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【アニメMAO】2期はいつから? 最終回の続きは原作10巻・89話から

【★MAO】
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『MAO』第2期の放送日は、現時点で発表されていない。2026年7月から放送された「第2クール」と、最終回後に待つ「第2期」は別の話だ。
アニメ第26話「幽羅子の世界」の続きを今すぐ読むなら、原作10巻・第89話「いたわり」が入口になる。
摩緒と幽羅子の出会いの続きから、菜花が聞いた話、その後に動き出す御降家の事件まで追える。

 

  1. ★第1章 結論|MAOの2期はいつから?続きは原作何巻から?
    1. 第2期の制作・放送日は未発表。「第2クール」は第1期の後半26話まで
    2. 最終回から読み進めるなら、原作10巻・第89話「いたわり」
  2. ★第2章 第26話「幽羅子の世界」は原作のどこまで描いた?
    1. 第25話で菜花が連れ去られ、第26話で幽羅子の岩屋暮らしが語られる
    2. 原作9巻の最終話・第88話が、最終回の中心となる
  3. ★第3章 原作10巻・第89話から何が起こる?
    1. 倒れていた幽羅子に摩緒が声をかけた、その後が描かれる
    2. 幽羅子の話を聞いた菜花にも変化が起きる
  4. ★第4章 2期が描くなら、どんな事件から始まる?
    1. 第91話からの不審な焼死事件に、百火が関わる
    2. 白眉と不知火の動きが、御降家の新たな争いへつながる
  5. ★第5章 MAOの2期はいつ頃分かる?
    1. 公式が発表したのは連続2クール・全26話まで
    2. 続編の有無と放送時期は、公式サイトの新発表で確かめる
  6. ★第6章 アニメの続きは原作10巻から読んで大丈夫?
    1. 先へ進みたいなら10巻第89話、最終回を確かめたいなら9巻第88話
    2. 10巻では幽羅子の話から次の事件まで続けて読める
  7. ★第7章 最終回に残った謎は、続きへどうつながる?
    1. 第1・7話から続く菜花と猫鬼の関係は、まだ終わっていない
    2. 幽羅子と紗那、五色堂の弟子たちの過去も先へ続く

★第1章 結論|MAOの2期はいつから?続きは原作何巻から?

「第2クール」と「第2期」は別――今どこまで進んでいる?
確認すること 現在の状態
第2クール 第14話~第26話まで放送済み
第1期 連続2クール・全26話で終了
第2期 制作・放送日はまだ未発表
アニメ最終地点 原作9巻・第88話付近
今すぐ続きを読む 原作10巻・第89話「いたわり」から

第2期の制作・放送日は未発表。「第2クール」は第1期の後半26話まで

アニメ『MAO』の第2期がいつから
放送されるかは、現時点では決まっていない。
2026年9月26日に放送された第26話
「幽羅子の世界」が、連続2クールで
放送されたアニメの最終回だ。
原作の続きはあるが、その先のアニメ化や
放送開始日については発表を待つ段階にある。

ここで紛らわしいのが「第2クール」と
「第2期」の違いだ。『MAO』は4月から
連続2クールで放送され、7月には後半の
第2クールが始まった。第14話以降の
放送を指す「第2クール開始」の情報は、
第26話より先を描く新たな「第2期決定」
という発表ではない。最終回の続きを
探すときは、まずそこを確かめたい。

第13話では、現代に現れた猫鬼が
菜花へ摩緒宛ての伝言を託す。菜花が
大正へ戻ると、摩緒の診療所には
百火と華紋が来ている。この第13話を境に
後半へ進んだ放送が第2クールだ。
その後に幽羅子や白眉の話まで描いた
第26話は、すでに後半クールの結末に当たる。

第26話が終わっても、摩緒と菜花の
物語は完結していない。第1話で菜花は
五行商店街の門を抜け、大正時代の
摩緒と出会った。第2話には摩緒を呪った
猫鬼の存在が浮かび、第7話では幼い菜花が
猫鬼に連れ去られる過去も描かれた。
最初から続いている二人と猫鬼の関係は、
第26話で決着したわけではない。

さらに第8話では、百火が一度死んで
生き返り、900年前に五人の弟子が
五色堂へ呼ばれたと話す。第16話では
白眉も、その五色堂にいたと分かった。
第20話になると、幽羅子が放つ黒い邪気は
紗那の心臓を奪った900年前の邪気と
同じだと夏野が語る。これらの話も、
第26話の時点で全て解決したわけではない。

だから「2期はある?」と気になるのは、
単に次の放送日を知りたいからだけでは
ないはずだ。菜花と猫鬼の過去、
摩緒と紗那に起きたこと、五色堂の弟子たち、
そして幽羅子が摩緒をどう思っているのか。
第26話はそれらを閉じる結末ではなく、
幽羅子の過去を開いたところで終わる。

第25話の終わりに菜花を連れ去った
宝生かがりも、第26話を見ただけで
御降家との関わりを全て語り終えたわけでは
ない。摩緒は菜花を探し、菜花は幽羅子の
話を聞く。同じ時間に二人が別々の場所で
動いているから、最終回の後にもう一度
顔を合わせたときの反応まで気になってくる。

ただし、続きが原作にあることと、
第2期の制作が発表されたことは別だ。
「10巻から先の話も描ける」という事実だけで
放送年までは決められない。今言える答えは、
アニメ第2期の放送日は未発表、
第26話の直後から読みたいなら原作10巻へ、
という二つである。

最終回から読み進めるなら、原作10巻・第89話「いたわり」

アニメの続きを今すぐ知りたい人は、
原作10巻の最初に収録された第89話
「いたわり」から読める。第26話と重なる
「幽羅子の世界」は原作9巻の第88話で、
9巻の最終話に当たる。巻の切れ目と
物語の切れ目が近く、10巻を開くと
幽羅子の話がそのまま先へ進む。

第26話で幽羅子は菜花に、呪符で囲まれた
岩屋で御降家に向けられた呪いを
取り込んでいた過去を語る。外の世界を知り、
やがて摩緒と初めて出会う。この出会いの
場面で気になるのは、摩緒がその少女に
何をしたのか、幽羅子がなぜずっと
摩緒を気に掛けるようになったのかだ。

第89話は、まさにその先に進む。
妖を調べに来た摩緒が傷ついた幽羅子を
見つけ、彼女へ声を掛ける。ところが
二人がそこでゆっくり話せるわけではない。
御降家の大人が現れ、幽羅子は再び
岩屋へ戻される。第26話の「出会った」
だけでは見えない、その後の二人の距離が
ここから描かれる。

原作10巻の紹介でも、幽羅子が
摩緒を思い続けた過去と、その話を
聞いた菜花の動揺が中心に置かれている。
第89話から読む入口が強いのは、
巻頭が単なる事件の切り替わりではなく、
最終回で向き合った二人の会話を
そのまま引き継いでいるからだ。

第25話で宝生かがりに連れ去られた菜花は、
第26話で幽羅子の口から平安の過去を聞く。
第89話も、菜花がその続きを聞く流れだ。
別の事件が急に始まって置いていかれる
わけではない。第26話を見終えた直後の
「あの後、どうなった?」という疑問を、
同じ会話の中から追いかけられる。

一方、アニメ最終回の場面を原作でも
読み比べたいなら、10巻の前に9巻の
第88話へ戻るといい。幽羅子が岩屋から
出て、初めて外の景色を目にする流れが
そこにある。すぐ先へ進みたいなら10巻、
最終回を確かめてから入りたいなら
9巻末から。入口はこの二つに絞れる。

原作10巻は第89話だけで終わらない。
幽羅子の話を聞いた菜花の心が揺れ、
その後は百火や白眉に関わる新たな事件へ
移っていく。第8話の百火、第16話の白眉を
覚えているなら、次の巻で二人の名前が
再び重みを持つ。最終回の続きを読む巻として
10巻が分かりやすいのは、このつながりもある。

★第2章 第26話「幽羅子の世界」は原作のどこまで描いた?

第26話は原作9巻の最後――巻が変わっても同じ回想が続く
位置 描かれること アニメとの関係
9巻・第88話 「幽羅子の世界」 第26話の中心
岩屋 幽羅子が呪いを受ける生活 最終回で描かれる
外の世界 月・星・水面を見る 幽羅子の過去が開く
摩緒との出会い 傷ついた幽羅子と出会う ここでアニメが区切られる
その直後 10巻・第89話へ 出会った後をそのまま読む

第25話で菜花が連れ去られ、第26話で幽羅子の岩屋暮らしが語られる

第26話だけを取り出すより、第25話の
終わりから追うと場面がつながりやすい。
第25話で菜花は、女学校の呪詛事件を
調べるために潜入する。そこで宝生かがりに
襲われ、摩緒に救われたあとも、
かがりの呪いの針に居場所を見つけられる。
菜花は幽羅子のもとへ連れ去られた。

幽羅子は第14話に大正のサロンへ現れ、
その顔を見た摩緒を驚かせた。
第15話では不知火のそばにいる彼女を見て、
摩緒が怒りをあらわにする。菜花にとっても、
幽羅子は紗那と同じ顔を持ち、
摩緒の過去に触れる危険な人物だ。
第25話の連れ去りは、その人物と菜花を
二人で向き合わせるための入口になった。

第26話で幽羅子が語り始めると、
場所は大正から平安の御降家へ移る。
彼女は屋敷で自由に暮らす少女ではない。
岩屋には呪符が貼られ、外から御降家へ
戻ってきた呪いを取り込む器として
そこで生きていた。第14話のサロンで
堂々と現れた幽羅子からは、すぐには
想像できない幼少期である。

第23話「夜歩く患者」では、
墓土を食べる患者を追った摩緒たちの前に
夏野が現れた。第24話には夏野が
村芝居の一座と消えた村を調べ、
妖たちに襲われる。最終回の直前まで、
御降家の過去を知る人々は別の事件で
動いていた。その流れの先で、
菜花は幽羅子本人の話を聞くことになる。

外の世界をほとんど知らなかった
幽羅子が岩屋を出ると、初めて自分の
いる場所の外を目にする。彼女が抱えた
妖の力はそこでおとなしく収まらず、
幽羅子自身も傷つく。そして摩緒と出会う。
第1話で菜花が見知らぬ大正の町に入り、
摩緒と会った場面とは、出会う時代も
置かれた境遇も大きく違う。

第20話で夏野は、幽羅子の黒い邪気が
900年前に紗那の心臓を奪った邪気と
同じだと話していた。その証言だけでは、
幽羅子が子供の頃に何をさせられていたかは
分からない。第26話は、黒い力を持つ
幽羅子を初めから恐ろしい人物として
見るだけでは届かない過去を菜花に聞かせる。

ただ、最終回で岩屋の過去を知っても、
摩緒と幽羅子の関係まで決着しない。
第14話の摩緒がなぜ紗那の顔に驚いたのか、
第15話の不知火と幽羅子は何を望むのか。
菜花が第26話に聞いた話は、それらを
一度に解決する答えではない。続きを
読みたくなる位置で、幽羅子の過去が
開かれたのである。

原作9巻の最終話・第88話が、最終回の中心となる

原作9巻には、第88話
「幽羅子の世界」が最終話として収録される。
アニメ第26話も同じ題名を掲げ、
幽羅子が菜花に岩屋の過去を語り、
摩緒との初めての出会いへ進む。
題名だけが同じなのではなく、
二人が向き合って語る出来事の中心も重なる。

第88話では、御降家に返された呪いが
消えたように見えた事情も、幽羅子の
岩屋暮らしから見えてくる。彼女が
そこへ集まる呪いを引き受けていたからだ。
御降家の術を使う者が前に出る一方で、
幽羅子は人目から離れた場所にいた。
第26話の回想を原作9巻で読み返すと、
あの家の裏側にいた人物がはっきりする。

また第88話では、幽羅子が外へ出たとき、
初めて月や星を見た記憶へ進む。
妖に運ばれたあと傷を負い、水辺で
自分の姿を見る。そして摩緒と出会う。
「なぜ摩緒が好きなのか」へすぐ答えるより、
その出会いの前に彼女が何を失い、
何を初めて見たかが伝わる場面だ。

岩屋から外へ出た幽羅子にとって、
夜空も水面に映る自分の顔も初めての
経験だった。第14話に大正のサロンへ現れ、
多くの視線を受けても動じないように見えた
幽羅子とは対照的である。9巻末の回想を
確かめてから10巻を読むと、摩緒の声が
彼女に残った重さも受け取りやすい。

続く第89話「いたわり」は10巻の冒頭。
出会った摩緒が幽羅子へどう接し、
彼女がその出来事をどう覚えていたかへ
進む。巻をまたいでも同じ回想が続くため、
最終回を見た人が10巻から入っても
場面を追いやすい。反対に、回想の始まりを
確かめたい人には9巻第88話が合う。

第26話が9巻末に重なることは、
第1期でどこまで進んだかを考えるうえでも
大事だ。第8話に百火、第9話に華紋、
第16話に白眉、第18話に夏野が現れ、
第25・26話で幽羅子の過去へ到達した。
最終回は突然別の話へ飛んだのではなく、
序盤から増えてきた御降家の生存者を
追った先に置かれている。

原作10巻の紹介では、幽羅子が摩緒を
思い続けた過去に加え、菜花の心の変化、
白眉の企みや百火の過去にも触れている。
第26話の続きから読むと、幽羅子一人の
回想を閉じて終わる巻ではないと分かる。
第2期の放送日はまだ決まっていなくても、
アニメ最終回の先にある物語は、
10巻第89話から確かめられる。

★第3章 原作10巻・第89話から何が起こる?

10巻の最初は「幽羅子の過去」から「菜花の現在」へつながる
話数 中心 何が動く?
第89話 摩緒と幽羅子 摩緒が傷ついた幽羅子を気遣う
その後 幽羅子 岩屋へ戻されても摩緒を見続ける
第90話 菜花 900年の思いを聞き、自分と比べて揺れる
摩緒 現在の菜花 菜花の変化を気に掛け、食事へ連れ出す
大きな流れ 900年前の片思いが、現在の摩緒と菜花の距離まで動かす

※ここからは、アニメ第26話より先の原作に触れる。

倒れていた幽羅子に摩緒が声をかけた、その後が描かれる

第26話「幽羅子の世界」は、
岩屋を出た幽羅子が外の世界を知り、
摩緒と初めて出会うところへ進んだ。
原作10巻の第89話「いたわり」では、
その出会いを幽羅子が菜花へさらに語る。
最終回で見た平安の回想が途切れずに続くため、
アニメの先を読む入口として分かりやすい。

摩緒は空を飛んでいた妖を調べに来て、
傷ついて倒れた幽羅子を見つける。
足に記された呪文に気づき、具合を案じる。
このとき摩緒が知っていたのは、
御降家の呪いを一人で引き受けてきた
幽羅子の生涯ではない。目の前にいる
傷ついた少女へ、まず声を掛けただけだった。

第1話では、現代から迷い込んだ菜花を
摩緒が妖から助けたあと、菜花自身が
妖ではないかと問い掛ける。あの出会いで
菜花が感じた戸惑いを覚えていると、
平安の幽羅子にも摩緒との最初の接点が
あったことが際立つ。ただ、幽羅子は
岩屋の外で誰かに心配される経験が
ほとんどないまま摩緒に会っている。

二人が話し続けられるわけではない。
摩緒の前に現れた大人は幽羅子を
怪物のように扱い、箱に入れて岩屋へ戻す。
呪いを取り込んできた器が外へ出たことを
責められ、幽羅子はまた元の場所へ置かれる。
摩緒が案じた短い時間のあと、
少女の日常は再び閉ざされた岩屋へ戻る。

第26話の岩屋には呪符が貼られ、
幽羅子は御降家へ返された呪いを
受ける役目を負っていた。摩緒の声は
その役目を解いてくれるものではない。
それでも、呪いを入れる器として
扱われてきた少女に、人として
具合を尋ねた記憶だけは残る。

ここから幽羅子の見方が変わる。
第14話で大正のサロンに現れたときは、
摩緒を驚かせる紗那と同じ顔の女性だった。
第15話には不知火と行動しているため、
摩緒が怒りをあらわにする相手にもなる。
しかし第89話が映すのは、それよりずっと前、
閉じ込められた少女が摩緒の声を
忘れずにいた時間である。

幽羅子は再び岩屋にいても、
自分が取り込んだ妖を通して外を見始める。
摩緒が成長し、御降家へ入っていく姿も、
遠くから見ていた。摩緒は紗那と親しくなり、
幽羅子は自分の存在を知らせられないまま
彼に心を寄せる。第89話で進むのは、
一度会ったから急に恋が始まった話ではなく、
会えない年月の間も彼を見続けた過去だ。

小学館の10巻紹介も、幽羅子が
過酷な境遇の中で摩緒を思い続けたことを
巻の中心に置いている。第26話の最後に
「どうして摩緒との出会いが大きかったのか」
と感じた人は、第89話を読むと
あの一度の声掛けと、その後に彼女が
過ごした年月を続けて追える。

幽羅子の話を聞いた菜花にも変化が起きる

幽羅子の回想は、本人だけの過去話で
終わらない。第25話でかがりに連れ去られ、
第26話で彼女の前に座ったのは菜花だ。
第89話では、幽羅子が摩緒をどれだけ
長く思ってきたかを菜花が聞く。
自分が第1話から一緒に歩いてきた摩緒には、
菜花の知らない時間があると突きつけられる。

幽羅子は不知火のそばで行動しているが、
摩緒を傷つけたいわけではないと菜花に話す。
第15話に摩緒が見た姿だけなら、
彼女は不知火側の敵に見えたはずだ。
ところが摩緒への気持ちを直接聞いた菜花は、
簡単に敵だと決められなくなる。
二人の話はそこで終わり、摩緒が
菜花を迎えに来たあとも言葉が残る。

菜花の元へたどり着く摩緒には、
第25話のかがりの針も関わっている。
かがりは針で菜花を捕らえたが、
摩緒はその術を逆手に取って彼女を従わせ、
菜花のいる場所へ向かう。幽羅子の
告白を聞く菜花と、菜花を探して扉の
外まで来る摩緒が、第89話で近づく。

第90話「言葉は呪い」では、
菜花が現代に戻っても幽羅子の話を考える。
900年も摩緒を思ってきた相手と比べ、
自分が摩緒のそばにいていいのかと揺れる。
第6話で菜花は、自分が100年後の世界から
来たことを摩緒と乙弥に明かした。
その菜花が今度は、自分の生きていない
900年の長さを意識することになる。

摩緒は菜花を連れて華紋と話し、
幽羅子について聞いたことを確かめる。
菜花は幽羅子の過去に心を動かされたと
打ち明けるが、華紋はその言葉の届き方を
別の角度から見る。幽羅子は菜花を
傷つけずとも、同情させれば摩緒から
離れさせられるかもしれない。
第90話の題名が重く響く場面だ。

摩緒自身は、900年前に幽羅子と
会ったことを鮮明に覚えているわけではない。
菜花が聞いた長い片思いと、摩緒の
今の受け止め方は同じ重さではなかった。
だから菜花が一人で比べて苦しくなる姿と、
摩緒がその変化に戸惑う姿がすれ違う。
第90話は恋の勝ち負けだけでは終わらない。

ただ、摩緒が菜花の変化に気づかない
わけではない。何を話したのかを気に掛け、
菜花が高校へ進むことも忘れていなかった。
食事に連れ出して祝い、気持ちが沈んだ
菜花へ自分なりに向き合う。第1話の
危険な妖から菜花を救った摩緒とは違う、
日常の小さな行動がここで残る。

第89・90話を読むと、第26話の
続きは幽羅子の恋を知るだけでは
終わらないと分かる。菜花が過去を聞き、
自分と摩緒の距離を考え始める。
摩緒も菜花の様子を見て動く。
最終回で話を聞いていた相手が
菜花だったことが、その直後の二話を
動かしている。

★第4章 2期が描くなら、どんな事件から始まる?

第91話から事件が切り替わる――昔の御降家の術が大正の殺人へ戻ってくる
流れ 起こること つながる人物
第91話 不可解な焼死事件 百火
苛火虫 体の内側から焼く暗殺術 御降家の禁じられた術
漣次 火の虫を操る 不知火側へ接続
第94話以降 延命・暗殺・新たな術者 不知火・白眉
変化 百火は「摩緒を襲う側」から「暗殺を止める側」へ回る

※ここからは原作10巻の新事件と登場人物に触れる。

第91話からの不審な焼死事件に、百火が関わる

幽羅子の話と菜花の動揺が続いたあと、
第91話「苛火虫」で事件が変わる。
老人が焼けた遺体となって見つかり、
別の男性も、周囲の家具を大きく焼かずに
体だけが焼けていた。火事や自殺として
片付けにくい死に方だ。火の術を使う
百火がここで調査に加わる。

百火は第8話で摩緒たちを襲い、
一度死んでも生き返った兄弟子だ。
第13話には摩緒の診療所を訪れ、
第17話では摩緒が倒れている間、
菜花と乙弥とともに治療を求める妖へ
対応した。その百火が火による殺人を
調べるため、再び前へ出てくる。
第1期から見てきた人物が新事件の入口になる。

百火が疑うのは、苛火虫という
小さな火の虫を使った暗殺だ。
虫は耳から体へ入り、内側を焼く。
死体はひどく焼けているのに、
周りの物が無事なことにも説明がつく。
百火は御降家で教えられた禁じられた術を
思い出すが、自分で作れるものではない。
古い御降家の技が大正で使われている。

第91話では菜花が幽羅子と紗那の
話を百火にも伝える。百火は二人の
過去を聞きながら、新しい焼死事件にも
目を向ける。幽羅子の回想が終わった瞬間に
前の話を忘れる構成ではない。
御降家で起きた昔の事件を知る百火が、
今の殺人事件を調べることになる。

事件の先には、月琴を手にした漣次がいる。
彼は火の虫で人を殺す一方、追われる少女を
助ける姿も見せる。襲われたのが
政治に関わる人物だけではないため、
摩緒たちは依頼を受けた暗殺と漣次自身の
行動を分けて追うことになる。
第1期に出てきた妖退治とは、
人が術を使って人を消す怖さが違う。

第92話では百火が火の鳥を使い、
残った術の跡から苛火虫の使い手を追う。
夜に漣次が再び虫を放つと、
百火の火の鳥がそれを食い止める。
第8話で摩緒を攻めた火の術が、
今度は暗殺を防ぐ側で働く。
「百火がまた出る」だけではない、
彼の力の使い方が変わる場面になる。

だから続編が原作を順に描くなら、
第26話の幽羅子から突然遠い話へ
飛ぶわけではない。第89・90話で
菜花たちの関係を動かし、第91話から
火の事件へ入る。菜花が聞いた平安の
御降家の話と、大正で使われ始めた
御降家の暗殺術が、同じ巻で並ぶ。

白眉と不知火の動きが、御降家の新たな争いへつながる

漣次を追い詰めても、火の事件が
一人の術者だけで終わるわけではない。
第93話で摩緒と百火が漣次と戦うと、
不知火につながる者が彼を連れ去る。
漣次は第94話で「延命の庭」に運ばれ、
そこで傷ついた体を治す少女・芽生と会う。
第10話から不知火が欲しがっていた
寿命を操る術も思い出させる展開だ。

不知火は第12話で華紋と再会し、
第15話には摩緒の前に現れた。
第19話には海底の社で真砂の最期を語り、
華紋を窮地へ追い込む。第1期でも
水の式神を送るだけの相手ではなかった。
その不知火が新しい術者を生かし、
摩緒たちへ向けて使おうとするため、
火の事件が既存の因縁に結び付く。

白眉も第16話で摩緒と戦ったきり
終わっていない。第25話で菜花を襲った
宝生かがりは、白眉の仲間だった。
第94話では暗殺事件の依頼人を追う
摩緒と華紋のそばで、白眉の影が
もう一度濃くなる。火の術者、
呪いの針を使うかがり、獣を抱える双馬。
個別に見えた人物がつながっていく。

第94話で摩緒と華紋が訪ねた男は、
暗殺の依頼に関わると疑われていた。
華紋が術で話を聞き出そうとしても、
男は意識を失う。口を開けば危険が
及ぶように、先に呪いをかけられていた。
誰かが実行役だけでなく依頼人側にも
手を回していると分かる場面だ。

第95話には、白眉が御降家の暗殺に
使う組織を再び作ろうとしていると分かる。
菜花と百火が追った先では、
白眉が大量の鉄を集めて竜の形にし、
二人を攻撃する。百火は大きな炎を使えるが、
菜花がそばにいるため無制限には放てない。
第16話の摩緒対白眉とは違う組み合わせで、
金と火の術がぶつかる。

第1期の第8話で百火、第9話で華紋、
第16話で白眉が登場したとき、
彼らは摩緒を知る平安の生存者だった。
10巻ではそこから一歩進み、御降家が
かつて使った暗殺術を大正で誰が扱い、
誰がその力を集めようとしているのかが
事件の中心になる。続きで変わるのは、
敵の人数だけではなく争いの広がりだ。

ただし、これらは原作10巻で
実際に続く展開であり、第2期の制作や
収録範囲が発表されたわけではない。
いま確かめられるのは、第26話の先に
幽羅子と菜花の話が続き、さらに
苛火虫の事件から白眉の企みへ
物語が動くことだ。第2期を待つ間も、
原作10巻からその流れを追える。

★第5章 MAOの2期はいつ頃分かる?

「新情報が出た」だけでは2期決定ではない――見るべき言葉を分ける
見かけた情報 第2期決定を意味する?
「第2クール配信開始」 意味しない。第14~26話の配信の場合がある
最終回イベント・鑑賞会 それだけでは続編決定ではない
音楽・映像商品 第1期関連情報の可能性がある
「第2期制作決定」 続編制作の確定情報
「○月○日放送開始」 「いつから?」への確定回答

公式が発表したのは連続2クール・全26話まで

2026年9月27日時点で、アニメ
『MAO』の第2期がいつ始まるかは
発表されていない。公式に示された
放送の形は、4月に始まった連続2クールだ。
第26話「幽羅子の世界」が9月26日に
放送され、菜花が幽羅子から平安の
過去を聞いたところで区切りを迎えた。

7月から始まった「第2クール」を
第2期と読み違えると、すでに続編が
放送されたように見えてしまう。
第1クールの第13話では、猫鬼が
現代の菜花へ摩緒宛ての伝言を託し、
大正の診療所には百火と華紋が来ていた。
その後の第14話から最終回までが
同じ連続放送の後半に当たる。

第14話で幽羅子がサロンに姿を現れ、
第16話では白眉が摩緒と戦った。
第18話には夏野、第25話には
宝生かがりが菜花を幽羅子のもとへ
連れていく場面が続く。これらは
すでに放送された後半クールの内容だ。
「第2クールに白眉が登場」という記事を
見ても、第27話以降の予告ではない。

では、最終回で何か続きを告げる
発表があったのか。現時点の公式ニュースには、
第2期の制作決定や放送開始日を示す
告知は見当たらない。最終回に合わせた
鑑賞会や音楽の情報と、続編の制作情報は
分けて受け取りたい。作品の動きが
続いていることだけで、次のテレビ放送が
決まったとは言えない。

最終回の同時鑑賞会に摩緒や菜花、
乙弥を演じる声優が出演していても、
それ自体は次の放送枠の告知ではない。
音楽の配信や映像商品の案内も、
すでに放送された全26話に関わる情報だ。
第26話を見終えた直後ほど新しい記事が
目に入りやすいが、何についての
発表なのかを題名まで確かめたい。

アニメが原作9巻末に重なるところまで
進んだのも、放送日の手掛かりにはならない。
原作10巻では幽羅子と摩緒の過去が続き、
その先には百火と白眉の新たな争いもある。
描ける物語が十分にあることと、
制作が決まり放送枠が確保されたことは
違う。原作の巻数から開始年を
一つに決めることはできない。

一方で第26話を最終回として見た人が、
続きの制作を期待するのは自然だ。
第1話で菜花が五行商店街の門を
抜けた時点から、幼い頃の事故と猫鬼が
彼女につきまとっている。第8話では
五色堂に呼ばれた弟子の話が出て、
第20話には紗那の心臓を奪った
黒い邪気まで明かされたままだ。

第26話が幽羅子と摩緒の出会いを
描いたからといって、それらの話が
完結したわけではない。だが残った
疑問の数を数えて、放送日を推測しても
確かな答えには届かない。今言えるのは、
アニメの続きが作られる場合に
描く原作の範囲は残っている、
放送時期は公式発表を待つ、ということだ。

続編の有無と放送時期は、公式サイトの新発表で確かめる

続編の情報を見る際は、まず
「制作決定」と「放送決定」を分ける。
制作が発表されても、開始する年や月、
放送局、何話構成かが同時に出るとは
限らない。反対に具体的な放送日が
発表されたなら、それが初めて
「いつから?」への確かな答えになる。
最終回直後の段階では、そこまでの情報はない。

もし新しい映像や人物の絵が出ても、
それだけで放送月までは決まらない。
第1期にも、第2クール用の楽曲や
新たに登場する人物の発表があった。
今後の発表でも「何を制作するのか」
「いつ放送するのか」を別々に読めば、
待つ時期を早く見積もり過ぎずに済む。

確認する場所はアニメ公式サイトの
ニュースと放送情報だ。現在の放送案内には
NHK総合での第1期の情報や、第1話から
第26話までの配信予定が載っている。
第14話から第26話の配信開始予定を見て、
新しい第2期の話数が加わったと
受け取らないようにしたい。

配信予定が続いていることにも
注意がいる。最終回のあとに、
第1期の後半を別のサービスがまとめて
配信し始める場合がある。それは
未放送の第27話が始まるという告知ではない。
「第2クール配信開始」と見かけたら、
対象が第14話から第26話なのかを
話数で確かめると迷いにくい。

放送時期を無理に先回りするより、
今ある原作の位置を知っておくほうが
第26話の後には役立つ。第25話で
菜花がかがりに連れ去られ、第26話には
幽羅子の岩屋の過去を聞いた。
二人の会話は原作10巻の冒頭へ続く。
テレビの新情報を待つ間も、
物語の続き自体はそこで確かめられる。

新たな放送が発表された際に
気になるのは開始日だけではない。
原作10巻から順に進むのか、
何話構成でどこまで描くのかも
別に発表されるはずだ。第91話からの
苛火虫の事件、第95話で広がる
白眉の企みを見たい人ほど、
予告で示される人物と場面を確かめたい。

現在の答えは短い。第2期の
放送開始日はまだ発表されていない。
4月から9月まで続いた全26話と、
その後に作られるかもしれない新作を
同じ「2期」と呼ばなければ、
次に何の告知を待っているのかが明確になる。
続きが気になる人には、原作10巻という
もう一つの入口がある。

★第6章 アニメの続きは原作10巻から読んで大丈夫?

どこから読む?――目的によって9巻と10巻を使い分ける
読みたい内容 読む場所 向いている人
最終回の直後へ進みたい 10巻・第89話 最短で続きを知りたい
最終回を原作でも確認したい 9巻・第88話 幽羅子の回想を読み比べたい
菜花が連れ去られる所から 9巻・第86~87話付近 第25話から流れを追いたい
1巻から必要? アニメを見ていれば、続き目的で1巻まで戻る必要はない

先へ進みたいなら10巻第89話、最終回を確かめたいなら9巻第88話

第26話を見終えてすぐに読み進めるなら、
原作10巻の最初、第89話「いたわり」で
大丈夫だ。アニメ最終回と同じ題名の
第88話「幽羅子の世界」は9巻の末尾にある。
第89話は別の人物へ場面を飛ばすのではなく、
幽羅子が菜花へ語る摩緒との出会いを
さらに進める。巻の変わり目で
話が途切れる心配は小さい。

ただし、第26話の岩屋を
原作でもう一度見たいなら9巻末から読む。
呪いを取り込む器として暮らした幽羅子が、
岩屋の外へ出て月や星を見上げる。
妖とともに空を移動し、傷ついて
水辺で自分の姿を見る。そして摩緒に会う。
この一続きの場面が第88話にある。

第25話からの流れをもっと確かめたいなら、
9巻の第86・87話にも目を向けたい。
菜花は女学校でかがりの呪いの針を受け、
いったん摩緒に助けられても、
再び針を通じて居場所を突き止められる。
幽羅子と対面するまでの怖さを追うと、
第26話で菜花が彼女の話を聞く場面も
違った重みを持つ。

第87話では、幽羅子が菜花と
二人で話し、紗那と同じ顔についても
問いを向けられる。摩緒をどう思っているか、
不知火のそばにいながら摩緒とは
敵対したいのか。第26話の岩屋の話へ
進む前に、菜花が幽羅子へ
何を確かめようとしていたかが見える。

その少し前には第23話で、
墓土を食べる患者を追う摩緒たちの前へ
夏野が現れた。第24話では夏野が
消えた村と村芝居の一座を調べている。
9巻から読み返す場合は、幽羅子だけでなく
夏野を通して見える御降家の過去にも
再び触れられる。第25話以降だけを
確かめたいなら9巻の後半からでいい。

一方、第89話から先へ進む人が
最初に確かめるのは、傷ついた幽羅子へ
摩緒がどう接したかだ。続く第90話には、
その話を聞いた菜花と摩緒の間に
小さな変化が出る。第91話からは
苛火虫による焼死事件へ進むため、
10巻一冊で最終回の続きから
次の事件の始まりまで読める。

9巻と10巻を選ぶ目安は、
どこを見たいかで決められる。
第26話を原作の場面でもたどるなら9巻。
「摩緒と幽羅子が会ったあと」へ
すぐ進むなら10巻。第89話から
読むために1巻へ戻る必要はない。
第1期で菜花と摩緒、百火や白眉の
関係を見ていれば、そのまま入れる。

10巻では幽羅子の話から次の事件まで続けて読める

原作10巻が読みやすいのは、
最終回の引きをすぐに受け取れるからだ。
第88話で摩緒と初めて出会った幽羅子は、
第89話でそのあと岩屋へ戻される。
それでも摩緒を忘れず、妖を通して
彼が成長する様子を見続けた。
第26話で菜花が聞き始めた話が、
ここで幽羅子の長い記憶になる。

第90話では、話を聞いた菜花が
幽羅子と自分を比べてしまう。
摩緒は菜花の様子が違うと気づき、
華紋も幽羅子の言葉が菜花に与えた
影響を見る。第1話で妖から救った相手、
第6話で未来から来たと打ち明けた相手が、
摩緒との距離を自分で考え始める。
過去話は現在の菜花まで届いている。

摩緒は菜花の高校進学を覚えており、
第90話では一緒に食事をして祝う。
菜花が幽羅子の900年の思いに
圧倒された直後に置かれるため、
摩緒が今の菜花をどう見ているかも
小さな行動から伝わる。第89話だけで
巻を閉じず、次の第90話まで読むと
会話の余韻が現在へ返ってくる。

その直後の第91話には焼死事件が起きる。
火の陰陽術を使う百火が加わり、
御降家でかつて使われた暗殺の術が
大正で再び姿を現す。第8話に摩緒を襲った
百火が、今度は事件を追う側にいる。
恋愛の話から別作品のような事件へ
飛ぶのではなく、同じ御降家の過去が
違う形で表へ出てくる。

10巻の後半では白眉や不知火も
動き、新たな術者が摩緒たちと衝突する。
第16話で摩緒を追い詰めた白眉、
第19話で海底の社から華紋を苦しめた
不知火の争いが、そのまま続いている。
アニメの続きを一巻だけ読んでも、
第1期で登場した人物たちが
次に何を始めるかが見えてくる。

第92話には百火が火の鳥で
苛火虫を追い、第94話では不知火の
もとに運ばれた漣次が延命の庭へ入る。
原作10巻を読み進めるほど、
第8話の百火の火、第10話の
寿命を操る術、第15話の不知火が
別々の話ではなかったと分かる。
過去回を見返したくなるつながりだ。

小学館による10巻の紹介も、
幽羅子の恋心だけでなく、
菜花の心の揺れ、白眉の企み、
百火の過去、新たな刺客に触れている。
最終回で残った幽羅子の話を読みに
入った先で、御降家全体の動きまで
追えるのが10巻の特徴だ。
続編の発表を待つ人にも入口になる。

「アニメMAOの続きはどこから?」への
答えは、原作10巻・第89話。
第26話の場面を原作でも確かめたいなら
9巻・第88話から読む。この二つの入口を
知っていれば、放送日が未発表でも
次の物語を見失わない。摩緒と幽羅子の
出会いのあと、菜花が何を聞き、
誰が動き出すのかは、すでに描かれている。

★第7章 最終回に残った謎は、続きへどうつながる?

第26話で幽羅子の過去は開いた――しかし三つの時代の謎はまだつながり切っていない
時代 残っている謎 これまでの手掛かり
現代 菜花の体に何が起きた? 8年前の事故・猫鬼の血・破軍星の太刀
大正 猫鬼・不知火・白眉は何を狙う? 傀儡の針・延命術・暗殺術
平安 五色堂で何が起きた? 百火・華紋・白眉・夏野・紗那たちの過去
幽羅子 紗那と同じ顔・黒い邪気の意味 第20話と第26話で情報がつながり始める
10巻以降 過去の謎を残したまま、大正の新事件へ接続していく

第1・7話から続く菜花と猫鬼の関係は、まだ終わっていない

第26話で幽羅子の少女時代を見ても、
『MAO』の最初にあった疑問は残る。
第1話で菜花は五行商店街の門を抜け、
大正の町で摩緒と出会った。妖を倒した
摩緒が菜花を普通の人間とは見なさなかった
ことから、彼女自身の体にも目が向く。
平安の幽羅子が分かっても、
現代の菜花の過去は消えていない。

第3話では、菜花が摩緒の持つ
破軍星の太刀に触れても死なず、
幼い頃に猫鬼の血を浴びた可能性が浮かぶ。
第6話で解毒剤を飲んだ菜花は、
八年前の事故の日を思い出し、
摩緒に会うため再び大正へ向かった。
妖に襲われた最初の一日だけでは、
事故と猫鬼のつながりは終わらない。

第7話には、幼い菜花が大正に現れ、
猫鬼にくわえられて五行商店街の門を
越える。摩緒は獣の姿になり、
幼い菜花を守る式神を現代へ送った。
菜花が摩緒と出会うより前にも、
二人と猫鬼は同じ場所にいたのだ。
第26話で平安の摩緒を見たあとでも、
この八年前の出来事は別に残っている。

第13話では猫鬼が現代に姿を現し、
菜花に摩緒への伝言を託した。
猫鬼は平安時代に摩緒へ呪いをかけた
過去の敵であると同時に、菜花のいる
現代にも手を伸ばす相手だ。
摩緒が大正で猫鬼を追い続け、
菜花が二つの時代を行き来する関係は、
最終回でもまだ続いている。

第4話では菜花と乙弥が鐘臨教の
地下室で呪法の写本を見つけたが、
そこに人の寿命を操る方法は載っていない。
第10話には別の術者が摩緒に
泰山府君の術を教えろと迫った。
命を伸ばす術を求める者は現れても、
菜花が猫鬼の血を浴びた体に
何が起きたかはまだ答えになっていない。

第22話では双馬が摩緒の背に
傀儡の針を打ち、摩緒を獣姿へ
変えてしまった。駆けつけた百火や
菜花、乙弥へ摩緒が襲いかかる。
第7話に菜花を守ろうとした獣姿が、
ここでは仲間を危険にさらした。
猫鬼と摩緒の体に残る問題は、
一度正体を知れば済む話ではない。

第26話は幽羅子の岩屋を見せ、
摩緒が平安時代に誰と出会ったかへ
踏み込んだ。しかし菜花が八年前の
事故で何を受け、猫鬼がなぜ今も
彼女を追えるのかまでは閉じていない。
原作10巻から話を読み進めるときも、
菜花はただ摩緒の過去を聞く役ではなく、
自分の体に疑問を抱えた当事者である。

幽羅子と紗那、五色堂の弟子たちの過去も先へ続く

第8話で百火が死から戻ったとき、
五人の弟子が五色堂へ呼ばれた話が
初めて強く残った。第9話には
朽縄の正体が華紋だと分かり、
第16話には白眉も五色堂にいたと
明かされる。摩緒を知る平安の人々が
大正に生きている事実は見えたが、
あの堂で何をされたかはまだ残る。

第18話に夏野が現れてからは、
大五と紗那の過去も近づく。
第19話では不知火が海底の社で
真砂の最期を語り、華紋が向き合う。
第20話には、幽羅子の黒い邪気が
紗那の心臓を奪った邪気と同じだと
夏野が伝えた。誰があの夜に何をしたかは、
一人の証言だけで決められない。

第23話には墓土を食べる患者が現れ、
第24話には夏野が村芝居の一座と
消えた村を追った。摩緒の診療所で
始まる個々の事件の裏にも、
平安から続く術者の動きが顔を出す。
最終回で御降家の岩屋を見たあと、
大正の事件へ戻る原作10巻の流れにも
そのつながりが続いている。

そこへ第26話の幽羅子の過去が入る。
彼女は紗那と同じ顔で摩緒の前に現れたが、
岩屋では別の生活を強いられていた。
第14話に摩緒がサロンで顔を見て驚き、
第15話に不知火のそばの彼女へ
怒った場面も、この幼少期を知ると
見え方が変わる。ただし、過去の説明は
紗那の最期まで語り尽くしたわけではない。

第25話でかがりの針に捕まった菜花が、
第26話に幽羅子の話を聞く。
原作10巻では、幽羅子が摩緒と会った
あとの記憶が続き、その話を聞いた
菜花自身も揺れる。敵の正体を聞いて
すぐ摩緒へ報告し、決着をつける流れでは
ない。聞いた言葉が菜花と摩緒の
今の関係へ残るところから続きが始まる。

さらに第91話以降には、百火が
苛火虫による焼死事件を追い、
白眉と不知火の動きも広がる。
第8話では摩緒を襲った百火が、
今度は大正で使われる御降家の
暗殺術を止めようとする。
平安から残った弟子たちが、
その力を今どう使うかが問われる。

第26話で終わったのは、連続2クールの
テレビ放送だ。第2期の放送日は
まだ発表されていない。それでも
物語の続きを待つ場所は分かっている。
岩屋から出た幽羅子と摩緒の出会いを
もう一度確かめるなら原作9巻第88話。
その後の会話から進みたいなら、
10巻第89話「いたわり」から読める。

最終回が幽羅子の最初の出会いで
区切られたからこそ、10巻は近い。
摩緒の声が幽羅子に残った年月、
それを聞いた菜花の変化、百火や白眉が
関わる次の事件まで、一本の流れで続く。
第2期を待つ人がまず知りたい
「いつから」と「どこから」のうち、
今すぐ確かめられるのは原作の入口だ。

MAOまとめ

『MAO』の考察・キャラ解説・猫鬼の呪い・五色堂・アニメ感想記事をまとめています。
摩緒、菜花、猫鬼、百火、華紋、不知火、白眉、玄武、乙弥など記事一覧はこちら。

▶【MAO】記事一覧ページはこちら

▶ MAOの記事一覧ページを見る

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