下で、
国家に関わる人物たちが秘密裏に集まっていた。
表では教師と生徒。
地下では各国の有力者。
同じ学校の中に、
まったく違う世界が重なっている。

さらに双子は、
後を追って地下へ潜入していたエディソンとも合流する。
別々に学校を探っていた人物たちが、
同じ地下広場へ集まることで、
それまで散らばっていた違和感が一気につながっていく。

そして学生寮へ入り込んできた不審者の背後にいたのが、
「ユニオン」と呼ばれる結社だった。
一人の侵入者を追っていたはずが、
その先に大きな組織が存在していたことになる。

「秘密の部屋」と地下広場は同じと断定できないが、ソルセインの裏側は一つではなかった

ここで混同しやすいのが、
戦後から各国が探しているドレルの「秘密の部屋」と、
第7幕に登場した「地下広場」。
どちらもソルセインの秘密に関わるため、
同じ場所ではないかと考えたくなる。

ただ現段階では、
この二つが同一の場所だとは明言されていない。
だからこそ、
むしろソルセインには複数の秘密が重なっていると見る方が、
これまでの流れには合っている。

各国は、
ドレルが残した魔道技術を求めている。
ナイエはその調査のため、
教師としてソルセインへ潜入している。
一方でティゲルとリオンが入った地下広場には、
ユニオンと各国の大物がいた。

さらに第5幕まで遡れば、
学長ローメインとヴォーデインが、
トアの書を狙って勇者伝承を復活させようとしている。
原作では、
「紋」を得るための試練まで学校内部で行われている。

一つの学校の中に、
ドレルの秘密の部屋。
ユニオンの地下広場。
勇者伝承。
トアの書。
危険な「試練」。

これだけのものが重なっている。
だからソルセインの地下を、
一つの秘密基地として見るだけでは足りない。
学校そのものが、
複数の勢力と目的を抱え込んだ巨大な接点になっている。

第7幕の地下広場に各国の大物がいたことも、
その象徴に近い。
国境を越えて秘密裏に集まる必要がある人物たちが、
学校の地下を利用している。
表向きの教育機関という顔が、
その活動を隠すには都合の良い覆いにもなる。

戦争中なら、
敵国の人物が大勢集まればすぐ警戒される。
しかし神学校なら、
留学生や教師、
各国から来た関係者がいても不自然ではない。
表の学校という姿があるからこそ、
裏で複数の勢力が入り交じる余地も生まれる。

第1幕では、
クレンとアリシアがソルセインへ入る。
第2幕では普通の魔術実習。
第3幕ではネイサンの魔獣化。
第5幕ではローメインとヴォーデインがトアの書を狙う。
そして第7幕では、
地下広場とユニオンが現れる。

話が進むたびに、
同じ神学校の違う顔が一枚ずつ剥がれている。
最初は学校。
次は危険な試練を抱えた場所。
その次は勇者伝承へつながる場所。
さらに地下では、
国家規模の人物と結社まで動いている。

「クレバテス 地下広場」が強く引っかかるのは、
秘密の場所が見つかったからだけではない。
そこへ誰が集まり、
どんな勢力が動いていたのかによって、
ソルセイン全体の見え方まで変わるからだ。

地下へ降りれば、
学校の裏側が一つ見える。
しかしその奥には、
まだドレルの秘密の部屋や勇者伝承が残っている。
ソルセインは、
一つの秘密を暴けば終わる場所ではなかった。

第7章 「表の世界と裏の世界」|ソルセインは学校の姿をした争奪戦の中心だった

地上では授業、地下では各国とユニオンが動いている

神学校ソルセインは、
最初だけを見れば魔術を学ぶための学校に見える。
アリシアも「アリッサ」として授業へ入り、
杖を使った魔術実習に参加していた。
生徒たちは成績を競い、
教師たちは教壇に立っている。

しかし話が進むほど、
その穏やかな学校生活の下から、
別の顔が少しずつ現れてくる。
ネイサンが魔獣となって現れ、
その後は学校から姿を消した。

さらにボーレート軍のナイエは、
教師としてソルセインへ潜入しながら、
ドレルの「秘密の部屋」を探している。
教壇に立つ教師さえ、
学校のためだけにそこへいるとは限らない。

そして第5幕では、
学長ローメインと北の魔獣王ヴォーデインが、
クレンの持つ「トアの書」を狙う。
目的は勇者伝承の復活。
学校の内部で、
生徒たちの知らない大きな思惑が動いていた。

第7幕になると、
それまで見えなかった「裏」が、
とうとう地下広場という形で現れる。
ティゲルとリオンは不審者のデスマスクを利用し、
本校舎地下へ潜入する。
その先には大勢の人間が集まっていた。

しかも地下にいたのは、
学校内部の一部の教師や生徒だけではない。
エスリンとボーレート、
両国に関わる大物まで姿を見せている。
さらにその背後には「ユニオン」という結社が存在していた。

地上では魔術を教える学校。
地下では国家をまたぐ人物と、
秘密結社が動いている。
第7幕の「表の世界と裏の世界」という題名が、
ソルセインそのものに重なってくる。

表だけを見ていれば、
留学生が集まる神学校。
しかし裏へ進めば、
各国が魔道技術を探り、
ユニオンが動き、
勇者伝承まで絡んでくる。

一つの校舎の中に、
まったく異なる二つの世界が存在していた。

秘密の部屋を追うほど、ソルセインそのものの見え方が変わっていく

「クレバテス 秘密の部屋」で気になるのは、
最終的にその部屋の中に何があるのかという点。
ただソルセイン編を追っていくと、
それだけでは済まなくなってくる。

ドレルの秘密の部屋は、
戦後の三国協議でも扱われるほど重要な存在。
そこに残された魔道技術を、
各国が無視できない。
だからナイエのような人物まで、
学校へ潜り込んで調査している。

ところが実際に学校の裏側へ近づくと、
ドレルの秘密の部屋以外にも、
別の危険なものが次々と現れる。
ネイサンの魔獣化。
トアの書。
勇者伝承。
地下広場とユニオン。

一つの秘密を見つければ、
その奥からまた別の秘密が出てくる。
だからソルセインは、
「地下に秘密の部屋が一つある学校」と見るだけでは足りない。

むしろ魔術と情報、
国家の思惑、
勇者伝承まで集まったために、
学校全体が巨大な争奪地点へ変わっている。

戦争中は、
王都や戦場で力を奪い合っていた。
しかし戦争が終わった後は、
その争い方が変わる。
正面から軍勢をぶつけるのではなく、
誰が先に情報を得るかが重要になる。

教師として潜り込む。
留学生として学校へ入る。
別人の顔を使って地下へ降りる。
表向きは平穏でも、
裏では互いに相手より先へ進もうとしている。

だから「戦争が終わった後の秘密の部屋」が、
むしろ重要になっている。
戦争中なら力で奪えばよかったものを、
戦後は和平を壊さずに手に入れなければならない。
各国の思惑は、
表面から見えにくい形へ変わっている。

ソルセインは、
その見えにくい争いに適した場所でもある。
教師もいる。
各国から留学生も来る。
魔術研究が行われても不自然ではない。

だからこそ、
軍人や各国の関係者が紛れ込んでも、
すぐには異常に見えない。
表の「神学校」という顔が、
裏で動く者たちを隠す覆いにもなっている。

第7幕で地下広場が現れたことで、
その構図は一気に分かりやすくなった。
ソルセインの地下に何があるのか。
その答えは、
一つの部屋の名前だけでは終わらない。

ドレルの秘密の部屋を探す各国。
地下広場へ集まる大物たち。
その背後にいるユニオン。
勇者伝承へ手を伸ばすローメインとヴォーデイン。

それぞれ別に見えていた動きが、
すべてソルセインという場所へ集まっている。

「クレバテス 神学校」を追うと、
最初に見えていた学園生活から、
まったく別の姿へ行き着く。
ここは魔術を学ぶ学校であると同時に、
戦後も続く魔道技術の争奪が潜む場所でもある。

そして「クレバテス 地下」を追えば、
学校の秘密は地面の下だけに隠れているわけではないと分かる。
教師の肩書。
学長の立場。
留学生の目的。
人間一人一人にも表と裏がある。

第7幕「表の世界と裏の世界」で見えたのは、
地下広場だけではない。
ソルセインそのものが、
表の学校と裏の争奪戦を同時に抱えていたということだった。

だから「秘密の部屋」は、
ただ中身を探すための謎ではない。
戦争が終わっても人属が力を求め続け、
その欲望が今度は学校の地下へ入り込んでいる。
ソルセインの裏の顔を辿る入口が、
この秘密の部屋だった。

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