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【アニメPSYREN】死亡キャラ一覧|誰が死ぬ?未来改変で生存する人物も原作完結まで

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PSYRENの死亡キャラは、単純な「死んだ人物一覧」では終わらず、杉田望や射場公一のように確定死亡する人物と、エルモアやカイルたちのように一度は死亡した未来そのものが書き換えられる人物に分かれる。
「PSYRENで誰が死ぬ?」「死亡キャラ一覧」を追うと、サイレンゲームの犠牲者、W.I.S.Eとの戦死者、最終決戦の死亡者だけでなく、アゲハたちの未来改変によって“死ななかったことになる人物”まで見えてくる。
原作完結まで見ると、アゲハ・雨宮・飛龍・朧・兜ら主要ドリフトは生存し、未来世界で死亡した弥勒やグラナも、歴史改変後の現代では同じ最期を迎えないことが最大の特徴になる。

  1. 第1章 PSYRENで死亡するキャラ一覧|原作完結までの結論
    1. 最初に結論――死亡確定・未来のみ死亡・改変後生存を分けて見る
    2. 主要ドリフトは最後まで生存――アゲハ・雨宮・飛龍・朧・兜は死なない
  2. 第2章 序盤で死亡するキャラ|杉田望と天樹院古比流
    1. 杉田望――1stゲームで最初に「本当に人が死ぬ」と示した参加者
    2. 天樹院古比流――敵ではなくネメシスQの制裁で灰になった
    3. 杉田望と古比流は、同じ死亡でも作品に残した役割が違う
  3. 第3章 現代編で死亡するキャラ|射場公一と遊坂葵
    1. 射場公一――グリゴリ唯一の生存職員が、最後は旧友の毒で死亡する
    2. 遊坂葵――「甘き毒薬」の正体を現し、祭と雨宮まで毒で追い詰める
  4. 第4章 サイレン世界で死亡するW.I.S.E側|ドルキ・ウラヌス・鬼瀬鋭二
    1. ドルキ――爆塵者でアゲハを追い詰めるが、未来のカイルに倒される
    2. ウラヌス――氷結能力でカイルとフレデリカを圧倒し、太陽光で弱体化して消滅
    3. 鬼瀬鋭二――一度は心臓を潰されても生存し、最後はミスラとの戦いで死亡する
  5. 第5章 未来では死亡したが、歴史改変で生存するキャラ
    1. エルモア――本来は飛行機事故で死亡し、子供たち全滅の未来へ繋がっていた
    2. カイル・フレデリカ・マリー・シャオ・ヴァン――宣戦の儀で全滅する未来が消えた
    3. イアン・祭・影虎も旧未来では死亡――改変後は生存側へ回る
  6. 第6章 最終決戦で死亡するキャラ|ミスラ・天戯弥勒・グラナ
    1. ミスラ――弥勒を利用し、最後はクァト ネヴァスと共に消滅する
    2. 未来世界の弥勒――上半身だけになってもグラナと星の中心へ向かう
    3. グラナ――最強格の星将が、最後は弥勒と共に世界崩壊を止める
    4. ただし現代側の弥勒とグラナは死なない――同じ人物でも結末が分岐する
  7. 第7章 アゲハ・雨宮・飛龍・朧・兜は死ぬ?主要キャラの最終生存
    1. アゲハと雨宮は死亡しない――最後まで未来改変の中心に残る
    2. 飛龍と朧は一時行方不明――死亡ではなく別行動で生存していた
    3. 霧崎兜は4thゲームで瀕死――ドルキの爆塵者からアゲハを庇う
    4. 主要キャラが生き残ったのは「犠牲が少ない」からではない
    5. PSYRENの死亡一覧で一番大事なのは「誰が死ぬ」より「どの未来で死ぬ」

第1章 PSYRENで死亡するキャラ一覧|原作完結までの結論

最初に結論――死亡確定・未来のみ死亡・改変後生存を分けて見る

『PSYREN』の死亡キャラは、
単純に「死んだ人物」だけを並べると分かりにくい。
現代とサイレン世界が並行し、
さらにアゲハたちの行動で未来そのものが変化するため、
同じ人物でも時間軸によって生死が変わる。

まず死亡確定として見やすいのは、
1stゲームで命を落とす杉田望、
ネメシスQの制裁で灰になる天樹院古比流、
遊坂葵の毒で死亡する射場公一、
アゲハとの戦闘後に自爆する遊坂葵である。

さらにサイレン世界では、
W.I.S.E側のドルキ、ウラヌス、
鬼瀬鋭二、ミスラなどが死亡し、
終盤では未来世界の天戯弥勒とグラナも、
クァト ネヴァスとの最終局面で命を落とす。

ただしエルモア・ウッドの面々は、
最初に示された未来では多数が死亡している。
天樹院エルモア、カイル、フレデリカ、
マリー、シャオ、ヴァンらは、
歴史改変後の未来では生存へ変わる。

イアンも同じで、
旧未来では負傷者を治療し続け、
CUREによる脳酷使で死亡していた。
しかしアゲハたちが現代側で行動した後の未来では、
天樹の根で生存する人物へ変わっている。

八雲祭と雹堂影虎も、
旧未来では救出活動中にグラナとシャイナへ応戦し、
死亡したとされる流れがある。
一方で5thゲーム後の改変未来では、
同じ結末へ固定されていない。

だから死亡一覧では、
「原作で死亡したか」だけでは足りない。
どの時間軸で死んだのか、
歴史改変後に生存したのか、
一度死亡した未来が消えたのかまで分ける必要がある。

PSYRENで誰が死ぬのかを見る時は、
確定死亡、旧未来のみ死亡、
死亡したように見えた人物、改変後生存の四つに分けると、
原作完結までの生死が最も分かりやすい。

死亡一覧で特に注意したいのが、
未来改変前の「死亡」と、
改変後の「生存」を混ぜないことだ。
旧未来ではエルモア・ウッドの子供たちが宣戦の儀で命を落とすが、
改変後は同じ日を生存して越えている。

そのため後で人物別表を作るなら、
氏名、所属、能力だけでなく、
死亡した時間軸、死亡場所、死因、
改変後の生死まで並べると、
PSYREN特有の分岐が一目で分かる。

主要ドリフトは最後まで生存――アゲハ・雨宮・飛龍・朧・兜は死なない

主人公側で検索されやすいのは、
夜科アゲハ、雨宮桜子、朝河飛龍、
望月朧、霧崎兜の五人が、
原作完結までに死亡するかどうかである。

結論から言えば、
この主要ドリフト五人は最終的に生存する。
途中では飛龍と朧が行方不明になり、
兜も4thゲームで瀕死になるため、
死亡したように見える局面は何度もある。

特に兜は、
ドルキの攻撃からアゲハを庇い、
致命傷に近い傷を負う。
それでもヴァンのCUREによって治療され、
最終的には死亡せず戦線へ戻る。

飛龍と朧も、
未来世界で消息が分からなくなる時期がある。
10巻収録のCALL.85「失踪」前後では、
ネメシスQの主の力によって、
二人が生存していることが確認される。

アゲハ自身も、
終盤の戦闘で長期間眠る状態へ入るが、
死亡はしていない。
雨宮も最後まで生存し、
二人の関係も原作最終盤まで続いていく。

ここは死亡一覧で、
先に明示しておいた方がいい。
主要キャラが全滅する作品ではなく、
危険なサイレンゲームを生き残りながら、
未来改変そのものへ踏み込んでいく物語だからである。

一方で、
杉田望のような序盤参加者は、
1stゲームの段階から容赦なく死亡する。
主要五人が生き残るからといって、
ゲーム全体の死亡率が低いわけではない。

アゲハたち主要ドリフトは生存する。
ただし周囲では序盤から死者が出ており、
未来改変前には味方側にも大量の死亡者がいる。
この落差がPSYRENの生死描写を複雑にしている。

第2章 序盤で死亡するキャラ|杉田望と天樹院古比流

杉田望――1stゲームで最初に「本当に人が死ぬ」と示した参加者

杉田望は、
夜科アゲハが初参加した1stゲームで、
雨宮桜子、朝河飛龍、蝉谷浩二らと共に、
サイレン世界へ送られたサイレンドリフトである。

この1stゲームは、
ゴール地点が豊口市のはずれに設定され、
テレホンカード消費度数は1。
雨宮は一つ前のゲームから連続参加しており、
PSI多用による疲労を抱えていた。

その中で杉田は、
飛行生物型の禁人種に襲われ、
致命傷を負う。
四枚の羽と硬い嘴を持つ高速型で、
突進攻撃によって参加者を追い詰める敵だった。

アゲハは、
まだライズも満足に扱えない状態で、
その禁人種へしがみつき、
岩で殴打して腹部のイルミナを破壊し、
ようやく敵を消滅させる。

だが杉田は助からない。
1stゲームの帰還者として記録されるのは、
アゲハ、雨宮、飛龍、蝉谷の四人で、
杉田望はサイレン世界に残る最初の死者になる。

この死亡が重要なのは、
サイレンが単なる脱出ゲームではなく、
失敗すれば実際に人が死ぬ世界だと、
アゲハと読者へ最初に突き付ける点にある。

しかも1stゲームの消費度数は1しかない。
一人が命を落とし、
雨宮も疲弊し、
全員が禁人種に追われても、
カード上ではわずか1度数しか減らない。

杉田望の死は、
「1ゲーム=一つの冒険」ではなく、
毎回誰かが帰れない可能性があることを示す。
死亡キャラ一覧の最初に置くべき人物である。

杉田望については、
詳細な過去や家族関係が大きく描かれる人物ではない。
それでも「アゲハ初参加時の同行者」
「飛行生物型禁人種の犠牲者」
「1stゲーム唯一の死亡者」という位置が明確である。

後で人物表へする場合も、
所属はサイレンドリフト、
死亡時期は1stゲーム、
死亡原因は飛行生物型禁人種の攻撃、
帰還不能という形で情報を分けやすい。

天樹院古比流――敵ではなくネメシスQの制裁で灰になった

天樹院古比流は、
天樹院エルモアの夫で、
作中では「コペル」と呼ばれることが多い。
エルモアと同じトランス特化型のPSIを持ち、
他人の心を読む読心能力に優れていた。

妻エルモアは、
未来を幻視する「千年万華鏡」を使う。
一方の古比流は、
人の心理を読み取ることができ、
二人は能力を生かして占い師として巨万の富を築いた。

占い稼業を引退した後、
古比流はサイレンドリフトになる。
禁人種や星将との戦闘で命を落としたのではなく、
未来世界から戻った後の行動が、
自身の死亡へ直結する。

古比流は、
サイレン世界で見た内容を、
妻エルモアへ伝えようとする。
だが入国審査時に組み込まれていた
ネメシスQの秘密保持制裁が発動する。

その結果、
古比流は灰にされて死亡する。
ただし完全に何も残せなかったわけではなく、
死の直前にテレパシーを使い、
未来世界の断片をエルモアへ送っている。

夫を失ったエルモアは、
ネメシスQへ強い憎悪を抱く。
さらにサイレンの正体を解明した者へ、
5億円を支払うと公言し、
都市伝説サイレンの噂を一気に拡大させる。

この5億円があるため、
赤いテレホンカードはネット上で高額取引され、
未使用カードなら500万円規模になる可能性まで語られる。
偽物も大量に出回り、
サイレン関連情報そのものが危険な価値を持つ。

エルモア側から見ると、
古比流の死は現在編にも残り続ける。
夫が送った未来像を手掛かりに、
世界崩壊へ備えてサイキッカーの孤児を集め、
エルモア・ウッドを育てる方向へ進む。

古比流の死は、
一人の死亡で終わらない。
エルモアを動かし、5億円の懸賞を生み、
アゲハたちが後にサイレンの真相へ近づく土台まで作った。

古比流についても、
人物情報は表へ落とし込みやすい。
妻は天樹院エルモア、
能力系統はトランス、
職歴は夫婦で占い師、
死亡原因はネメシスQの制裁である。

さらに死の直前には、
読心系PSIとは別にテレパシーで
サイレン世界の光景を妻へ送っている。
「死んだが情報は残した」という点が、
杉田とは決定的に違う。

杉田望と古比流は、同じ死亡でも作品に残した役割が違う

杉田望は、
未来世界の禁人種によって死亡した。
天樹院古比流は、
現代へ帰還した後、
ネメシスQの制裁によって死亡した。

一人はゲーム中の戦死。
もう一人は秘密を話そうとした制裁死。
死因だけ見ても、
PSYRENの危険が一種類ではないことが分かる。

杉田の死は、
未来世界で生き残れなければ帰れないという、
サイレンゲームの物理的な危険を示す。
アゲハの初参加から、
死者が出る現実を隠さない。

古比流の死は、
現代へ戻っても自由ではないことを示す。
ゲームを生還しても、
秘密保持の拘束が残り、
口外しようとすれば命まで奪われる。

さらに二人の死後に残る影響も違う。
杉田はアゲハへゲームの残酷さを刻み、
古比流はエルモアへ未来情報と怒りを残し、
5億円の懸賞によって物語の外側まで動かした。

序盤の死亡キャラを見るだけでも、
PSYRENでは「どう死んだか」だけでなく、
その死が誰を動かし、
次の事件へ何を残したかまで重要になる。

第3章 現代編で死亡するキャラ|射場公一と遊坂葵

射場公一――グリゴリ唯一の生存職員が、最後は旧友の毒で死亡する

射場公一は、
NASLへ異動してきた研究員である。
以前は陸上自衛隊研究開発本部に所属し、
現在もどこか影のある人物として、
アゲハから警戒される形で登場する。

だが射場の本当の過去は、
グリゴリ研究施設の元末端職員だった。
そこで実験体の子供たちの世話を担当し、
05号ジュナス、06号天戯弥勒、
07号ネメシスQの主とも接している。

特に弥勒とは、
心理面まで含めて会話する機会が多かった。
非人道的な実験を見ながら止められず、
長年強い罪悪感を抱えたまま、
施設壊滅後もその過去を隠して生きている。

弥勒は研究施設で、
PSIを抑える制御装置に拘束されていた。
射場はその情を利用され、
装置を解除するよう誘導され、
結果として06号の脱走を許してしまう。

解放された弥勒は、
施設内の研究員を殺害し、
グリゴリそのものを壊滅へ追い込む。
射場だけが生き残り、
機密を口外しない条件でNASLへ移される。

そのため射場は、
弥勒が静かに生きるだけなら、
自分から追うつもりは持っていなかった。
だがW.I.S.Eとして組織化し、
世界規模の行動へ出たことで態度を変える。

アゲハたちへ、
グリゴリの過去とPacsの存在を明かし、
弥勒のPSIを封じる手段を提示する。
さらに封鎖された研究施設へ入り、
過去を止める側へ回る覚悟を決める。

ここで同行するのが、
射場の同期だった遊坂葵である。
表面上は協力者として振る舞い、
Pacs破壊作戦にも参加するため、
射場は最後まで旧友として信用している。

だが遊坂は、
天戯弥勒を「ボス」と呼ぶW.I.S.E構成員だった。
射場の友人を演じながら、
グリゴリの秘密や弥勒を止める計画を監視し、
必要な情報を引き出す役目を持っていた。

射場が裏切りへ気付いた時には遅い。
遊坂のPSI「キャンディ・マン」による毒を受け、
自分が守ろうとした作戦の途中で、
射場公一は命を落とす。

最期の射場は、
弥勒への憎悪を口にしない。
自分たちが子供へした行為を悔い、
「あんな非道いことをしたのに」という思いを抱えたまま、
むしろ今まで生かされたことへ感謝して死ぬ。

射場公一の死亡は、
単なる味方側研究員の退場ではない。
グリゴリの罪を知る生存者が、
過去を止めようと動いた末に、
その過去へ繋がる旧友の毒で倒れる最期である。

遊坂葵――「甘き毒薬」の正体を現し、祭と雨宮まで毒で追い詰める

遊坂葵は、
陸上自衛隊研究所の特殊化学武器研究課に所属し、
射場公一とは同期の研究員である。
細身の外見と軽い態度を見せる一方、
裏ではW.I.S.Eへ加わっていた。

二つ名は、
「甘き毒薬(キャンディ・マン)」。
能力名も同じくキャンディ・マンで、
体内へ取り込んだ薬物や毒物を、
PSIで増幅・変化させて操る。

遊坂は射場へ近づき、
友人として長期間監視を続ける。
弥勒に関する秘密を射場が隠していないか探り、
Pacs破壊作戦では協力者の顔を保ったまま、
作戦の中身を聞き出していく。

そして情報を得ると、
射場を毒で殺害する。
その後は正体を隠す必要もなくなり、
アゲハ、雨宮、八雲祭の前で、
W.I.S.E側の人間として牙を剥く。

遊坂の毒は、
普通の毒物とは危険度が違う。
祭ほどの実力者でも感染後に消耗し、
雨宮も戦闘不能へ追い込まれ、
アゲハも防戦を強いられる。

アゲハはこの局面で、
暴王の月をそのままぶつけるのではなく、
毒を攻略するための新しいPSI制御へ踏み込む。
そこで生まれるのが、
「暴王の渦(メルセズ・ボルテクス)」である。

遊坂との戦闘は、
アゲハにとって人間相手の重大な転換点でもある。
禁人種ではなく、
明確な意思を持つ人間へ、
致命傷に繋がる攻撃を放つことになる。

新たなプログラムを組み込んだ暴王の月が、
遊坂の身体を貫く。
それでも遊坂は即死せず、
最後の力でニトログリセリンを生成し、
研究施設ごと吹き飛ばす自爆を選ぶ。

爆発によって、
アゲハたちは研究所から脱出するしかなくなる。
Pacs破壊という目的も完全には達成できず、
射場が命を懸けて繋いだ作戦は、
遊坂の最期まで妨害される。

さらにミスラの発言では、
遊坂は別の形で生き残っていても、
後に弥勒を裏切る流れへ進み、
最終的には処刑される運命だったとされる。

遊坂葵は、
射場を殺した裏切り者であると同時に、
アゲハへ「人間を倒す覚悟」を突き付け、
暴王の月を次段階へ進化させた死亡キャラでもある。

第4章 サイレン世界で死亡するW.I.S.E側|ドルキ・ウラヌス・鬼瀬鋭二

ドルキ――爆塵者でアゲハを追い詰めるが、未来のカイルに倒される

ドルキは、
W.I.S.Eの第五星将として登場し、
強力なバースト系PSI「爆塵者」を使う。
巨大なPSIをまとい、
攻撃、防御、浮遊を同時に成立させる、
高火力型のサイキッカーである。

爆塵者の威力は、
周囲の岩山を薙ぎ払うほど大きい。
雨宮からは「格が違いすぎる」、
朧からは「まるで戦艦」と評され、
初遭遇時のアゲハたちを圧倒する。

第3ゲームでは、
アゲハの暴王の月と激突する。
爆塵者そのものは強力でも、
PSIを喰う暴王との相性が悪く、
ドルキは自分の攻撃を崩される形で敗北する。

この敗北を受け、
ドルキは未来側でさらに強化される。
二つ目のイルミナを装着し、
爆塵者を超圧縮して投射できる形へ進化させ、
暴王の流星へ対抗する準備を整える。

4thゲームで再び現れたドルキは、
アゲハを追い詰めるだけでなく、
霧崎兜にも死の脅威を与える。
兜はアゲハを庇って爆塵者を受け、
瀕死の重傷を負う。

そこで割って入るのが、
未来世界で成長した天樹院カイルである。
空気を超圧縮する「マテリアル・ハイ」を操り、
ドルキの爆塵者へ正面から対抗する。

ドルキは、
超圧縮した爆塵者まで投げつけようとする。
しかし着弾するより先に、
カイルがドルキのイルミナを破壊し、
攻撃そのものが成立しなくなり、
そのままドルキは死亡する。

ドルキの最期は、
第3ゲームでは届かなかった未来の子供たちが、
数年後には星将級を倒せるまで成長したことを示す。
同時に兜の瀕死とカイルの成長を繋ぐ死亡でもある。

ウラヌス――氷結能力でカイルとフレデリカを圧倒し、太陽光で弱体化して消滅

ウラヌスは、
グリゴリ実験体出身のW.I.S.E側サイキッカーで、
未来世界では高位戦力として前線へ立つ。
冷静で皮肉屋だが、
自分の戦闘へ他人が介入することを嫌う。

主力は、
極端に強化された氷結系PSIである。
氷の道を作って高速移動し、
氷弾、氷槍、防壁を自在に形成し、
遠近どちらでも攻撃できる。

アストラル・ナーヴァ決戦では、
W.I.S.E側の先鋒として現れ、
天樹院カイルとフレデリカの二人を同時に相手取る。
最初から一対二でも崩れない。

フレデリカの、
「パイロクイーン・サラマンドラ」の熱線さえ、
氷の盾で受け止める。
さらに氷槍は、
カイルのマテリアル・ハイ三重防壁で、
ようやく停止できるほどの威力を持つ。

正面戦闘だけなら、
カイルとフレデリカ側が押されている。
そこで使われるのが、
クサカベたちが準備した太陽光を利用する策である。

未来のW.I.S.E構成員は、
イルミナへ依存している。
直射日光を浴びることで、
ウラヌスのイルミナ機能が弱まり、
それまでの圧倒的な防御が崩れる。

弱体化した瞬間へ、
フレデリカがサラマンドラを叩き込む。
ウラヌスは炎を受けて消滅し、
未来側の主力戦で死亡する。

ウラヌスの死亡は、
単純な火対氷の属性勝負ではない。
イルミナの弱点を突く作戦、
カイルの防御、フレデリカの火力が揃って、
ようやく倒せた強敵の最期である。

鬼瀬鋭二――一度は心臓を潰されても生存し、最後はミスラとの戦いで死亡する

鬼瀬鋭二は、
W.I.S.E側でも異質な人物で、
連続猟奇殺人鬼としての過去を持つ。
PSI「潜航師(ゾーンダイバー)」を使い、
身体を床や壁などの物体へ同化させる。

潜航師は、
攻撃だけの能力ではない。
身体や臓器を接地面へ沈め、
相手の攻撃そのものを透過し、
致命傷を避ける使い方までできる。

その異常な応用が出るのが、
天樹の根へ侵入した際のシャオ戦である。
シャオの手刀が心臓を潰し、
首の骨まで折ったように見えるため、
一度は死亡したかのように描かれる。

しかし鬼瀬は、
手刀が届く直前に潜航師を発動していた。
心臓を床の深部へ沈め、
首の骨も床となじませて補強し、
致命傷そのものを回避していた。

つまり鬼瀬は、
「心臓を潰されて死亡したキャラ」ではない。
この時点では生存しており、
その後に天樹院マリーを攫い、
追ってきたエルモアまで振り切っている。

鬼瀬はマリーへ、
歪んだ執着を抱いていた。
自分の創作素材のように扱いながら、
拒絶されると好意を殺意へ変えるほど、
感情そのものが破綻している。

しかし最終局面では、
その執着が別の形で出る。
ミスラがマリーの身体を乗っ取ろうとすると、
鬼瀬は背後からミスラへナイフを突き立てる。

さらに強化された潜航師で、
ミスラへ追撃を仕掛ける。
それまでマリーを傷付けようとしていた人物が、
最後には自分の「素材」を奪わせないために、
結果としてマリーを守る側へ回る。

だがミスラとの力量差は大きく、
鬼瀬は追い詰められて敗北する。
ここで初めて本当に死亡し、
その死に顔はそれまでの狂気から離れ、
意外なほど安らかな表情として描かれる。

鬼瀬鋭二は、
シャオ戦では死亡したように見えて生存し、
最後はミスラ戦で死亡する。
死亡一覧では「偽死亡」と「確定死亡」を分けないと、
最も誤解されやすい人物の一人である。

第5章 未来では死亡したが、歴史改変で生存するキャラ

エルモア――本来は飛行機事故で死亡し、子供たち全滅の未来へ繋がっていた

天樹院エルモアは、
最初に示された未来ではすでに死亡している。
死因は2008年7月の旅客機事故で、
彼女がいなくなったことが、
後の宣戦の儀にも大きく響いていた。

エルモアは未来予知「千年万華鏡」を持ち、
エルモア・ウッドの子供たちを育てた人物である。
カイル、フレデリカ、マリー、シャオ、ヴァンらは、
彼女の保護下でPSIを学び、
未来の大戦へ備えるように育っていく。

ところが旧未来では、
エルモア自身が飛行機事故で先に死亡する。
彼女という抑止役を失った子供たちは、
2009年12月2日の「宣戦の儀」へ向かい、
W.I.S.Eと正面衝突して全滅する。

この未来を知ったアゲハたちは、
エルモアの事故死を回避しようと動く。
空港へ向かう途中でも時間は迫り、
ネメシスQの召集まで重なって、
未来改変そのものが一つの作戦になる。

結果として、
エルモアは旅客機事故を生き延びる。
その後の未来では、
日本政府と共同で地下施設「天樹の根」を築き、
成長した子供たちと共に生存している。

エルモアは、
一度「死亡していた未来」が存在し、
アゲハたちの行動で生存へ変わった代表例である。
彼女一人の生存が、
子供たち全員の生死まで連鎖的に変えている。

カイル・フレデリカ・マリー・シャオ・ヴァン――宣戦の儀で全滅する未来が消えた

旧未来の宣戦の儀では、
エルモア・ウッドの子供たちは、
W.I.S.Eの決起集会へ介入し、
そのまま返り討ちに遭って死亡している。

最初の映像では、
敵側の顔ぶれこそ変化するものの、
「子供たちが全滅する」という結末だけは残っていた。
アゲハたちは霧崎塔二が遺したDVDから、
未来が改変されるたび映像まで変化することを知る。

カイルは、
後の未来でマテリアル・ハイを使う主力へ成長する。
ドルキの爆塵者を止め、
兜が瀕死になった局面では前線へ出て、
星将級と真正面から戦える戦士になっている。

フレデリカも、
幼少期の火炎能力を大きく伸ばし、
未来では「パイロクイーン・サラマンドラ」を操る。
ウラヌス戦ではカイルと連携し、
太陽光で弱体化した敵へ火力を叩き込んでいる。

マリーは、
精密なテレキネシスを持つ。
旧未来では他の子供たちと共に宣戦の儀で死亡していたが、
改変後は天樹の根で生存し、
未来側の重要人物としてアゲハたちと再会する。

シャオも、
高いライズと近接戦闘を身に付けて成長する。
鬼瀬鋭二との戦いでは、
手刀で心臓を潰したように見えるほどの一撃を放ち、
未来側の戦力として前線に立つ。

ヴァンは、
CURE領域を習得した治療役へ成長する。
4thゲームで兜が致命傷に近い重傷を負った際も、
治療によって命を繋ぎ、
前線を支える役割を担っている。

旧未来では全員が宣戦の儀で死亡。
改変後は全員が成長した姿で天樹の根に生存する。
この差こそ、
PSYRENの「死亡した未来そのものが書き換わる」特徴を最も分かりやすく示す。

イアン・祭・影虎も旧未来では死亡――改変後は生存側へ回る

未来改変の影響は、
エルモア・ウッドだけに限られない。
イアン、八雲祭、雹堂影虎も、
旧未来では死亡した側に含まれる。

イアンは、
治療系PSIの使い手として負傷者を救い続ける。
旧未来ではCUREを使い過ぎ、
脳への過負荷によって死亡するが、
改変後は天樹の根で生存している。

祭と影虎も、
現代ではアゲハたちを支える実力者である。
だが旧未来では、
W.I.S.Eとの戦闘や救出活動へ関わる中で、
死亡した流れが残っていた。

祭は元サイレンドリフトとして、
雨宮へPSIを教えた師でもある。
影虎は肉体強化と近接戦で戦い、
現代側でもW.I.S.Eの動きを追う戦力として動く。

二人が生き残る未来へ変わったことで、
後の戦力構成も大きく変化する。
単に人数が増えたのではなく、
アゲハたちが頼れる大人側の戦力まで、
未来改変で残る形になった。

PSYRENの死亡一覧では、
「死んだ人物」だけを並べると情報が欠ける。
誰が旧未来で死亡し、
どの改変後に生存へ変わったかまで追うことで、
アゲハたちが未来へ与えた影響が見えてくる。

第6章 最終決戦で死亡するキャラ|ミスラ・天戯弥勒・グラナ

ミスラ――弥勒を利用し、最後はクァト ネヴァスと共に消滅する

ミスラは、
W.I.S.E内部でも別格の存在である。
表面上は弥勒へ協力しながら、
本当の目的はクァト ネヴァスを地上へ呼び、
星そのものを喰わせることにあった。

未来世界では、
肉体が崩壊し始めるほど消耗しており、
新しい器としてマリーの身体を狙う。
そこへヴィーゴが割って入り、
ミスラと正面から戦う。

ミスラは、
触れた物体を立体パズルのように分解する力を持つ。
ヴィーゴを殺害し、
シャオの片腕も消滅させ、
兜の幻視を突破しようとするほどの脅威となる。

さらに終盤では、
弥勒が生命の樹で培養していた生命の結晶を利用し、
クァト ネヴァスを地上へ呼び寄せる。
W.I.S.E側が準備した新世界の力すら、
星を喰う存在の餌へ変えていく。

現代側の最終決戦では、
ミスラは「約束の涙」を先に回収し、
クァト ネヴァスと同化した状態で弥勒の前へ戻る。
だがアゲハから未来情報を得た弥勒は、
すでに彼女の裏切りを知っている。

弥勒が攻撃し、
ミスラは本性を露わにする。
そこへノヴァ化したアゲハが加わり、
暴王の月でミスラの攻撃を無効化しながら、
弥勒との連携で押し切っていく。

最後はアゲハと弥勒の連携攻撃を受け、
ミスラは「約束の涙」ごと消滅する。
未来で世界を滅ぼした張本人が、
現代ではアゲハと弥勒の共闘によって先に潰された。

未来世界の弥勒――上半身だけになってもグラナと星の中心へ向かう

未来世界の天戯弥勒は、
最終局面でミスラの裏切りを受ける。
自分が作ろうとしていた新世界のため、
生命の釜で培養していた生命の結晶まで、
クァト ネヴァスに吸収されてしまう。

弥勒自身も、
アゲハとの戦闘ですでに深手を負っている。
そこへミスラが乱入し、
彼の身体を立体的に分解していき、
最終的には上半身だけの状態まで追い込む。

それでも弥勒は、
その場で完全に戦意を失わない。
長く敵対してきたアゲハ側と違い、
この瞬間の敵は、
地球そのものを喰おうとするクァト ネヴァスである。

そこへ現れるのが、
第一星将グラナである。
グラナは強大なテレキネシスを持ち、
日輪「天墜」など、
作中でも最上位級の火力を使う人物だ。

グラナは、
ミスラへ奇襲をかけて肉体を粉砕する。
その後、
上半身だけとなった弥勒と共に、
「この星の結末」を見届けるため星の中心へ下っていく。

二人が選ぶのは、
生還ではない。

弥勒とグラナは、
自分たちの生命を使い、
クァト ネヴァスを道連れにして地球崩壊を阻止する。
未来世界では、
敵側の頂点だった二人が最後に星を救って死亡する。

グラナ――最強格の星将が、最後は弥勒と共に世界崩壊を止める

グラナは、
グリゴリの実験体プロトタイプで、
単純なテレキネシスだけでも、
他の能力者とは出力の桁が違う。

自動車を軽々と浮かせ、
道路を粉砕し、
海水を大津波のように操う。
さらに重力へ干渉し、
日光を曲げて高熱を叩き込む「天墜」まで使用する。

未来世界では、
W.I.S.E第一星将として弥勒に従う。
だが盲目的な忠誠だけではなく、
自分自身の強者としての価値観を持ち、
外の世界を見たいという本心も抱えている。

最終決戦では、
ミスラの本性が露わになったことで、
それまでの敵味方関係が崩れる。
弥勒の身体を分解したミスラへ、
グラナが直接攻撃を仕掛ける。

圧倒的なテレキネシスで、
ミスラの肉体を粉砕する。
しかしクァト ネヴァス本体は残り、
地球そのものを喰らう危機は止まらない。

そこでグラナは、
満身創痍の弥勒と行動を共にする。
二人は星の中心へ下り、
自らの生命と引き換えに、
クァト ネヴァスを地球から排除する。

グラナの死亡は、
W.I.S.Eの第一星将が敗北した場面ではない。
最後まで残った力を、
敵ではなく地球そのものを救うためへ使い切った最期である。

ただし現代側の弥勒とグラナは死なない――同じ人物でも結末が分岐する

ここが、
PSYRENの死亡一覧で最も注意したい部分になる。
未来世界の弥勒とグラナは、
クァト ネヴァスを止めるために死亡する。

だが5thゲーム後、
アゲハたちは変則的な時間移動を通じ、
現代側の弥勒へ未来情報を伝える。
07号の想いと、
ミスラが何を企んでいたかまで先に届く。

その結果、
現代の弥勒はアゲハと共闘する。
ミスラがクァト ネヴァスと同化して戻ると、
正体を知った状態で先制し、
アゲハと連携して彼女を消滅させる。

未来で起きた、
「ミスラが新世界の力を奪い、
クァト ネヴァスを地上へ呼び、
弥勒とグラナが命を使って止める」
という流れ自体が先回りで潰される。

だから現代側の弥勒は、
同じ死亡へ進まない。
最終的にはW.I.S.Eの星将たちと共に、
特異能力者が生きられる国を求めて旅立つ。

グラナも、
未来側では弥勒と共に死亡するが、
改変後の現代では同じ最期へ固定されない。
「未来で死んだ人物」と、
「原作最終時点で死亡した人物」を同一視できないのである。

ミスラは現代側でも消滅する。
一方、弥勒とグラナは未来世界では死亡するが、
歴史改変後の現代では同じ死を迎えない。
この時間軸差が、
PSYRENの死亡一覧を最も複雑にしている。

第7章 アゲハ・雨宮・飛龍・朧・兜は死ぬ?主要キャラの最終生存

アゲハと雨宮は死亡しない――最後まで未来改変の中心に残る

死亡キャラ一覧で最も検索されやすいのは、
夜科アゲハと雨宮桜子が最後に死ぬのかどうかである。
結論から言えば、
二人とも原作完結まで死亡しない。
未来改変の中心人物として最後まで生存する。

アゲハは、
1stゲームから何度も致命傷に近い局面へ入る。
ドルキ、遊坂、弥勒、ミスラら強敵と戦い、
暴王の月を使うたび身体への負担も増え、
終盤では長期間眠り続ける状態にまで追い込まれる。

それでも死亡はしない。
未来世界で集めた情報を現代へ持ち帰り、
ミスラとクァト ネヴァスの計画を先回りで潰し、
弥勒との共闘まで成立させて、
最終的に改変された未来へ繋げていく。

雨宮も、
序盤から何度も傷を負い、
サイレン世界と現代を往復しながら戦う。
ライズとトランスを使い、
真名辰央の精神へ踏み込む危険な役目まで担うが、
最終的には生存して現代側へ戻っている。

二人は「死なない主人公組」だから安全なのではない。
何度も未来側の死亡情報を見て、
仲間が死ぬ結末を知り、
その度に現代側の行動を変えている。

アゲハと雨宮は最後まで生存する。
ただし周囲の死亡を避けるため、
自分たち自身も何度も死線へ入り、
未来改変を成立させた中心人物である。

飛龍と朧は一時行方不明――死亡ではなく別行動で生存していた

朝河飛龍と望月朧も、
途中で死亡したように見えやすい人物である。
特に未来世界では、
アゲハたちと別れた後に消息が途絶え、
長期間「生死不明」の状態が続く。

飛龍は、
失踪した後輩・真名辰央を追ってサイレンへ入る。
2ndゲームでは禁人種化した辰央と再会し、
旧友へ攻撃されながらも、
最後まで人間として取り戻そうとする。

朧は、
CURE能力を持つ回復役でありながら、
自分自身の好奇心も強い。
危険な未来世界でも独自に動き、
アゲハたちと別行動になる場面が増える。

CALL.85「失踪」前後では、
二人が死亡したのではなく、
別の場所で生存していることが確認される。
ネメシスQの主の力によって、
アゲハ側も二人の生存へ近づいていく。

このため死亡一覧では、
飛龍と朧を「死亡キャラ」へ入れると誤りになる。
一時的に連絡が取れず、
未来世界で行方不明になっただけで、
原作完結時点では生存者である。

飛龍と朧は、
死亡描写がある人物ではなく、
長期行方不明によって生死が曖昧になった人物。
最終的には生存している。

霧崎兜は4thゲームで瀕死――ドルキの爆塵者からアゲハを庇う

霧崎兜は、
主要ドリフトの中で最も「ここで死ぬのでは」と思わせる場面が強い。
4thゲームでドルキと遭遇し、
アゲハへ向けられた爆塵者から、
自分の身体を使って庇う。

ドルキは、
W.I.S.E第五星将として爆塵者を操り、
岩山を吹き飛ばすほどの火力を持つ。
兜はその攻撃をまともに受け、
重傷を負って戦闘不能に近い状態へ落ちる。

ここで兜を救うのが、
未来世界で成長したヴァンである。
ヴァンはCUREを極めた治療役となっており、
致命傷に近い兜へ治療を施し、
死亡を回避させる。

兜はもともと、
未来視に近い危険察知能力「脅威」を持つ。
自分へ迫る死の危険を視覚化し、
避けることで生存率を高める人物だが、
4thゲームでは自分から危険へ入っている。

しかも資料上では、
作者がこの段階で兜を死亡させる案を考えていたという情報もある。
最終的には生存へ変更され、
その後もアゲハたちと共に戦う側へ残った。

兜は作中で死亡しない。
ただし4thゲームでは、
ドルキの爆塵者を受けて瀕死となり、
ヴァンのCUREがなければ死亡していてもおかしくない。

主要キャラが生き残ったのは「犠牲が少ない」からではない

アゲハ、雨宮、飛龍、朧、兜が生存すると聞くと、
主要キャラには死亡が少ない作品のようにも見える。
だが実際には、
周囲の人物が何度も死亡し、
その死を避けるため未来そのものを書き換えている。

1stゲームでは杉田望が死亡する。
古比流はサイレンの秘密を妻へ伝えようとして灰になる。
射場公一は遊坂の毒で死亡し、
遊坂自身もアゲハとの戦闘後に自爆する。

未来世界では、
ドルキ、ウラヌス、鬼瀬鋭二、ミスラが死亡し、
さらに旧未来では、
エルモア・ウッドの子供たち、
イアン、祭、影虎まで死亡する結末が存在していた。

最終局面では、
未来世界の弥勒とグラナも、
クァト ネヴァスを止めるため、
自分たちの生命を使って死亡する。

つまり主要五人が生存した裏側には、
何度も「死んだ未来」が存在する。
アゲハたちはその情報を現代へ持ち帰り、
事故、宣戦の儀、W.I.S.Eの決起、
ミスラの計画を一つずつ潰していく。

主要キャラが生き残ったのは、
危険が少なかったからではない。
死者が出る未来を知り、
その死を避けるために現代側で行動した結果である。

PSYRENの死亡一覧で一番大事なのは「誰が死ぬ」より「どの未来で死ぬ」

PSYRENでは、
死亡情報だけを一列に並べると、
作品の仕組みを取りこぼす。
同じ人物でも、
旧未来では死亡し、
改変後の未来では生存するからである。

エルモアは、
本来なら旅客機事故で死亡する。
その死によって宣戦の儀では、
カイル、フレデリカ、マリー、
シャオ、ヴァンまで全滅する未来へ進む。

しかしアゲハたちが事故を回避すると、
エルモアは生存し、
天樹の根を作り、
子供たちも成長した姿で未来へ残る。
一つの生存が複数人の生死を変えている。

未来世界の弥勒とグラナも死亡するが、
その情報が現代へ届いたことで、
同じ時間軸の弥勒はミスラの裏切りを先に知り、
アゲハと共闘して別の結末へ進む。

だから死亡一覧では、
杉田望や射場公一のような「確定死亡」と、
エルモアたちのような「旧未来のみ死亡」を、
同じ欄で扱わない方が分かりやすい。

さらに鬼瀬鋭二のように、
一度は心臓を潰されたように見えて生存し、
後のミスラ戦で本当に死亡する人物もいる。
飛龍と朧のように、
行方不明でも最終的には生存する人物もいる。

PSYRENで誰が死ぬのかを見る時は、
死亡した人物名だけでなく、
どの時間軸で、誰に、どこで倒され、
その未来が改変後も残ったのかまで見る必要がある。

原作完結まで追うと、
アゲハ、雨宮、飛龍、朧、兜ら主要ドリフトは生存する。
一方で多くの犠牲者と、
一度は死亡した未来が存在し、
その積み重ねが最終的な生存へ繋がっている。

PSYRENの死亡キャラ一覧は、
「誰が死ぬ?」へ答えるだけの記事ではない。
誰の死が確定し、
誰の死が未来改変によって消えたのかを見ることで、
アゲハたちが何を変えたのかまで見える一覧になる。

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