アニメ第11話の老デウスは、原作イラストで抱かれやすかった屈強な老戦士・歴戦の魔術師という印象より、頬が落ちて身体も細い“消耗し切った老人”として強く映る。
しかし老デウスは弱い老人になったわけではなく、未来で魔術研究と戦闘を重ねたルーデウス本人であり、過去転移で身体を壊しながら現在へたどり着いた最期の姿として見ると、アニメ版の痩せ方にも別の見え方が出てくる。
第1章 老デウスの見た目は原作と違う?第11話ではかなり痩せて描かれた
原作より「歴戦の老戦士」ではなく「消耗し切った老人」に見える
『無職転生Ⅲ』第11話「ターニングポイント4」で、
ヒトガミの助言に従おうとしたルーデウスの前へ、
突然一人の老人が現れる。
白髪。
深く刻まれた皺。
落ちた頬。
細い首と肩。
原作の老デウスを知る人ほど、
第一印象は「思ったより痩せている」になりやすい。
原作イラストの老デウスは、
老人でありながら、
長年戦い続けてきた魔術師らしい圧が強い。
白髪と髭。
険しくなった顔。
鋭い視線。
若いルーデウスより明らかに老いている一方、
「弱った老人」より、
「何十年も死線を越えた老戦士」に見えやすい。
ところが第11話のアニメ版は、
その強者感を体格ではあまり押し出さない。
頬がこけ、
首回りにも厚みがなく、
立っている身体そのものが細い。
若いルーデウスと同じ人物とは思えないほど老化が進み、
原作より「すべてを使い切ってここまで来た老人」
という印象が前へ出ている。
ただし、
これは老デウスが原作より弱く変更された、
という話ではない。
目の前にいる老人は、
未来で戦っていた時期の老デウスをそのまま連れてきた姿ではない。
数十年後まで生き、
さらに時間を遡る術を完成させ、
現在のルーデウスへ警告するため、
身体へ大きな負担をかけて過去へ到達した直後になる。
だから第11話で見えているのは、
老デウスの全盛期ではなく、
人生の最後に近い姿。
未来で長期間戦い、
魔術研究を続け、
最後には通常では不可能な時間移動まで実行する。
その結果として身体が限界まで消耗しているなら、
アニメ版の痩せた外見も、
老デウスが置かれた状態とは矛盾しない。
むしろ第11話では、
この「弱々しく見えること」が重要になる。
現在のルーデウスは、
シルフィ。
ロキシー。
子供たち。
ラノアで築いた家庭。
ようやく手に入れた生活を持っている。
そこへ数十年後の自分が、
別人のように老け込んだ姿で現れる。
第2期までのルーデウスは、
何度も人生を立て直してきた。
第1期では魔力災害によって魔大陸へ飛ばされ、
エリスとルイジェルドと共に故郷を目指す。
第2期ではエリスとの別離から深く落ち込みながら、
ラノア魔法大学でシルフィと再会。
結婚し、
家族を作り、
失った生活を少しずつ取り戻した。
だからこそ、
第11話の老デウスは怖い。
単なる「未来の老人」ではなく、
視聴者が第1期から追ってきたルーデウス本人が、
現在とは全く違う人生を通った末の姿だからだ。
頬の痩せ方。
伏せ気味の表情。
疲労を感じさせる身体。
外見だけで、
この先に普通ではない未来が存在することを伝えている。
原作とアニメでは「老デウスのどの部分を強く見せるか」が違う
老デウスの外見を比べる時、
単純に原作とアニメのどちらが正しいか、
という見方だけでは足りない。
同じ未来ルーデウスでも、
原作イラストと第11話では、
最初に視聴者へ見せたい部分が少し違う。
原作では、
長い未来を生き抜いた強者としての印象が強い。
アニメでは、
その未来を生きた代償が身体へ強く出ている。
原作の老デウスは、
現在のルーデウスより長く魔術を研究している。
若い頃から持っていた膨大な魔力量。
無詠唱魔術。
戦闘中の判断。
さらに未来で積み上げた研究成果。
身体が老いても、
魔術師としては現在よりはるか先まで進んだ人物になる。
この点だけを見ると、
原作イラストの強者感はかなり納得しやすい。
年齢を重ね、
何度も戦い、
敵を追い、
魔術を研究し続けた。
若いルーデウスの柔らかい顔つきが消え、
目付きも表情も険しくなる。
原作の老デウスは、
「未来のルーデウスはここまで変わるのか」
という驚きを強く与える姿になる。
一方、
アニメ第11話で先に伝えたいのは、
未来の老デウスがどれほど強いかではない。
今のルーデウスが、
このまま何も知らず地下室へ向かった先に、
どれほど悲惨な未来が待っているのか。
その未来を、
説明より先に一人の老人の身体で見せることになる。
現在のルーデウスと並べると、
差はさらに大きい。
若いルーデウスにはまだ身体の厚みがあり、
家族と暮らし、
日常へ戻れる場所もある。
その同じ人物が、
数十年後には白髪になり、
顔がこけ、
身体まで痩せて、
過去の自分を止めるために現れる。
見た瞬間に、
「何があればここまで変わるのか」
という疑問が生まれる。
原作で目立つのは、
長年生き抜いた老魔術師としての迫力。
アニメで目立つのは、
長年生き抜いた結果として残った消耗。
方向は違っていても、
どちらも老デウスの人生を表している。
だから「原作と見た目が違う」という反応は自然だが、
アニメ版だけが老デウス像から外れているわけでもない。
むしろ第11話では、
痩せて見えるほど、
現在のルーデウスとの落差が強くなる。
幸福な家庭を手に入れつつある青年。
すべてを失った未来から戻った老人。
二人が同じ人物だと分かった瞬間、
老デウスの外見そのものが、
この先に起こり得る未来への警告になる。
第2章 原作の老デウスはどんな姿?歴戦の魔術師らしい強者感がある
老デウスはただ歳を取ったルーデウスではなく、数十年戦い続けた未来の本人
老デウスを、
「現在のルーデウスをそのまま老人にした姿」
と考えると、
原作で感じる強者感が分かりにくい。
この人物は、
今のルーデウスから数十年後まで生き、
その間も魔術研究と戦闘を続けた未来の本人。
年齢だけでなく、
経験量そのものが現在とは違う。
もともとルーデウスは、
身体能力だけで戦う人物ではない。
第1期の魔大陸でも、
エリスのように剣で敵へ突っ込むわけではなく、
ルイジェルドのように近接戦で圧倒するわけでもない。
敵との距離。
魔術の射程。
味方の位置。
相手の動き。
複数の条件を見ながら、
無詠唱魔術を撃ち分けて戦っている。
第1期第21話「ターニングポイント2」では、
赤竜の下顎でオルステッドと遭遇。
ルイジェルドとエリスが簡単に退けられ、
ルーデウス自身も絶体絶命になる。
それでも魔術を重ね、
最後まで攻撃手段を探し続ける。
身体能力で負けても、
魔術と判断で勝ち筋を作ろうとするのが、
ルーデウスの基本的な戦い方になる。
第2期以降も、
この性質は変わらない。
ラノア魔法大学では、
単純に強敵を倒すことだけでなく、
魔術。
召喚。
転移。
魔道具。
各分野の知識へ触れていく。
ナナホシやザノバとの交流も、
後のルーデウスが研究者として成長していく土台になる。
老デウスは、
そのルーデウスがさらに数十年先まで進んだ姿。
現在より長く魔術を使い、
長く戦闘を経験し、
長く研究を続けている。
若い頃には存在しなかった技術まで身につけ、
自分自身の弱点を研究で埋めていく。
老人だから弱くなった、
という一方向の変化ではない。
だから原作イラストでは、
身体が老いていても、
「強者の老人」という印象が出る。
白髪。
髭。
深い皺。
若いルーデウスにはなかった険しい目。
長年生きてきた人物の顔になっている一方、
ただ衰弱した老人には見えない。
何度も戦い、
何度も生き残った人物の圧が残っている。
ここが、
第11話のアニメ版と最も印象が分かれるところ。
アニメでは細い首や頬のこけ方が目立ち、
今にも倒れそうな消耗が先に見える。
原作では、
未来で力を積み上げた老魔術師としての印象が強い。
同じ人物でも、
視聴者が最初に拾う情報が違っている。
ただし原作の老デウスも、
幸福に歳を取った老人ではない。
現在のルーデウスが、
シルフィやロキシーと食卓を囲み、
子供たちのいる家へ戻るのとは違う。
未来では、
家族。
仲間。
人間関係。
それまで積み上げてきたものを次々に失い、
ヒトガミを追い続ける人生へ進む。
その年月が、
老デウスの険しい顔へ残っている。
アニメ版は身体の痩せ方。
原作版は顔つきと強者感。
見せ方は異なるが、
どちらも「普通に歳を取ったルーデウス」ではない。
何十年も戦い続けた未来ルーデウスだからこそ、
現在とは別人に見えるほど変わっている。
痩せた身体と老デウスの強さは矛盾しない
第11話を見て、
老デウスが想像以上に細かったため、
「この姿で本当に強いのか」
と感じた人もいる。
しかしルーデウスの場合、
筋肉量と戦闘力をそのまま結びつけることはできない。
若い頃から、
強さの中心は魔力と魔術技術にある。
ルーデウスには、
剣士たちが使う闘気をまとえない弱点がある。
エリス。
ルイジェルド。
オルステッド。
近接戦闘の強者と比べれば、
本人の肉体性能だけで押し切る戦い方には向かない。
だからこそ、
遠距離魔術。
無詠唱。
魔眼。
装備。
研究成果。
複数の手段を組み合わせて弱点を補っていく。
第1期のオルステッド戦でも、
ルーデウスは相手の身体へ直接殴り勝とうとはしていない。
距離を取る。
魔術を撃つ。
威力を上げる。
相手が対処すれば、
さらに別の攻撃を試す。
その延長線上で、
未来のルーデウスはより高度な魔術研究へ進んでいく。
つまり老デウスが細くても、
強者であること自体はおかしくない。
身体は老化する。
筋力も落ちる。
一方で、
魔術知識。
戦闘経験。
研究成果。
敵への対処法は増えていく。
ルーデウスという人物では、
この二つが同時に進行する。
さらに第11話の老デウスは、
未来で戦っていた普段の状態とも違う。
数十年後まで生きた後、
時間を遡る魔術を実行。
現在のルーデウスが生きる時代まで戻り、
地下室へ向かう行動を止めようとする。
そこまで到達した時点で、
身体にはすでに大きな代償が出ている。
だから、
原作の老戦士らしい姿と、
アニメの痩せた老人像は、
どちらか一方しか成立しないわけではない。
未来で戦っていた老デウスは、
現在のルーデウスより遥かに経験豊富な魔術師。
その人物が、
最後に時間移動まで実行して身体を消耗した姿が、
第11話で現れた老デウスになる。
この順番で見ると、
アニメ版の細さもかなり見え方が変わる。
弱いから痩せているのではない。
長い未来を戦い抜き、
さらに最後の目的のため、
残された身体まで使って過去へ戻った。
強さを積み上げた老人が、
その強さでも救えなかった未来を背負って現れた姿になる。
原作で感じるのは、
「ここまで強くなった未来のルーデウス」。
アニメ第11話で感じるのは、
「ここまで壊れた未来のルーデウス」。
一見すると違う二つの印象が、
老デウスという一人の人物の中で同時に成立している。
第3章 なぜアニメ版の老デウスはあれほど痩せて見えたのか
※ここから先は、老デウスが未来から来た方法や身体の状態について、アニメ第11話より先の内容に触れます。
第11話に現れたのは全盛期ではなく、過去転移で身体まで使い切った最後の老デウス
第11話の老デウスが、
原作イラスト以上に痩せて見える最大の材料は、
登場した時点ですでに普通の状態ではないこと。
約五十年後まで生きた未来ルーデウスが、
自分で研究した過去転移魔術を使い、
地下室へ向かう直前の自分まで戻ってきた。
つまりアニメで最初に見える老デウスは、
未来で活動していた普段の姿ではなく、
最後の時間移動を終えた直後になる。
過去転移は、
ナナホシが使ってきた転移魔法陣のように、
目的地を設定して安全に移動できる完成した術ではない。
未来のルーデウスが長い年月をかけて研究し、
まだ誰も完成させていない領域へ踏み込んだ魔術。
約五十年もの時間を遡るため、
老デウスは膨大な魔力だけでは足りず、
自分の身体まで代償として失っている。
現在へ到着した老デウスは、
若いルーデウスへ警告を伝えている間にも、
急速に生命を失っていく。
身体の内部は正常な状態ではなく、
時間転移に必要な力へ肉体まで使われてしまった。
そのため第11話で頬が落ち、
首や肩まで細く見える姿は、
単なる老化だけで説明する必要がない。
この点は、
第2期第9話「白い仮面」から始まった転移研究ともつながる。
ルーデウスはフィットア領転移事件を調べる中で、
転移と召喚に共通点があると考え、
ラノア魔法大学でサイレント・セブンスターを訪ねる。
そこで再会したナナホシは、
ルーデウスとは違って日本から身体ごと転移してきた人物だった。
第2期第10話では、
二人で転移事件と召喚魔術について研究を進める。
ナナホシは元の世界へ戻る方法を探し、
ルーデウスは転移事件の正体へ近づこうとする。
当時のルーデウスにとって転移は、
まだ他人の研究へ参加して学ぶ対象。
自分一人で時間そのものを越えるなど、
想像すらしていない段階だった。
そこから約五十年。
老デウスは、
召喚。
転移。
魔法陣。
古代の魔術知識。
世界中を巡って得た情報を積み上げ、
最後には過去へ自分自身を送り込む。
第2期でナナホシの研究室へ足を運んでいた青年が、
未来では不完全ながら時間転移を成立させるところまで進む。
だからアニメ第11話の細い身体には、
老化だけではなく、
長い研究の到達点まで重なっている。
普通に七十歳近くまで暮らし、
穏やかに歳を取ったルーデウスではない。
家族を失った後も数十年研究を続け、
最後には自分の肉体を失ってでも、
過去へ警告を届ける方法を完成させたルーデウスになる。
現在のルーデウスから見ると、
その落差はさらに大きい。
第3期ではナナホシのドライン病を治すため、
ペルギウスの知識を借り、
ソーカス草を探し、
アトーフェの領域まで足を運んだ。
まだ仲間と相談し、
家族のいる家へ帰り、
誰かを救うために動ける人生を送っている。
しかし未来の老デウスは、
その同じ身体で数十年後まで進み、
最後には自分自身を救うため、
過去の自分の前へ戻る。
若いルーデウスへ残された時間と、
老人になった自分に残された時間。
第11話では二人を同じ部屋へ置くだけで、
未来の差が身体そのものに現れている。
「弱々しくした」のではなく、すべてを失った未来を外見だけでも伝えられる姿になっている
老デウスの顔が、
原作より少し細く見えるだけなら、
単なるキャラクターデザインの差で終わる。
しかし第11話では、
頬。
首。
肩。
姿勢。
皺。
白髪。
複数の要素を重ねて、
現在のルーデウスとは別人生を送った人物だと見せている。
第2期第24話「嗣ぐ」の頃、
ルーデウスはパウロを失った痛みを抱えながらも、
ロキシーを新たな家族として迎え、
シルフィとも向き合い、
これから家族を守って生きる方向へ踏み出した。
第3期では、
その家庭がさらに大きくなり、
ルーデウスが帰る場所もはっきりしている。
だから未来の本人を、
堂々とした屈強な老人だけで見せるより、
現在の幸福と正反対の姿にした方が、
「この先で何かが壊れる」という情報が早く伝わる。
今のルーデウスが持っているものを、
この老人は持っていない。
身体の痩せ方そのものが、
数十年間に失ったものの多さを想像させる。
原作でも、
老デウスが歩いたのは、
大切な人を次々に失う未来。
魔術師としては成長し、
現在では使えない技術を身につけても、
人生そのものは幸福から遠ざかっていく。
強くなればなるほど、
若い頃に守りたかったものは戻らない。
第11話の老デウスが、
立派な老人というより、
消耗し切った人物に見えるのは、
この未来と相性がいい。
戦闘力を見せる場面ではなく、
人生を失敗した本人が、
まだ間に合う過去へ最後の警告を持ってきた場面。
ここでは筋肉より、
「ここまで壊れてでも来た」
と分かる身体の方が重要になる。
第4章 痩せていても老デウスは弱くない|現在のルーデウスより遥かに進んだ魔術師
ルーデウスは幼少期から、身体ではなく魔術と工夫で強敵との差を埋めてきた
老デウスの身体が細いと、
どうしても戦闘能力まで落ちて見える。
しかしルーデウスの場合、
体格だけで強さを測ると、
第1期からずっと実像とずれる。
この人物は幼少期から、
筋力ではなく魔力量と魔術技術を伸ばしてきた。
第1期第2話「師匠」では、
ロキシーから本格的に魔術を習い、
幼い段階で無詠唱による魔術を使っている。
年齢相応の小さな身体でも、
水魔術を反復し、
魔力を使い切っては回復させ、
普通の子供とは比較できない魔力量を育てていく。
ルーデウスの強さは、
最初から肉体の大きさとは一致していない。
魔大陸へ飛ばされた後も同じ。
エリスは剣。
ルイジェルドは槍と身体能力。
ルーデウスは遠距離から魔術を使い、
相手の位置や仲間の動きを見て戦う。
三人の中で身体能力が最も低くても、
デッドエンドの戦力として成立していたのは、
魔術の射程と威力を持っていたからになる。
その差が最もはっきり出たのが、
第1期第21話「ターニングポイント2」。
赤竜の下顎で龍神オルステッドと遭遇し、
ルイジェルドが退けられ、
エリスも止められ、
最後にルーデウスが魔術で抵抗する。
近接戦では相手にならない。
それでも距離を作り、
魔術の出力を上げ、
最後まで攻撃方法を変え続けた。
結果として、
オルステッドには届かなかった。
それでも重要なのは、
ルーデウスが負けた後に、
「もっと身体を鍛えれば勝てる」
という方向だけへ進まなかったこと。
魔術。
装備。
知識。
研究。
自分に不足する部分を、
別の手段で補う道へ進み続ける。
第2期第6話「死にたくない」では、
ラノア魔法大学でザノバと再会。
怪力を持つザノバが、
力が強すぎて繊細な人形制作をできないため、
ジュリを迎え、
人形と魔術の研究を進めていく。
ここでもルーデウスは、
単なる冒険者から、
技術を作る側へ少しずつ変わっている。
第2期第9話ではナナホシと再会し、
召喚と転移の研究へ参加。
ザノバとは人形。
ナナホシとは魔法陣。
クリフとも魔道具や魔術知識で関わる。
若いルーデウスの時点で、
戦闘以外の研究経験が大量に蓄積されている。
未来の老デウスは、
この延長を約五十年続けた人物になる。
未来では重力魔術や過去転移まで研究し、細い身体とは反対に手札が増えている
老デウスが現在のルーデウスと大きく違うのは、
単純に五十年分の戦闘経験が増えたことだけではない。
未来では、
今のルーデウスが扱えない魔術まで研究している。
代表的なのが重力に関わる魔術。
さらに電撃。
声を利用する魔術。
治癒。
そして最後には過去転移まで到達する。
現在のルーデウスは、
すでに同年代の魔術師としては非常に強い。
膨大な魔力量。
無詠唱。
岩砲弾。
電撃。
魔眼。
遠距離からの大規模魔術。
それでも近接戦に入られると弱く、
闘気をまとえないという弱点も残っている。
老デウスは、
その欠点を何十年も放置した人物ではない。
身体能力で剣士へ勝てないなら、
魔術で身体を補う。
既存の魔術で届かないなら、
新しい術を研究する。
相手が近づく前に戦況を変える。
若い頃から続いていた、
「足りないものを別の手札で埋める」
という戦法を極端なところまで進めている。
ここで第1期第21話のオルステッド戦が、
老デウスを見る材料として効いてくる。
当時のルーデウスは、
オルステッドが何者かも知らず、
圧倒的な能力差を前にして何もできなかった。
ルイジェルドとエリスが倒れ、
自分も胸を貫かれる。
世界には、
工夫だけでは届かない怪物がいると知った戦いだった。
それから長い年月を経た未来では、
ルーデウス自身が、
若い頃には存在しなかった魔術や装備を作る側へ進む。
老デウスが強いのは、
年齢を重ねて突然肉体が強くなったからではない。
第1期から何度も見えていた、
敗北したら考える。
知らなければ調べる。
足りなければ作る。
というルーデウスの性質が、
数十年積み重なった結果になる。
そのため、
アニメ第11話の痩せた姿と、
未来で到達した実力は矛盾しない。
むしろ老デウスほど、
見た目と実力の差が大きい人物になる。
身体は老いる。
頬も落ちる。
時間転移によって生命まで削られる。
それでも頭の中には、
現在のルーデウスが知らない数十年分の魔術知識が残っている。
第11話だけを見ると、
部屋へ現れた弱々しい老人。
原作の未来まで見ると、
現在のルーデウスより遥か先へ進んだ魔術師。
この二つを一緒に見ると、
老デウスの外見がさらに異様に見えてくる。
あれほど痩せ、
死の直前まで追い込まれているのに、
中身は若いルーデウスより何十年も先にいる。
だから、
「原作より細いから弱そう」
だけで終わらせると、
老デウスの面白さを半分しか見ていない。
第11話で見えている身体は最後の残骸。
そこへ至るまでに積み上げた魔術と経験は、
現在のルーデウスより遥かに厚い。
外見では最も弱々しい時に、
魔術師としては最も遠くまで進んだルーデウスが現れたことになる。
第5章 若いルーデウスと比べると老デウスの顔には何が残っている?
別人のように老けても、目元や表情にはルーデウス本人の面影が残っている
第11話の老デウスは、
白髪。
深い皺。
落ちた頬。
細くなった首。
現在のルーデウスとは、
一目では同一人物と思えないほど老け込んでいる。
それでも顔をよく見ると、
目元や眉の形、
鼻筋などには若いルーデウスの面影が残る。
ここが、
ただの「謎の老人」とは違うところ。
第1話から見てきたルーデウス本人が、
何十年も先まで生きた姿になる。
現在はまだ青年。
表情にも柔らかさがあり、
シルフィやロキシー、
子供たちの前では父親としての顔も見せる。
その人物が、
未来では目付きまで険しくなっている。
第3期第3話「帰ってきた日常」では、
ロキシーを第二の妻として迎え、
シルフィ。
娘ルーシー。
ノルン。
アイシャ。
家族と穏やかな生活を再開している。
ラノア魔法大学へ戻り、
ロキシーを妻として周囲へ紹介。
現在のルーデウスには、
帰る家と待っている家族がはっきり存在する。
この日常を見た後だから、
老デウスの顔がさらに異様に映る。
同じルーデウスなのに、
家庭を持つ青年の柔らかさが消え、
長期間眠れなかったような疲労。
警戒を解かない鋭い目。
感情を表へ出さない硬い表情。
年齢だけでは説明しにくい変化が、
顔全体に刻まれている。
ただし、
ルーデウスが大きな喪失で顔つきまで変わる人物だという兆候は、
過去にも何度か出ている。
第1期第23話「目覚め、一歩、」では、
エリスが手紙を残して去った後、
ルーデウスは再び部屋へ閉じこもる。
異世界へ転生してから積み重ねた自信まで崩れ、
前世の引きこもり時代へ戻ったような状態になる。
第2期序盤でも、
エリスとの別離を引きずったまま、
北方大地で冒険者として活動。
戦闘では結果を出していても、
以前のような明るさは薄い。
人との関係を作り直し、
ラノア魔法大学へ入り、
シルフィと再会するまで、
精神的には長い停滞を経験している。
さらに第2期第22話「親」から第23話「帰ろう」では、
転移迷宮でマナタイトヒュドラと戦い、
母ゼニスを救出する代わりに、
自分の左腕と父パウロを失う。
救出そのものには成功した。
しかしパウロは死亡。
ゼニスも以前の状態では戻らない。
ルーデウスは、
目的を果たしても大切な人を失う現実を初めて強烈に味わう。
第23話では、
その喪失を受け止められず、
宿で沈み込む。
普段なら状況を考え、
次の行動へ移るルーデウスが、
何をしても父親は戻らない現実の前で止まる。
ここで見える顔は、
第11話の老デウスへつながる小さな予告にも見える。
老デウスは、
この程度の喪失を一度経験しただけではない。
未来では、
現在ルーデウスを支えている人々を次々に失う。
だから老化だけでなく、
何十年分もの後悔や執念が顔へ重なる。
原作よりアニメの方が痩せて見えるとしても、
その険しい表情自体は、
これまでのルーデウスから切断されたものではない。
第1期から続いた「失うと崩れるルーデウス」が極端な未来まで進んだ姿になる
ルーデウスは、
強敵に負けた時より、
大切な人を失った時の方が深く崩れる。
第1期のオルステッド戦では、
胸を貫かれて死にかけても、
蘇生後は再び旅を続けた。
しかしエリスが去った時は、
戦闘能力とは無関係に精神を失速させている。
パウロの死も同じ。
マナタイトヒュドラを倒した。
ゼニスも救出した。
戦闘としては目的を達成している。
それでも父を失った事実によって、
ルーデウス自身は簡単に立ち直れなくなる。
彼にとって人生を支える中心は、
強さそのものではなく、
周囲との関係にある。
第2期第24話「嗣ぐ」では、
半年ぶりに家へ帰り、
シルフィたちへ転移迷宮で起きたことを伝える。
パウロの死。
ゼニスの状態。
ロキシーとの関係。
自分一人では抱え切れなかった出来事を、
家族へ話し、
それでも再び家庭へ戻る。
現在のルーデウスが立ち直れているのは、
一人ではないから。
シルフィ。
ロキシー。
ノルン。
アイシャ。
子供たち。
ザノバやクリフ。
ナナホシ。
周囲との関係が、
何度もルーデウスを現在へ引き戻してきた。
老デウスの姿が、
現在とは別人のように見えるのは、
この支えを失った未来だからこそ。
顔の皺は年齢で増える。
白髪も老化で説明できる。
しかし険しい目付き。
痩せた頬。
余裕のない表情まで含めると、
数十年間の生活そのものが変化したことが見えてくる。
だからアニメ版老デウスの顔は、
若いルーデウスから突然生まれた別人格ではない。
第1期でエリスを失った時。
第2期でパウロを失った時。
大切な人との別れで一気に崩れたルーデウスが、
さらに大きな喪失を何度も経験した先。
その延長線上に、
第11話の老人が立っている。
第6章 老デウスがこんな姿になるまで未来で何があった?
※ここから先は、老デウスが経験した未来と主要人物のその後について、アニメ第11話より先の内容に触れます。
地下室をきっかけにロキシーを失い、そこから現在の家族関係が崩れていく
老デウスの外見を、
年齢や過去転移の負担だけで説明すると、
まだ一番大きな部分が残る。
この未来のルーデウスは、
現在のルーデウスが持っている大切な人々を、
次々に失っている。
原作15巻でも、
未来の自分が歩んだのは、
大切な人をすべて失ってしまう人生として示されている。
最初の大きな分岐になるのが、
第11話で老デウスが止めた地下室。
現在のルーデウスは、
ヒトガミから地下室を確認するよう助言され、
その言葉に従おうとする。
老デウスが現れなかった未来では、
ルーデウスは地下室へ行き、
その後の小さな出来事が、
家庭を破壊する悲劇へつながっていく。
中心になるのがロキシー。
第2期転移迷宮編では、
ルーデウスが迷宮内部でロキシーを発見し、
命を救っている。
第23話ではパウロを失ったルーデウスを、
今度はロキシーが精神面で支える。
第24話ではラノアへ戻り、
シルフィにも受け入れられ、
第二の妻としてグレイラット家へ入る。
第3期第3話では、
その生活が実際に始まっている。
ロキシーは魔法大学で教壇に立ち、
ルーデウスも妻として紹介。
第11話直前には、
ナナホシのドライン病を救うため、
ルーデウス自身が遠方まで動いている。
今のルーデウスは、
大切な相手を失わないために行動できる側にいる。
ところが老デウスの未来では、
そのロキシーを救えない。
地下室にいたネズミをきっかけに、
ロキシーが魔石病へ感染。
治療方法へ辿り着けないまま症状が進み、
最後には死亡する。
現在のルーデウスにとって、
師匠。
妻。
転移迷宮で再会した大切な相手。
複数の関係を持つロキシーを、
未来では自分の目の前で失うことになる。
ここからルーデウスは、
ヒトガミへの疑念と怒りを強める。
しかも一人を失って終わらない。
ロキシーの死を起点に、
家庭。
仲間。
政治的な立場。
周囲との関係まで連鎖的に壊れていく。
現在なら誰かへ相談して立ち直れるルーデウスが、
未来では少しずつ孤立していく。
第2期第23話で、
パウロ一人を失っただけでも、
ルーデウスは動けなくなった。
それでもロキシーがいた。
帰宅すればシルフィがいた。
ノルンとアイシャもいた。
第24話では家族へ話し、
再び生活を始めることができた。
老デウスの未来では、
その「立ち直らせてくれる人」が順番に消えていく。
この違いが、
第11話の顔へつながる。
現在のルーデウスは、
悲劇が起きても誰かに引き戻されてきた。
未来のルーデウスは、
悲劇が起きるたびに支えまで失う。
白髪と皺だけなら加齢。
痩せた頬と険しい表情まで見ると、
何十年も続いた孤独の結果として見えてくる。
魔術師として強くなるほど、人生では取り戻せないものが増えていった
老デウスの未来が厳しいのは、
本人が弱かったからではない。
むしろ逆。
時間が進むほど、
ルーデウスは魔術師として強くなる。
戦闘経験を積み、
新しい魔術を研究し、
現在にはない技術へ到達。
最後には過去へ移動する術まで完成させる。
それでも、
死んだ人間を元へ戻すことはできない。
ここが老デウスの姿を考える時に重要になる。
第1期では、
強い魔術があれば敵を倒せる場面が多かった。
魔大陸でも、
魔術によって危機を抜ける。
しかし人生が進むほど、
戦闘に勝つだけでは解決しない問題が増えていく。
第2期第22話のマナタイトヒュドラ戦が、
その代表になる。
ルーデウスたちはヒュドラを倒した。
ゼニスの救出にも成功。
戦闘結果だけなら勝利。
それでもパウロは戻らない。
自分の左腕も失う。
ゼニスも以前と同じ状態ではない。
勝っても失うことがあると、
ルーデウスは初めて突きつけられる。
老デウスの未来では、
これが何度も繰り返される。
魔術師として強くなる。
敵を倒せるようになる。
新しい術も完成する。
しかし、
ロキシー。
シルフィ。
エリス。
ザノバ。
現在の人生を形作っている人々との関係は、
強さだけでは守れない方向へ崩れていく。
だから老デウスは、
強くなった未来ルーデウスであると同時に、
人生では敗北し続けたルーデウスでもある。
ヒトガミへの復讐を求め、
研究を重ね、
何十年も生き延びる。
それでも過去に起きた悲劇そのものは消せない。
最後に選んだのが、
未来を修復することではなく、
悲劇が始まる前まで戻る方法だった。
第11話で若いルーデウスの前へ現れた時、
老デウスが持っている最大の武器は、
強力な魔術ではない。
「この先で何が起きるかを知っていること」。
自分が何を失い、
どこで間違え、
どの助言を信じた結果として人生が壊れたのか。
数十年分の失敗そのものを、
若い自分へ渡しに来ている。
その姿が、
原作より痩せているように見えることにも、
強い説得力が生まれる。
魔術師としては、
現在より遥かに先へ進んだ。
しかし身体は老い、
家族を失い、
最後には自分の生命まで使って過去へ戻る。
得た力と失った人生が、
完全に逆方向へ進んだ人物になる。
だから老デウスの見た目は、
単なる未来ルーデウスの老化表現ではない。
第1期から何度も大切な人に救われ、
第2期で家庭を取り戻し、
第3期でその生活を守ろうとしている現在のルーデウス。
その支えをすべて失った場合、
同じ人物がどこまで変わってしまうのか。
第11話の痩せた老人は、
その答えを身体ごと若い自分へ突きつけている。
第7章 原作とアニメで違って見えるからこそ、老デウスの姿が未来への警告になる
原作は「強くなった未来」、アニメは「壊れた未来」が先に見える
老デウスの見た目を、
原作とアニメで比べると、
一番大きいのは、
どちらが正しいかではなく、
何を最初に伝えているかの違いになる。
原作イラストでは、
何十年も戦い続けた魔術師としての風格が強い。
一方のアニメ第11話では、
その人生を生きた代償として、
痩せた頬と細い身体が先に目へ入る。
原作で見えやすいのは、
現在のルーデウスより遥かに多くの経験を積み、
魔術研究でも先へ進んだ未来の姿。
白髪。
髭。
深い皺。
険しい視線。
年老いてもなお、
ただ衰えただけではない人物だと分かる。
長年戦ってきた老魔術師としての圧がある。
アニメ版で強く出るのは、
その強さを得るまでに失ったもの。
頬は落ち、
肩や首も細い。
立っているだけでも、
現在のルーデウスとは違う時間を生きた人物に見える。
しかも第11話では、
若いルーデウスと同じ場面に立つため、
二人の差が一度に見える。
現在のルーデウスには、
まだ生活がある。
家へ帰れば、
シルフィ。
ロキシー。
子供たち。
ノルン。
アイシャ。
家族としてつながっている人々がいる。
ラノア魔法大学では、
ザノバ。
クリフ。
ナナホシ。
長く関わってきた仲間も残っている。
第2期第24話「嗣ぐ」では、
パウロを失い、
ゼニスも以前と同じ状態には戻らない。
それでもルーデウスは、
シルフィやロキシーと向き合い、
家へ戻ることができた。
大きな喪失を経験しても、
人生そのものは終わらなかった。
支えてくれる人が残っていたからになる。
老デウスの未来では、
この構図が逆になる。
大切な人を失う。
立ち直ろうとする。
さらに別の人を失う。
強くなる。
研究を続ける。
それでも失った人は戻らない。
その積み重ねの果てに、
現在のルーデウスとは別人のような老人になっている。
だからアニメ版の痩せ方は、
原作の強者感と対立するものではない。
原作は、
何十年も戦った結果として得た力を感じやすい。
アニメは、
何十年も戦った結果として残った傷を感じやすい。
同じ未来ルーデウスを、
別の角度から見せている。
老デウスの見た目そのものが「このまま進めばこうなる」という警告になっている
第11話の老デウスが強烈なのは、
未来の本人が現れたことだけではない。
現在のルーデウスが、
その老人を自分自身として見ることになる点。
知らない老人なら、
「何があったのか」で終わる。
しかし相手は、
自分が何十年も先まで生きた姿になる。
第1期第21話「ターニングポイント2」では、
オルステッドとの遭遇によって、
ルーデウスは世界に自分より遥かに強い存在がいると知った。
第2期転移迷宮編では、
強さがあってもパウロを救えないことを知る。
そして第3期第11話では、
さらに先の自分自身から、
人生そのものを失敗する未来が存在すると突きつけられる。
ここまで来ると、
老デウスの白髪や皺は、
ただの老化ではない。
痩せた頬。
細い身体。
険しい目。
疲れ切った表情。
すべてが、
今のルーデウスが歩くかもしれなかった未来を、
台詞より先に見せる情報になる。
しかも老デウスは、
弱くなって戻ってきたわけではない。
現在より長く魔術を研究し、
若い頃には使えなかった技術へ到達。
最後には過去転移まで完成させる。
魔術師としては、
むしろ現在より遥かに進んでいる。
それでも人生は救えなかった。
ここが老デウスの見た目で最も重いところ。
強くなれば、
すべて守れるわけではない。
知識が増えれば、
後悔が消えるわけでもない。
時間をかけて研究し、
最後には過去へ戻れるほどの技術を得ても、
その未来で失った人々を直接取り戻すことはできなかった。
だから老デウスが若い自分へ渡したのは、
最強の魔術でも、
未来の武器でもない。
「地下室へ行くな」
という警告と、
自分が歩いた未来の記録。
現在のルーデウスが、
まだ同じ道へ入る前だからこそ、
未来を変える余地が残っている。
原作イラストを知る人には、
「もっと老戦士らしい姿だった」
と感じやすい。
アニメ第11話だけを見る人には、
「思ったより痩せている」
「本当に同じルーデウスなのか」
という驚きが先に来る。
しかし両方を見れば、
老デウスという人物の輪郭はむしろはっきりする。
強くなった。
老いた。
失った。
研究した。
それでも間に合わなかった。
最後に残った手段として、
過去の自分まで戻ってきた。
その全部を一人の身体へ乗せた姿が、
老デウスになる。
だからアニメ版の老デウスは、
原作より痩せて見えるから弱いのではない。
原作とは違う角度から、
未来ルーデウスが払った代償を見せている。
第11話で現れた老人の身体そのものが、
現在のルーデウスへ向けた、
最初で最大の警告になっている。
無職転生Ⅲまとめ
『無職転生Ⅲ』の記事を、第3期の放送範囲・ナナホシと転移事件・ペルギウスと空中城塞・未来ルーデウス・オルステッド・魔導鎧・エリスとの再会・ルーデウスの家族などに分けてまとめています。
ルーデウス、エリス、シルフィ、ロキシー、ナナホシ、ペルギウス、オルステッド、ゼニス、アリエル、クリフ、エリナリーゼなど、気になる人物や物語の謎はこちらから探せます。
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