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【BLEACH 千年血戦篇】ユーハバッハの親衛隊はなぜこの4人?リジェ・ジェラルド・アスキン・ペルニダが選ばれた背景

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BLEACHの親衛隊は、リジェ・バロ、ジェラルド、ペルニダ、アスキンの4人で構成されたユーハバッハ直属の精鋭。
リジェは最初の聖文字持ち、ジェラルドとペルニダは元から特別な力を持ち、アスキンだけが第二次侵攻後に親衛隊へ加わった異例の存在になる。
4人に共通するのは単純な攻撃力ではなく、貫通・奇跡・進化・適応によって「一度倒し方を見つけても終わらない」厄介さにある。

  1. 第1章 結論|親衛隊4人は「普通の星十字騎士団ではない者」が集められている
    1. リジェ・ジェラルド・ペルニダ・アスキンは、強いだけで選ばれたわけではない
    2. 4人の中でも、選ばれ方と立場はそれぞれかなり違う
  2. 第2章 リジェ・バロはなぜ親衛隊?「最初に聖文字を与えられた男」という特別扱い
    1. リジェはただの狙撃手ではなく、ユーハバッハから最初に聖文字を与えられた存在
    2. 「最初の聖文字持ち」という経歴が、親衛隊の中でもリジェを特別に見せる
  3. 第3章 ジェラルドはなぜ選ばれた?倒すほど巨大化する「奇跡」が異常すぎる
    1. 攻撃されて追い詰められるほど、逆に強くなるのがジェラルドの怖さ
    2. ジェラルドは普通の星十字騎士団とは出自から違う
  4. 第4章 ペルニダはなぜ親衛隊?正体が「霊王の左腕」だから格そのものが違う
    1. 更木剣八の腕を一瞬で壊した「神経を支配する力」が危険すぎる
    2. ペルニダの正体は「霊王の左腕」だから、最初から普通の滅却師ではない
  5. 第5章 アスキンだけはなぜ後から親衛隊へ?第二次侵攻を生き残った異例の昇格
    1. アスキンは最初から親衛隊だった3人とは立ち位置が違う
    2. 親衛隊へ上がれた強みは「戦いながら相手へ適応できること」にある
  6. 第6章 4人はなぜ零番隊を倒せた?聖別で戦況がひっくり返った霊王宮戦
    1. 最初の戦いでは、むしろ零番隊が親衛隊を圧倒していた
    2. 復活した親衛隊に対して、零番隊も千手丸の卍解まで解放する
  7. 第7章 親衛隊4人を見るとユーハバッハが何を重視していたのかが見えてくる
    1. 4人に共通するのは「一度攻略しても終わらない」こと
    2. 「最強4人」ではなく、霊王宮で生き残れる4人だったと見ると分かりやすい

第1章 結論|親衛隊4人は「普通の星十字騎士団ではない者」が集められている

リジェ・ジェラルド・ペルニダ・アスキンは、強いだけで選ばれたわけではない

『BLEACH 千年血戦篇』でユーハバッハの親衛隊として前へ出るのは、リジェ・バロ、ジェラルド・ヴァルキリー、ペルニダ・パルンカジャス、アスキン・ナックルヴァールの4人。
星十字騎士団の中でも、明らかに別格の扱いを受けている。
霊王宮へ進む。
零番隊と戦う。
聖別によって力を与えられる。
ユーハバッハの最終局面を支える側へ回る。
その立場だけでも、他の滅却師とはかなり違う。

ただ、4人を見比べると「単純に攻撃力が高い順」で選ばれたようには見えない。
リジェは貫通。
ジェラルドは奇跡。
ペルニダは神経と進化。
アスキンは致死量と適応。
能力の方向が全部違う。
共通しているのは、一度対処されても簡単には終わらないことになる。

ここがかなり強い。
普通の敵なら、能力を見切る。
弱点を見つける。
そこを突く。
それで戦況が動く。
でも親衛隊4人は、攻略したと思った次の瞬間にもう別の段階へ進んでくる。

リジェ・バロは、聖文字「X」。
The X-Axis。
銃口と標的の間にあるものを貫く。
壁。
盾。
身体。
途中に何があっても、直線上を抜いてくる。

しかもリジェは、ただ遠距離から撃つだけでは終わらない。
二枚屋王悦との戦いでは一度倒される。
それでも聖別後に復活する。
その後は能力の本領を出し、零番隊との戦況を一気に変える。
さらに京楽春水との戦いでは、滅却師完聖体へ進み、姿そのものが人間離れしていく。

ジェラルドは、さらにしぶとい。
聖文字「M」。
The Miracle。
傷を受ける。
倒される。
絶望的な状況へ追い込まれる。
それが逆に、巨大な力へ変わっていく。

白哉が斬る。
日番谷が凍らせる。
剣八が叩き潰す。
それでも終わらない。
むしろ身体が巨大化する。
力が増す。
倒すほど厄介になる。

うおお、親衛隊らしさがここに出る。
一回倒したら終わる敵ではない。
一回通じた攻略法が、次には通じない。
相手側が「もう勝った」と思った瞬間から、また別の戦いが始まる。

ペルニダも同じ。
聖文字「C」。
The Compulsory。
神経を伸ばし、触れた相手の身体へ入り込む。
腕を捻じ曲げる。
肉体を変形させる。
さらに触れた相手の情報まで吸収して、自分自身が進化していく。

更木剣八が真正面から向かう。
腕が壊れる。
力押しだけではどうにもならない。
そこで涅マユリが前へ出る。
毒。
神経。
改造。
解析。
戦いそのものが、剣技から科学と生体の勝負へ変わっていく。

アスキンは、見た目だけなら4人の中で一番軽い。
冗談を言う。
面倒そうにする。
正面から突っ込むタイプにも見えない。
でも聖文字「D」のThe Deathdealingは、かなり厄介。
相手が何をどこまで受ければ死ぬのか、その致死量を動かす。

一度効いた攻撃。
一度浴びた霊圧。
それへ適応する。
だから同じ攻撃を続けても、途中から通じにくくなる。
夜一が高速で攻める。
浦原が策を組む。
それでも簡単には沈まない。

キツ…。
4人とも、強い。
でも強さの形が違う。
貫通してくる。
倒すほど強くなる。
触れるほど進化する。
受けるほど適応する。

この「攻略されにくさ」が、親衛隊4人の大きな共通点になる。
ユーハバッハが霊王宮へ連れていく相手として見ると、かなり納得できる。
霊王宮で待っているのは零番隊。
普通の隊長格よりさらに上。
一発の火力だけでは、そこで終わる可能性がある。

だからこそ、一度倒されても戻る。
相手の能力へ慣れる。
戦いながら変わる。
追い詰められるほど強くなる。
親衛隊4人は、長い戦いになるほど怖い者が揃っている。

4人の中でも、選ばれ方と立場はそれぞれかなり違う

親衛隊4人は、同じ経歴を持つ集団でもない。
ここも重要。
リジェ。
ジェラルド。
ペルニダ。
アスキン。
同じ「親衛隊」と呼ばれていても、そこへ至る道はかなり違う。

リジェ・バロは「最初に聖文字を与えられた滅却師」とされる。
この時点で、ユーハバッハとの関係が古い。
ただ強いから最近選ばれた人物ではない。
聖文字そのものの歴史の中で、特別な位置にいる。

ジェラルドとペルニダは、さらに特殊。
普通の星十字騎士団と同じ出自として見ると収まらない。
ペルニダの正体は霊王の左腕。
ジェラルドも霊王に関わる特異な存在として扱われる。
最初から「一般的な滅却師」とは別のものを抱えている。

そしてアスキン。
この男だけは、他の3人と空気が違う。
最初から親衛隊として固定されていたようには見えない。
第二次侵攻まで前線へいる。
その後、霊王宮進軍の局面で親衛隊へ加わる。

ここがかなり面白い。
アスキンは昇格組。
最初から別格の出自を持っているペルニダやジェラルドとは違う。
リジェのように最初の聖文字持ちでもない。
戦いを生き残り。
能力を見せ。
最後に親衛隊へ上がってくる。

うおお、この差があるから4人が単純な「最強4人」ではなく見える。
一人は古参。
二人は出自そのものが異常。
一人は後から上がってきた。
ユーハバッハが重視したものも、一つではない。

リジェには絶対的な貫通力。
ジェラルドには敗北を力へ変える奇跡。
ペルニダには進化する力。
アスキンには相手へ適応して崩す力。
全部、霊王宮のような極限戦で生き残りやすい。

しかも4人は、ただユーハバッハの横に立っているだけではない。
実際に零番隊とぶつかる。
倒される。
聖別で戻る。
そこから戦場をひっくり返す。
この流れで、親衛隊という立場の重さが見える。

最初から圧倒しているわけではない。
二枚屋王悦の前では、かなり早い段階で倒される。
王悦の刀。
速い。
鋭い。
迷いがない。
親衛隊たちが次々と斬られていく。

キツ…。
ここだけ見ると「親衛隊なのに弱いのか」と感じる。
でも違う。
ユーハバッハの聖別が入る。
力が再配分される。
倒れた親衛隊が戻る。
そこから能力の本領が出る。

つまり親衛隊4人は、一人ずつの能力だけでなく、ユーハバッハとの結びつきまで含めて強い。
王が力を与える。
親衛隊が戦う。
必要なら再び力を動かす。
この循環の中にいる。

だからBLEACH 親衛隊を見る時は、「誰が一番強いか」だけでは少し足りない。
なぜこの4人なのか。
何を持っているのか。
どんな局面で強いのか。
ユーハバッハとどうつながっているのか。
そこまで見ると、親衛隊という枠そのものが分かってくる。

第2章 リジェ・バロはなぜ親衛隊?「最初に聖文字を与えられた男」という特別扱い

リジェはただの狙撃手ではなく、ユーハバッハから最初に聖文字を与えられた存在

リジェ・バロが親衛隊にいるのは、能力が強いからだけではない。
彼には、星十字騎士団の中でも特別な肩書きがある。
「ユーハバッハから最初に聖文字を与えられた滅却師」。
この立場はかなり重い。
聖文字を与える仕組みそのものの、初期から存在している人物になる。

聖文字は「X」。
The X-Axis。
日本語では万物貫通。
その名の通り、狙った直線上を貫く。
銃弾を飛ばしているように見える。
でも普通の弾丸とは違う。
途中にあるものを壊しながら進むのではない。

銃口と標的。
その間。
そこをまとめて貫く。
壁がある。
防御がある。
距離がある。
それでも関係ない。

ここがかなり厄介。
普通の狙撃なら遮蔽物へ隠れる。
盾を使う。
攻撃の軌道から外れる。
でもX-Axisは、防御そのものを成立しにくくする。
「間に何か置けば助かる」という考えが通じない。

霊王宮で二枚屋王悦とぶつかった時、最初のリジェはその本領を出し切れない。
王悦の動きが速い。
刀「鞘伏」も異常に鋭い。
斬る。
倒す。
次。
親衛隊が次々に処理される。

リジェも倒される。
親衛隊の一人。
最初の聖文字持ち。
それでも王悦の一撃で終わる。
この場面だけなら、零番隊の強さが完全に上に見える。

でも聖別が入る。
ユーハバッハが力を動かす。
親衛隊が戻る。
ここからリジェの戦い方が変わる。
片目を開く。
X-Axisの本領が出る。
さっきまで王悦が支配していた戦場が、一気に危険になる。

うおお、ここで「最初に聖文字を与えられた男」という格が見える。
倒されて終わりではない。
能力を出し切る前に終わっただけ。
本領が出た瞬間、零番隊でも無視できない相手へ変わる。

その後、京楽春水との戦いではさらに異常な段階へ進む。
リジェは高所から狙う。
京楽は影へ潜る。
位置を変える。
花天狂骨の遊びを使う。
真正面から撃ち合わず、相手の狙いを外していく。

リジェは最初、冷静。
自分は親衛隊。
ユーハバッハに選ばれた存在。
その自負が強い。
京楽に翻弄されても、簡単には崩れない。
そして追い込まれると、完聖体へ進む。

姿が変わる。
翼。
光。
人間の形から離れていく。
さらに攻撃の規模が大きくなる。
それまでの「銃で撃つ敵」という印象が消える。

キツ…。
ここまで来ると、ただのスナイパーではない。
防御しにくい。
倒しにくい。
姿まで変わる。
しかも能力そのものが、遠距離戦で極端に強い。

京楽も始解だけでは押し切れない。
最後には卍解「花天狂骨枯松心中」まで使う。
周囲の空気が変わる。
逃げ場がなくなる。
段階的に悲劇へ引き込む。
隊長格の切り札まで引き出す相手になる。

「最初の聖文字持ち」という経歴が、親衛隊の中でもリジェを特別に見せる

親衛隊4人の中でも、リジェはユーハバッハとの距離がかなり近く見える。
理由の一つが、最初の聖文字持ちという経歴。
星十字騎士団が大きくなる前。
多くの滅却師へ文字が与えられる前。
その初期に選ばれた存在になる。

だからリジェには、単なる実力者以上の自負がある。
自分は選ばれた。
最初に文字を与えられた。
親衛隊として王を守る。
その意識が強い。

戦い方にも、その自信が出る。
慌てない。
距離を取る。
狙う。
相手が何をしても、射線へ入れば終わる。
自分の能力が通じることを疑っていない。

うおお、その自信を京楽が崩していくのが面白い。
京楽は真正面から勝負しない。
隠れる。
ずらす。
遊びのルールへ引き込む。
リジェの「見えている相手を撃つ」という強さへ、別の角度から触っていく。

でもリジェも終わらない。
完聖体。
さらに変化。
追い詰められるほど、人間から離れた姿へ進む。
親衛隊に共通する「一回攻略して終わらない」が、リジェにもはっきり出る。

しかもリジェは、攻撃力だけでなく守りも厄介。
能力が進むと、普通の斬撃や攻撃が届きにくくなる。
京楽の卍解で大きく追い込まれても、それだけで完全には終わらない。
七緒の神剣八鏡剣まで必要になる。

京楽。
七緒。
二人がかり。
卍解。
特殊な神剣。
そこまで使って、ようやく突破口が見える。

キツ…。
親衛隊の一人を倒すだけで、ここまで必要になる。
これがリジェが選ばれている重さ。
最初の聖文字持ち。
X-Axis。
完聖体。
一つではない。

そしてリジェの存在を見ると、ユーハバッハが親衛隊へ求めているものも見えてくる。
「強い攻撃を持つ者」だけではない。
普通の防御を無視できる。
一度倒されても戻れる。
追い詰められても別の形へ進める。
長期戦になっても能力が死なない。

霊王宮には、零番隊がいる。
その先には護廷十三隊の上位隊長たちも来る。
そこで必要なのは、一発だけ強い滅却師ではない。
何度局面が変わっても戦える者。
リジェは、その条件にかなり合っている。

だからBLEACH リジェを親衛隊の一人として見ると、位置づけが分かりやすい。
最初に聖文字を与えられた古参。
防御を無視するX-Axis。
追い込まれてからの完聖体。
そして京楽に卍解まで使わせる戦闘力。

親衛隊4人の中でも、リジェは「ユーハバッハに最初から選ばれていた側」の象徴に近い。
後から上がってきたアスキンとは対照的。
その違いも、4人がなぜ同じ親衛隊へ集められたのかを見る手掛かりになる。

第3章 ジェラルドはなぜ選ばれた?倒すほど巨大化する「奇跡」が異常すぎる

攻撃されて追い詰められるほど、逆に強くなるのがジェラルドの怖さ

ジェラルド・ヴァルキリーが親衛隊にいる大きな強みは、普通の敵とは勝敗の流れが逆になるところ。
聖文字は「M」。
The Miracle。
危機に陥る。
傷を負う。
倒されたように見える。
そこから、絶望的な状況そのものを「奇跡」へ変えて立ち上がる。

アニメ第39話でも、その性質がはっきり出る。
真世界城へ向かう護廷十三隊の前に、ジェラルドが立ちはだかる。
相手は一人。
対する死神側には、隊長格が何人もいる。
普通なら数で押し切られる場面。
実際、攻撃を重ねられたジェラルドは不利な状況へ追い込まれていく。

でも本人は焦らない。
むしろ、危機に瀕してこそ奇跡は起きるという態度を崩さない。
傷つけられる。
倒される。
そこで終わらない。
次に現れた時には、身体そのものが巨大化している。
さっきより強い。
さっきより大きい。
攻撃した側が、逆に状況を悪化させてしまう。

ここがかなり厄介。
普通は攻撃が通れば、勝利へ近づく。
でもジェラルドは逆。
傷を与えた。
倒した。
追い詰めた。
その一つ一つが、次の「奇跡」を呼ぶ材料になっていく。

朽木白哉たちも、一度の攻撃で終わらせられない。
巨大化したジェラルドは、建物と比べても異常な大きさになる。
腕を振る。
それだけで周囲へ巨大な衝撃が走る。
一歩動けば戦場全体が揺れる。
小さな敵を斬る戦いではなく、巨大な災害を止めるような戦いへ変わっていく。

うおお、ここで親衛隊らしさが見える。
リジェは貫通する。
ペルニダは進化する。
アスキンは適応する。
ジェラルドは、倒されること自体を強さへ変える。
一度攻略しただけでは終わらないという点で、4人がかなり似ている。

さらに更木剣八まで前へ出る。
剣八は能力の仕組みを細かく考えて戦う人物ではない。
強いなら斬る。
巨大ならもっと強く斬る。
真正面からジェラルドへぶつかる。

ジェラルドも正面から受ける。
巨大な剣。
巨大な身体。
そこへ剣八が食らいつく。
力と力。
今までの特殊能力戦とは違い、画面そのものが大きくなる。

そして剣八は卍解へ進む。
身体の雰囲気まで変わる。
赤い肌。
獣のような姿。
それまで以上の力でジェラルドを叩き斬る。
ここまでやれば、普通なら終わる。

キツ…。
でもジェラルドは、それでも完全には止まらない。
白哉。
日番谷。
剣八。
護廷十三隊でも上位にいる隊長たちが次々に攻撃する。
一人の親衛隊に対して、これだけの戦力が必要になる。

日番谷も成長した大紅蓮氷輪丸を使う。
相手を凍らせる。
白哉も攻撃を重ねる。
巨大な身体を砕く。
それでもジェラルドには、「危機」が次の力へつながる可能性が残る。

だからジェラルドは、単純な耐久力が高い敵ではない。
硬いから倒せないのではない。
再生が速いだけでもない。
倒そうとした行為そのものが、次の強化へつながる。
ここがThe Miracleの異常なところになる。

ジェラルドは普通の星十字騎士団とは出自から違う

ジェラルドが親衛隊にいるのは、能力だけを見てもかなり納得できる。
でも、この人物は出自の段階から普通ではない。
星十字騎士団の一人として並んでいる。
白い軍服を着る。
ユーハバッハへ従う。
それでも、他の滅却師と同じ枠だけでは見切れない。

ジェラルドには、霊王に関わる特殊な存在としての背景がある。
ペルニダが「霊王の左腕」であるように、親衛隊には世界の根本へ近い存在まで入っている。
だから4人を単純に「星十字騎士団で強かった4人」と見ると少し違う。
最初から普通ではない存在が混ざっている。

うおお、ここが親衛隊の異常さ。
リジェは最初の聖文字持ち。
ペルニダは霊王の左腕。
ジェラルドも霊王に深く関わる存在。
アスキンはそこへ後から実力で入ってくる。
4人の選ばれ方そのものがバラバラ。

ジェラルドの場合、その特別さが戦闘へ直結する。
絶望的な状況。
普通なら敗北。
でもそこから奇跡を起こす。
敵が強いほど。
攻撃が激しいほど。
戦況が悪いほど。
逆にジェラルドが力を増す余地が生まれる。

これは霊王宮を守る零番隊と戦う時にも相性がいい。
零番隊は強い。
実際、親衛隊は二枚屋王悦たちによって一度倒される。
でもそこで終わらない。
ユーハバッハの聖別。
復活。
そこから親衛隊は再び立ち上がる。

ジェラルドという人物そのものが、この流れに合っている。
倒れる。
戻る。
強くなる。
危機を越える。
親衛隊という集団の性質を、そのまま一人で極端にしたような存在になる。

だからBLEACH ジェラルドが親衛隊に選ばれているのは、単純に力が大きいからではない。
敵が強ければ強いほど、能力が生きる。
長期戦になるほど、終わらせにくい。
追い込んだ側へ逆に絶望を返す。
その「倒しても終わらない」性質が、ユーハバッハ直属の戦力としてかなり大きい。

第4章 ペルニダはなぜ親衛隊?正体が「霊王の左腕」だから格そのものが違う

更木剣八の腕を一瞬で壊した「神経を支配する力」が危険すぎる

ペルニダ・パルンカジャスは、親衛隊4人の中でも最初から正体が分かりにくい。
大きなフード。
全身を隠す衣。
顔もほとんど見えない。
他の星十字騎士団のように、会話で性格を見せる場面も少ない。
何を考えているのか分からないまま、霊王宮戦へ入ってくる。

聖文字は「C」。
The Compulsory。
強制執行。
神経を伸ばし、相手の身体へ潜り込ませる。
そこから動きを強制する。
腕。
脚。
指。
身体の形そのものまで、自分の意思とは関係なく捻じ曲げる。

その怖さが一気に出るのが、更木剣八との接触。
真世界城へ向かう途中。
剣八と涅マユリの前へペルニダが現れる。
剣八はいつも通り。
分からない相手なら斬る。
正面から刀を叩き込む。

でも通じない。
攻撃したはずなのに、決定打にならない。
逆にペルニダの力が剣八へ届く。
腕が捻じれる。
自分の意思では止められない。
剣八ほどの肉体を持つ人物が、力比べをする前に身体を壊されていく。

ここがかなり怖い。
剣八は力なら異常に強い。
グレミィの隕石まで斬る。
巨大な敵でも正面からぶつかる。
でもペルニダには、腕力を出す前に神経へ触れられる。
筋力が高いかどうかではない。
身体を動かしている仕組みそのものを奪われる。

うおお、だから相手がマユリへ変わる。
剣八の強さでは押し切れない。
なら能力を観察する。
何が起きているのか。
どこから神経が来るのか。
どう進化するのか。
戦いそのものが、力比べから解析へ変わっていく。

マユリは喜ぶ。
普通なら未知の能力は怖い。
でもマユリにとって、未知は研究対象。
予想外が起こる。
それを観察する。
薬を使う。
身体を改造する。
次の手を出す。
ペルニダ戦は、親衛隊の中でもかなり異様な科学戦になる。

しかもペルニダは、ただ神経を伸ばすだけではない。
神経を接続した相手から情報を吸い上げる。
その情報を解析する。
そして自分自身が変わる。
戦いながら進化していく。

キツ…。
一度能力を見切れば終わる相手ではない。
相手を調べている間に、向こうもこちらを取り込んでいる。
攻撃する。
神経が触れる。
情報を得る。
さらに進化する。
戦いが続くほど、ペルニダ側にも学習が積み上がっていく。

だからペルニダの「C」は、単なる操り能力ではない。
支配。
吸収。
解析。
進化。
それが一つにつながっている。
親衛隊4人の中でも、長期戦になった時の危険度がかなり高い。

ペルニダの正体は「霊王の左腕」だから、最初から普通の滅却師ではない

ペルニダが親衛隊の一員であることを考える時、能力以上に大きいのが正体。
その正体は「霊王の左腕」。
普通の滅却師として生まれ、後から強くなった人物ではない。
世界の根本に関わる霊王。
その身体の一部だった存在になる。

しかも霊王の左腕が司るのは「前進」。
止まるのではない。
変わる。
進む。
進化する。
ペルニダが神経から情報を取り込み、自分自身を変えていく能力ともそのまま重なる。

ここがかなり重要。
ペルニダの聖文字「C」は、ユーハバッハから能力そのものを新しく与えられたものではない。
もともと持っていた力。
それに対応する形で、Cという聖文字が定められている。
つまり、星十字騎士団へ入る以前から異常な能力を持っていた。

うおお、これなら親衛隊にいるのもかなり分かりやすい。
強い滅却師を育てた。
その結果、親衛隊へ上がった。
そういう人物ではない。
最初から霊王の一部。
存在の格そのものが違う。

そして面白いのは、ユーハバッハと霊王の関係。
ユーハバッハは霊王を目指して霊王宮へ進む。
その直属の親衛隊に、霊王の左腕がいる。
世界の中心に関わる存在が、別の側へ立っている。
普通の軍隊では考えにくい構図になる。

ペルニダは戦いの中で、自分自身を隠し続けることもできなくなる。
衣の下から姿が露わになる。
巨大な手。
指。
目。
人間型の滅却師だと思っていたものが、まったく別の存在だったと分かる。

キツ…。
名前がある。
軍服も着ている。
親衛隊として並んでいる。
だから最初は「特殊な滅却師」に見える。
でも実際には、霊王の身体の一部。
親衛隊という枠の中に、そこまで異質な存在が入っている。

しかもペルニダは、戦えば戦うほど変わっていく。
言葉。
動き。
反応。
情報を吸収することで、少しずつ別の段階へ進む。
「前進」を司る存在という設定が、戦闘中の変化そのものに出ている。

マユリ側も、それを利用しようとする。
薬。
細胞。
ネム。
普通なら倒すために攻撃する。
でもこの戦いでは「何を食わせるか」「何を取り込ませるか」まで勝負になる。
進化できることが、逆に弱点へ変わる。

うおお、ここがペルニダ戦の面白いところ。
進化は強み。
でも何でも取り込めることが、必ずしも安全ではない。
相手がマユリだから、進化する能力そのものを利用される。
能力の強さと弱点が、同じ場所にある。

だからBLEACH ペルニダが親衛隊に選ばれているのは、単なる戦闘力だけではない。
霊王の左腕という出自。
前進を司る存在。
神経を支配する能力。
情報を吸収しながら進化する性質。

リジェが「最初から選ばれていた聖文字持ち」なら。
ジェラルドは「倒されるほど強くなる奇跡」。
ペルニダは「戦うほど進化する霊王の左腕」。
親衛隊には、普通の星十字騎士団とは違う存在が集められていることが、ここでもはっきり見えてくる。

第5章 アスキンだけはなぜ後から親衛隊へ?第二次侵攻を生き残った異例の昇格

アスキンは最初から親衛隊だった3人とは立ち位置が違う

アスキン・ナックルヴァールは、親衛隊4人の中でも少し異質。
リジェ・バロ。
ジェラルド・ヴァルキリー。
ペルニダ・パルンカジャス。
この3人と違い、アスキンは霊王宮進軍の段階で親衛隊へ加わっている。
最初から同じ位置にいた人物ではない。

第二次侵攻でも、アスキンは普通に瀞霊廷へいる。
他の星十字騎士団と同じ戦場へ出る。
姿勢もどこか軽い。
無理に強敵へ突っ込まない。
危なくなれば距離を取る。
戦うこと自体を楽しむバンビエッタやバズビーとは、かなり空気が違う。

ここがかなり面白い。
アスキンは、強さを見せつけようとしない。
勝てるか。
危険か。
相手は何をしてくるか。
そこを見ている。
親衛隊へ上がる人物なのに、最初から「俺が最強だ」という動きではない。

グレミィと剣八の戦いでも、その性格が出る。
巨大な隕石が瀞霊廷へ落ちてくる。
星十字騎士団側にも被害が及びかねない。
そこでアスキンは、悠長に構えない。
危険だと判断して逃げる。
生き残ることを優先する。

うおお、ここがアスキンらしい。
強敵へ向かっていく勇敢さではない。
危険を察知する。
無駄に戦わない。
相手を観察する。
そして必要な時だけ、自分の能力を刺す。
この戦い方が後になるほど厄介になる。

聖文字は「D」。
The Deathdealing。
致死量を操作する能力。
一定量なら身体へ入っても安全なものを、危険な量へ変える。
逆に自分は、その物質に対する致死量を上げて耐性を作ることもできる。

だからアスキンは、一発で相手を吹き飛ばす必要がない。
少し触れる。
少し受ける。
相手の霊圧を知る。
そこから致死量を変える。
戦闘が続くほど、アスキンが相手へ合わせていく。

霊王宮へ進んでからも同じ。
一度の攻撃力だけなら、リジェやジェラルドの方が派手に見える。
ペルニダも剣八の腕を瞬時に破壊する。
アスキンだけは、最初から圧倒的な見た目ではない。
でも戦えば戦うほど面倒になる。

夜一との戦いが分かりやすい。
夜一は速い。
瞬歩。
白打。
瞬閧。
真正面から捕まえるだけでも難しい。
その夜一の攻撃がアスキンへ入る。

普通なら押し切られる。
でもアスキンは、夜一の霊圧を受けて適応していく。
さっき効いた攻撃。
次には通りにくい。
さらに夜一自身も致死量を変えられ、身体が動かなくなっていく。

キツ…。
速さで上回っても終わらない。
攻撃を当てても終わらない。
むしろ当てたことで相手へ情報を渡している。
この厄介さが、アスキンの強さになる。

夜一だけでは足りない。
弟の夕四郎も入る。
浦原喜助も来る。
さらにグリムジョーまで戦闘へ絡む。
一人の親衛隊へ対して、次々と人物が投入されていく。

それでもアスキンはすぐには倒れない。
戦況を見る。
能力を変える。
相手へ耐性を作る。
危険なら距離を取る。
親衛隊の中でも、最も「生き残る戦い」に長けた人物に見える。

親衛隊へ上がれた強みは「戦いながら相手へ適応できること」にある

アスキンが親衛隊へ加わった背景を考えると、単純な火力だけでは説明しにくい。
リジェには万物貫通。
ジェラルドには奇跡。
ペルニダには神経支配と進化。
並べると、どれも初見から異常に見える。
アスキンの致死量は、それより地味に見える。

でも実戦になると、この地味さが怖い。
アスキンは相手を一度見る。
攻撃を受ける。
霊圧へ触れる。
そこから自分を変える。
つまり戦闘中に「その相手に強い身体」を作っていく。

夜一が瞬霳黒猫戦姫まで使うのも、そこを崩すため。
夜一の霊圧は、感情に合わせて激しく変動する。
アスキンが一つの霊圧へ耐性を作る。
でも次の瞬間には違う。
また対応しようとする。
さらに変わる。

うおお、普通の攻撃ではなく「変わり続けること」が対策になる。
これはアスキンの能力がどれだけ厄介かを逆に示している。
単純に強い攻撃を当てればいいなら、夜一が特殊な形態になる必要はない。
アスキンが適応するから、適応できないほど変化させる必要がある。

さらに浦原まで入る。
相手の能力を観察する者。
仕組みを考える者。
その浦原が策を重ねても、アスキンは対応してくる。
Gift Ball。
Gift Bereich。
戦場そのものを危険な領域へ変える。

そこへ閉じ込められれば、立っているだけでも身体が蝕まれる。
単純な一対一ではない。
アスキンの能力が、空間全体へ広がっていく。
戦えば戦うほど、逃げ場まで減っていく。

キツ…。
これなら霊王宮へ連れていく価値がある。
相手は零番隊。
能力が分からない。
何をしてくるか読めない。
そんな戦場なら、一度相手を見て適応できるアスキンはかなり強い。

しかも本人が無茶をしない。
生き残る。
観察する。
危険を読む。
必要な時に能力を使う。
親衛隊として最後まで戦うには、この性格まで噛み合っている。

だからBLEACH アスキンが後から親衛隊へ加わったことは、かなり特徴的。
生まれながらの特殊性だけではない。
戦場で生き残る力。
相手へ合わせる力。
一度では攻略されない能力。
そこが評価されたように見える。

親衛隊4人の中では異例。
でも戦いが長くなればなるほど厄介。
アスキンは「後から入った一人」だから弱いのではない。
他の3人とは違う形で、親衛隊に必要な強さを持っていた。

第6章 4人はなぜ零番隊を倒せた?聖別で戦況がひっくり返った霊王宮戦

最初の戦いでは、むしろ零番隊が親衛隊を圧倒していた

親衛隊4人を見る時、忘れられないのが霊王宮での零番隊戦。
リジェ。
ジェラルド。
ペルニダ。
アスキン。
これだけの異常な能力が揃っている。
でも最初から零番隊を圧倒したわけではない。

むしろ最初は逆。
二枚屋王悦が前へ出る。
持っている刀は「鞘伏」。
鞘に収められないほど鋭い。
王悦が動く。
斬る。
次へ行く。
親衛隊たちが次々に倒れていく。

ここがかなり衝撃。
あれだけ特別扱いされていた親衛隊。
ユーハバッハ直属。
霊王宮へ連れてきた精鋭。
それなのに王悦一人の動きへ対応できない。
ジェラルドも。
ペルニダも。
リジェも。
次々に戦線から落とされる。

アスキンだけは少し粘る。
王悦の攻撃へ対して、致死量を利用する。
血液量を変える。
相手を危険な状態へ追い込む。
ここでもアスキンらしい。
真正面の剣技ではなく、身体の状態を変えて止めようとする。

でも王悦側も対応する。
麒麟寺天示郎の力を借りる。
血を入れ替える。
アスキンが作った致死量の条件そのものを崩す。
そして最後にはアスキンも倒される。

うおお、親衛隊が全滅する。
ここだけなら答えは簡単。
零番隊の方が強い。
霊王宮を守る者たちが格の違いを見せた。
親衛隊という肩書きさえ、一度は完全に潰される。

でもユーハバッハがいる。
ここから戦況がひっくり返る。
使われるのが「聖別」。
ユーハバッハが別の滅却師から力を奪い、その力を親衛隊へ与える。

倒れていた者たちが戻る。
リジェが立つ。
ジェラルドが立つ。
ペルニダが動く。
アスキンも再び戦場へ戻る。
さっきまで倒れていた4人が、強化された状態で零番隊へ向かう。

キツ…。
倒したのに終わらない。
しかも同じ状態で戻るわけではない。
力を与えられる。
完聖体へ進む。
能力の本領が出る。
零番隊側からすると、一度勝った相手との戦いをもう一度やらされる。

ここで親衛隊という集団の強さが見える。
4人だけで完結していない。
背後にユーハバッハがいる。
王が力を回す。
倒れた者へ力を与える。
その瞬間、戦場の優劣まで変わる。

だから霊王宮戦は、
「親衛隊4人が最初から零番隊より強かった」
という単純な戦いではない。
一度は零番隊が勝っている。
そこから聖別による力の再配分が入り、第二段階へ進んだ。

復活した親衛隊に対して、零番隊も千手丸の卍解まで解放する

聖別後の親衛隊は、最初とは明らかに違う。
リジェはX-Axisの本領を出す。
ジェラルドは巨大な力を振るう。
ペルニダは神経を伸ばす。
アスキンは致死量で相手を崩す。
零番隊との戦いが一対一に近い形へ分かれていく。

修多羅千手丸とジェラルド。
曳舟桐生とペルニダ。
麒麟寺天示郎とアスキン。
二枚屋王悦とリジェ。
それぞれの能力が真正面からぶつかる。

リジェは王悦を狙う。
さっきは斬られた。
でも今度は違う。
X-Axis。
射線上を貫く。
王悦が持っていた剣技だけでは押し切れなくなる。
戦況が逆方向へ傾いていく。

ここで零番隊も、さらに奥の手へ進む。
4人の命。
血盟の封印。
零番隊は、それぞれの卍解があまりに強大なため、同時には解放できない。
そこで麒麟寺、曳舟、王悦が命を差し出す。
修多羅千手丸一人へ道を開く。

うおお、ここで戦いの規模が一気に変わる。
千手丸が卍解する。
「娑闥迦羅骸刺絡辻」。
その霊圧は霊王宮だけで収まらない。
尸魂界。
現世。
三界まで揺れるほどの力が広がっていく。

親衛隊たちは、それぞれ別の空間へ包まれる。
能力や性質に対応するような織物の世界。
逃げ場がない。
一人ずつ封じ込められていく。
親衛隊が聖別で逆転したと思った直後、今度は千手丸がさらに上を出す。

キツ…。
親衛隊が強い。
零番隊も強い。
一度倒す。
復活する。
さらに奥の手。
また追い詰める。
霊王宮戦は、一回の勝敗で終わらない。

そして、この流れこそ親衛隊4人が選ばれた価値にもつながる。
普通の星十字騎士団なら、王悦に斬られた時点で終わっていた可能性が高い。
でも親衛隊は聖別によって戻る。
さらに能力を解放する。
その上で零番隊へ再戦できる。

ユーハバッハにとって親衛隊は、単独で強い4人というだけではない。
自分の力を受け取り。
戦場へ戻り。
何度でも相手へ食らいつける直属戦力。
王との結びつきまで含めて、親衛隊になっている。

アニメでは、この霊王宮戦がかなり厚く描かれる。
親衛隊が一方的に勝つのではない。
零番隊が一度は圧倒する。
聖別で逆転する。
千手丸の卍解でさらに流れが変わる。
強者同士が何度も主導権を奪い合う。

だから「親衛隊が零番隊を倒した」という結果だけを見ると、少し見え方が違う。
最初は敗北している。
ユーハバッハの力で復活する。
そこから本領を出す。
零番隊も卍解へ進む。

親衛隊の怖さは、最初から無敵だったことではない。
倒しても終わらない。
王の力で戻る。
戻った後は、さらに厄介になる。
この構造そのものが、リジェ・ジェラルド・ペルニダ・アスキンという4人をユーハバッハ直属の戦力にしている。

第7章 親衛隊4人を見るとユーハバッハが何を重視していたのかが見えてくる

4人に共通するのは「一度攻略しても終わらない」こと

ユーハバッハの親衛隊4人を並べると、強さの方向はかなり違う。
リジェ・バロ。
ジェラルド・ヴァルキリー。
ペルニダ・パルンカジャス。
アスキン・ナックルヴァール。
同じ親衛隊でも、戦い方はまったく同じではない。

リジェは「X-Axis」。
防御の途中を無視して貫く。
ジェラルドは「The Miracle」。
倒されるほど大きくなり、さらに強くなる。
ペルニダは神経へ入り込み、相手から情報を得て進化する。
アスキンは致死量を操り、戦いながら相手へ適応していく。

ここがかなり大きい。
4人とも、一発の火力だけで選ばれているようには見えない。
むしろ共通しているのは、相手が一度対処しても終わりにくいところ。
防御した。
倒した。
能力を見切った。
そこから次の段階が始まる。

リジェなら、普通の防御を置いても貫かれる。
一度追い詰めても、完聖体へ進む。
京楽が始解で翻弄しても、それだけでは終わらない。
卍解まで使う。
さらに七緒の神剣まで必要になる。
一度の攻略法だけでは、最後まで届かない。

ジェラルドはもっと分かりやすい。
倒せば倒すほど危険になる。
白哉が攻撃する。
剣八が斬る。
日番谷が凍らせる。
普通ならそこまで重ねれば終わる。
でもジェラルドは、危機そのものを奇跡へ変えて戻ってくる。

うおお、ペルニダも同じ。
剣八が力で押そうとする。
でも神経を操られ、腕を壊される。
マユリが能力を調べる。
するとペルニダ側も情報を吸収して進化する。
こちらが相手を分析している間に、向こうも変わっていく。

アスキンも、一回効いた攻撃をそのまま受け続けない。
夜一の攻撃が通る。
でも次には耐性を作る。
さらに夜一の身体へ致死量を設定する。
浦原が対策を出す。
アスキンもまた別の手を出す。
戦いが続くほど、単純な力比べではなくなる。

キツ…。
これなら、霊王宮へ連れていく価値が見える。
相手は零番隊。
普通の星十字騎士団なら、一撃で終わる可能性もある。
実際、二枚屋王悦の前では親衛隊4人も一度は倒される。
でもそこで終わらない。

ユーハバッハが聖別を使う。
親衛隊が戻る。
力を得る。
本領を出す。
そこからもう一度、零番隊へ向かう。

つまり親衛隊4人は、単独で強いだけではない。
ユーハバッハの力を受け取った後も伸びる。
倒されても戻れる。
長期戦になってから能力の怖さが増す。
王との結びつきまで含めて、親衛隊として完成している。

「最強4人」ではなく、霊王宮で生き残れる4人だったと見ると分かりやすい

親衛隊という言葉を見ると、どうしても「星十字騎士団の強さ上位4人」と考えたくなる。
でも4人の経歴を見ると、それだけでは説明しきれない。
リジェは最初に聖文字を与えられた滅却師。
ジェラルドとペルニダは出自そのものが異常。
アスキンだけは後から親衛隊へ上がっている。

つまり、選ばれ方まで同じではない。
古さ。
出自。
能力。
生存力。
ユーハバッハとの距離。
それぞれ違う要素を持っている。

ここがかなり面白い。
もし単純な攻撃力だけで選ぶなら、候補は他にもいる。
グレミィは想像を現実にする。
バズビーは高い火力を持つ。
バンビエッタも爆発能力で広範囲を攻められる。
それでも親衛隊に入ったのは、この4人だった。

違いは、戦況が崩れた後に出る。
グレミィは剣八との戦いで自滅する。
バンビエッタも狛村に突破される。
強力な能力でも、一度攻略されると戦いが終わる者はいる。

親衛隊4人は、そこが違う。
リジェは形態を変える。
ジェラルドは倒されるほど巨大化する。
ペルニダは情報を得て進化する。
アスキンは相手へ適応する。
「対策された後にどうするか」が、最初から能力の中に入っている。

うおお、だから親衛隊は長期戦向き。
一回の必殺技を当てる部隊ではない。
相手が強いほど。
戦いが長いほど。
能力を見せ合うほど。
厄介さが増えていく。

霊王宮という場所にも合っている。
そこで待つのは零番隊。
王悦。
千手丸。
麒麟寺。
曳舟。
一兵衛。
普通の隊長格よりさらに上の存在がいる。

そこで必要なのは、最初の一撃だけ強い者ではない。
王悦に斬られても終わらない。
千手丸の能力へ巻き込まれても、戦いを続ける余地がある。
相手が奥の手を出してからも、もう一段階残している。
親衛隊4人は、そういう戦いに向いている。

キツ…。
だから「なぜこの4人なのか」という問いに、公式で一つの選考基準が語られているわけではない。
でも実際の戦いを見ると、かなり共通点がある。
簡単に終わらない。
相手へ合わせて変わる。
危機そのものを次の強さへ変える。

リジェは貫通し続ける。
ジェラルドは復活し続ける。
ペルニダは進化し続ける。
アスキンは適応し続ける。
4人とも「止まりにくい」。

だからユーハバッハの親衛隊は、単純な最強ランキングの上位4人として見るより分かりやすい。
霊王宮という最後の戦場で、何度状況が変わっても戦える者たち。
倒された後にも次がある者たち。
そこが4人に共通する強さになる。

BLEACH 親衛隊を見ていくと、ユーハバッハが欲しかった戦力の形まで見えてくる。
リジェ。
ジェラルド。
ペルニダ。
アスキン。
能力も出自も違う。
でも全員、一度の攻略で終わらない。

それが、親衛隊4人を普通の星十字騎士団から分けている一番大きなところになる。

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