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【ブラッククローバー2nd】 ナハトの前に現れた悪魔は誰? リリスとナヘマーの正体と強さ

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ナハトの前に現れるのは、冥府から地上へ出てきた最上位悪魔のリリスとナヘマー。
ナハトの契約悪魔とは異なり、二体は彼を追い詰める敵として立ちはだかる。
「悪魔を使うナハトなら対抗できるのでは?」という疑問から、二体の能力と脅威をたどる。

この先、二体の悪魔の正体や能力のネタバレを含む。

第1章 ナハトの前に現れたのは、リリスとナヘマー

現れた悪魔 正体と立場
リリス 冥府から現れた最上位悪魔
ナヘマー リリスとともに現れた最上位悪魔
ナハトとの関係 契約相手ではなく、敵として対峙

名前を伏せて現れた二体の正体

ダンテとの戦いを見ていたところへ、
見覚えのない悪魔が二体現れる。
ナハトが呼んだ仲間なのか、それとも新しい敵なのか。
名前が出る前から不穏な登場なので、
まず「誰?」と気になる。
原作の情報で正体を確かめると、

二体の名前はリリスとナヘマー

。冥府の門が開いたことで、
地上へ現れた悪魔になる。

リリスとナヘマーは、集英社の人物紹介でも、
それぞれ相手とともに地上へ現れた
最上位悪魔として掲載されている。
名前を知らないまま見ると正体不明の乱入者でも、
単なる配下の追加ではない。
ダンテを相手にしていた戦場へ、
別の強敵が直接入ってきている。
ナハトの周囲だけ、急に危険が増したように感じる登場になる。

アニメ2nd第2話「地獄への扉」の紹介では、
ナハトの前へ何が現れるかを最後まで伏せている。
まだ冥府の門が開くまで時間がある、
と思っていたところでの異変。
説明を読む段階でも、予定していた戦いが
そのまま続かないことは伝わってくる。
姿を見て名前を確かめたくなる疑問が、
あらすじの引きともつながっている。


リリスとナヘマーの登場は、
悪魔の力を借りる人間との戦いから、
悪魔そのものとの対面へ移った場面

でもある。角や不気味な姿が似ているからといって、
ダンテの別形態が増えたわけではない。
新たに現れた二体には、それぞれ名前と魔法がある。
一つの敵が変身した場面とは、
ナハトが抱える問題も異なる。

二体が並ぶ姿から「双子なのか」と気になることもある。
ただ、今回確認できた出版社公式の紹介は、
互いとともに現れた最上位悪魔と説明している。
血縁や出生までを断定する材料としては使えないため、
この記事では二体、あるいは組んで戦う悪魔として扱う。
並んだ姿の印象と、確認できる関係は分けている。

名前が分かるだけでも、あの場面の戸惑いは少し落ち着く。
けれど、正体を知ると今度は
「そんな相手が、もう来てしまったのか」と怖さが増す。
誰かの使い魔が顔を出した程度の出来事ではなく、
冥府から最上位の存在が出てきている。
ナハトが対処しようとしていた危険が、
目の前で形を持ってしまった。

ナハトの味方ではなく、冥府から来た敵

ナハトはすでに悪魔と契約し、その力を使っている。
そのため、新しい悪魔が近くへ現れると、
彼の手札が増えたようにも見えかねない。
けれど、

リリスとナヘマーはナハトの契約悪魔ではなく、
彼を追い詰める側に立つ

。味方の登場を待ちたい状況で現れたのが、
新しい敵というところに、
この場面の嫌な感じがある。

ナハトの契約悪魔と今回の二体は、
登場する立場から違っている。
契約した悪魔は、ナハトが使う力と結びついている。
一方、リリスとナヘマーは、
彼の命令で呼ばれて働く存在ではない。
ナハトが用意した戦法の一部ではなく、
その戦法へ対処を迫る相手として入ってくる。
同じ悪魔という呼び名でも、味方か敵かは全く異なる。

原作第279話の解説では、
二体はナハトとジャックの前へ現れ、
直後の攻撃でジャックが吹き飛ばされている。
ナハトは動きの速さを生かして攻撃を避けるが、
それで状況が解決するわけではない。
これから迎撃の準備をしようという登場ではなく、
すでに相手の攻撃が届いている。
名前を聞く余裕より、身を守る必要が先に来る。


悪魔を使うナハトの近くにいることと、
ナハトに従って動くことは別

になる。今回の疑問には、この混同が入りやすい。
彼の能力を知っているほど、
悪魔の登場を本人の技へ結びつけたくなる。
しかし、リリスたちの動きは、その期待とは逆へ進む。
ナハトが落ち着いて呼び出した味方の紹介ではなく、
敵に割り込まれた危機になる。

ナハトの契約悪魔は、
悪魔同化という形で彼の戦いへ関わる。
リリスとナヘマーは、その力を使ったナハトへ
攻撃を加える側になる。
近くに悪魔がいるという見た目だけでは、
両者の関係はつかみにくい。
けれど、誰が誰を助け、誰へ攻撃しているかが分かると、
この二体を見て安心できないことも伝わってくる。

頼れる人物のそばへ、新しい味方が増える。
そんな展開なら少し安心できたかもしれない。
ところが今回は、頼りにしていたナハトへ
危険が集中している。
彼が悪魔を知っていることは頼もしさでもあるが、
敵の恐ろしさを早く察してしまうことにもつながる。
何も知らずに驚いているわけではない、
その反応がかえって不安を呼ぶ。

第2章 リリスとナヘマーは、どんな立場の悪魔?

「最上位悪魔」という立場

リリスとナヘマーは、出版社の人物紹介で
最上位悪魔に位置づけられている。

二体は、冥府から出てきた悪魔の中でも
最上位に属する存在

になる。強そうな見た目につけた感想ではなく、
作中の悪魔の階層に関わる呼び名。
知らない敵が増えたというだけでなく、
相手の格そのものが問題になっている。

悪魔という言葉は、ナハトの契約相手にも、
ダンテに力を与える存在にも使われる。
だから、悪魔なら大体同じくらいの危険度と考えてしまうと、
今回の登場で急に話が飛んだように感じる。
実際には悪魔にも立場の差がある。
ナハトが悪魔を扱えるから、
別の悪魔へも同じ調子で対抗できるという関係にはなっていない。

最上位という呼び名から、
すぐ全悪魔の中で一番強い二体を想像するかもしれない。
ただ、この区分は一位と二位を表す順位表とは違う。
同じ最上位に含まれる存在がいても、
それぞれの力まで同じとは限らない。
リリスとナヘマーについて確かめられるのは、
まず上位の階層に属し、
ナハトを追い詰める相手という立場になる。


「最上位の悪魔」と「全ての悪魔の頂点」は、
同じ呼び方ではない

。ここを大きく広げなくても、
二体が十分に危険なことは登場直後から表れている。
相手の順位を全員分並べるより、
目の前の攻撃にナハトたちが
どう対応しているかが切実に映る。
強い名前を聞かされた後、
実際の攻防も安心をさせてくれない。

それまでのナハトには、悪魔について知り、
作戦を用意し、アスタへ力の使い方を教える姿がある。
その人物が新しい敵へ警戒を強めると、
説明の重さも変わる。
悪魔を初めて見た人が怖がるのとは違い、
知っている人まで厳しいと感じている。
自分にはまだ分からない差を、
先に見抜かれているような不安が残る。

この時点で二体の強さを、
ナハトの何倍と数字へ置き換える材料はない。
それでも、最上位という立場と、
実際に彼を追い詰める展開が重なっている。
肩書きだけ大きくて戦うと拍子抜けする相手ではなく、
こちらの対処が追いつくかを心配させる相手。
二体の正体には、名前と一緒にその危険も含まれている。

最初に現れた二体でも、弱い相手には見えない

門が開き、最初に出てくる敵なら、
まずは様子見の相手かもしれない。
長い戦いの入口では、そんな予想をしたくなる。
けれどリリスとナヘマーの登場は、その安心をくれない。

冥府の最初の階層から現れたことは、
人間側が楽に倒せることを保証しない

。悪魔側の順番と、
地上で戦う側の余裕がかみ合っていない。

原作では、二体は冥府の第一階層にいる
最上位悪魔として扱われる。
奥へ進んだ先ではなく、最初の門からこの相手が出てくる。
その配置が分かると、
名前を知らずに見た時とは別の怖さが出てくる。
まだ入口のはずなのに、
ナハトたちはすでに危険な相手と向き合っている。
先を考える前に、今ここで足が止まってしまう。

人間側の精鋭たちは、
何の準備もせず城へ入ったわけではない。
それぞれに戦う相手がいて、救出へ向けた作戦もある。
それでも門が開けば、その準備とは別の敵が現れる。
順番に目の前の課題を片付けていけばよい状況ではなくなっている。
二体の登場は、
作戦の予定表へ収まらない脅威として差し込まれる。


二体が一緒に現れるため、
強敵を一体だけ押さえれば済む場面でもない

。リリスかナヘマーのどちらかへ
注意を向けている間も、もう一体が同じ戦場にいる。
相手の攻撃を見極めたい時ほど、
二方向へ気を配る負担が増す。
未知の能力を持つ敵が一度に二体というだけで、
ナハトたちの余裕は削られていく。

ここで「冥府の入口にいるなら弱いはず」と軽く見たくても、
ジャックが吹き飛ばされる展開がそれを止める。
立場の説明より先に、人間側へ被害が出ている。
敵の序列をどこまで知っているかに関係なく、
急な攻撃の重さは伝わる。
先に現れた相手だから安全という期待が、
目の前の出来事とすれ違ってしまう。

冥府の奥に何がいるかも不安になるが、
ナハトたちには、まず今いる相手への対処が迫っている。
後からもっと強い敵が来るかもしれないという心配より先に、
目を離せない悪魔が二体いる。
こちらの呼吸が整うまで待ってくれそうにもない。
その近さが、遠い将来の危機よりも生々しく感じられる。

第3章 リリスの氷は、普通の氷魔法と何が違う?

リリスが使う魔氷魔法

リリスが使うのは、魔氷魔法。
氷を扱うと聞けば、凍らせる、つららを飛ばす、
壁を作るといった攻撃を思い浮かべやすい。
見た目に分かりやすい属性なので、
正体不明の悪魔にもようやく輪郭が出てくる。
ところが原作で明らかになる働きは、
冷たさや氷の硬さだけを比べれば済むものではない。
ここからは、登場後に判明する能力の補足を含む。


リリスの魔氷魔法は、物体だけでなく、
影のような実体を持たないものにも作用する

。普通なら手で触れられないものまで
凍結の対象へ入るため、逃げ方や守り方の予想が狂う。
氷を避ければよいと思っていたところで、
自分の魔法そのものへ干渉される。
属性の名前は分かっても、
それだけでは安全な対処が見えてこない。

この性質が厄介に映るのは、
相手がナハトというところにもある。
彼の影魔法は、
ただ正面から大きな攻撃を放つだけではない。
影を使って移動し、相手を包み込み、
戦う場所へ手を加える。
その影へ氷が及ぶなら、
距離を取ったり閉じ込めたりして
一息つくという期待も揺らぐ。
得意な戦い方の先へ、敵の力が届いてしまう。


魔氷魔法の怖さは、氷の量だけでなく、
凍らせられる対象の広さにある

。大きな氷なら壊せるか、
薄い氷なら逃げられるか、
という比べ方だけでは届かない部分がある。
こちらが物として扱っていないものにまで作用するので、
身を守るための前提が変わる。
ナハトの影へ届くことは、その違いを具体的に見せている。

だからといって、記事の外にある
どんな作品の能力も凍らせられる、
とまで広げる材料にはならない。
ここで確認するのは、この作品で示される魔氷魔法と、
ナハトの魔法へ及んだ働きになる。
温度の数値や、凍結まで何秒かかるといった
細かな条件も、確認できないものは足さない。
分かる部分だけでも、
十分に逃げ道の少ない魔法に感じる。

氷を使うキャラクターなら、
他にも思い当たる人物はいる。
けれど、似た色や形の攻撃だから
同じ対処ができるとは限らない。
リリスは、見慣れた属性のまま、
触れられる範囲を変えてくる。
「氷ならこう避ければ」と考えた先まで追ってくるような力。
その気味の悪さが、
魔氷という名前を知った後にも残っている。

ナハトの魔法にも及ぶ、凍結の恐ろしさ

ナハトの影へ作用するという説明は、
言葉だけでは少しつかみにくい。
影は壁や鎧のように、硬さで相手を止めるものではない。
原作の後の攻防では、
ナハトが影を使って二体を閉じ込めようとする。
ところがリリスとナヘマーの力は、その魔法へも及ぶ。
力任せに殴って出られるかという問題とは、
別のところから抜け道を作られてしまう。


影の中へ閉じ込めても、
相手の魔法がその影へ届いてしまう

。これはナハトにとって、
せっかく用意した安全な隔たりが
安全ではなくなる出来事になる。
目の前から敵を遠ざけることと、
敵の力を届かなくすることが一致しない。
相手を捕らえたように見えた時ほど、
その後の破綻には冷たい驚きがある。

この場面の詳しい術の組み合わせまでは、
二体の正体を知る記事では掘り下げすぎない。
けれど、ナハトが何もせず
押されているわけではないことは残る。
相手へ対抗する手を選び、
影魔法で状況を変えようとしている。
それでも二体の能力が届く。
工夫する人物が工夫した先で追い込まれるため、
相手の力が一層厄介に映る。


リリスの氷は、
ナハトが得意とする影の使い方にも干渉する

。彼の魔法を知っていれば、
影へ潜れば少し時間を稼げるのでは、と期待したくなる。
その期待に、魔氷の性質がぶつかってくる。
ナハトの持ち味がなくなったわけではないが、
その持ち味だけで押し切れない敵が現れている。
安心したいところで、もう一段不安が増す。

閉じ込める魔法が破られると、
使い手は再び敵と向き合わなければならない。
相手へ届かせた術を、
次の行動へつなぐ余裕も失われる。
リリスの力は、氷による傷だけでなく、
ナハトが選んだ手の効果を崩す形でも負担を増やす。
攻撃の派手さとは別に、
立て直す時間をもらえないところが苦しい。

名前だけなら、リリスは氷の悪魔と短く紹介できる。
ただ、ナハトとのかみ合わせまで入ると、
その氷がなぜ怖いかも見えてくる。
影という普段なら頼れる手段へまで、
敵の力が及んでいる。
ナハトが苦戦する姿には、急に弱くなったというより、
いつもの対処を成立させにくい相手へ
当たってしまった戸惑いが重なる。

第4章 ナヘマーの炎は、何を燃やせる?

ナヘマーが使う魔炎魔法

ナヘマーが使うのは、魔炎魔法。
リリスが凍らせる側なら、
ナヘマーは燃やす側になる。
炎と氷が並ぶ組み合わせは分かりやすいが、
ナヘマーの力も単に温度が高いだけの炎ではない。
原作で示される性質では、
目に見える物体のほか、影などにも作用する。
リリスと同じく、
こちらが想像する属性の範囲を越えてくる。


ナヘマーの魔炎魔法は、
実体のある物だけを燃やす力に収まらない

。木や布が燃えるような現象なら、
燃えない場所へ逃げる発想もできる。
けれど、魔法で作った影にまで及ぶなら、
逃げたつもりの場所へ敵の力が届く。
火力が大きいという説明より、
燃やせるものの広さが、
ナハトへ対する厄介さにつながっている。

ナハトの影魔法による閉じ込めへ、
炎と氷が及ぶ攻防には、
二体の能力の共通点が表れる。
相手を隔てる術があるからといって、
すぐ安全にはならない。
影を使うナハトへ、
影ごと干渉する相手が来ている。
自分の魔法を使うほど敵の異質さも見えてくるため、
戦う中で安心できる材料が増えにくい。


魔炎と魔氷は、別々の属性でありながら、
ナハトの影へ届く点で重なる

。一方だけを苦手とする相性なら、
もう一方へ対応する手が残るかもしれない。
しかし、この二体はどちらも
普通の物体に限らず作用する。
リリスだけを警戒すればよいという逃げ道もない。
片方の性質を知った後で、
もう片方まで同じ広さを持っていると分かる。

ナヘマーの炎に温度の数値は示されていないため、
他の炎使いとの勝敗を熱さだけで決めることはできない。
ここで怖いのは、ナハトが使う魔法の仕組みへも
攻撃が届くことになる。
炎の見た目はなじみがあっても、
頼れる遮り方が見つからない。
知っている属性なのに、知っている逃げ方が通じない。
そのずれが残る。

氷と炎の二体を同時に相手取る厄介さ

悪魔と魔法 ナハトにとって厄介な性質
リリス/魔氷魔法 影のようなものにも凍結が及ぶ
ナヘマー/魔炎魔法 実体のある物以外にも炎が及ぶ
二体の連携 片方へ対応しても、もう片方が残る

炎と氷なら打ち消し合うのでは、
と少し期待したくなる。
けれど二体は敵同士ではなく、
同じ側に立ってナハトを追い詰める。
出版社のナヘマーの紹介でも、
リリスとの連携が述べられている。
互いの能力が邪魔をして
勝手に弱くなるという場面ではない。
こちらが対処しなければならない攻撃が、
二種類あることの方が切実になる。


二体が連携するため、一方の攻撃を避けても、
もう一方への警戒が残る

。ナハトが動いて距離を取る間も、
相手が一体へ減るわけではない。
攻撃を見極めたい、次の術を使いたいという
短い時間へ、別の手が入ってくる。
二体の魔力を単純に足した数字よりも、
休む隙を作りにくい状況が苦しく映る。

ナハトのように複数の力を使い分ける人物なら、
相手に応じて手を変えられそうに見える。
ただ、それには選んだ手を実行する時間もいる。
目の前の炎へ応じながら、氷にも気を配る。
片方を包み込もうとしても、もう片方が残る。
使える技が多いことと、落ち着いて試せることは違う。
その差が二体との戦いで表へ出てくる。


炎と氷という違いは、
ナハトに二方向の対処を迫る

。しかも、どちらも影へ干渉する性質を持つため、
普段の得意な場所へ移れば済むとは限らない。
相手の手数が多いだけでも厳しいところへ、
こちらの切り返しまで崩される。
リリスとナヘマーが並んで現れた時の嫌な予感には、
こうした具体的な負担が重なっている。

二体が同じ場へ立つ姿は、
見た目には対になった格好よさもある。
けれどナハト側からすると、
片方ずつ紹介を聞いている余裕などない。
炎を見ている間にも氷があり、
氷へ向き直っても炎が残る。
相手の姿や能力を知るほど、
「一体だけでも厳しそうなのに」という気持ちが
強まる組み合わせになる。

第5章 悪魔の力を使うナハトが、なぜ追い詰められる?

契約悪魔を使えることと、最上位に対抗できることの差

ナハトが悪魔を使っていると知っていれば、
悪魔が現れても彼なら対処できるのでは、と期待したくなる。
アスタへ厳しく教える姿もあり、
分からないことが起きた時の頼りになる人物でもある。
そのナハトが追い詰められると、
敵の強さだけでなく、頼っていた側の気持ちも揺れる。
悪魔に詳しいことが、そのまま勝てる保証にはならない。


ナハトの契約悪魔は中位で、
リリスとナヘマーは最上位に属する

。原作で補足されるこの差は、
同じ悪魔の力を使うから互角に近い、
という予想とすれ違う。
悪魔同化は、契約した悪魔の力を自分へ重ねる技になる。
使い手の工夫はあっても、
借りる力の側にある隔たりまで、
自動的に埋まる仕組みではない。

複数の契約相手がいることも、
最上位を相手にする十分条件ではない。
状況に応じた使い分けはナハトの強みになるが、
相手には一つの手段で抑えにくい魔力と性質がある。
手札が多いから何とかなる、と期待した先で、
その手札の効き方自体を問われる。
できることの多い人物ほど、
できない相手が現れた時の落差が大きく感じる。


悪魔に詳しいナハトも、二体へ命令したり、
契約相手のように扱ったりはできない

。知識があるため危険を見抜けても、
それを消せるとは限らない。
むしろ、相手の格を分かっているからこそ、
試せる手の少なさも見えてしまう。
何も知らないまま突っ込む危うさとは違い、
難しさを知ったうえで対処する苦しさがある。

それでも、ナハトが何もできない人物へ変わったわけではない。
登場直後の攻撃を避け、
状況を把握しようとしている。
敵を知らずに立ち尽くすより、行動は早い。
その早さがあっても二体を簡単には止められないため、
最上位という立場が重く響く。
本人の強みが残ったまま、
それ以上の危険へ押されている。

影魔法で抑えようとしても、安心できない相手

ナハトの影魔法は、攻撃だけでなく移動や拘束にも使われる。
相手より大きな魔法を正面からぶつける以外に、
戦う場所や動き方へ手を加えられる。
だから、力で負けていても、
影を使えば何かできそうに見える。
二体との戦いでは、その期待に応えるように彼も手を尽くす。
ただ、相手の能力が影にまで届くことが大きな壁になる。


ナハトは工夫をやめていないが、
二体の魔法がその工夫の先へ及んでくる

。閉じ込める手を使えば、
閉じ込めた場所へ干渉される。
正面の攻撃を避けるだけでは、
その後に敵を止める課題が残る。
一つの行動に成功しても、戦況全体が落ち着かない。
ナハトが動き続けているのに、
安心まで届かないところが見ていて苦しい。

原作の後の攻防では、
ナハトは複数の悪魔の力を重ね、
影魔法を強めて二体を抑えようとする。
細かな形態の一覧より、ここでは通常の使い方だけでは届かず、
さらに危険な手を選んでいることが重い。
余裕を持って新技を披露する場面とは違い、
相手を止めるために
自分の側の負担も引き受けている。


相手を止めたいナハトと、戦いを楽しむ二体では、
一つの攻防へ背負うものが違う

。ナハトが切り返しを試みる間も、
時間は進み、他の仲間は別の場所で戦っている。
二体だけを見ていれば済む立場ではない。
その中で足止めされるため、
傷を受けることのほかに、
作戦へ戻れない焦りも重なって見える。

二体へ苦戦することを、
ナハトが大した実力を持たない証拠のようには感じにくい。
状況を見て技を選び、
相手を抑える手を繰り出しているからこそ、
それを越える敵が怖い。
頼れる人物なら必ず安全、という期待は崩れても、
頼もしさまで消えるわけではない。
厳しい相手へ向き合う彼の行動が、
かえって心配を強くする。

第6章 二体はなぜ笑っている?ナハトとの温度差が怖い

命懸けで対処するナハトと、楽しむような二体

リリスとナヘマーの登場で、
能力の強さと同じくらい引っ掛かるのが笑う態度になる。
ナハトたちが新しい敵へ対処しなければならない時に、
二体の側には切迫した様子が見えにくい。
相手が傷つき、追い詰められる場面を楽しむように振る舞う。
こちらにとって重大な危機が、
相手にとっては違うものとして扱われている。


ナハトが生き残るために対応する攻防を、
二体は楽しむように受け止めている

。その差が、表情や笑いへ出てくる。
強敵なら真剣な顔で襲ってくると思っていると、
この軽さには戸惑う。
相手を倒すことへ必死な敵より、
こちらが必死になる様子を眺める敵の方が、
逃げ道がないように感じられることもある。

登場直後、ジャックへ被害が出た場面でも、
二体の側は不気味に笑っていると
原作の解説で伝えられる。
ここで同じ場にいる人物の反応が大きく分かれる。
人間側には戦力を失いかねない攻撃でも、
悪魔側には動揺がない。
痛みや危険が、
一方の側にだけ重くのしかかっているように見える。


二体の怖さには、
相手の苦しみへ配慮しない態度も含まれている

。ただ強いだけなら、
勝敗がついた先を想像できるかもしれない。
けれど、苦しめる過程まで楽しむような相手では、
捕まった後に何をされるのかも不安になる。
ナハトの表情が険しくなるほど、
その前で笑う二体との隔たりが際立つ。

この態度だけから、
二体が人間についてどう考えているかを
全て言い切ることはできない。
ここで見えるのは、危険な攻撃を加えながら笑い、
追い詰める状況を楽しむような行動になる。
それ以上の目的を足さなくても、
目の前の温度差は怖い。
ナハトと同じ緊張を共有しない相手が、
同じ戦場に立っている。

強さだけでなく、相手を苦しめる態度への不気味さ

戦いの場面では、敵が強いほど身構える。
それでも、敵も必死なら、
こちらの反撃が効いているのかを
表情から感じられることがある。
リリスとナヘマーには、
そうした手応えを得にくい不気味さがある。
ナハトが何とか状況を変えようとしても、
その行動まで相手を楽しませているように見えてしまう。


こちらの抵抗が、
相手の焦りにつながっているとは限らない

。逃れようと動くことも、技を強めることも、
本来は危機から抜け出すための行動になる。
ところが二体の態度を前にすると、
その必死さまで見物されているように感じる。
行動を止めれば危険で、動いても安心できない。
その挟まれ方が、
魔力の差とは別の圧迫感を生む。

ナハトは、アスタに対しても厳しい言葉を使う人物になる。
だからといって、
目の前の二体と同じ側へ近づくわけではない。
彼は救出作戦へ参加し、仲間を動かし、
危険な敵へ対処している。
冷たい印象のある人物が、
もっと冷酷な相手を前にすると、
何を守ろうとしているかが行動から見えてくる。


ナハトの厳しさと、
二体が苦しむ相手を楽しむ態度は重ならない

。彼の言葉に戸惑ったことがあっても、
この対面では彼の側へ気持ちが寄る。
相手を止めたい人物と、
相手を追い詰めて笑う存在が向き合っている。
その違いがはっきりするほど、
普段は余裕を感じさせるナハトの危機を、
放っておけなくなる。

二体の笑いは、
強敵の登場を派手に飾るだけの要素ではない。
ナハト側が抱える切迫感を、
敵が同じ重さで受け止めていないことを伝えている。
そこには話し合えば
少し待ってくれそうな雰囲気もない。
正体や能力が分かっても、
二体が何をしてくるかへの不安は残る。
知らないから怖い段階から、
知っても怖い相手へ変わっていく。

第7章 二体の登場で、ナハトたちの戦いはどう変わった?

ダンテとの戦闘へ、別の脅威が割り込む

二体が現れる前、
ナハトとジャックはダンテを相手に戦っている。
簡単な戦いではないが、
目の前の相手へ技を向け、突破口を探す余地はあった。
そこへリリスとナヘマーが入ってくる。
倒すべき敵が入れ替わるというより、
まだ片付いていない戦場へ危険が上乗せされる。
やっと押し返せそうな時ほど、この割り込みはつらい。


リリスとナヘマーは、
ダンテとの戦いが終わるのを待って現れる敵ではない

。人間側の都合に合わせて、
順番に戦ってくれるわけではない。
ナハトたちは、続いている戦いの中で
新しい脅威へ応じなければならなくなる。
一体ずつ対処すればよいという見通しが崩れ、
目の前へ向ける注意も、必要な判断も増えていく。

ジャックへ攻撃が届く場面は、
その変化を短い時間で伝える。
悪魔が姿を見せたので、
これからゆっくり作戦を立てる、とは進まない。
人間側の準備より先に攻撃が入る。
相手が誰かを確かめている間にも、被害は起こる。
二体の登場は紹介の時間より、
戦場の急変としてナハトたちへ降りかかっている。


新しい敵が増えたことで、ナハトは作戦を進める側から、
目前の危機へ対処する側へ追い込まれる

。もちろん、彼の頭から救出の目的が消えたわけではない。
その目的へ向かいたくても、
今ここにいる敵を放置できない状況になる。
目標が遠くなったというより、
そこまでの道へ急に
大きな障害が置かれたように感じる。

ほかの仲間が別の場所で戦っていることも、
この場面を苦しくする。
全員を集めて二体だけを囲む余裕がある戦いではない。
ナハトへ頼りたい時に、
ナハト自身が手いっぱいになる。
各自が持ち場で踏ん張る作戦だからこそ、
一か所へ想定外の敵が現れる怖さがある。
頼れる人のところも安全ではなくなってしまう。

「まだ時間がある」から、目の前の悪魔への対処へ

アニメ公式の紹介は、
門が開くまで時間があると思っていたところへ、
正体を伏せた登場を重ねている。
この前提の変化が、二体の登場を大きくしている。
いずれ来るかもしれない敵と、
もう目の前へ来た敵では、できることが変わる。
儀式を止めれば出会わずに済むという期待が、
二体へ対処しなければならない現実へ切り替わる。


まだ防げると思っていた危険が、
リリスとナヘマーの姿で現れてしまった

。名前を知りたくなる場面でありながら、
同時に作戦の前提が崩れる場面でもある。
二体の強さを詳しく知らなくても、
ナハトの側に余裕がないことは伝わる。
これから備えるための時間と、
今すぐ身を守るための時間が、
急に入れ替わっている。

開門を早めた仕組みは別のテーマになるが、
二体の正体を追ううえでは、
門から地上へ出てきた存在という点がつながる。
ナハトが新しく召喚したわけでも、
ダンテが分裂したわけでもない。
防ごうとしていた側から敵が流れ込んできている。
だからこの登場には、強敵の追加と、
止めたかった出来事が始まった不安の両方がある。


正体はリリスとナヘマー、立場は最上位悪魔、
能力は魔氷魔法と魔炎魔法

。そして、ナハトにとって厄介なのは、
その魔法が影へも作用することになる。
悪魔の力を知り、使い分ける人物へ、
それでも止めにくい相手が二体で現れる。
「ナハトなら大丈夫かもしれない」という期待があるほど、
彼が押される姿には胸がざわつく。

あの場面で「ナハトは大丈夫なのか」と気になるのは、
彼が頼れる人物として登場してきたからでもある。
正体不明の二体へ感じた怖さは、
名前が分かったら消える種類のものではなかった。
知識も技も持つナハトが、それでも追い込まれる。
頼れる彼の影にまで届く炎と氷が、
目の前へ来てしまった。
その事実が、この登場を忘れにくくしている。

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