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【コードギアス 奪還のロゼ】アーノルドは生きていた?復活・改造とギアスキャンセラーの正体

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アーノルドは第2話のアバシリ戦でアッシュのZi-アポロに敗れ、ヴァルプニルごと致命的な損傷を受けましたが、その後クリストフに回収され、サイバネ技術による改造を受けて復活します。
復活後は新型KMFローエングリンと、他者へかけられたギアスを無効化するギアスキャンセラーを得て、第8話ではアッシュにかかったサクヤのギアスまで解除します。

  1. 第1章 アーノルドは生きていた?第8話で復活した姿の結論
    1. 第2話で爆発に巻き込まれた後、クリストフの改造を受けて復活した
    2. 復活後は専用機ローエングリンとギアスキャンセラーまで与えられた
  2. 第2章 第2話のアバシリでアーノルドはどう倒された?ヴァルプニルの防御をアッシュが破った
    1. アバシリ強制収容所で、アッシュのZi-アポロとアーノルドのヴァルプニルが激突した
    2. アーノルドは第2話の時点ですでに、アッシュだけを特別に意識していた
  3. 第3章 アーノルドは何者?アッシュを一方的に敵視してきた黒のナイト
    1. アインベルクの「黒のナイト」で、ノーランドに強く心酔する参謀役
    2. 第8話では戦闘で勝つだけでなく、アッシュが信じてきた兄弟関係まで壊しに来る
  4. 第4章 誰がアーノルドを改造した?クリストフが復活とギアスキャンセラーを与えた
    1. クリストフはサクヤのギアスを調べる一方で、アーノルドを実戦用の改造兵へ変えた
    2. ギアス研究の成果がアーノルドへ入り、第8話で初めてアッシュ相手に使われる
  5. 第5章 ギアスキャンセラーとは何?アーノルドがアッシュのギアスを解除できた仕組み
    1. 第8話でアーノルドが使ったのは、他人にかけられたギアスを打ち消す力
    2. ジェレミアのギアスキャンセラーを思い出すが、今回はアッシュとの因縁に直結している
  6. 第6章 復活後のローエングリンは何が変わった?ヴァルプニルより攻撃も防御も強くなった
    1. 第2話のヴァルプニルは防御型、第8話のローエングリンは手数まで増えた
    2. アーノルドは強い機体を得ても、最後までアッシュへの執着から離れられない
  7. 第7章 アーノルドは最後どうなる?アッシュへの執着は最期まで消えない
    1. 復活も改造も新型機も、最後まで「アッシュに勝つ」ために使われた
    2. アッシュとの決着で退場し、復活しても敗北からは逃げ切れなかった

第1章 アーノルドは生きていた?第8話で復活した姿の結論

第2話で爆発に巻き込まれた後、クリストフの改造を受けて復活した

第8話「銀兎」で、
アッシュの前にアーノルド・レンクが再び現れる。
第2話「氷壁」でヴァルプニルごと倒されたため、
その姿を見て
「生きていたのか?」
と思った人は多いはず。

結論から言えば、
アーノルドは第2話の戦闘後に生存し、
その後クリストフの改造を受けて復活している。
ただ傷が治って戻ってきたわけではない。
身体そのものへ手を加えられ、
以前とは別の力まで与えられた状態になる。

公式でも、
アーノルドは
「アバシリでの戦いの後、アッシュを倒すためにクリストフの改造を受け、復活した」
と紹介されている。
さらに復活後は、
ギアスの力を無効化する
ギアスキャンセラーまで持つようになった。

ここで大事なのは、
アーノルド本人が何事もなく脱出したと考えないことになる。
第2話では、
アッシュのZi-アポロに防御を崩され、
ヴァルプニルは大きな攻撃を受ける。
最後は機体ごと爆発へ飲み込まれ、
その場面だけ見れば死亡したようにしか見えない。

だから第8話の復活は、
「実は普通に逃げていました」という話ではない。
アバシリで大きな損傷を受けた後、
クリストフに救われ、
改造によって戦える身体へ戻されたと見る方が近い。
ただし、
爆発後に誰がどう回収したのか、
身体のどこまでを改造したのかまでは細かく描かれていない。

それでも、
第8話のアーノルドを見れば、
以前と同じ人間ではないことは分かる。
アッシュへの執着はさらに強くなり、
戦い方も荒々しい。
そして何より、
アッシュにかかっていたサクヤのギアスへ直接触れ、
解除する力まで持っている。

第2話では、
アッシュに敗れた側だった。
第8話では、
今度はアッシュの心そのものを壊す側へ回る。
本当の弟ニコルの存在。
ロゼが弟ではないこと。
サクヤにギアスをかけられていたこと。
戦闘だけではなく、
アッシュが信じていた関係まで突き崩していく。

だからアーノルドの復活は、
単なる再戦用の強化ではない。
第2話で肉体と機体を壊された男が、
今度はアッシュの人生を壊す力まで持って戻ってくる。
第8話での再登場が強く見えるのは、
そこまで第2話と対になっているからになる。

復活後は専用機ローエングリンとギアスキャンセラーまで与えられた

第2話でアーノルドが乗っていたのは、
ヴァルプニルだった。
大きな盾を使った防御を得意とし、
相手の攻撃を受け止めながら戦う機体になる。
アーノルド自身も、
その防御性能へかなり強い自信を持っていた。

ところがアッシュは、
正面から何度も攻撃して終わらない。
Zi-アポロの高い機動力を使い、
ヴァルプニルの防御がどこまで自動で追従するのかを見る。
攻撃を重ね、
盾の動きを崩し、
最後には守りを抜いてアーノルドへ一撃を入れる。

その敗北を経て、
第8話のアーノルドが乗るのがローエングリンになる。
この機体は、
クリストフの改造を受けて復活したアーノルド専用機。
ブレイズ・ルミナスを備えた盾。
二本の補助腕。
大型剣。
第2話のヴァルプニルより攻撃と防御の両方が強化されている。

つまり、
アーノルド本人だけではなく、
機体まで作り直されている。
第2話で負けた原因を消すように、
守りだけではなく攻撃の手数まで増えている。
アッシュへ再び挑むための形として、
人間と機体の両方が強くされている。

さらに、
アーノルドにはギアスキャンセラーがある。
第8話では、
これを使ってアッシュへかけられていたサクヤのギアスを解除する。
第2話ではKMF同士の戦闘だった二人が、
第8話ではアッシュの記憶や感情まで巻き込んだ戦いへ変わる。

この変化を見ると、
クリストフがアーノルドへした改造は、
ただ戦闘能力を上げるだけではなかったことが分かる。
ギアスを研究するクリストフだからこそ、
アーノルドへギアスを無効化する機能まで載せている。
第8話では、
その研究成果がアッシュ相手に使われた形になる。

アーノルド自身も、
その力を迷わず使う。
アッシュへ勝つ。
アッシュが信じている物を壊す。
そのためなら、
改造された自分の身体も力も使う。
第2話での敗北が、
復活後のアーノルドをさらに危険な相手へ変えている。

第2章 第2話のアバシリでアーノルドはどう倒された?ヴァルプニルの防御をアッシュが破った

アバシリ強制収容所で、アッシュのZi-アポロとアーノルドのヴァルプニルが激突した

アーノルドの復活を理解するには、
第2話「氷壁」の戦闘へ戻ると分かりやすい。
この回でロゼとアッシュは、
七煌星団からの依頼を受け、
アバシリ強制収容所へ乗り込む。

ロゼは施設内部へ入り、
ギアスを使って管制側を押さえる。
一方、
外の戦闘を引き受けるのがアッシュ。
Zi-アポロを駆り、
収容所を守るネオ・ブリタニア側のKMFと戦う。
そこで前へ出てくるのがアーノルドだった。

アーノルドは、
アインベルクの「黒のナイト」。
アバシリ強制収容所の警備へ派遣され、
ヴァルプニルでアッシュを迎え撃つ。
しかも、
相手がアッシュだと分かった瞬間から、
普通の敵兵へ向けるものとは違う執着を見せる。

二人の戦いで目立つのが、
ヴァルプニルの防御になる。
大きな盾を使い、
Zi-アポロからの攻撃を受け止める。
アーノルドは、
この守りが簡単には破られないことへ強い自信を持っている。
アッシュが何度攻めても、
正面ではなかなか崩れない。

ただ、
アッシュは力任せに殴り続けない。
Zi-アポロの機動力を使う。
距離を変える。
方向を変える。
スラッシュハーケンも使いながら、
ヴァルプニルの守り方そのものを見る。
アーノルドの防御へ、
少しずつ綻びを作っていく。

アーノルド側は、
自分の機体性能をかなり信じている。
防げる。
次も防げる。
そう思って攻撃を受け続ける。
ところがアッシュは、
その「盾が守ってくれる」という前提を逆に利用する。

最後には、
ヴァルプニルの防御を崩される。
それまで攻撃を受け止めていた盾が機能しなくなり、
アッシュの一撃が本体へ届く。
アーノルドの機体は大きく損傷し、
そのまま爆発へ巻き込まれる。

この場面を見る限り、
生きているとは思いにくい。
アーノルドが機体から安全に脱出する姿も、
第2話でははっきり見せられない。
だから視聴者側では、
ここで退場した敵として受け取るのが自然だった。

その印象があるから、
第8話の再登場が効く。
あの爆発から戻ってきた。
しかも以前より強い。
専用機まで変わっている。
さらにギアスキャンセラーまで持っている。
第2話を覚えているほど、
復活後の異様さが分かる。

アーノルドは第2話の時点ですでに、アッシュだけを特別に意識していた

第2話の戦闘は、
単に敵幹部と主人公側エースが戦っただけではない。
アーノルドは、
相手がアッシュだと分かった時点で強く反応する。
以前からアッシュを知っている。
そして、
かなり一方的に対抗心を持っている。

アッシュ自身は、
アーノルドへ同じ熱量を向けていない。
そこが二人の関係で面白いところになる。
アーノルドはアッシュへ勝ちたい。
自分の方が上だと証明したい。
でもアッシュから見れば、
そこまで特別な相手として扱われていない。

だから第2話で負けたことが、
アーノルドには余計に重い。
自分がずっと気にしていた相手。
その相手に、
自慢のヴァルプニルごと負ける。
しかもアッシュ側には、
その勝利へ強く執着している様子もない。

そのまま退場していれば、
アーノルドの一方的な対抗心で終わっていた。
でも実際には生き残る。
クリストフの改造を受ける。
新しい身体を得る。
ローエングリンへ乗る。
ギアスキャンセラーまで手に入れる。

全部が、
もう一度アッシュへ向かうためにつながっていく。
だから第8話のアーノルドは、
ただ「生き返った敵」ではない。
第2話で負けた瞬間から、
アッシュへ勝つことへさらに深く縛られた人物として戻ってくる。

第2話では、
機体性能への自信をアッシュに壊された。
第8話では、
今度はアッシュが信じている記憶と兄弟関係を壊す。
一度目はKMFの防御を破られた側。
二度目はギアスの防御を破る側。
この逆転まで見ると、
アーノルド復活の流れがかなり分かりやすくなる。

第3章 アーノルドは何者?アッシュを一方的に敵視してきた黒のナイト

アインベルクの「黒のナイト」で、ノーランドに強く心酔する参謀役

アーノルド・レンクは、
ネオ・ブリタニア皇帝直属の騎士団アインベルクに所属している。
称号は「黒のナイト」。
単なるKMF乗りではなく、
ノーランドの近くで動く参謀役でもあり、
その命令を強く信じて行動している。

第2話「氷壁」では、
アバシリ強制収容所の警備へ出てくる。
七煌星団とナナシの傭兵が収容所へ攻め込み、
ロゼが内部で管制を崩し、
アッシュがZi-アポロで外の敵機を引き受ける。
そこでアーノルドのヴァルプニルが正面から立ちはだかる。

アーノルドは、
相手がアッシュだと気づいた瞬間から反応が変わる。
ただ侵入者を排除するという空気ではない。
以前から知っている相手として名前を出し、
自分の手で倒すことへ強くこだわる。
第2話の時点で、
二人には過去から続く因縁があると分かる。

ただし、
この因縁は両方が同じ強さで抱えているものではない。
アーノルドの方が、
かなり強くアッシュを意識している。
幼い頃から接点があり、
その頃からアーノルドはアッシュへ張り合ってきた。
一方のアッシュは、
そこまでアーノルドを特別視していない。

この温度差が、
アーノルドの執着をさらに強くする。
自分はアッシュを気にしている。
勝ちたい。
上だと証明したい。
ところが相手は、
同じ熱量でこちらを見てくれない。
第2話で戦った時も、
アッシュは因縁を語るより目の前の任務を優先している。

しかも結果は、
アーノルドの敗北になる。
ヴァルプニルの自動防御へ絶対的な自信を持ち、
アッシュの攻撃を受け止め続ける。
しかしアッシュは機体性能だけを見ず、
盾がどう反応するかを戦いながら読み取る。
最後には防御を崩し、
ヴァルプニル本体へ攻撃を通す。

アーノルドからすれば、
一番負けたくない相手に負けた形になる。
しかも自分が信じていた機体性能まで破られ、
そのまま爆発へ巻き込まれる。
第8話で復活した後に、
アッシュへの執着がさらに強くなっているのも、
第2話の敗北を考えると自然になる。

復活後のアーノルドは、
以前より明らかに危険になっている。
ローエングリンという新しい専用機を得る。
身体もクリストフによって改造される。
さらにギアスキャンセラーまで与えられる。
そこまでしても、
向かう先はやはりアッシュになる。

ここがアーノルドの怖いところでもある。
改造されて別人になったからアッシュを狙うのではない。
第2話より前からあった執着が、
敗北と改造を経てさらに強くなった。
身体と機体が変わっても、
中心に残ったのは
「今度こそアッシュに勝つ」という感情だった。

第8話では戦闘で勝つだけでなく、アッシュが信じてきた兄弟関係まで壊しに来る

第8話「銀兎」で再び対峙した時、
アーノルドは第2話と同じ戦い方をしない。
ローエングリンでアッシュへ攻撃を仕掛けながら、
本当の弟ニコルの話を出す。
さらに、
ロゼが本当の弟ではないことまで突きつける。

アッシュは、
第1話からロゼを弟として守ってきた。
ロゼが作戦を出し、
自分が戦う。
危険が迫れば前へ出る。
多少無茶な状況でも、
兄として弟を守ることを迷わない。
その関係をアッシュ自身は疑っていなかった。

アーノルドは、
そこを狙う。
本当の弟はニコル。
ニコルはもう死んでいる。
今まで弟だと思っていたロゼは皇サクヤ。
しかもその認識には、
サクヤのギアスが入っていた。
戦闘中に一つずつ事実を突きつけていく。

そして最後に、
ギアスキャンセラーで実際に解除する。
ただ口で揺さぶるだけではない。
アッシュの中から、
「ロゼは最も大切な弟」という強制そのものを消す。
第2話で機体の防御を壊されたアーノルドが、
第8話ではアッシュの心の防御を壊す側へ回る。

だから第8話の再戦は、
単純なKMF戦ではない。
第2話では、
アッシュがアーノルドの自信を壊した。
第8話では、
アーノルドがアッシュの記憶と関係を壊す。
同じ二人の戦いでも、
狙っている場所が大きく変わっている。

第4章 誰がアーノルドを改造した?クリストフが復活とギアスキャンセラーを与えた

クリストフはサクヤのギアスを調べる一方で、アーノルドを実戦用の改造兵へ変えた

アーノルドを復活させた人物は、
クリストフ・シザーマンになる。
クリストフはネオ・ブリタニア側で動きながら、
特にギアスという力へ強い関心を持っている。
第8話では、
捕らえたサクヤ本人を使って、
その能力の条件まで調べている。

サクヤのギアスは、
声で相手へ命令を通す。
クリストフは囚人を使い、
どんな状態なら命令が届くのかを確かめる。
直接声を聞かせる。
聴覚を遮る。
条件を変えながら、
ギアスがどこまで効くのかを試していく。

そのクリストフが、
アバシリで倒れたアーノルドへ手を加えた。
公式でも、
アーノルドはアバシリ戦後、
アッシュを倒すためクリストフの改造を受けて復活したとされている。
つまり復活は、
偶然助かっただけではなく、
クリストフの技術が入った結果になる。

改造後のアーノルドは、
外見からして以前と印象が変わる。
第2話では、
黒のナイトとして普通の騎士の姿で戦っていた。
復活後は白い髪と赤い目が目立ち、
身体にも明らかに人工的な変化が出ている。
一度死にかけた男が、
戦闘へ戻るため作り直された姿になる。

さらに、
クリストフは機体まで用意する。
第2話のヴァルプニルに代わり、
復活後の専用機はローエングリン。
ブレイズ・ルミナスを備えた盾、
二本の補助腕、
大型剣を持ち、
攻撃と防御の両方が強化されている。

第2話でアーノルドが負けた時、
ヴァルプニルは防御へ頼る部分が大きかった。
アッシュはそこを見抜き、
盾の動きを崩して勝った。
ローエングリンでは、
守るだけではなく、
補助腕と大型剣で攻撃の手数まで増えている。
前の敗北を埋めるような専用機になる。

つまりクリストフは、
壊れた身体を治しただけではない。
身体を改造する。
新しい専用機を与える。
さらにギアスキャンセラーまで載せる。
アーノルドを、
アッシュへ再戦させるための強力な戦力へ変えている。

ギアス研究の成果がアーノルドへ入り、第8話で初めてアッシュ相手に使われる

クリストフとアーノルドの関係で、
一番大きいのがギアスキャンセラーになる。
第8話でクリストフは、
サクヤを捕らえてギアスを調べている。
同じ回で、
改造されたアーノルドが
ギアスを無効化する力を実戦で使う。

この二つは、
別々の話ではない。
クリストフはギアスを研究する側。
アーノルドは、
その研究によって生まれた力を戦場で使う側になる。
サクヤから見れば、
自分の力を調べられている。
アッシュから見れば、
その力を解除される。

だから第8話では、
クリストフが直接KMFへ乗らなくても、
二人へ大きな影響を与えている。
サクヤを拘束する。
ギアスの条件を調べる。
アーノルドへギアスキャンセラーを持たせる。
そして、
サクヤとアッシュを結んでいたギアスを壊す。

アーノルド自身も、
その力をためらわず使う。
アッシュに勝てるなら使う。
ロゼとの関係を崩せるなら使う。
第2話で負けた悔しさがあるからこそ、
ただ機体で倒すだけでは足りない。
相手が信じている物まで壊そうとする。

ここまで見ると、
アーノルドの「改造」は単なる身体強化ではない。
クリストフのギアス研究と、
アーノルドのアッシュへの執着が合わさっている。
一人はギアスを試したい。
一人はアッシュへ勝ちたい。
第8話では、
その二つが同じ方向へ向いた。

第2話で爆発へ消えたアーノルドが、
第8話で異様な姿になって戻ったのは、
ただ復活を驚かせるためではない。
クリストフの研究成果を身体へ受け、
ローエングリンを与えられ、
ギアスまで壊せる敵へ変わった。
アッシュとの二度目の戦いは、
その改造の成果を全部見せる場面になっている。

第5章 ギアスキャンセラーとは何?アーノルドがアッシュのギアスを解除できた仕組み

第8話でアーノルドが使ったのは、他人にかけられたギアスを打ち消す力

第8話で一番大きな変化を起こしたのが、
アーノルドのギアスキャンセラーになる。
戦闘中、
アーノルドはアッシュへ本当の弟ニコルの存在を突きつけ、
ロゼが弟ではないことまで告げる。
その上で、
サクヤがかけていたギアスそのものを解除する。

アッシュは第1話から、
ロゼを自分の弟として扱ってきた。
危険な戦闘では自分が前へ出る。
ロゼが作戦を出せば、
Zi-アポロでその指示を実行する。
弟を守る兄として、
一度も疑わず行動していた。

ところが第8話で、
その前提が外から壊される。
アッシュ自身が強い意志で打ち破ったわけではない。
サクヤの力が自然に消えたわけでもない。
アーノルドが持つギアスキャンセラーによって、
命令の効果そのものを打ち消された。

その瞬間、
アッシュの中ではニコルの記憶が戻ってくる。
ラベンダーホームで一緒に育った弟。
ノーランドの下で暗殺訓練を受けた日々。
自分が守ろうとしたニコル。
そして最後に、
目の前で殺されたことまで思い出す。

だからギアスキャンセラーは、
単に「洗脳を解除する便利な力」ではない。
第8話では、
アッシュが忘れていた過去まで一気に戻す。
ロゼとの兄弟関係を壊し、
同時にニコルを失った痛みまで蘇らせる。
アーノルドは戦闘だけでなく、
アッシュの心まで直接揺さぶっている。

しかもアーノルドは、
この力を偶然持っていたわけではない。
第2話でヴァルプニルごと敗れた後、
クリストフの改造を受けて復活した。
その改造の中で、
ギアスを打ち消す能力まで組み込まれている。
第8話で初めて、
その力がアッシュ相手に実戦で使われる。

ここでクリストフの存在もつながる。
同じ第8話で、
クリストフは拘束したサクヤのギアスを調べている。
声がどう届けば命令が通るのか。
どんな状態なら効かないのか。
囚人まで使いながら、
ギアスの条件を細かく確かめている。

その研究を進める人物の側に、
ギアスキャンセラーを持つ改造人間アーノルドがいる。
サクヤはギアスを使う側。
アーノルドはギアスを壊す側。
第8話では、
その二つが真正面からぶつかる形になる。

ジェレミアのギアスキャンセラーを思い出すが、今回はアッシュとの因縁に直結している

『コードギアス』を以前から見ている人なら、
「ギアスキャンセラー」という言葉で、
ジェレミアを思い出しやすい。
過去シリーズでも、
他者にかけられたギアスを解除する力は登場している。
だから第8話のアーノルドを見て、
「同じ系統の力なのか」と感じるのは自然になる。

ただ、
『奪還のロゼ』で重要なのは、
能力の名前だけではない。
アーノルドがその力を持って戻ってきたことで、
第2話の因縁が別の形へ広がっている。
以前は、
機体同士の勝負でアッシュに負けた。
今回は、
アッシュの記憶と人間関係へ踏み込んでくる。

第2話では、
アッシュがヴァルプニルの防御を見抜き、
アーノルドの自信を壊した。
第8話では逆に、
アーノルドがアッシュの
「ロゼは弟だ」という認識を壊す。
一度目は機体。
二度目は心。
同じ二人の再戦でも、
壊される物が大きく変わっている。

だからギアスキャンセラーは、
アーノルドを強くするだけの追加能力ではない。
アッシュとサクヤの関係を壊し、
ニコルの記憶を戻し、
第8話以降の二人を別の関係へ進ませる。
物語そのものを動かす力として使われている。

第6章 復活後のローエングリンは何が変わった?ヴァルプニルより攻撃も防御も強くなった

第2話のヴァルプニルは防御型、第8話のローエングリンは手数まで増えた

第2話でアーノルドが乗っていたヴァルプニルは、
防御の強さが大きな武器だった。
大きな盾を使い、
Zi-アポロの攻撃を受け止める。
アーノルド自身も、
簡単には破られない守りへかなり強い自信を持っていた。

ただ、
その自信が弱点にもなった。
アッシュは正面から何度も攻撃するだけではなく、
Zi-アポロの機動力で角度を変える。
攻撃を重ねながら、
盾がどの方向へ動くのかを見る。
最後には防御の隙を作り、
ヴァルプニル本体へ攻撃を通した。

その敗北後に用意されたのが、
第8話のローエングリンになる。
こちらも強い防御を持つが、
ヴァルプニルより攻撃の手数が多い。
ブレイズ・ルミナスを備えた盾。
大型剣。
さらに補助腕まで使い、
一方向だけではなく複数方向から攻撃出来る。

第2話のアーノルドは、
守りの強さへ頼る部分が大きかった。
第8話では、
自分から圧力をかけ続ける。
アッシュへ接近する。
大型剣で追う。
補助腕も使い、
Zi-アポロが逃げる場所を減らす。
以前より明らかに攻撃的な戦い方へ変わっている。

機体だけ見ても、
第2話の敗北を意識した強化だと分かる。
守るだけではアッシュに読まれた。
ならば、
守りながら攻める。
一つの盾に頼らず、
複数の武装を同時に使う。
アーノルド本人の改造と同じように、
専用機も再戦用へ作り直されている。

第8話では、
アッシュもただ機体性能だけと戦っているわけではない。
アーノルドがニコルの話を出す。
ロゼの正体を明かす。
ギアスキャンセラーまで使う。
戦闘中に精神を揺らされるため、
第2話のように冷静に相手の弱点だけを読む状況ではない。

そこへローエングリンの攻撃が重なる。
機体は強化されている。
操縦するアーノルドの執着も増している。
さらにアッシュの記憶まで崩す。
第8話の再戦が苦しく見えるのは、
この三つが同時に来るからになる。

アーノルドは強い機体を得ても、最後までアッシュへの執着から離れられない

ローエングリンを与えられたことで、
アーノルドは確かに強くなった。
第2話より武装は増える。
防御も厚い。
ギアスキャンセラーまで持つ。
普通なら、
復活後の自分がどこまで強くなったかを試すには十分な条件になる。

それでもアーノルドが見ているのは、
やはりアッシュになる。
他の敵へ勝つことではない。
ネオ・ブリタニアの大きな作戦でもない。
第2話で自分を倒した相手へ、
今度こそ勝つことへ強く引かれている。

だから第8話では、
機体で追い詰めるだけでは満足しない。
ニコルを持ち出す。
ロゼの正体を暴く。
ギアスまで解除する。
アッシュが一番触れられたくない場所まで入り、
戦闘の外側からも崩そうとする。

復活。
身体改造。
ローエングリン。
ギアスキャンセラー。
これだけ多くの物を手に入れても、
アーノルド自身の中心は変わらない。
アッシュへ勝ちたい。
自分の方が上だと証明したい。
その思いが、
改造後の力を全部同じ方向へ向けている。

だからローエングリンは、
単なる新型機として見るより、
アーノルドの執着を形にした機体として見ると分かりやすい。
第2話で足りなかった攻撃力。
破られた防御。
届かなかった勝利。
それらを全部積み直して、
アッシュへもう一度ぶつけるための機体になる。

そして、
その再戦でもアーノルドが何を選ぶのかを見ると、
彼が本当に欲しかった物も見えてくる。
強い身体そのものではない。
新型機そのものでもない。
最後まで欲しかったのは、
アッシュに勝ったという結果だった。

第7章 アーノルドは最後どうなる?アッシュへの執着は最期まで消えない

復活も改造も新型機も、最後まで「アッシュに勝つ」ために使われた

第8話で復活したアーノルドは、
以前とは比べものにならない力を手に入れている。
身体はクリストフに改造され、
専用機ローエングリンを与えられ、
さらにギアスキャンセラーまで使える。
第2話で敗れた時より、
戦える条件は明らかに増えている。

それでも、
アーノルドが一番強く見ている相手は変わらない。
ノーランドでもない。
七煌星団でもない。
サクヤでもない。
第2話で自分を倒したアッシュへ、
最後まで意識を向け続ける。

第8話でも、
ただ機体で倒そうとはしなかった。
アッシュへニコルの存在を突きつける。
ロゼが本当の弟ではないことを話す。
さらにサクヤのギアスまで解除する。
アッシュが信じてきた物を、
戦いながら一つずつ壊していく。

ここまでやるのは、
勝利だけが欲しいからではない。
アッシュより自分が上だと認めさせたい。
第2話で受けた敗北を、
ただ一勝して返すだけでは足りない。
相手の心まで崩し、
完全に負かしたいという執着が強くなっている。

だから復活後のアーノルドは、
かなり危うい。
身体を改造されても気にしない。
以前とは違う姿になっても、
アッシュへ勝てるなら受け入れる。
ローエングリンも、
ギアスキャンセラーも、
全部そのために使う。

第2話では、
ヴァルプニルの性能を信じて負けた。
第8話では、
機体だけに頼らず、
アッシュの過去や記憶まで攻撃する。
それでも、
中心にあるのは同じ感情になる。
アッシュへの対抗心。
一度負けたことへの悔しさ。
そこから最後まで離れられない。

アーノルドは、
復活して新しい目的を持った人物ではない。
むしろ一度の敗北へ、
以前より深く縛られた人物になる。
クリストフに改造されたことで、
身体は強くなった。
でも心の方は、
第2話でアッシュに負けた場所から動いていない。

そのため、
終盤での行動も分かりやすい。
戦況全体より、
アッシュとの勝負を優先する。
強くなった自分を見せたい。
今度こそ負かしたい。
ノーランドの側にいる騎士でありながら、
最後は個人的な執着が前へ出てくる。

アッシュとの決着で退場し、復活しても敗北からは逃げ切れなかった

アーノルドの最後は、
やはりアッシュとの戦いにつながる。
第2話で一度倒された。
第8話で改造されて戻ってきた。
その後も、
アッシュへ勝つために戦い続ける。
そして最終的には、
その因縁の中で決着を迎える。

ここまで見ると、
アーノルドの復活は
「死んだ敵が強くなって戻ってきた」
だけではない。
第2話の敗北を引きずったまま、
身体も機体も作り替え、
もう一度同じ相手へ向かった話になる。

しかも、
第8話では一度アッシュを大きく揺らしている。
ギアスを解除した。
ニコルの記憶を戻した。
ロゼとの兄弟関係を壊した。
戦闘だけ見れば、
アーノルドは第2話より遥かに深い傷をアッシュへ与えている。

それでも、
アッシュ自身はそこで終わらない。
ニコルの記憶を受け止める。
サクヤとの関係も見直す。
ギアスがなくなった後でも、
自分の意思で戦う道を選ぶ。
アーノルドが壊した物の先で、
アッシュはもう一度立ち上がる。

この差が、
二人の最後を分ける。
アッシュは過去を思い出しても、
そこから次へ進もうとする。
アーノルドは第2話の敗北を思い出し、
そこへ何度も戻っていく。
片方は過去を抱えて前へ進み、
片方は過去へ縛られ続ける。

だからアーノルドの結末は、
改造の強さだけでは見えてこない。
ローエングリンを得た。
ギアスキャンセラーも得た。
身体も強くなった。
それでも、
第2話で失った自信までは埋まらなかった。

最後まで欲しかったのは、
アッシュより強いと証明することだった。
でも、
その証明を求め続けたこと自体が、
アーノルドをアッシュから離れられなくしている。
復活しても、
新しい自分にはなれなかった。

第8話で
「どうして生きている?」
と驚かせたアーノルドは、
最後まで見ると、
生き延びたことより
「何のために戻ってきたのか」の方が強く残る。
改造も復活も新型機も、
全部アッシュへの再戦へ集まっていた。

だからアーノルドは、
単なる復活敵ではない。
第2話でアッシュに負け、
その敗北を受け入れられず、
身体まで作り替えて戻ってきた男になる。
そして最後まで、
その一度の敗北から逃げ切れないまま、
アッシュとの因縁に決着をつける。

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