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【アニメ チー付与】 レインはなぜ王獣の牙を追放された? 元仲間たちは本当にレインを嫌っていた?

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『チー付与』のレインは、王獣の牙のギルドマスター・バリオスの気まぐれによって追放される。
仲間の装備を強化してきた貢献と、追い出される時の扱いが釣り合わず、見ていて戸惑いが残る。
追放を決めた側の判断と元仲間たちの言動を分け、レインへの嫌悪と能力の軽視が同じものかを考える。

この先はアニメ第1話と
漫画第1話のネタバレあり。

第1章 レインの追放は、 役に立たなかったからではない

追放場面の要点

発端:バリオスの気まぐれ。
レインの仕事:仲間の装備を強化していた。
元仲間:追放時の態度は冷たい。
全員の以前からの内心までは分からない。

突然の追放と、すでに果たしていた仕事

仲間の武器を強くしてきたのに、
強い武器がそろったから出ていけと言われる。
レインの追放でまず引っ掛かるのは、
この話のつながらなさ。
装備が役に立っているなら、
それを強化した彼の仕事も役に立っているはず。
その成果を目の前に置いたまま、
本人だけを不要と扱うところに、
見ていて納得しにくいものが残る。

レインを追放したのは、
王獣の牙のギルドマスター・バリオス。
第1話の発端には、
他のギルドでの追放に影響され、
自分たちも一人追放しようとする軽さがある。
レインの仕事を細かく見直した末の判断というより、
追放することを先に決めたように見える始まりになる。
生活の場を失う側との温度差が、
最初から大きい。

レインは武器や防具に
強化ポイントを付与する魔術師で、
仲間の装備を支えてきた。
自分では前線に立っていなくても、
戦う人の剣や盾を強くする仕事には、
戦果への貢献がある。
剣を振る人と、その剣を強化する人は、
同じ仕事をしていない。
違う役割を持つことが、
そのまま働いていないことにはならない。

漫画第1話では、
強化された剣を喜ぶ仲間の姿も描かれる。
レインの付与によって、
平凡な剣がよく斬れるようになったことを、
使う本人が認めている。
ここがあるから、後の追放が余計に引っ掛かる。
能力が全く理解されず、
誰にも気づかれないまま働いていたというだけではない。
恩恵を受けた人の言葉と、
残してもらえない扱いが並んでいる。

バリオスの説明では、
強力な装備がそろい、
強化付与しかできず戦わないレインは不要とされる。
しかし、強化された装備は
彼と無関係に生まれたものではない。
働いた成果が、
そのまま本人を切り離す口実になっている。
レインが戸惑うのも無理はないと思う。
何もできていないと言われるのとは、
また違う悔しさがある。

しかも、レインの強化は、
本人の意思で解除できる。
追放しても強い装備だけは
そのまま使えるという見込みは、
この能力の仕組みと合っていない。
彼が王獣の牙に残るかどうかと、
装備の強化が残るかどうかは、無関係ではない。
追い出した側が軽く扱った仕事が、
その直後にギルドの手元から離れていく。

だから、この追放を
レインの能力不足の証拠として読むことは難しい。
仕事の成果はすでに装備にあり、
解除すればその強化が外れる。
決定権を持つ人物の評価と、
実際にできることが食い違っている。
追放されたという出来事だけで、
本人の力まで小さくなるわけではないことが、
最初の展開から見えてくる。

元仲間の冷たさは、 全員の内心とは分けて考える

では、元仲間たちは
レインそのものを嫌っていたのか。
この疑問には、追放の場で向けられた言葉と、
それ以前からの感情を分けて答えることになる。
漫画の冒頭には彼の強化を喜ぶ反応があり、
追放時には彼を見下す反応がある。
後の態度が冷たいからといって、
前の言葉まで全部演技と断定できるわけではない。

一方で、能力を褒めたことがあるから、
本当は優しい仲間ばかりと受け取るのも苦しい。
漫画の追放場面では、
レインに侮辱的な言葉を向け、
彼を助けようとしない人々が描かれる。
嫌いという感情を長く抱えていたかは別として、
その場では彼を傷つける側へ回っている。
そこまでぼかしてしまうと、
レインの受けた仕打ちが見えなくなる。

自分の装備を強くしてくれる人を
便利に感じることと、
その人を仲間として大切にすることは、同じではない。
この違いが、追放場面の痛さに
つながっていると私は読む。
レインの仕事を喜べても、
彼の居場所を守ろうとはしない。
成果を受け取る時と、本人が困っている時とで、
関わり方が大きく変わってしまう。

ただ、名前も発言も分からない全所属者にまで、
同じ気持ちを当てはめることはできない。
追放を決めたバリオス、
その場で彼をあざけった人、
物語に反応が出ていない人を、
全て一つの内心でまとめる必要はない。
冷たい言動は冷たいまま扱いながら、
描かれていない人まで心の中を決めない。
その範囲で、元仲間との関係が見えてくる。

レインが仲間と思っていた相手から、
助けてもらえないことは確かに寂しい。
けれど、その寂しさを語るために、
全員が初めから彼を憎んでいたという
裏設定を足す必要はない。
頼りにされた記憶があるからこそ、
困った時に切り捨てられる落差がつらい。
追放の場面だけでも、
彼の信じていた関係が崩れるには
十分な冷たさがある。

レインが目にしたのは、
呼び出し先での追放宣告と、
周囲の冷たい反応になる。
追放のきっかけには軽さがあり、
レインの仕事には実際の成果があり、
周囲の態度には冷たさがある。
それぞれを合わせると、
役に立たなかった人だけが外された話には見えなくなる。
支えてきた本人だけが、
急に仲間の外へ置かれている。

それでもレインには、
自分の強化ポイントが残っている。
王獣の牙に認められなかったことと、
何も持たずに追い出されたことは違う。
彼は自分の力を回収し、
新しい冒険へ使い始める。
ひどい扱いへの戸惑いが残る一方、
能力まで元の居場所へ置いていかずに済むことには、
少し息をつける。

第2章 バリオスはなぜ、 レインを手放してしまった?

追放が流行っている、という軽いきっかけ

バリオスの追放には、
最初からレインと深く対立していたという
説明とは違う、妙な軽さがある。
他のギルドの追放話を聞いて、
自分のギルドでも一人追放しようとする。
誰かの働き方を長く悩んだ末という雰囲気ではない。
追放される本人の生活を考える前に、
追放という行為へ乗り気になっているように映る。

この始まりには笑える勢いがあるものの、
レインの側から考えると困ってしまう。
自分が何をしたか分からないうちに、
外す対象として選ばれているから。
仕事で失敗したなら、
本人にも話を聞く余地がある。
けれど、追放することそのものが先にあるなら、
昨日まで仕事をしていた人にも、
急に居場所がなくなる。

漫画の冒頭では、
追放によって人件費が減り、
気に入らない相手の顔も見ずに済むという話が出てくる。
これは会話をしている人物の言い分で、
レインが全員から嫌われていたと証明する発言ではない。
バリオスがその話に乗ることで、
ギルドに誰が必要かという判断が、
ずいぶん軽い会話から始まっていることが伝わってくる。

ここを、バリオスが何年も
レインへの不満をためていた証拠にはできない。
長年の恨みを語る場面とは違うから。
見えるのは、他のギルドがやっているから
自分もやるという流れと、
そこでレインが選ばれること。
外された本人からすれば、
自分の積み重ねと関係の薄いところで話が進む。
その雑さが、宣告の理不尽さを強くしている。

追放という決定には、
ギルドを率いるバリオスの立場が働いている。
レインが納得していなくても、
彼には残してもらうために抗議するしかない。
その場の会話の強さが、
仕事の実際の価値をそのまま表すわけではない。
言い返す側が弱く見えても、
強化の成果まで消えない。
立場の差と能力の差が、ここでは一致していない。

バリオスの気まぐれは、
レインにとって笑って流せる小さな出来事ではない。
働く場所も、仲間と思っていた関係も、
一度に失うことになる。
軽い発端から始まる作品のテンポと、
本人の困り方がぶつかっている。
大げさな陰謀がなくても、
決める側のひと言で暮らしが変わってしまう。
その落差に引っ掛かる。

なぜレインなのかという点では、
彼が直接戦わず、強化付与を専門にしてきたことが、
切り捨てる言い分に使われている。
目に見える戦闘参加がないことを、
仕事がないことへ近づけて扱ってしまう。
けれど、その仕事を受けた装備は周囲が使っている。
彼の働きが見えない場所へ隠れたのではなく、
成果だけが別の人の手にある。

強い装備だけを残して、 術師を切り離す判断

バリオスは、武器と防具が強くなったことを、
レインを外せる根拠にしている。
ここには、強化を終えたら術師の役目も終わるという
見込みがあると考えられる。
今ある装備を見れば十分と感じたのかもしれない。
ただ、その見込みで追放を実行した結果、
レインは強化を解除する。
装備の状態は、彼を手放す前と同じには保たれない。

強化付与の術師は、
装備を強くする仕事をしている。
装備が強くなった時こそ、
仕事の成果が出ていることになる。
それを見て、もう働いていない人のように扱われるのは、
レインにはやり切れない。
昨日まで求められていたことを続けたのに、
その結果が自分の追放につながる。
本人が改善できる点を探そうにも、
話の前提から噛み合っていない。

漫画では、彼自身も
戦闘経験がないことを認めている。
ここは、レインが万能の戦士で、
それを全員が見落としていたという話にはしない。
彼にはまだ経験のない分野がある。
その不足と、仲間の装備を強くできる能力は両立する。
戦っていないという一面だけで、
別の分野で果たした仕事まで
なかったことにはできない。

バリオスが必要性を測る時、
強化付与しかできないという見方が前へ出ている。
裏返せば、その一つの仕事が
どれだけ装備を支えていたかは、
十分に重く扱われていない。
何でも少しずつできる人と、
一つの役割で大きく貢献する人は違う。
レインの追放には、その専門の仕事を、
できることが少ないという数え方で
小さくする危うさがある。

強化された剣を持つ人は、
敵を倒した実感を持てる。
一方、レインの仕事は、
戦いが始まる前の装備へ込められている。
剣を振る場にいないからと、
その支えまで存在しないわけではない。
物語の中で前線に立つ人が目立つほど、
誰がその装備を強くしたかは、
つい背景へ下がる。
レインはそこを支えてきた人物になる。

もちろん、ギルド側の細かな契約条件や、
退職後の強化の取り扱いまでは示されていない。
そこから法的な正しさを決める話へ
広げるつもりはない。
場面で起きるのは、
用済みとして追い出された本人が、
自分の付与を解除すること。
バリオスが残ると考えたものと、
実際に残るものが違っていたことが、
能力の仕組みから見えてくる。

追放を決める時のバリオスは、
レインの仕事をすでに受け取り終えたものとして
扱っているように見える。
しかし、その強さには術師とのつながりが残っていた。
彼を手放す判断は、
強化を失う可能性と切り離せない。
レインが大きな復讐計画を立てなくても、
自分の力を自分へ戻すだけで、
その見込みは崩れていく。

第3章 仲間を支えていたレインには、 突然すぎる別れ

呼び出しに期待できるくらい、 仕事に手応えがあった

レインの追放がつらく映るのは、
本人が初めから王獣の牙を嫌っていたわけではないから。
自分の付与が、仲間の働きにつながっているという
手応えを持っている。
居づらいから出ていきたいと準備していた人と、
役に立てていると思っていた人では、
突然の宣告の受け止め方も違ってくる。
彼には、失う前に守りたい関係があった。

漫画第1話では、
レインが仲間の持つ盾、剣、鎧、斧へ目を向け、
自分が強化したものと確かめる場面がある。
戦いには参加していなくても、自分の仕事がそこにある。
単に強い集団のそばにいたのではなく、
彼も装備を通じて関わっている。
その自覚があるから、
前線に立つ人たちの活躍を、
自分と無関係なものとして見ていない。

強化した剣を喜ばれる場面も、
その手応えを支えている。
レインが一方的に思い込んでいただけなら、
喜ぶ相手の反応は出てこない。
自分が手を加えたものを使う人がいて、
その変化を感じてくれる。
仕事をしている実感としては、
十分に具体的なやり取りになる。
追放直前の彼には、
役に立っていないと考える材料ばかりが
並んでいたわけではない。

ギルドマスターから呼び出された時、
漫画のレインはよい知らせを期待している。
給料の話か、遠い場所から来た依頼かと想像する。
実際に昇給や指名が決まっていたわけではない。
それでも、そう考えられるくらい、
自分の仕事に手応えを持っていたことは伝わる。
そこで待っている言葉が追放と分かるから、
落差が急に大きくなる。

呼ばれた先で褒めてもらえると思っていたら、
もう必要ないと言われる。
レインの顔に出る戸惑いには、
話の速さについていけない感じがある。
昨日まで続けていた役目が、
今日も自分の仕事になると考えていた。
その前提だけが、
本人の知らない場所で外されている。
何が起きたか理解する前に、
居場所を失う話へ進んでしまう。

レインは、自分が戦闘経験のない術師と分かっている。
そのうえで、強化によって役立っていると思っている。
だから、戦わないという指摘だけでは、
追放に納得しにくい。
戦闘経験が必要な役目を果たせなかったという話ではなく、
ずっと担当してきた役目ごと小さく扱われるから。
彼の抗議には、その噛み合わなさが残っている。

この時のレインは、
既に自分の強さを知っていて、
余裕でギルドを見限った人には見えない。
外へ出たあとに回収した力を使えるとしても、
宣告を受ける場面では困っている。
後からうまくいくことと、
その時傷つかないことは同じではない。
新しい冒険が待っていると分かっていても、
呼び出された彼の期待には少し胸が痛む。

仲間と思っていた相手に、 助けてもらえない

追放の場でレインが求めているのは、
力を試す機会だけではないと思う。
仲間として働いてきたことを、
なかったことにしないでほしい。
その気持ちが、
まだ納得していないという抗議に重なって見える。
漫画では押し出される場面も描かれ、
話し合いたい本人と、退場させたい周囲との間に、
大きなずれができている。

さらにきついのは、
周囲から助け舟が出ないこと。
漫画のレインは仲間だと思っていたのに、と戸惑う。
強化した装備を喜んでくれた相手がいるなら、
誰か一人くらい止めてくれるのではないかと
期待しても不思議ではない。
けれど、その場の人々は、
彼を守る側へ回らない。
自分が支えた相手から支えてもらえない。

ここで、反対しない人は全員ひそかに悩んでいた、
と補うことはできない。
怖くて逆らえなかったのか、
気にしていなかったのか、
賛成していたのかは、それぞれの描写による。
まして漫画の場面には、
黙っているだけではなく、
彼を侮辱する声もある。
助けない態度の中に、
はっきり彼を傷つける振る舞いまで混じっている。

頼まれた時には装備を強化し、
その仕事を喜んでもらっていた。
その関係が、自分の危機には頼れるものにならない。
レインが受ける寂しさは、
単に嫌いな相手へ嫌なことを言われた寂しさとは違う。
仲間と呼べると思っていたからこそ、
どこまで信じてよかったのか分からなくなる。
直前の和やかな反応が、ここでは痛く響く。

それでも、レインが人を信じたこと自体を、
愚かと片づける気持ちにはならない。
強化を喜ぶ相手がいて、
自分の仕事が使われているなら、
役に立てていると思うことには根拠がある。
その期待を裏切った周囲の扱いまで、
彼が勝手に期待したせいとして戻してしまうと、
冷たさの向きが逆になってしまう。

彼は外へ出たあと、
叫びながら走り、やがて気持ちを切り替えていく。
その勢いには作品らしい可笑しさがあるけれど、
切り替わる前の困り方まで消えてはいない。
ずっと落ち込み続けない人にも、
戸惑った時間はある。
レインの明るさは、
追放を何とも思わなかったという説明より、
嫌な出来事のあとに動ける力として見える。

新しい居場所で誰かと関わる姿には、
この最初の別れが重なる。
助けてもらえなかったから、
次は誰も助けないという方向へは進まない。
王獣の牙で失った関係があっても、
目の前の人に手を貸す性格は残っている。
追放の場面を思い返すと、
その変わらなさが嬉しい。
冷たい別れのあとも、
彼は人と関わるほうへ歩いていく。

第4章 元仲間たちは、 本当にレインを嫌っていた?

褒めていたのに、 追放時にはあざける落差

元仲間の本音が気になるのは、
レインへの態度が初めから一色ではないから。
漫画第1話では、
強化された剣に喜ぶ反応がある。
それが追放時には、
切り捨てられても仕方ないという反応へ変わる。
先ほどの好意的な言葉をどう受け止めればよいのかと、
つい戻って考えてしまう。
レイン本人にも、この変わり方は急すぎる。

まず、剣の強さを褒めた言葉は、
レインの能力の成果へ向いている。
その人がよく斬れると感じたことと、
彼を深く慕っていたかどうかは、同じ問いではない。
役立つ仕事を喜ぶことはできても、
働いた相手の立場まで大切にするとは限らない。
追放場面には、
その違いが表へ出ていると考えられる。

逆に、追放時の冷たい発言だけで、
以前からの全てのやり取りが
嘘と確定するわけでもない。
強化された時には本当に嬉しく、
不要と扱われた時には平気で切り捨てたのかもしれない。
その変わり身も十分に残酷になる。
最初から憎んでいた人でなくても、
相手を大切にしない行動はできてしまう。

漫画の追放場面では、
装備は既に強化されていることや、
レインが強化付与しかできないことを持ち出して、
彼の退場を受け入れる声が出る。
さらに侮辱も向けられている。
ここには単なる手続きへの同意では済まない冷たさがある。
本人が困っているところへ、
相手を低く扱う言葉まで重ねている。

それを見て、
誰も嫌っていなかったとまとめることはできないと思う。
少なくとも、あざける人のその場の態度には、
友好的とは言いにくいものがある。
ただ、嫌悪の強さや、
いつからそう思っていたかまで、
発言のない部分へ広げる必要もない。
見える冷たさを認めることと、
過去の内心を作ることは別になる。

レインの側からは、
嫌いかどうか以上に、助けてもらえないことが重い。
嫌ってはいないと言われても、
居場所を奪われる時に笑われるなら、
安心できる関係には戻れない。
感情の名前だけを柔らかくしても、
向けられた振る舞いまでは変わらない。
この場面で残る痛さは、その具体的な扱いにある。

全員が同じ感情を持っていたかという点は、
また別に残る。
王獣の牙には複数の人物が所属し、立場も違う。
バリオスの決定を、
全所属者が同じ深さで考えたとは限らない。
発言した人の態度は確かめられても、
出ていない人の本心までは
同じように確かめられない。
ここは一つの集団名だけで決めにくい。

嫌悪だけでは説明し切れない、 便利な相手への態度

元仲間の態度には、
レインを人としてどう思うかと、
彼の能力を自分の役にどう使うかが混じっている。
強化を頼む時には必要とし、
装備が強くなれば、
術師本人はいなくてもよいと扱う。
これは嫌いという感情だけで説明するより、
便利な働き手として接していた面を考えると
つながりやすい。

この読み方は、
周囲の人をよく見せるためのものではない。
むしろ、褒める言葉が出ていても、
支え合う関係とは限らないという寂しさにつながる。
レインが仕事に手応えを持ったことには根拠がある。
一方、相手が彼を守るつもりまで持っていたかは、
その言葉だけでは確かめられない。
評価された仕事と、
守られる居場所が離れてしまっている。

誰かの役に立つことは、
そのまま相手から大事にされる約束にはならない。
そう感じさせる場面は、少し苦い。
レインは周囲の装備を強化することで、
関係の中に自分の役割を持っていた。
その役割が利用されただけと感じられる瞬間には、
仕事の価値を否定されることとは違う寂しさがある。
必要とされる嬉しさが、急に不安定になる。

ただ、ギルドマスターに逆らうのが怖かったはず、
と周囲を一括して擁護することもできない。
そうしたためらいが描かれていない人へ、
都合のよい事情を用意することになるから。
追放の場に同調する人と、
実際に侮辱を口にする人では、
行動の強さにも違いがある。
誰が何をしたかを小さく見ないほうが、
レインの困り方につながる。

レインの奇行が苦手という感情と、
強化の力が必要という判断も両立し得る。
ただし、その可能性があるからと、
追放時の全員に同じ説明を当てはめることはできない。
能力を使いたい、本人には困らされる、
関係を守る気はない。
それぞれ違う気持ちになる。
元仲間を一つの好き嫌いだけで括ると、
この違いが消えてしまう。

アニメ視聴者の疑問として答えるなら、
追放があるから全員が以前から
レインを憎んでいたとは言い切れない。
しかし、彼を切り捨て、見下した言動まで、
実は親しさの裏返しと受け取る根拠もない。
仕事は喜ばれていたのに、
人としての扱いは冷たい。
その食い違いが、
この別れで一番引っ掛かるところになる。

レインが新しい仲間と出会う嬉しさは、
強さを褒めてもらうことだけでは測れない。
役に立つ間だけ必要とされる関係から
離れられることにも、ほっとする部分がある。
王獣の牙で誰がどれほど嫌っていたかが
全部分からなくても、
追放時の扱いが彼にとって
居心地のよいものではなかったことは、
その行動から伝わってくる。

第5章 レインの変わった言動と、 追放の判断はつながる?

お人好しと、 周囲を困らせる奇行が同居する

レインは、ただ静かに尽くしてきた
真面目な被害者という一面だけでは語れない。
目の前の人を助けようとする一方、
急なボケや奇行で周囲を戸惑わせる人物でもある。
公式の人物紹介でも、その両方が並んでいる。
追放が理不尽と感じることと、
彼と一緒にいる人が時々困ることは、
同時に成り立つ。

第1話では、新しい人と関わり始める段階から、
レインの突拍子もない行動が目を引く。
漫画にも、自分を殴ってほしいと頼み、
相手を困らせる場面がある。
強化した服の性能を知りたいという発想があっても、
急に頼まれる側には話が飛んで見える。
彼の中の段取りと、
周囲が理解できる順番が、
時々ずれてしまう。

この困らせ方には、
レインが強化付与を専門にしてきたことも重なる。
装備に力を込めることは得意でも、
自分で使って戦う経験はない。
力の大きさを試す時にも、
周りが安心して見ていられるとは限らない。
強い能力を持つことと、
その力を落ち着いて扱えることは別になる。
追放後の場面には、その危なっかしさもある。

だから、もし現実に隣にいたら
少し疲れるかもしれない、
という感想にも居場所はある。
レインの善良さを認めるために、
全ての行動を可愛いと受け取る必要はない。
助けようとしていることは分かっても、
説明の足りない行動には戸惑う。
彼は好感を持てる部分と、
周囲がついていきにくい部分を、
同じ勢いで持っている。

それでも、奇行があることを、
バリオスの追放を説明する
確定した事情にはできない。
第1話で示される発端は、
バリオスの気まぐれと、
強化済みの装備があれば術師は不要という判断になる。
レインの人格に困っていた人がいた可能性と、
その困り事で追放が決まったという事実は違う。
見える発端から、別の事情へすり替えられない。

レインがとにかくうるさいから
追放されても仕方ない、と
冗談で感じる瞬間はあるかもしれない。
けれど、笑いの感想をそのまま設定の答えへ変えると、
彼が果たした仕事や、宣告の雑さが抜け落ちる。
困るところがある人にも、
きちんと果たした役目はある。
彼の奇行と強化の貢献を、
片方で片方を消す関係にはしにくい。

私は、追放されたあとも彼が変なことをする点に、
少し安心する。
ひどい扱いを受けたことだけで人物が決まらず、
元から持つ調子が続いているから。
嫌な出来事の被害者として、
ずっと静かにしている必要はない。
周囲を困らせる明るさまで残っていることが、
彼自身の新しい生活へ話を戻している。

苦手に感じることと、 仕事をなかったことにすること

誰かを苦手と感じることと、
その人の仕事を評価することは、
違う部分を見ている。
レインの話し方についていけない人がいても、
強化された剣は強化されたまま使われている。
仕事の成果を受け取りながら、
本人を何もできない人のように扱うと、
話がずれてしまう。
追放の場面には、
その混ざり方への引っ掛かりがある。

レインに改善してほしいことがあったなら、
その行動について話す場面が必要になる。
しかし、追放の宣告で前へ出るのは、
戦わないことと、強化付与しかできないこと。
本人の変わった調子に困った具体的な出来事を
話し合う場面とは違う。
何となく扱いにくい人という印象だけで、
描かれた判断を埋め直すことはできない。

反対に、レインは役に立っているのだから、
周囲は何をされても喜ぶはずという話にもしたくない。
強化付与の力があっても、
周囲を困らせる行動が急に歓迎されるわけではない。
本人への親しみ、行動への戸惑い、
仕事への評価は、それぞれ違う。
物語の仲間にも、
呆れながら一緒にいるという関わり方がある。

新しい仲間とのやり取りでは、
その呆れが必ずしも関係の終わりにつながらない。
レインが変なことをしても、
周囲が反応し、会話が続いていく。
全てを褒めてくれるから居心地がよいというだけではない。
戸惑いや突っ込みを含めて、同じ場にいられる。
王獣の牙で突然外へ置かれた姿と比べると、
この続いていく会話が嬉しい。

ただ、王獣の牙の人々が彼の奇行をどこまで知り、
どれほど不満に思っていたかは、
全員分まで示されていない。
後の仲間が呆れる場面を、
そのまま元仲間の内心へ移すこともできない。
同じレインに接していても、
人によって受け止め方は変わる。
人物紹介にある性格を、
全員から嫌われる証拠として使うには無理がある。

お人好しだから絶対に嫌われない、とも言えない。
善意で動く人にも、人付き合いの難しさはある。
ただ、誰かを助ける性格と、
追放してよいかどうかを
一対一で結ぶ必要はない。
レインの性格にいくつもの面があることは、
そのまま人物の面白さにつながる。
追放を正当化するためだけの
欠点の一覧にはならない。

王獣の牙で彼に向けられた冷たさと、
新しい仲間が彼に呆れる反応は、
どちらも好意的な言葉ではないことがある。
それでも、その後に一緒に動くか、
役目ごと切り捨てるかでは違いが出る。
レインの変わった調子を見て笑う場面のそばに、
困っている人へ手を貸す姿もある。
彼の居場所は、
両方を抱えたまま作られていく。

第6章 強化ポイントを返してもらうと、 残された装備はどうなる?

装備を壊すのではなく、 自分の付与を解除する

強化を解除すると

装備そのもの:手元に残る。
レインの付与:解除される。
経験や技:消えるとは示されていない。
回収したポイント:自分の装備へ使える。

追放されたレインが行うのは、
王獣の牙の武器や防具へ付けた強化の解除になる。
剣や盾を全部持ち去るわけではなく、
装備に込めていた自分の力を取り戻す。
ここを装備そのものの消滅と混ぜると、
その後に何が困るかも変わってしまう。
手元に物は残っていても、
付与による強さは同じ状態ではなくなる。

強化ポイントは、レインが装備などを
強くするために付与できる力になる。
そして、いったん付けたら
永遠に相手のものになるという仕組みではなく、
本人の意思で解除できる。
第1話では、その能力が追放後の再出発へつながる。
新しい力を突然もらったのではなく、
これまで仲間へ配っていた力を、
自分の手元へ戻している。

失われるのは、あくまでレインによる強化。
冒険者がそれまで積んだ経験や、
覚えた技まで全てなくなると考える必要はない。
元から持つ剣の材質が消えるわけでもない。
ただ、いつも使っていた時の斬れ味や守りに、
付与の支えが入っていたなら、
その差は戦いに関わる。
何もかも失うことと、
慣れた強さを失うことは違う。

この仕組みを踏まえると、
強い装備がそろったから術師はいらないという判断は、
ずいぶん心もとなく見える。
強さが残るかどうかに、
追い出す相手の能力が関わっているから。
レインが怒って攻撃しなくても、
付与を終えるだけで状況は変わる。
彼を不要と扱う言葉と、
彼なしでも同じように戦えることは、
一致していなかった。

だからといって、ポイントを解除した瞬間に、
元仲間全員が倒れるとまでは言えない。
個々の実力や、
その時どこで何をしていたかにもよる。
装備の強化が外れたことから、
全員の戦闘結果まで自動で決まるわけではない。
確かめられるのは、
王獣の牙がレインの付与を受けたままでは
いられなくなったことになる。

追放の場面では、
戦わないレインが軽く扱われた。
一方、解除された時には、
彼が戦場にいなくても、装備の状態が変わる。
直接剣を振ることだけが、
戦いへ関わる方法ではなかったと伝わる仕組みになる。
裏方の仕事は、本人が前に出ていない間にも働いていた。
その支えが離れることで、
何を受け取っていたかが見えやすくなる。

レインが自分の力を回収する展開には、
単に相手を困らせること以上に、
自分の先へ使えるものを取り戻す嬉しさがある。
追放されたあとも元仲間の装備だけを支え続けるなら、
彼は外へ出ても仕事の先を変えられない。
解除によって、持っている力の行き先が変わる。
ここから、自分の生活のために
能力を使えるようになる。

同じポイントが、 今度はレインの装備を強くする

回収したポイントを、
レインは自分の装備へ込めていく。
漫画第1話では、銅の剣へ一万ポイント、
布の服へ三〇三三ポイントを付与する。
見た目が立派な武具へ買い替えることから始めるのではなく、
手元の装備へ力を集める。
仲間へ分けていた力をまとめて使えるため、
追放前とは違う形で、
自分の能力に向き合うことになる。

この数字を、防御力が三〇三三倍などと
読み替えることはできない。
付与したポイント数が示されていても、
倍率の計算式まで同じように
示されているわけではないから。
分かるのは、ありふれた装備でも
レインの付与によって大きく強化できること。
装備の見た目と実際の働きが離れるところが、
その後の可笑しさにもつながっている。

戦闘経験のないレインが、
新たに冒険者を目指せると思うのは、
この装備の力があるため。
経験が急に増えたわけではない。
その違いを残したまま強い力を使い始めるので、
本人の見込みと実際の威力がずれることもある。
大きな力を持ったから全てが落ち着くのではなく、
別の困り事まで始まってしまう。

第1話では、力を手にした彼の再出発が、
静かな成功だけでは終わらない。
町での騒動にもつながり、
強すぎる装備を使う側の危なっかしさが出てくる。
王獣の牙を離れたら全てうまくいくという
単純な運びにならないところが、レインらしい。
元のギルドへの怒りだけを見ている暇もなく、
目の前の出来事が増えていく。

ポイントを自分へ集めたことは、
彼が以前から前線の冒険者として完成していたという
証明にはならない。
強化付与に長けた術師が、
自分で装備を使う段階へ進んでいる。
能力を持つことと、その使い方を知ることの間には、
まだ経験の差がある。
だからこそ、追放後には
誰かと一緒に冒険する余地も生まれる。

元仲間からすれば、
レインは強化付与しかできない人と扱われていた。
その一つの能力が、自分の装備へ集中すると、
彼の行動できる範囲を大きく広げる。
できることの呼び名は同じでも、
どこへどう使うかで、生活の形は変わる。
彼の力は王獣の牙での役目だけに
閉じていなかった。

追放のあと、レインの手元には剣と服があり、
そこへ使えるポイントがある。
かつての仲間たちの評価を変えてからでなければ
歩けないわけではない。
認められなかった気持ちは残っても、
自分で使える力まで否定されたままにはならない。
回収と再付与が続く流れには、
失った居場所から少し離れて、
自分の先を考えられる軽さがある。

第7章 王獣の牙を離れたレインが、 次の居場所へ進むまで

見返すことだけに、 新しい生活を使わない

王獣の牙を追い出されたレインは、
強化ポイントを回収し、
冒険者として新たに動き出す。
ここで彼の時間が、
元仲間へ自分の価値を説明し続けることだけに
使われないのが嬉しい。
ひどい扱いを受けた相手に分かってもらうまで、
新しい生活を待たなくてもよい。
自分の力を使って、
別の場所へ行けるようになっている。

もちろん、追放が楽しい出来事へ変わるわけではない。
仕事の成果を否定され、
仲間と思っていた人から助けてもらえなかったことは残る。
それでもレインは、
その一件だけで自分の生活の全てを決めない。
能力を失っていないからこそ、
冒険をしてみたいという願いにも手を伸ばせる。
怒りの先に、別のやりたいことが出てくる。

漫画では、のんびり暮らしたい気持ちと、
冒険者をやってみたい気持ちが並ぶ。
二つは少し方向が違うけれど、
レインはその両方へ前向きになる。
既に王獣の牙から自由になったなら、
まず稼いで、その先の暮らしを考えることもできる。
追放を受けたばかりの人が、
急に先の予定へ話を進めるところには、
彼らしい可笑しさがある。

この切り替えを、
誰でも同じようにできるという話へ広げるつもりはない。
レインには回収できる力があり、
その力で自分の装備を強化できる。
立ち直りの速さには、
彼の性格に加えて、実際に使える手段もある。
元気を出せば全て何とかなるというだけではなく、
できることを持って外へ出ている。

だから、強化ポイントを取り戻す展開は、
元仲間への仕返しとしてだけでは収まりにくい。
彼が自分の仕事を、
自分の暮らしへつなぎ直す行動でもある。
王獣の牙の装備に入り続けていた力が、
今度は彼を守り、彼の冒険を支える。
力そのものは同じでも、
働く先が変わっている。

レインがその後も人を助けようとすることには、
追放場面を思い返すと少し救われる。
自分は助けてもらえなかったのに、
それを次に出会う相手へ向けた冷たさには変えない。
お人好しな性格は残り、
周囲を困らせる調子も残る。
嫌な別れをしたあとも、
彼自身の面倒で明るいところまで
なくなってはいない。

元仲間がいつか反省するかどうかは、
レインの新しい生活とは別に残る。
相手の内心が全部明らかにならなくても、
次の人と出会うことはできる。
追放した側の評価が、
彼の能力や性格の最後の答えにはならない。
新しい場所で実際に何をし、
誰と関わるかによって、
レインの姿はさらに増えていく。

王獣の牙にいた頃、
レインの力は周囲の剣や盾へ分かれていた。
これからは、その力を使う本人が行き先を決めていく。
装備の強さはあっても、旅の経験はこれから増える。
新しい冒険者としては不慣れな彼を、
以前の立場だけで測らない出会いが待っている。
そこには、強化の大きさとは別の楽しみもある。

青の水晶では、 役目の違う相手と冒険が始まる

ニーナは、王獣の牙を離れたレインを青の水晶へ誘う。
元のギルドから外へ置かれた人へ、
今度は入ってくるきっかけを作る相手が現れる。
第1話の公式あらすじでも、
彼女とギルドマスターのエルシーとの出会いが、
新しい所属へつながっている。
追放された人という立場のまま、
ずっと一人でいなくて済む。

青の水晶でレインが出会うリリィには、
豊富な冒険者経験がある。
一方で、仲間を失った過去がトラウマとなり、
剣を振れない事情を抱えている。
強い付与ができても戦闘経験のないレインと、
経験があっても戦えないリリィ。
役立つかどうかを一つの面だけで決めるには、
二人ともこぼれてしまう部分がある。

第1話では、レインはそのリリィと
ドラゴン討伐へ向かう。
新しい関係も、最初から何の困り事もない
組み合わせではない。
力を使う経験が足りない彼と、
過去の傷を抱える彼女には、
それぞれ別の難しさがある。
その違いがあるまま、
一緒に行くところから冒険が始まる。

王獣の牙で言われた、
戦わないから不要という扱いを思い返すと、
この組み合わせは気になる。
前線で今すぐ剣を振れるかどうかだけでは、
その人が持つものを言い切れない。
レインには付与の力があり、
リリィには経験がある。
できないことがある状態から、
相手とどう動くかを探す余地が残っている。

青の水晶のギルドマスター・エルシーは、
挫折した冒険者を支える人物として紹介されている。
今すぐ問題なく戦えることだけが、
そこにいる条件にはなっていない。
レインが出会う相手にも、
すでに抱えている困り事がある。
追放直後の彼に、
別の人とのつながりが生まれる場所として、
このギルドが現れる。

だからといって、
青の水晶なら誰も傷つかず、
全ての関係が理想的に進むとまでは言えない。
レインの奇行には周囲が戸惑い、
仲間にも簡単に消えない事情がある。
新しい居場所は、
完璧な人ばかりが待つ場所ではない。
うまくできないところを持つ人同士が、
関わり始める場所になっている。

レインが王獣の牙を追放された発端には、
バリオスの軽い判断がある。
元仲間の言動には、
彼の仕事を喜びながら、
本人が困った時には切り捨てる冷たさがある。
全員がいつから彼を嫌っていたかまでは分からなくても、
追放時の扱いに傷つくことには根拠がある。
その痛さを、小さなこととして流す必要はない。

それでも、彼が強化した装備が役立ったことまで、
追放で消えるわけではない。
元の仲間に認めてもらえなくても、
自分の力は戻り、新しい出会いが始まる。
レインが持ち出したのは、
恨みだけではなく、次に使える能力と、
誰かへ手を貸す性格でもある。
王獣の牙の外へ出た彼には、
まだ一緒に冒険する相手が待っている。

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