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【ぐらんぶる3期】Season3の原作は何巻から?12巻開始でどこまでアニメ化されるのか予想

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ぐらんぶる Season3の原作は、Season2最終回「これでチャラ」の続きとなる単行本12巻から始まる。
序盤は伊織の帰省とパスポート奪還、続いて13巻のパラオ編へ進み、千紗の母・紗耶華や愛菜を交えた海外ダイビングが中心になる。
最終回の到達点は未発表だが、過去シリーズの進行量から原作16巻前後までが有力で、アニメの続きを読むなら12巻から読むのが確実になる。

  1. 第1章 結論|Season3の原作は12巻から始まり、16巻前後まで進む可能性が高い
    1. Season2最終回の続きは、原作12巻のパラオ出発準備から読める
    2. 全12話前後なら、パラオ編の先となる16巻前後が到達候補になる
  2. 第2章 Season2は原作のどこまで?無人島で千紗と伊織が異性を意識する場面まで
    1. Season2最終話は、無人島キャンプで伊織が千紗の着替えを見た騒動を描いた
    2. 「これでチャラ」は関係の終了ではなく、Season3へ残された感情の始まりだった
  3. 第3章 Season3序盤は原作12巻|伊織の帰省とパスポート奪還作戦
    1. パラオ行きの前に、伊織は実家で妹・栞との心理戦へ巻き込まれる
    2. カリーナたちの乱入で、静かな旅館がPaBとは別の騒乱へ変わっていく
  4. 第4章 原作13巻のパラオ編|初めての海外で本格的な海と千紗の家族が描かれる
    1. 空港で愛菜が合流し、伊織たち四人の海外生活が始まる
    2. 千紗の母・紗耶華との再会で、海を愛する親子の離れた時間が見えてくる
  5. 第5章 パラオ編の見どころ|酒と全裸だけでは終わらない海外ダイビング
    1. テレビ取材へ巻き込まれ、耕平の替え玉作戦が南国の撮影現場を壊していく
    2. 本格的な海へ潜る場面では、伊織が憧れてきた海外ダイビングへ到達する
  6. 第6章 Season3はどこまで進む?14巻以降へ入る可能性を追う
    1. パラオ編だけで終わらず、愛菜の恋心が周囲へ知られる流れまで進む可能性がある
    2. 16巻前後が有力でも、原作の短編を残せば15巻付近で止まる場合もある
  7. 第7章 まとめ|Season3は原作12巻から始まり、続きを読むなら到達巻から戻るのが確実
    1. Season2の続きは12巻、Season3の中心は帰省編からパラオ編へ進む
    2. どこまでアニメ化されても、最終話が入った巻から読む方が抜けを防げる

第1章 結論|Season3の原作は12巻から始まり、16巻前後まで進む可能性が高い

Season2最終回の続きは、原作12巻のパラオ出発準備から読める

『ぐらんぶる』Season3の原作が何巻から始まるのかを先に言えば、
単行本12巻から読めば、Season2最終回の続きへ自然につながる。
Season2は無人島キャンプと、その後に起きた千紗と伊織の騒動まで描き、
Season3ではパラオへ向かうための準備が始まっている。

原作の続きを読むことが目的なら、
11巻の途中へ戻る必要はない。
Season2で描かれた余韻も含めて確認したい場合は11巻から、
アニメの先だけを追いたい場合は12巻から読む形が分かりやすい。

Season3の始まりでは、
伊織たちがいきなりパラオの海へ飛び込むわけではない。
ダイビングショップ「ドルフィン」のパラオ支店を手伝う話が持ち上がり、
海外へ行くためのパスポートや同行者を巡って騒動が始まる。

奈々華からパラオ行きを持ち掛けられた伊織は、
耕平も当然一緒に行くものだと思っていた。
ところが耕平は、海外では見たいアニメをリアルタイムで追えないと知り、
南国の海より放送時間を優先しようとする。

青い海。
白い砂浜。
海外の女性。
伊織なら即座に飛び付きそうな条件が並んでいるのに、
出発前から仲間同士の思惑が噛み合わない。

さらに伊織には、
実家へ戻ってパスポートを受け取るという難関が待っている。
実家には伊織をグランブルーから連れ戻そうとしてきた妹・栞がおり、
兄が再び遠くへ行く話を素直に受け入れるとは限らない。

原作12巻は、
この帰省とパスポートを巡る攻防が中心になる。
伊織が久しぶりに実家へ戻っても、
穏やかな家族団欒にはならない。

表面上は礼儀正しく、
兄を気遣う妹に見える栞。
しかし裏では伊織の行動を把握し、
自分の望む方向へ動かそうとする執念を隠している。

伊織も妹の本性を知っているため、
笑顔で差し出される飲み物や食事さえ簡単には信用できない。
兄妹が静かな口調で話しながら、
互いの腹を探り合う場面は、酒宴とは別種の緊張を生む。

Season3は、
この12巻の出来事を入口にしてパラオ編へ進む。
そのため「ぐらんぶる Season3の原作は何巻から」と探している場合、
答えは12巻からになる。

ただしSeason3が原作のどこまで進むかは、
2026年7月30日時点では公式に発表されていない。
現在の放送ではパラオへ到着し、
ドルフィンでの仕事やテレビ取材まで進んでいる。

この進行を見ると、
12巻だけで一つのSeasonを終える形ではない。
帰省編を越え、
13巻のパラオ滞在へ入り、
さらにその後の巻まで進む可能性が高い。

全12話前後なら、パラオ編の先となる16巻前後が到達候補になる

Season3がどこまでアニメ化されるのかを考える時、
最初に押さえたいのは、パラオ編だけでは終わらない可能性になる。
公式でもSeason3の舞台としてパラオが大きく掲げられているが、
実際には出発前の帰省から複数の出来事が続いていく。

原作13巻へ入ると、
伊織、耕平、千紗たちはパラオへ到着する。
空港では予定になかった愛菜まで姿を見せ、
一年生四人が海外で一緒に過ごす状況になる。

愛菜は単なる旅行気分で来たわけではない。
伊織と千紗が海外で親しくなることを気にし、
自分だけ伊豆へ残される状況へ耐え切れず追い掛けてくる。

だがパラオへ来ても、
伊織と二人きりになれるとは限らない。
耕平がいる。
千紗がいる。
店の仕事もある。

愛菜が勇気を出して距離を縮めようとするたびに、
別の騒動が割り込んでくる。
恋愛旅行になりそうでならないところにも、
パラオ編らしい賑やかさがある。

現地ではダイビングショップの手伝いだけでなく、
テレビ取材まで入ってくる。
イケメンアイドルが負傷すると、
顔が似ている耕平が替え玉として撮影へ立つことになる。

整った顔立ちだけを見れば代役になりそうでも、
中身は筋金入りのオタクであり、
PaBの酒宴と全裸へ完全に染まった耕平になる。

カメラの前で爽やかな青年を演じるはずが、
撮影現場へ普段の感覚を持ち込む。
南国の美しい景色を背景に、
画面へ出してはいけない姿が次々と生まれていく。

このテレビ取材までSeason3序盤で進んでいるため、
パラオ編はSeason全体の終着点ではなく、
中盤へ向かう大きな舞台と見る方が自然になる。

パラオでは、
千紗の母・紗耶華との再会も待っている。
千紗は海を愛する母を尊敬している一方で、
長く離れて暮らしてきた寂しさを簡単には口にしない。

普段は感情を顔へ出しにくい千紗が、
母を前にすると僅かに距離を置く。
伊織たちは騒ぎながらも、
千紗が家族へ抱える複雑な感情へ触れていく。

この親子の再会と、
パラオの本格的なダイビングを描いた後にも、
原作には大学へ戻ってからの出来事が続く。
そのため全12話前後なら、14巻以降へ入る余裕が残る。

過去のSeasonも、
一冊だけを細かく描く進み方ではなかった。
複数巻にまたがる騒動をつなぎ、
ダイビング、大学生活、恋愛、酒宴を交互に描いている。

同じ進行量を考えると、
Season3は原作16巻前後まで進む可能性がある。
ただし、これは最終話の内容が発表されていない段階での予想になる。

パラオの場面を厚く描き、
原作の短い話を膨らませる場合は、
14巻から15巻付近で止まる可能性も残る。

反対に短い騒動を速い間隔でつなげれば、
16巻より先へ入ることも考えられる。
現時点で確実に言えるのは、
12巻から始まり、13巻のパラオ編までは描かれるという範囲になる。

第2章 Season2は原作のどこまで?無人島で千紗と伊織が異性を意識する場面まで

Season2最終話は、無人島キャンプで伊織が千紗の着替えを見た騒動を描いた

Season3の原作範囲を知るには、
Season2がどこまで描いたのかを振り返る必要がある。
Season2後半の舞台になったのは、
普段のグランブルーや大学から離れた無人島だった。

伊織たちは、
海に囲まれた島でキャンプを始める。
開放的な景色と仲間だけの時間が広がり、
表面だけなら青春らしい旅行に見える。

しかしPaBの面々が集まれば、
静かな夜になるはずがない。
酒が入り、
勝負が始まり、
誰かが余計な行動を起こす。

千紗も泥酔した末に海へ倒れ込み、
全身を濡らしてしまう。
そのままでは過ごせないため、
テントの中で着替えることになる。

そこへ事情を知らない伊織が入ってしまう。

伊織は千紗の裸を目にし、
千紗も見られたことへ気づく。
恋人でもない二人が、
同じ家で暮らしてきた距離とは違う形で、
互いを異性として意識せざるを得ない瞬間だった。

当然、伊織が無事に済むはずはない。
騒動の末に崖の下へ追いやられ、
仲間から離れてプチサバイバルを強いられる。

海辺の楽しいキャンプから一転し、
伊織は自力で生き延びる状況へ置かれる。
千紗の着替えを見た代償としては、
あまりにも重い扱いだった。

それでも伊織は救助され、
無人島キャンプは大きな事故なく終わる。
普段なら、ここで裸を見た騒動も笑い話へ変わるはずだった。

ところが伊豆へ戻った後、
千紗の態度だけが以前と違っていた。
怒鳴るわけではない。
露骨に責めるわけでもない。

伊織と目を合わせず、
同じ場所にいることを避ける。
冷たく接するいつもの千紗とは違い、
どう扱えばよいのか分からず逃げているように見える。

伊織も、
千紗が怒っているだけなら謝ることができる。
だが何を考えているのか分からず、
距離を置かれる状態へ戸惑う。

そこで伊織は、
二人をつないできたダイビングを口実にする。
海の話なら千紗も応じる。
普段の距離へ戻れるかもしれない。

無人島で起きた出来事は、
単なる着替えの目撃だけでは終わらなかった。
兄妹や従兄妹に近かった二人が、
相手の身体と性別を強く意識する転機になっている。

「これでチャラ」は関係の終了ではなく、Season3へ残された感情の始まりだった

Season2最終話の題名は、
「これでチャラ」になる。
千紗の着替えを見た伊織が、
その後の出来事を経て帳消しにされたように見える言葉だった。

だが実際には、
二人の間で起きた変化まで消えたわけではない。
伊織は千紗を一人の女性として見てしまい、
千紗も伊織に見られたことを強く意識している。

それ以前の二人にも、
恋人のふりをする関係はあった。
大学では千紗へ近づく男性を遠ざけるため、
伊織が恋人として使われてきた。

周囲から見れば交際している。
同じ家へ帰る。
旅行にも一緒に行く。

それでも本人たちは、
本当の恋愛ではないと言い続けられた。
伊織は千紗を従妹に近い相手として扱い、
千紗も伊織を厄介な同居人として突き放していた。

無人島での一件は、
その言い訳を揺らしている。
二人は血のつながりがなく、
恋人になれない関係でもない。

しかも伊織は、
千紗が海へ向き合う姿を何度も見てきた。
千紗も、
伊織が水への恐怖を越え、
仲間のために動ける人物だと知っている。

初期のように、
酒を飲んで裸になる最低の男という見方だけではない。
信頼が生まれた後に異性として意識したからこそ、
千紗は簡単に笑って流せなかった。

Season2は、
伊織と千紗が正式に付き合うところまでは描いていない。
告白もない。
恋人関係を確かめる会話もない。

だが二人の距離は、
Season1の頃より確実に変わっている。
千紗が伊織の存在を避けたのは、
嫌いになったからではない。

近過ぎる距離で暮らしてきた相手を、
急に一人の男性として意識してしまった。
その戸惑いが、
目を合わせられない態度へ表れている。

最後には、
ダイビングを通して二人の距離が戻っていく。
海へ潜れば、
無理に言葉を交わさなくても同じ景色を見られる。

伊織と千紗にとって海は、
喧嘩や誤解が起きても再び並べる場所になる。
そのためSeason2は、
恋愛へ決着を付けるのではなく、
二人が異性を意識し始めたところで幕を閉じた。

原作では、
この後すぐに恋愛だけが進むわけではない。
パラオ行き。
伊織の帰省。
栞との攻防。
耕平の海外拒否。

次々と別の騒動が入り、
千紗と伊織も普段の賑やかな関係へ戻っていく。

それでも無人島で生まれた意識は、
完全には消えていない。
パラオで同じ海へ潜り、
家族の問題へ触れ、
二人で過ごす時間が増えるほど、
Season2で生まれた変化が後から効いてくる。

Season3の原作を12巻から読むと、
無人島の直後からいきなり海外編へ入るのではなく、
伊織たちがパラオへ向かうまでの騒動を順番に追える。

Season2の最終場面を覚えているなら、
12巻から読んでも人物関係で迷いにくい。
より細かな台詞や無人島での流れを確認したい場合だけ、
11巻へ戻るとつながりが深く見えてくる。

第3章 Season3序盤は原作12巻|伊織の帰省とパスポート奪還作戦

パラオ行きの前に、伊織は実家で妹・栞との心理戦へ巻き込まれる

Season3の物語は、
南国の海へ到着した場面から始まるわけではない。
パラオへ渡るにはパスポートが必要となり、
伊織は千紗と耕平を連れて実家へ帰ることになる。

伊織の実家は、
温泉旅館「北原旅館」になる。
グランブルーで酒と全裸に囲まれている普段とは違い、
玄関へ入れば和服姿の従業員が客を迎える落ち着いた場所だった。

伊織も旅館の跡取り息子として育っているため、
客の前では姿勢を正し、
騒がしい大学生活を隠そうとする。
ところが実家には、伊織が最も警戒する妹・栞が待っている。

栞は幼い外見に反して、
兄の行動を細かく把握している。
伊織が大学で何をしているのか。
誰と一緒に暮らしているのか。
どれほどグランブルーの生活へ染まったのか。

以前に伊豆へ現れた時も、
栞は兄を実家へ連れ戻そうとしていた。
伊織が旅館を継がず、
千紗たちの家で自由に暮らしている状況を快く思っていない。

その栞へ、
海外旅行に必要なパスポートを渡してほしいと頼む。
だが栞が素直に応じるはずはない。
伊織をパラオへ行かせれば、実家からさらに遠ざかってしまうからだ。

栞は正面から、
絶対に渡さないと怒鳴る人物ではない。
兄を思いやる妹の顔を見せながら、
パスポートの所在を隠し、伊織の行動を先回りして封じていく。

伊織も栞の笑顔を信用していない。
何気ない会話の裏に罠がないか疑い、
食事を差し出されても警戒する。
兄妹の間には、家族団欒とは呼べない緊張が流れる。

そこで伊織は、
耕平と共にパスポートを探し始める。
正面から頼んでも渡されないなら、
栞の目を盗んで奪い取るしかない。

だが栞は、
伊織が探し回ることまで予想している。
部屋へ忍び込んでも簡単には見つからず、
兄の性格を知り尽くした妹に行動を読まれていく。

伊織と耕平が小声で策を練り、
栞が何も知らない顔で近づいてくる。
静かな旅館の中で、
兄と妹によるパスポート争奪戦が進んでいく。

千紗も、
伊織の実家で普段とは違う姿を見ることになる。
グランブルーでは酒に飲まれ、
大学では友人と醜い争いを続ける伊織が、
旅館の中では家族や仕事を意識して動いている。

同時に千紗は、
栞が伊織へ抱く強い執着にも触れる。
兄を嫌っているのではない。
離れた場所で別の生活を築いていくことが寂しく、
旅館へ戻ってきてほしいと願っている。

伊織にとっては恐ろしい妹でも、
栞の行動には家族としての想いが混ざっている。
そのため単純に敵を倒すようには解決できず、
兄妹の意地と寂しさがぶつかる帰省になる。

カリーナたちの乱入で、静かな旅館がPaBとは別の騒乱へ変わっていく

伊織たちが実家へ向かう途中では、
外国人旅行者の一行と出会う。
その中にいる金髪の女性が、
ドイツから来たカリーナになる。

カリーナは日本文化へ強い憧れを抱き、
伝統的な旅館にも興奮する。
だが彼女たちが求めている日本は、
伊織たちが想像する穏やかな観光とは少し違っていた。

車内や旅館で顔を合わせた伊織たちは、
言葉や文化の違いを越えて交流を始める。
外国人の前だからと品良く振る舞おうとしても、
酒が出れば状況は一変する。

伊織と耕平は、
PaBで鍛えられた飲酒の感覚を持ち込む。
カリーナたちも遠慮なく応じ、
静かな温泉旅館で飲み比べが始まってしまう。

グランブルーなら、
時田や寿が大きなグラスへ酒を注ぎ、
男たちが服を失っていく。
北原旅館では同じ光景を許せないはずだが、
伊織たちは場所が変わっても簡単には止まらない。

伊織は実家だからこそ、
醜態を家族へ見られたくない。
それでも耕平や外国人たちが加わると、
飲酒勝負から抜け出せなくなる。

騒ぎの一方では、
カリーナの仲間が栞へ異様な関心を示す。
小柄で和服の似合う栞を見て、
日本で憧れていた存在に出会ったような反応を見せる。

伊織は栞と対立していても、
妹が危険へ近づけば放置できない。
パスポートを隠されて腹を立てていたはずが、
今度は栞を守る側へ回る。

千紗も同じ場所にいるため、
伊織はパスポート探しだけへ集中できない。
酒宴。
外国人客。
栞の妨害。
旅館の体面。

複数の問題が同時に重なり、
伊織の帰省は一晩で終わる簡単な用事ではなくなっていく。

ここで見えるのは、
伊織がただ実家から逃げているわけではないことになる。
旅館を嫌っているのではなく、
自分の将来を勝手に決められることへ抵抗している。

栞は兄に帰ってきてほしい。
伊織はグランブルーで得た生活を失いたくない。
千紗や耕平とパラオへ行く選択は、
伊織が今いる場所を自分で選ぶ行動にもなっている。

最後には、
栞との攻防を越えてパスポートを手に入れる。
それは単なる旅行用品の確保ではない。
伊織が家族の思惑を越え、海外の海へ進むための一歩になる。

原作12巻では、
パラオの美しい海を前にするまでに、
この帰省編がしっかり描かれている。

Season3を原作で読む時に12巻から入ると、
伊織がなぜ実家へ戻ったのか。
栞がなぜパスポートを渡さなかったのか。
カリーナがどこで伊織たちと出会ったのか。

その流れを飛ばさず追うことができる。

第4章 原作13巻のパラオ編|初めての海外で本格的な海と千紗の家族が描かれる

空港で愛菜が合流し、伊織たち四人の海外生活が始まる

実家でパスポートを手に入れた伊織は、
耕平や千紗と共にパラオへ向かう。
伊豆や沖縄とは異なる海外の海が、
Season3を象徴する大きな舞台になる。

伊織にとっては、
大学へ入ってから初めての海外旅行になる。
青い海。
南国の空気。
観光客で賑わう空港。
目の前には期待していた非日常が広がっている。

そこへ予想外の人物が現れる。
日本へ残ると思われていた愛菜が、
空港で伊織たちを待っていた。

愛菜は偶然パラオへ来たわけではない。
伊織と千紗が二人に近い距離で海外へ行き、
自分の知らないところで関係を深めることへ不安を抱いていた。

愛菜から見れば、
伊織と千紗は同じ家で暮らし、
大学では恋人として扱われている。
しかも二人に血のつながりがないことまで分かっている。

そんな二人を海外へ送り出せば、
美しい海を一緒に見て、
宿泊先でも近くにいる。
恋愛が一気に動いても不思議ではない。

愛菜は伊織への好意を隠しながらも、
日本で待つことを選べなかった。
自分も同じ場所へ行けば、
二人だけの時間になることを防げる。

こうしてパラオでは、
伊織、耕平、千紗、愛菜の一年生四人がそろう。
沖縄合宿でも一緒に過ごした顔触れだが、
海外では先輩たちが常に近くにいるわけではない。

現地で伊織たちが手伝うのは、
ダイビングショップ「ドルフィン」のパラオ支店になる。
旅行客として遊ぶだけではなく、
店の仕事を手伝いながら生活することになる。

器材を運ぶ。
客を迎える。
店の中を片付ける。
海へ出る準備をする。

伊織は海外の女性や観光を期待していても、
現実には働かなければならない。
耕平も南国へ来たからといって、
オタクとしての習慣を捨てるわけではない。

愛菜は伊織へ近づく機会を狙うが、
仕事や耕平の行動に邪魔される。
伊織と二人になれそうな場面でも、
千紗が自然に隣へ入り込む。

千紗は愛菜の想いへ鈍く、
伊織との距離が近いことにも無自覚なところがある。
同じ家で暮らしている感覚のまま、
海外でも伊織へ普通に声を掛ける。

愛菜から見れば、
その自然な近さこそ強い壁になる。
自分は勇気を出さなければ伊織へ近づけないのに、
千紗は何も意識せず伊織の隣にいる。

パラオ編は、
海外ダイビングだけを楽しむ話ではない。
伊織を巡る千紗と愛菜の距離が、
普段よりはっきり見える時間にもなっている。

千紗の母・紗耶華との再会で、海を愛する親子の離れた時間が見えてくる

パラオで伊織たちを迎える人物の一人が、
千紗の母・古手川紗耶華になる。
千紗が海を愛するようになった背景には、
世界の海に関わってきた母の存在がある。

紗耶華は、
千紗と同じようにダイビングへ深い情熱を持つ。
海の話になれば知識も経験も豊富で、
現地の人々とも自然に接する。

千紗にとって母は、
海へ導いてくれた憧れの人物でもある。
だが長い間離れて暮らしてきたため、
再会すればすぐ甘えられるような親子ではない。

空港や店で顔を合わせても、
千紗は大きく感情を表へ出さない。
久しぶりに会えた喜びを叫ぶこともなく、
少し距離を置いた態度を見せる。

紗耶華も明るく接するが、
千紗の胸に残っている寂しさまでは簡単に消せない。
海を追い続ける母を尊敬している。
一方で、そばにいてほしかった時間もある。

千紗は普段から、
不満や寂しさを言葉へする人物ではない。
奈々華や父へも自分の感情を強く訴えず、
海へ潜っている時に最も素直な表情を見せる。

伊織はパラオで、
そんな千紗の家族関係へ触れる。
グランブルーにいる時には見えにくかった、
母を前にした千紗の複雑な反応を近くで見ることになる。

伊織は家族の問題へ、
正論を並べて踏み込む男ではない。
自分も栞との間に厄介な事情を抱えているため、
家族だから何でも分かり合えるわけではないと知っている。

栞は兄を実家へ戻したい。
伊織は旅館の将来から逃れたい。
互いに想いがあっても、望んでいる距離は一致していない。

千紗と紗耶華の間にも、
似たようなずれがある。
母は海へ進み続け、
千紗は母の背中を追いながら伊豆に残ってきた。

パラオの海は、
その親子が再び同じ場所へ立つ機会になる。
陸上では言葉にできない感情も、
ダイビングを通してなら共有できる。

器材を装着し、
ボートで沖へ向かう。
海面から水中へ入れば、
周囲の音が遠ざかっていく。

透明度の高い海には、
日本近海とは異なる魚や珊瑚が広がる。
陽光が水面から差し込み、
青い空間の中を光の筋が揺れる。

千紗がパラオで見せる表情には、
ただ海外へ来た喜びだけではない。
母と同じ海へ立てた嬉しさと、
離れていた時間を埋めたい気持ちが重なっている。

伊織もその景色を共有することで、
千紗が海へ抱く想いをさらに深く知っていく。
最初は水へ入ることさえ怖がっていた伊織が、
今では千紗の家族が大切にする海まで一緒に見ている。

Season1では、
伊織が海の世界へ足を踏み入れた。
Season2では、
千紗との距離が異性を意識するところまで進んだ。

Season3のパラオ編では、
伊織が千紗の家族と過去へ近づいていく。
美しい海外の海を見せるだけでなく、
二人の関係を生活の外側へ広げる話になっている。

原作13巻からのパラオ編は、
酒と騒動を楽しみながら、
千紗がなぜ海を愛しているのか。
母へどのような想いを抱いているのか。
伊織がその場所で何を見るのか。

そこまで厚く追える章になる。

第5章 パラオ編の見どころ|酒と全裸だけでは終わらない海外ダイビング

テレビ取材へ巻き込まれ、耕平の替え玉作戦が南国の撮影現場を壊していく

パラオへ到着した伊織たちは、
ダイビングショップ「ドルフィン」の仕事を手伝いながら、
日本では見られない海へ潜る機会を待っていた。
だが美しい海を静かに楽しめるほど、彼らの周囲は穏やかではない。

現地ではテレビ番組の撮影が行われ、
アイドルを起用したパラオの紹介企画が進んでいた。
透明度の高い海。
南国らしい木々。
青空の下で笑う出演者。
観光番組らしい爽やかな映像が求められている。

ところが撮影へ参加するはずだった人物が負傷し、
予定通りに撮れない状況が生まれる。
そこで顔立ちが似ている耕平へ、
急遽代役の話が持ち込まれることになる。

普段の耕平は、
美形でありながら二次元への情熱を隠さない。
女性から注目されても、
好きな声優やアニメの話を優先し、
現実の恋愛へほとんど興味を示さない。

それでも外見だけを整えれば、
爽やかな青年として画面へ立てる。
衣装を着て髪を整え、
余計な言葉を口にしなければ、
周囲から本物と見間違えられるほどの姿になる。

問題は、
耕平の中身まで変わるわけではないことだった。

カメラが回れば、
台本通りに振る舞う必要がある。
海を見て感動した表情を作り、
共演者と自然な会話を交わし、
視聴者へパラオの魅力を伝えなければならない。

だが耕平は、
自分が興味を持てない話へ長く合わせられない。
好きな作品や声優に関係する言葉が出れば反応し、
状況を忘れて本音を漏らしかねない。

伊織も撮影を助ける側へ回るが、
普段から耕平と足を引っ張り合ってきた男になる。
真面目に支えようとしても、
余計な発言や酒の気配が入れば、一気に状況が崩れていく。

撮影場所は、
青い海と白い砂浜が広がる理想的な風景になる。
その中央で耕平が別人を演じ、
伊織たちが正体を隠そうと動き回る。

見た目だけなら南国の青春になるのに、
画面の外では嘘が発覚しないよう必死に口裏を合わせている。
爽やかな笑顔の直後に、
普段の言葉遣いやオタクとしての反応が飛び出す。

『ぐらんぶる』らしいのは、
海外へ行っても人物の本質が変わらないところになる。
場所が伊豆からパラオへ変わっても、
伊織と耕平は突然立派な青年にはならない。

酒を見れば騒ぐ。
女性がいれば浮かれる。
危険な嘘へ手を出し、
仲間同士で責任を押し付け合う。

それでも最後には、
目の前の問題を何とか乗り越えようと協力する。
互いを信用していないように見えても、
追い詰められた時には同じ方向へ走れる関係が残っている。

テレビ取材の騒動は、
パラオの景色を背景にした一時的な笑いではない。
伊豆で積み重ねてきた伊織と耕平の友情が、
海外でもそのまま続いていることを見せる場面になる。

本格的な海へ潜る場面では、伊織が憧れてきた海外ダイビングへ到達する

パラオ編の中心にあるのは、
酒宴やテレビ取材だけではない。
伊織たちが世界的な海へ実際に潜り、
大学へ入ってから続けてきたダイビングの先へ進むことになる。

Season1の伊織は、
水へ顔を付けることさえ怖がっていた。
泳げない事実を隠し、
ダイビングへ誘われれば逃げようとし、
海より女性との出会いを優先していた。

初めて水中へ入った時も、
余裕を持って景色を楽しめたわけではない。
呼吸が乱れないよう意識し、
器材へ頼りながら、
目の前に広がる世界を恐る恐る見ていた。

そこから伊織は、
沖縄合宿や講習を重ね、
仲間と一緒に潜れるようになっていく。
水が怖くなくなったのではなく、
怖さを抱えたまま海の魅力へ近づいてきた。

その伊織が、
今度は海外の海へ入る。

ボートが陸から離れ、
海面の色が次第に深くなる。
器材を背負い、
マスクとレギュレーターを確認し、
合図に合わせて水中へ沈んでいく。

海面を越えた瞬間、
陸上の騒がしさが遠ざかる。
聞こえるのは呼吸音と気泡の動き。
その先には、広い珊瑚礁と魚の群れが続いている。

伊豆で潜った時とは、
水の色も視界の広がりも違う。
遠くまで見渡せる青い空間の中を、
色鮮やかな魚が横切っていく。

伊織が大学へ入る前には、
想像もしていなかった場所になる。

最初はダイビングへ興味がなく、
グランブルーに住むことさえ不本意だった。
時田や寿の酒宴へ巻き込まれ、
大学初日から裸で倒れ、
何度も入部を後悔してきた。

それでも逃げずに海へ入り続けたから、
パラオの水中へ到達できた。

千紗は、
そんな伊織の変化を近くで見ている。
水を怖がっていた男が、
今では自分と同じ海へ潜り、
目の前の景色へ素直に感動している。

伊織も、
千紗がなぜ海を愛してきたのかを、
言葉ではなく自分の身体で知っていく。
母・紗耶華まで引き付けた海の広さを、
千紗の隣で体感することになる。

愛菜にとっても、
パラオの海は伊織へ近づくためだけの舞台ではない。
自分も器材を身に着け、
恐怖や緊張を越えながら仲間と同じ水中へ入る。

耕平も、
普段はアニメを優先しているように見えて、
潜る時には仲間から離れない。
四人が水中で合図を交わし、
同じ魚の群れを追う時間には、陸上の恋愛や争いが薄れていく。

パラオ編が厚く見えるのは、
海外へ行ったという派手さだけではない。
Season1から始まった伊織の海への歩みが、
一つの到達点へ進むからになる。

酒と裸の騒動を楽しみながら、
伊織が本当にダイビングを好きになったことも見えてくる。
その変化があるからこそ、
パラオは単なる旅行先ではなく、三つのSeasonをつなぐ海になる。

第6章 Season3はどこまで進む?14巻以降へ入る可能性を追う

パラオ編だけで終わらず、愛菜の恋心が周囲へ知られる流れまで進む可能性がある

Season3が原作のどこまでアニメ化されるかは、
2026年7月30日時点では正式に発表されていない。
そのため最終巻を断定することはできないが、
12巻と13巻だけで全体を終える可能性は低く見える。

12巻の中心は、
伊織の帰省とパスポートを巡る騒動になる。
13巻へ入るとパラオへ到着し、
愛菜の合流、店の手伝い、テレビ取材、海外ダイビングが続いていく。

これらはSeason3の大きな見どころになるが、
過去シリーズと同じ程度の話数で進むなら、
パラオを離れた後の出来事まで入る余地がある。

原作14巻以降では、
伊豆へ戻った伊織たちの日常が再び動き始める。
海外で見た海の余韻が残る一方で、
大学では恋愛を巡る騒動が強くなっていく。

中でも大きいのが、
愛菜の伊織への好意が周囲へ知られていく流れになる。
愛菜はこれまで、
伊織を好きだと正面から言えずにいた。

合コンで出会った時には、
化粧と派手な服装で「ケバ子」と呼ばれ、
伊織たちからからかわれた。
だが素顔を見せてPaBへ加わった後も、
伊織へ自分の感情を簡単には伝えられない。

伊織と千紗が付き合っていると思い込み、
二人の間へ入ることをためらう。
千紗が友人だからこそ、
自分だけが伊織を奪うような行動を取れない。

パラオへ追い掛けた時も、
大胆な告白ができたわけではない。
伊織と千紗を二人きりにしたくないという思いが先に立ち、
自分の本音は胸の内へ残している。

だが周囲には、
愛菜の反応が少しずつ見抜かれていく。
伊織が女性と話せば気にする。
千紗と親しくすれば落ち込む。
二人きりになる機会があれば、必要以上に緊張する。

本人だけが隠せていると思っていても、
仲間から見れば分かりやすい。

愛菜の恋心が表へ出ると、
『ぐらんぶる』の恋愛は新しい段階へ入る。
それまで伊織と千紗の偽装恋人を中心に回っていた関係へ、
愛菜が一人の恋愛相手として加わるからだ。

さらに毒島桜子も、
後の物語で伊織へ強く関わる。
桜子は愛菜のように待つ人物ではなく、
自分が伊織を欲しいと感じれば積極的に動く。

Season3が14巻以降へ入れば、
伊織を巡る女性たちの関係が、
単なる誤解では済まなくなるところまで見えてくる。

そのため最終回をどこへ置くかによって、
Season3の印象も変わる。
パラオの海で締めれば、海外ダイビングを中心にしたSeasonになる。

愛菜の恋心が周囲へ知られるところまで進めば、
次の恋愛騒動へ扉を開く終わり方になる。
どちらも区切りにはなるが、
原作の進行量を見ると後者まで入る可能性は十分にある。

16巻前後が有力でも、原作の短編を残せば15巻付近で止まる場合もある

Season3の到達点として16巻前後が候補になるのは、
過去シリーズが複数巻をまとめて描いてきたからになる。
ただし単純に一話あたりの頁数だけを計算しても、
正確な最終巻は決められない。

『ぐらんぶる』の原作には、
一冊を通して続く長い章だけでなく、
大学内の小さな騒動や飲み会を描いた短い話も多い。

伊織たちが試験へ挑む。
男友達が女性との出会いを求める。
耕平が好きな作品を巡って暴走する。
PaBの先輩たちが酒宴を始める。

こうした話は、
人物関係を深める大切な場面でありながら、
本筋だけを追えば省くこともできる。

反対にアニメで膨らませれば、
一つの騒動へ長い時間を使える。
全裸で追い掛け合う場面や、
伊織たちが互いを陥れる会話は、
動きと間が加わることで原作以上の長さになることもある。

パラオ編には、
海中の景色をゆっくり見せる場面も必要になる。
千紗と紗耶華の親子関係。
愛菜が伊織へ近づこうとする時間。
耕平の替え玉撮影。

それぞれを厚く描けば、
原作の巻数ほど速く進まない可能性もある。

その場合、
Season3は15巻付近で区切られることも考えられる。
パラオから帰国し、
大学生活へ戻ったところで一つの終わりを作り、
続く恋愛の変化を次のSeasonへ残す形になる。

一方で短い騒動をテンポ良くつなげれば、
16巻付近まで進める。
伊織と愛菜、
伊織と千紗、
さらに周囲の女性たちが動き始める場面まで入れば、
次の展開を強く気にさせる終わり方になる。

注意したいのは、
「16巻まで進む」という見方が確定情報ではないことになる。
現時点で確実なのは、
Season3が原作12巻から始まり、
13巻のパラオ編へ入っているところまでになる。

最終回が放送される前に原作を買うなら、
Season2の続きとなる12巻を選べばよい。
Season3を最後まで見てから続きを読む場合は、
最終話で描かれた出来事を確認して次の巻を選ぶ必要がある。

仮に16巻の途中で終われば、
同じ16巻から読み直す方が安全になる。
一冊の途中にある台詞や短い話が省かれていれば、
次巻からでは人物の感情がつながりにくくなるためだ。

『ぐらんぶる』は、
大きな事件だけを追う作品ではない。
海へ潜る前の会話。
酒宴で漏れた本音。
恋愛を隠そうとして失敗する表情。
そうした小さな場面が後の関係へ残っていく。

だからアニメの続きを原作で読む時は、
放送が終わった巻の次からではなく、
最終話が入っている巻から読む方が確実になる。

Season3の終着点としては16巻前後が有力。
ただしパラオ編を厚く描けば15巻付近、
短編を速く進めれば16巻より先へ入る余地もある。

どこまで進んでも、
原作はその先に十分な続きが残っている。
Season3でパラオと恋愛の変化を見た後も、
伊織たちの大学生活はさらに大きな騒動へ進んでいく。

第7章 まとめ|Season3は原作12巻から始まり、続きを読むなら到達巻から戻るのが確実

Season2の続きは12巻、Season3の中心は帰省編からパラオ編へ進む

『ぐらんぶる』Season3の原作は、
Season2最終回の続きとなる単行本12巻から始まる。
無人島キャンプを終えた伊織たちは、
次の大きな舞台となるパラオへ向けて動き出す。

ただし伊織は、
すぐ海外の海へ飛び立てるわけではない。
パスポートを受け取るため実家の北原旅館へ戻り、
妹・栞との厄介な攻防へ巻き込まれる。

栞は幼い妹の顔を見せながら、
伊織の行動を先回りして封じていく。
兄を旅館へ戻したい栞と、
千紗や耕平のいる伊豆へ帰りたい伊織。

静かな旅館の中で、
パスポートを巡る兄妹の心理戦が始まり、
外国人旅行者のカリーナたちまで加わって騒動が膨らんでいく。

この帰省編があるからこそ、
パラオ行きは単なる海外旅行ではなくなる。
伊織が家族の思惑を越え、
現在の大学生活を自分で選び取る流れにも見えてくる。

原作13巻へ入ると、
伊織、耕平、千紗に愛菜が合流し、
一年生四人によるパラオ滞在が本格的に始まる。

愛菜は、
伊織と千紗を二人だけで海外へ行かせたくない。
その気持ちを告白へ変えられないまま、
自分も空港まで追い掛けてくる。

現地では、
ダイビングショップ「ドルフィン」の手伝いをしながら、
テレビ取材や耕平の替え玉騒動へ巻き込まれていく。

爽やかな南国番組を撮るはずが、
伊織と耕平の本性は簡単には隠せない。
美しい海を背景にしても、
酒と嘘と仲間同士の足の引っ張り合いが止まらない。

一方で水中へ入れば、
Season1から続いてきた伊織の変化が見えてくる。
泳げず、水を怖がり、
ダイビングから逃げようとしていた伊織。

その伊織が今では、
千紗や仲間と一緒にパラオの海へ潜り、
珊瑚礁や魚の群れを同じ水中で見ている。

千紗の母・紗耶華も登場し、
千紗が海を愛する背景と、
長く離れていた親子の距離まで描かれる。

Season3の原作範囲を追うと、
帰省編。
パラオ編。
千紗の家族。
愛菜の恋心。

それぞれが別々の騒動ではなく、
これまでのSeasonで積み重ねた関係を、
次の段階へ進める出来事としてつながっている。

そのため、
Season3を原作で最初から読みたい場合は、
12巻から入るのが最も分かりやすい。

Season2の無人島キャンプを細かく読み返したい場合は、
11巻から始めれば、
千紗と伊織が互いを異性として意識した流れまで確かめられる。

どこまでアニメ化されても、最終話が入った巻から読む方が抜けを防げる

Season3が原作の何巻まで進むのかは、
現時点では正式に確定していない。
放送の進み方から見ると、
13巻のパラオ編だけで終わる可能性は低い。

パラオから帰国した後には、
愛菜の伊織への好意が周囲へ知られ、
大学内の恋愛関係がさらに動き始める。

愛菜は長く伊織を想いながら、
千紗との関係を気にして踏み込めなかった。
だが感情が周囲へ伝われば、
これまでのように何もない顔ではいられなくなる。

さらに先では、
毒島桜子も伊織へ強く近づいてくる。
待ち続ける愛菜と、
自分から奪いに行く桜子。

その間にいる千紗も、
伊織を単なる従兄や偽の恋人として扱えなくなっていく。
Season3が14巻以降へ入れば、
この恋愛の変化まで触れる可能性が出てくる。

過去シリーズと同程度の進行量なら、
Season3の到達点は16巻前後が候補になる。
ただしパラオの海や親子の場面を厚く描けば、
15巻付近で止まることも考えられる。

反対に短い騒動を速い間隔でつなげれば、
16巻より先へ進む可能性も残る。

大切なのは、
最終回が何巻の最後で終わるとは限らないことになる。
原作一冊の途中にある話を使い、
続きが気になる場面でSeasonを閉じる場合もある。

そのためアニメ終了後に原作の続きを買うなら、
最終話の次の巻から読むより、
最終話が収録されている巻から読む方が確実になる。

アニメでは、
短い会話や小さな騒動が省かれることがある。
伊織が誰の言葉へ反応したのか。
千紗がどの場面で黙ったのか。
愛菜がなぜ一歩引いたのか。

こうした細かな場面は、
後の恋愛や友情へ残っていく。
巻の途中を飛ばすと、
人物の態度が急に変わったように見えることもある。

『ぐらんぶる』は、
大きな事件だけで進む作品ではない。
飲み会の最中に漏れた本音。
海へ潜る直前の不安。
仲間を助けるための何気ない行動。

笑いへ変えられた一場面が、
後から伊織と千紗、
愛菜や耕平の関係へ効いてくる。

だからSeason3の続きを読む場合も、
到達巻の冒頭から読み直す方が、
アニメで見た流れを崩さず原作へ移れる。

結論として、
ぐらんぶる Season3の原作は12巻から始まる。

どこまでアニメ化されるかは未確定だが、
過去の進行量と現在の展開を考えると、
15巻から16巻前後が有力な範囲になる。

Season2直後から追うなら12巻。
Season3終了後から追うなら、
最終話が入った巻の最初から読む。

この選び方なら、
伊織の帰省、
パラオの海、
千紗の家族、
愛菜の恋心まで、
途中の積み重ねを落とさず楽しめる。

ぐらんぶるまとめ

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