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【逃げ上手の若君2期】玄蕃を襲った天狗は誰?足利直属「天狗衆」と夏の四の正体

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玄蕃を襲う天狗は、単なる足利方の間者ではなく、高師直が動かす足利直属の忍集団・天狗衆の「夏の四」。
玄蕃が変装と潜入を得意とする「信濃の狐」なら、天狗衆は全国の北条残党を監視し、反乱の兆候を足利へ届ける本格的な諜報部隊で、玄蕃の技を「手品」と呼べるほど格が違います。
そしてこの遭遇は、玄蕃が自分の忍術を鍛え直し、やがて天狗衆そのものを情報戦で欺くまで成長する出発点になります。

  1. 第1章 玄蕃を襲った天狗は誰?正体は足利直属の忍・天狗衆
    1. 第19回の最後に諏訪大社へ入り込んだ天狗面の男は、ただの間者ではない
    2. 玄蕃を襲う天狗は「夏の四」だが、深い正体は原作後半まで伏せておきたい人物
  2. 第2章 天狗衆とは何者?足利側が全国へ放った諜報と追跡の集団
    1. 天狗衆の仕事は戦場で斬ることより、北条残党の動きを先に掴むことにある
    2. 変装だけではない天狗衆の強さが、玄蕃との格の差をはっきり見せる
  3. 第3章 なぜ天狗衆は諏訪大社へ潜入した?北条再興の動きを足利側が探り始めた
    1. 北条泰家が諏訪へ辿り着いた直後だからこそ、足利側の監視が危険になる
    2. 天狗の出現は「足利が時行たちを本気で警戒し始めた」合図でもある
  4. 第4章 玄蕃と天狗は何が違う?「信濃の狐」が初めて本格的な忍との差を知る
    1. 第6回では視覚を欺いて小笠原館へ潜った玄蕃も、同じ忍には簡単に通じない
    2. 「手品」と呼ばれたのは、玄蕃の技に殺される怖さがまだ足りなかったから
  5. 第5章 「夏の四」とは何者?天狗衆の中でも諏訪を任された格上の忍
    1. 夏の四は天狗衆の中でも術に優れ、諏訪監視を任されていた
    2. 「夏の四」は名前ではなく、素顔すら隠したまま仕事をする存在だった
  6. 第6章 天狗面の下には何がある?夏の四の身体そのものに大きな仕掛けがある
    1. 大柄な天狗の身体は本人ではなく、獣の腱を使った「天狗躯体」だった
    2. 天狗躯体の中にいた本体は小柄な少女で、後に「夏」と名乗る
  7. 第7章 夏の四はその後どうなる?玄蕃との因縁は一度きりで終わらない
    1. 中先代の乱では玄蕃が天狗衆を騙し、最初の完敗へきっちりやり返す
    2. 夏の四は敵で終わらず、玄蕃の成長を映す存在としてその後も関わり続ける

第1章 玄蕃を襲った天狗は誰?正体は足利直属の忍・天狗衆

第19回の最後に諏訪大社へ入り込んだ天狗面の男は、ただの間者ではない

第19回の終盤で、
風間玄蕃は諏訪大社の中へ入り込んだ何者かの気配を察知する。
直前まで玄蕃は、
北条泰家の到着によって次の大戦が近いことを感じ、
自分はこのまま逃若党へ残るのかを考えていた。
そこへ突然、
玄蕃と同じ「忍ぶ側」の人間が現れる。

この侵入者こそ、
足利側に属する忍集団・天狗衆の一人になる。
顔には天狗の面。
身体も普通の間者より大きく、
諏訪大社へ入り込んでいるにもかかわらず、
玄蕃に簡単には捕まらない。
むしろ、
追う側だった玄蕃の方が危険へ追い込まれていく。

玄蕃は第5回から、
逃若党の中で潜入と変装を担当してきた。
第6回では、
時行と一緒に小笠原貞宗の館へ潜り込み、
帝から下された綸旨を盗み出そうとしている。
普通の武士には出来ない仕事を、
玄蕃は変装と盗人の技でこなしてきた。

小笠原館では、
市河助房の異常な聴覚に苦しめられた。
姿を変えても、
足音や息遣いまで拾われる。
玄蕃は追い詰められ、
一度は時行を置いて逃げようとするほどだった。
それでも最後には、
綸旨を巡る任務を成功へ持ち込んでいる。

だから玄蕃は、
自分の忍術が弱いとは思っていない。
頼重からも能力を買われ、
時行の郎党として実際に役立ってきた。
顔を変える。
敵へ化ける。
館へ忍び込む。
煙や火を使って追手を惑わせる。
玄蕃には、
玄蕃なりの勝ち方が出来上がっていた。

ところが、
諏訪大社へ現れた天狗は、
その玄蕃より明らかに一段上にいる。
玄蕃が追跡する側だったはずなのに、
実際に接触すると主導権を取れない。
自慢の技を見せても、
相手には通じない。
玄蕃はここで初めて、
同じ忍の世界から自分を圧倒する存在に出会う。

この違いが大きい。
市河助房は、
耳という特殊な能力で玄蕃を追った。
天狗は、
玄蕃と同じように潜入し、
気配を消し、
相手を欺く技を知っている。
その上で、
玄蕃のやり方を見抜いてくる。

だから第19回の天狗は、
ただ次回へ続くために出てきた新しい敵ではない。
玄蕃がそれまで信じてきた
「自分は忍として十分にやれる」
という感覚を崩す相手になる。
第6回で市河に苦戦した時とは、
負け方の質そのものが違っている。

しかも天狗衆は、
諏訪だけを狙う一人の盗人ではない。
足利側が各地へ放っている諜報の手になる。
鎌倉幕府が滅びたあとも、
北条一族やその残党が各地で動いている。
誰が生き残っているのか。
どこで反乱の準備をしているのか。
そうした情報を探るために動いている。

第19回では、
その直前に北条泰家が諏訪へ辿り着いている。
泰家は鎌倉陥落後も生き延び、
東北各地を巡って北条残党と接触してきた人物。
頼重も泰家という新しい味方を得て、
次の戦へ向けて動き始める。
その直後に足利側の忍が諏訪へ現れる。

つまり、
天狗の出現は偶然ではない。
時行たちが鎌倉奪還へ近づくほど、
足利側も北条残党の動きを探り始める。
諏訪大社の中まで敵の目が入り込んだことで、
時行たちの戦いが今までより一段大きくなったことも分かる。

玄蕃が見つけた天狗は、
その最初の警告になる。
小笠原勢だけを見ていればよかった時期から、
足利政権そのものが北条残党を警戒する段階へ入る。
玄蕃はそこで、
逃若党の忍として初めて
「足利側の本職の忍」とぶつかることになる。

玄蕃を襲う天狗は「夏の四」だが、深い正体は原作後半まで伏せておきたい人物

玄蕃の前へ現れる天狗には、
天狗衆の中で使われる呼び名がある。
それが「夏の四」になる。
普通の姓名ではなく、
天狗衆の内部で使われる符号のような呼び方になる。

ただし、
第19回を見た直後の段階では、
ここから先まで一気に知る必要はない。
まず重要なのは、
夏の四が玄蕃より格上の忍であり、
足利側から諏訪へ送り込まれた存在だということ。
そして、
この一度の遭遇で終わる敵ではないことになる。

夏の四は、
玄蕃の変装や潜入を見た上で、
その技を高く評価しない。
玄蕃にとっては、
父から受け継ぎ、
盗人として生きるために磨き、
時行の役にも立ってきた大事な技になる。
それを本格的な忍から、
まだ未熟な物として扱われる。

この出来事は、
玄蕃のその後へかなり強く残る。
第19回の直前まで玄蕃は、
時行のような仇もなく、
救うべき一族もいない自分が、
次の大戦へ残る必要があるのかと迷っている。
ところが夏の四との遭遇で、
玄蕃自身の中へ新しい課題が生まれる。

もっと上手くなりたい。
次は見破られたくない。
自分の技を本物の忍にも通じる物へしたい。
北条再興とは別のところから、
玄蕃自身が戦いへ残る動機が出来始める。
夏の四は、
玄蕃の進路まで変える相手になる。

そのため、
この天狗を単なる敵キャラとして見ると少し足りない。
時行にとって足利尊氏が大きな壁なら、
玄蕃にとって夏の四は、
自分の未熟さを初めて突きつける相手になる。
玄蕃の忍としての成長を見る上でも、
かなり重要な登場になる。

なお、
夏の四の身体や素顔については、
原作でさらに大きな仕掛けが明かされる。
そこまで踏み込むと、
アニメ第19回からかなり先の内容になる。
そのため、
この記事でも詳しい正体は後半で分けて触れる方が自然になる。

第19回の段階で知っておきたいのは、
玄蕃を襲った天狗は足利側の本格的な忍であり、
天狗衆の「夏の四」と呼ばれる人物だということ。
そして、
玄蕃が初めて自分より上の忍と出会ったことで、
この先の技術研究や成長が始まる。
まずはそこが、
あの引きの一番大きなポイントになる。

第2章 天狗衆とは何者?足利側が全国へ放った諜報と追跡の集団

天狗衆の仕事は戦場で斬ることより、北条残党の動きを先に掴むことにある

天狗衆は、
普通の武士集団とは役目が違う。
大軍を率いて戦場へ出るのではなく、
敵より先に情報を掴む。
誰がどこへ逃げたのか。
北条残党がどこへ集まっているのか。
反乱の準備が始まっていないか。
そうした動きを探る。

鎌倉幕府が滅びても、
北条一族が全員消えたわけではない。
時行は諏訪へ逃れた。
泰家も生き延び、
東北各地を動いている。
各地には旧北条方の武士も残る。
足利側から見れば、
いつ反乱が起きてもおかしくない状態になる。

そのため、
戦が始まってから兵を出すだけでは遅い。
誰が生きているかを先に知る。
どこへ集まっているかを探る。
誰と誰が連絡を取っているかを見る。
反乱の兆候を掴めば、
それを足利側へ持ち帰る。
天狗衆は、
そうした裏側の仕事を担う。

諏訪は特に危険な場所になる。
頼重がいる。
時行がいる。
諏訪神党という軍事力もある。
さらに第19回では、
北条泰家まで合流する。
北条再興の中心になり得る人物が、
諏訪へ集まり始めている。

だから、
足利側の忍が諏訪大社へ潜ることにはつながりがある。
時行を直接殺しに来ただけではない。
諏訪で何が始まっているのか。
北条側がどこまで力を蓄えているのか。
誰が集まっているのか。
まず情報を持ち帰る価値が大きい。

これは玄蕃の仕事とも似ている。
第6回で玄蕃が綸旨を盗みに行ったのも、
一枚の紙が戦況へ影響するからだった。
敵の命令や立場を知る。
必要なら盗む。
隠す。
偽る。
武力だけではなく、
情報そのものを使って戦う。

だから玄蕃と天狗衆は、
敵味方こそ違うが同じ領域にいる。
正面から兵を倒すより、
戦が始まる前に相手へ入り込む。
情報を盗む。
相手に誤った判断をさせる。
玄蕃が天狗へ強く反応するのも、
同じ仕事をする相手だからになる。

第19回まで玄蕃が相手にしてきたのは、
小笠原貞宗や市河助房のような武士が中心だった。
そこへ初めて、
自分と同じ潜入の技を持つ敵が現れる。
しかも、
その相手は個人の盗人ではなく、
足利側の組織に属している。

この差は大きい。
玄蕃は一人の技で動く。
天狗衆は、
各地へ人員を置き、
情報を集め、
互いにつなぐ。
一人を追い払って終わりではない。
別の場所にも、
別の天狗がいる可能性がある。

時行たちから見れば、
足利側の目が各地へ張り巡らされていることになる。
諏訪で何か動けば見られる。
北条残党が集まれば探られる。
大軍を動かす前に、
すでに情報戦が始まっている。
天狗衆は、
その象徴になる集団になる。

変装だけではない天狗衆の強さが、玄蕃との格の差をはっきり見せる

天狗衆が厄介なのは、
潜入だけが得意な集団ではないところになる。
気配を消す。
敵地へ入り込む。
情報を探る。
必要なら、
その場で相手を排除するだけの戦闘力も持つ。
玄蕃より仕事の幅が広い。

玄蕃の得意技は、
基本的に相手を騙す方向へ寄っている。
狐面による変装。
煙。
火焔玉。
弓弦を切るような工作。
相手が気づく前に仕掛け、
正面衝突を避けながら目的を達成する。

これは玄蕃の長所でもある。
第6回でも、
市河を斬って倒したわけではない。
敵を混乱させ、
蔵を燃やし、
追跡を狂わせて任務を終えた。
真正面から勝てない相手でも、
別の角度から勝てるのが玄蕃になる。

ところが天狗衆には、
欺きに加えて直接的な怖さもある。
見つかった時点で危険。
近づかれても危険。
逃げようとしても追われる。
玄蕃が普段なら避ける正面の危険まで、
相手はそのまま押しつけてくる。

玄蕃が夏の四とぶつかった時、
一番大きかったのもここになる。
自分と同じように忍ぶ。
でも、
見つかった後でも強い。
玄蕃が得意な領域へ入ってきた上で、
その外側でも勝てる。
だから玄蕃は、
自分の技だけでは足りないと感じる。

天狗衆は、
玄蕃の上位互換として単純に置かれているわけではない。
むしろ、
玄蕃に足りない物を見せる存在になる。
騙す技はある。
逃げる技もある。
でも、
相手を本気で怯ませる圧がない。
そこを突きつけられる。

この遭遇があるから、
玄蕃は後に自分の技を見直す。
ただ姿を変えるだけではない。
ただ相手を驚かせるだけでもない。
「こいつに騙されたら、本当に危険だ」
そこまで思わせる技へ変える必要が出てくる。

第19回で玄蕃が天狗を見つけた場面は、
だから二つの流れを同時に動かしている。
一つは、
足利側の諜報網が諏訪へ届いたこと。
もう一つは、
玄蕃が本格的な忍の世界へ初めて触れたことになる。

時行たちにとっては、
敵の目が近づいた場面。
玄蕃にとっては、
自分より上の忍を初めて知った場面。
天狗衆の登場で、
戦場だけではなく情報戦も本格化する。
第19回の最後に置かれた天狗の影は、
その二つを同時に知らせる引きになっている。

第3章 なぜ天狗衆は諏訪大社へ潜入した?北条再興の動きを足利側が探り始めた

北条泰家が諏訪へ辿り着いた直後だからこそ、足利側の監視が危険になる

第19回で北条泰家が諏訪へ現れたことは、
時行にとって叔父との再会だけでは終わらない。
泰家は鎌倉幕府の中枢にいた人物で、
鎌倉陥落後も東北を巡り、
北条残党と共に戦い続けていた。
敗戦を重ねながらも生き残り、
最後に諏訪へ辿り着いている。

頼重は、
その泰家を新しい味方として迎える。
幕府内部を知る大人が加わる。
各地の北条残党とも接点を持つ。
そして、
時行を鎌倉へ戻すための策をさらに進め始める。
玄蕃が次の大戦を察したのも、
この動きを見た直後になる。

足利側から見れば、
かなり危険な状態になる。
北条高時の遺児・時行がいる。
諏訪頼重が匿っている。
諏訪神党という兵力もある。
さらに幕府中枢にいた泰家まで合流した。
バラバラだった北条方の人間が、
一つの場所へ集まり始めている。

だから天狗衆の仕事が必要になる。
大軍を送る前に、
本当に反乱の準備があるのかを調べる。
誰が諏訪へ集まっているのか。
兵はどれだけいるのか。
頼重は何を考えているのか。
時行がどこまで成長しているのか。
まず敵地へ入り、
情報を持ち帰る。

第19回で玄蕃が察知した侵入者も、
この流れの中にいる。
ただ時行一人を狙って忍び込んだのではなく、
諏訪そのものが足利側から監視される段階へ入った。
時行たちが鎌倉奪還へ近づいたからこそ、
敵の目も深い場所まで入り込んでくる。

これは第1期までとは少し違う。
第5回から第6回では、
時行たちの方が小笠原館へ忍び込んだ。
玄蕃が変装し、
敵側の情報と綸旨を盗む。
時行たちが
「敵を探る側」だった。
第19回では、
今度は足利側が諏訪へ忍を送り込んでいる。

つまり立場が逆転している。
時行たちが力を蓄えたことで、
放っておけない存在になった。
諏訪大社の中まで探られる。
味方の人数も、
次の動きも、
知られれば先手を打たれる。
戦場で刀を交える前から、
すでに勝負が始まっている。

玄蕃が侵入者に最初に気づくのも自然になる。
第6回で小笠原館へ潜入した経験がある。
敵地へ入る時、
どこへ隠れるか。
どう気配を消すか。
どんな違和感が残るか。
自分が忍だからこそ、
同じ忍の痕跡を拾える。

その玄蕃が、
すぐに普通ではない相手だと感じる。
簡単な間者なら、
捕らえて終わる。
ところが相手は、
玄蕃が正体を探ろうとした途端に、
逆に圧倒してくる。
諏訪へ送り込まれたのが、
足利側でも本格的な忍だったことが分かる。

ここで天狗衆が現れたことで、
物語の戦い方も変わる。
兵数だけではない。
砦の取り合いだけでもない。
情報を盗まれる。
嘘を流される。
誰が味方で誰が敵か分からなくなる。
中先代の乱へ向かう前に、
情報戦まで本格的に始まったことになる。

天狗の出現は「足利が時行たちを本気で警戒し始めた」合図でもある

鎌倉幕府が滅びた直後、
時行はまだ子供だった。
頼重に連れられ、
諏訪へ逃げるだけで精一杯だった。
第1期では、
小笠原貞宗との局地的な対立を通じて、
少しずつ仲間と経験を増やしていく。

第6回では綸旨を盗む。
第7回では北の国境へ偵察に出る。
その後は保科軍の撤退にも関わり、
第15回以降では諏訪神党の戦場を走る。
時行たちは、
ただ匿われている子供たちではなくなっている。

第19回では、
そこへ北条泰家が加わる。
足利側から見れば、
北条再興の核が出来つつある。
ならば、
軍を動かす前に探る必要がある。
天狗衆の侵入は、
時行たちが敵から無視出来ない存在へ育った証でもある。

玄蕃にとっても、
これは初めての経験になる。
これまでは自分が敵を覗く側だった。
今回は、
自分たちの居場所が覗かれている。
相手を騙すだけでは足りない。
相手の忍を見つけ、
情報を持ち帰らせない仕事まで必要になる。

だから、
第19回最後の天狗は、
単なる怪しい新キャラではない。
泰家の合流。
頼重の策。
迫る大戦。
足利側の監視。
その全部がつながった結果として、
諏訪大社へ現れている。

時行たちが鎌倉へ近づくほど、
敵も近づいてくる。
その最初の姿が、
玄蕃の前へ現れた天狗になる。

第4章 玄蕃と天狗は何が違う?「信濃の狐」が初めて本格的な忍との差を知る

第6回では視覚を欺いて小笠原館へ潜った玄蕃も、同じ忍には簡単に通じない

玄蕃の強みは、
真正面から戦わないことにある。
第6回の小笠原館では、
時行と二人で敵地へ潜入する。
目的は、
帝から小笠原貞宗へ下された綸旨。
守りの固い館へ入り込み、
蔵まで辿り着けたのは玄蕃の技があったからになる。

玄蕃は、
姿を変えて人の目を欺く。
煙と光で視界を奪う。
囮も使う。
敵が「もう外へ逃げた」と思うように仕掛ける。
刀で警備兵を全員倒すのではなく、
相手に間違った状況を信じ込ませて抜ける。

ところが市河助房には、
その方法が通じなかった。
市河は目ではなく耳で追う。
塀を越えた音。
馬が走り出した音。
林で息を殺す気配。
玄蕃が視覚を騙しても、
音から本当の居場所を絞り込んでくる。

それでも玄蕃にとって、
自分の忍術そのものが否定されたわけではない。
市河の地獄耳が特殊すぎた。
視覚を欺く技に対して、
聴覚で追われただけとも言える。
玄蕃は最後まで工作と混乱を使い、
任務を成功へ持ち込んでいる。

天狗との遭遇は、
そこが違う。
相手も潜入する側。
気配を消す。
敵へ入り込む。
忍の動きを知っている。
玄蕃が普段やっていることを理解した上で、
そのさらに上から技を見てくる。

だから玄蕃は、
誤魔化しが効かない。
正体を探ろうとしても、
逆に距離を詰められる。
逃げるだけでも簡単ではない。
原作では、
玄蕃が救援を呼ぶことで精一杯になるほど、
はっきりした技量差を見せつけられる。

しかも相手は、
玄蕃の父である先代の「信濃の狐」についてまで知っている。
玄蕃本人だけではなく、
風間一族の忍としての技も知った上で接している。
玄蕃からすれば、
自分が思っていた以上に大きな忍の世界が、
突然目の前へ開いた形になる。

それまで玄蕃は、
信濃で盗人として十分に通用していた。
頼重も才能を買った。
時行も潜入役として頼っている。
逃若党の中では、
玄蕃にしか出来ない仕事も多い。
だから自分の技に自信を持つのは当然だった。

天狗は、
その自信へ直接触れてくる。
玄蕃の技を見て、
本格的な忍術として高く評価しない。
そこで出てくるのが、
「技じゃないな、手品だ」という厳しい言葉になる。

「手品」と呼ばれたのは、玄蕃の技に殺される怖さがまだ足りなかったから

玄蕃の技は、
相手を騙すことには強い。
顔を変える。
煙を出す。
火を使う。
道具を細工する。
敵が気づく前に仕事を終え、
追われれば混乱を作って逃げる。

そのため、
普通の武士を相手にするなら非常に厄介になる。
第6回でも、
市河という例外がいなければ、
館への潜入はかなり順調だった。
玄蕃は直接戦闘を避けながら、
必要な物だけ奪える。

一方の天狗には、
騙す技に加えて直接的な危険がある。
見つかった後も強い。
近づかれても危険。
相手を追い詰め、
必要ならそのまま排除出来る。
玄蕃にはまだ薄かった
「この忍に捕まったら死ぬ」
という圧を持っている。

だから同じ変装でも、
相手へ与える怖さが違う。
玄蕃の技なら、
騙されたと気づいて追えばいい。
天狗の場合は、
気づいた時点で殺される可能性まである。
玄蕃が後に自分の技を見直すのも、
この差を実際に味わったからになる。

ここで大事なのは、
玄蕃の技が役に立たないという話ではない。
むしろ、
第6回までで十分に強さは見せている。
だからこそ、
天狗に通じなかった衝撃が大きい。
完成したと思っていた技に、
まだ先があると知らされる。

しかも玄蕃は、
第19回直前まで逃若党を離れるか考えていた。
自分には仇がいない。
救う一族もいない。
大戦へ命を懸ける目的がない。
その玄蕃の前へ、
どうしても勝ち返したくなる格上が現れる。

天狗との遭遇で、
玄蕃の悩みは少し変わる。
「逃若党に残るのか」だけではない。
「このままの忍術で終わるのか」が加わる。
見下されたままでは終われない。
もっと上手くなりたい。
次は騙したい。

つまり夏の四は、
玄蕃を倒す敵であると同時に、
玄蕃へ新しい目標を作る相手になる。
第19回まで金と損得を基準に生きてきた玄蕃が、
初めて自分の技そのものへ執着し始める。
その入口が、
諏訪大社での天狗との遭遇になる。

第5章 「夏の四」とは何者?天狗衆の中でも諏訪を任された格上の忍

※ここから先は原作漫画の内容を含みます。

夏の四は天狗衆の中でも術に優れ、諏訪監視を任されていた

玄蕃の前へ現れた天狗は、
天狗衆の中で「夏の四」と呼ばれている。
これは普通の姓名ではなく、
天狗衆の内部で使われる符号になる。
夏の四は諏訪周辺へ潜伏し、
北条時行や諏訪頼重の動きを探っていた。

しかも、
天狗衆の中でも立場は軽くない。
潜入。
追跡。
隠れ身。
小刀を使った接近戦。
そのどれも高い水準で扱い、
諏訪で動く天狗衆をまとめる側にいる。
玄蕃が簡単に対抗出来なかったのも、
相手がただの偵察役ではなかったからになる。

夏の四の仕事は、
諏訪大社へ一度入り込んで終わりではない。
時行たちが本当に反乱を起こすのか。
頼重がどの程度準備を進めているのか。
北条方がどこへ向かおうとしているのか。
諏訪へ残り、
継続して監視する。

その存在が厄介なのは、
頼重たちが大きく動けば、
すぐ足利側へ察知されるところにある。
兵を集める。
武器を用意する。
北条残党と連絡を取る。
一つ一つの動きが、
天狗衆の目に引っ掛かる可能性がある。

つまり、
夏の四を放置したままでは、
中先代の乱へ向けた準備そのものが進めにくい。
玄蕃が最初に遭遇した時は、
忍としての実力差ばかりが目立つ。
しかし逃若党全体から見れば、
夏の四は情報を抜き続ける監視役としても危険だった。

一方で、
夏の四にも弱点がある。
命令された仕事を正確にこなす。
教えられた技も高い水準まで身につける。
その反面、
予定外の状況へ柔軟に対応することでは、
玄蕃の方が強さを見せる場面が出てくる。

玄蕃は、
決められた型にあまりこだわらない。
第6回でも、
綸旨だけ盗めば終わるところを、
蔵を焼いて敵の判断そのものを狂わせた。
追い詰められれば、
その場で別の手を考える。
嘘。
変装。
火。
囮。
使える物を組み合わせる。

夏の四は、
技術そのものでは玄蕃を圧倒する。
でも玄蕃は、
相手が想定していない方向から状況を崩す。
後の二人の勝負では、
この違いが大きくなっていく。

第19回直後だけを見ると、
玄蕃より夏の四の方が遥かに上に見える。
それは間違いではない。
玄蕃自身も完敗に近い形で差を知る。
ただ、
物語が進むほど
「技を極めた夏の四」と
「その場で新しい嘘を作る玄蕃」
という別の強さが見えてくる。

「夏の四」は名前ではなく、素顔すら隠したまま仕事をする存在だった

夏の四が不気味に見えるのは、
天狗面を外さないところにもある。
表情が見えない。
身体も大きい。
動きも人間離れしている。
玄蕃から見ても、
最初は普通の人間の忍として理解しにくい相手になる。

しかも、
感情をほとんど表へ出さない。
任務を優先し、
余計な会話をしない。
玄蕃の技を見ても、
冷静に未熟と判断する。
第19回までの玄蕃とは、
性格まで正反対に近い。

玄蕃は軽口を叩く。
相手をからかう。
金に細かい。
予定外のことが起きても、
その場で面白そうな手を考える。
夏の四は、
命令と技術を重視し、
決められた仕事を正確に終わらせようとする。

だから二人がぶつかると、
単なる忍術勝負だけではなくなる。
型通りに高精度で戦う夏の四。
型そのものを崩して騙す玄蕃。
最初は夏の四の技量が圧倒するが、
玄蕃が研究を重ねるほど、
この相性が少しずつ変わっていく。

そして、
夏の四という呼び名だけでは、
まだ本当の姿は分からない。
天狗面。
大柄な身体。
感情の見えない動き。
その全部に、
さらに仕掛けが隠されている。

第19回で見えているのは、
あくまで「天狗衆の夏の四」という外側だけになる。
その天狗姿そのものが何なのか。
面の中には誰がいるのか。
なぜ普通の人間とは思えない動きが出来るのか。
その答えが、
次の段階で明かされる。

第6章 天狗面の下には何がある?夏の四の身体そのものに大きな仕掛けがある

※ここからは夏の四の正体に関する大きな原作ネタバレを含みます。

大柄な天狗の身体は本人ではなく、獣の腱を使った「天狗躯体」だった

夏の四を見ていると、
最初は大柄な男の忍に見える。
天狗面を付け、
細長い身体で高速移動し、
玄蕃を簡単に追い詰める。
ところが、
あの身体そのものが本人ではない。

天狗衆が使っているのが、
「天狗躯体」と呼ばれる特殊な身体になる。
木製の部品や義手。
さらに動物の腱などを組み合わせ、
中にいる人間が操る。
見た目の大きさも、
人間離れした動きも、
この躯体によって作られている。

だから夏の四は、
玄蕃が見た姿のままの人間ではない。
表情が動かないのも、
身体能力が異常に高いのも、
天狗躯体という外側があるからになる。
玄蕃が最初に戦ったのは、
夏の四本人の肉体というより、
高性能な忍の装備まで含めた状態だった。

この天狗躯体があることで、
夏の四は一気に危険になる。
移動が速い。
高い場所へ動ける。
接近戦でも強い。
小刀を使う攻撃も、
普通の忍より遥かに怖くなる。
玄蕃のように欺いて逃げる忍とは、
戦闘の作りそのものが違う。

一方、
玄蕃は高性能な身体を持たない。
生身。
狐面。
煙。
火焔玉。
工作道具。
自分で持ち運べる物を組み合わせる。
だから最初に二人がぶつかれば、
夏の四が有利なのは当然でもある。

ただし、
ここにも後の逆転につながる部分がある。
夏の四は、
天狗躯体を使うことを前提に鍛えられている。
その身体で動く。
その身体で戦う。
その身体で任務をこなす。
完成度が高い代わりに、
躯体を失った時の落差も大きい。

玄蕃は逆になる。
最初から生身。
使える道具も限られる。
だから、
足りないなら考える。
見破られたら変える。
新しい道具を作る。
仲間と組む。
状況へ合わせて、
勝ち方そのものを変えていける。

第19回では、
夏の四の方が完成されている。
でも物語が進むと、
完成されていない玄蕃だからこそ伸びる部分が見えてくる。
天狗躯体の存在は、
二人の違いをさらに分かりやすくする仕掛けになる。

天狗躯体の中にいた本体は小柄な少女で、後に「夏」と名乗る

さらに大きいのが、
夏の四本人の正体になる。
天狗躯体を失ったあとに現れる本体は、
あの大柄な天狗姿とは全く違う。
中にいたのは、
小柄な少女だった。

つまり、
第19回で玄蕃を圧倒した
「天狗面の大男」の姿は、
夏の四本人の素顔ではない。
少女が特殊な天狗躯体を操り、
大人の忍のように動いていたことになる。

本体の夏は、
天狗姿の時より遥かに感情が分かりやすい。
怒る。
焦る。
恥ずかしがる。
玄蕃に振り回される。
最初に見せた無表情で冷徹な天狗とは、
かなり印象が変わる。

そして、
名前についても変化がある。
「夏の四」は天狗衆の符号。
本体として玄蕃たちと関わる中で、
彼女は「夏」と名乗るようになる。
ここから、
単なる足利側の忍としてだけではない物語が始まる。

夏は、
高師直の下で天狗衆として育てられ、
与えられた技を徹底して身につけている。
だから忍としての技術は高い。
その一方で、
命令から外れた状況では不器用なところがある。
玄蕃のような自由な発想とは、
最初からかなり離れている。

この違いが、
後の二人の関係を面白くする。
夏は玄蕃の技を「手品」と見下した。
玄蕃はその言葉を悔しがり、
自分の技を伸ばした。
ところが物語が進むと、
今度は夏の方が
玄蕃の自由な発想や工作へ触れていく。

最初は、
夏が教える側に見える。
本格的な忍。
高い技術。
強力な天狗躯体。
玄蕃より上の存在。
でも後になると、
玄蕃が夏へ
「自分で考えて技を作る面白さ」を見せる側へ変わっていく。

だから夏の四の正体は、
「実は少女だった」という驚きだけで終わらない。
天狗躯体によって完成された忍だった少女が、
玄蕃という未完成で自由な忍と出会う。
その二人が、
互いの足りない部分へ影響していく。

第19回の一瞬だけでは、
そこまでの関係は全く見えない。
玄蕃を圧倒した怖い天狗。
まずはそう見える。
でもその面の下には、
後に玄蕃と長く関わっていく一人の少女がいる。

だから夏の四は、
「正体が分かったら終わる謎の敵」ではない。
正体が分かってからの方が、
玄蕃との関係は大きく動いていく。

第7章 夏の四はその後どうなる?玄蕃との因縁は一度きりで終わらない

※ここからは中先代の乱以降を含む原作ネタバレです。

中先代の乱では玄蕃が天狗衆を騙し、最初の完敗へきっちりやり返す

第19回で初めて夏の四と接触した時、
玄蕃は完全に格下だった。
変装を見抜かれる。
動きを読まれる。
自分の技を「手品」と呼ばれる。
信濃では十分に通用していた忍術が、
本格的な天狗衆には足りないと知らされた。

でも、
その敗北はそのままでは終わらない。
玄蕃は吹雪へ相談し、
自分の技に何が足りないのかを考える。
ただ姿を変えるだけではなく、
相手が本気で危険を感じる力まで必要になる。
そこで、
道具と工作を含めて忍術そのものを作り直していく。

中先代の乱では、
その成果が情報戦として現れる。
玄蕃は味方兵へ化け、
天狗衆へ偽の情報を掴ませる。
相手が「北条軍はこう動く」と思い込むよう仕掛け、
足利側の判断そのものをずらしていく。

これは第6回の小笠原館で見せたやり方の発展でもある。
あの時も、
綸旨一枚を盗んで終わらず、
蔵を焼いて
「何を狙われたのか分からない状態」を作った。
玄蕃は最初から、
敵を倒すより敵の判断を壊す方が得意だった。

天狗衆を相手にしても、
その長所を捨てない。
真正面から夏の四より強い忍になろうとするのではなく、
変装。
偽情報。
罠。
仲間との連携。
玄蕃にしか出来ない勝ち方へ持ち込む。

最初に会った時は、
夏の四の技術に何も出来なかった。
でも再戦では、
玄蕃の方が相手の予想を崩していく。
「忍術の完成度」では夏の四が上でも、
状況へ合わせて新しい嘘を作る点では、
玄蕃の強さが出始める。

ここで玄蕃が得るのは、
単なる仕返しだけではない。
天狗衆にも自分の技が通用する。
手品と笑われた変装でも、
使い方次第で本格的な忍を騙せる。
第19回で折られた自信を、
自分のやり方で取り戻していく。

しかも、
玄蕃は一人だけで勝とうとしない。
時継たちとも連携し、
相手を捕らえるところまで進む。
第6回では、
危険になった時行を切って逃げようとした玄蕃が、
ここでは最初から仲間の力を勝ち筋へ組み込んでいる。

これも大きな変化になる。
玄蕃は技だけを伸ばしたのではない。
逃若党の中で、
誰と組めば自分の技が一番生きるのかまで分かってくる。
一人の盗人だった頃から、
逃若党の忍として戦える人物へ変わっている。

夏の四は敵で終わらず、玄蕃の成長を映す存在としてその後も関わり続ける

夏の四が面白いのは、
中先代の乱で捕まえて終わる相手ではないところになる。
天狗躯体の中にいた本体が少女だと分かり、
「夏」として表へ出てから、
玄蕃との関係そのものが変わっていく。

最初の二人は、
完全に敵同士だった。
夏は足利直属の天狗衆。
玄蕃は時行の逃若党。
諏訪の情報を探る夏と、
それを阻止する玄蕃。
立場だけ見れば、
簡単に近づく関係ではない。

しかも最初は、
夏が玄蕃を見下している。
自分は本格的な忍として育てられた。
玄蕃の変装は未熟。
工作も小細工。
だから「手品」と切り捨てた。

ところが、
玄蕃はその手品を伸ばす。
教わった型を忠実に再現するのではなく、
その場で必要な道具を考える。
騙し方を変える。
相手の性格まで利用する。
失敗しても、
次の方法を作る。

夏は、
その自由さを持っていない。
天狗衆として高い技術を与えられてきた一方で、
命令や型の外へ出た経験が少ない。
玄蕃と関わるほど、
「自分で考えて技を作る」という別の忍の姿を見ることになる。

だから二人の立場は、
少しずつ逆転していく。
最初は、
夏が玄蕃へ忍の格の違いを見せる。
その後は、
玄蕃が夏へ
型に縛られない戦い方を見せる。
互いに違う物を持っているからこそ、
一度の勝敗では終わらない。

玄蕃にとっても、
夏は特別な相手になる。
第19回で離脱を考えていた時、
自分には戦う目的がないと思っていた。
その直後に夏と出会い、
自分の技をもっと強くしたいという目的が出来た。
玄蕃が逃若党へ残る流れの中で、
夏との遭遇はかなり大きい。

つまり、
第19回の天狗は
「あの敵は誰だったのか」
だけで終わる人物ではない。
足利側の情報網を見せる存在。
玄蕃へ格の差を突きつける存在。
玄蕃の技術開発を始めさせる存在。
そして後には、
玄蕃自身の変化を映す相手にもなる。

第19回で見えるのは、
天狗面。
異常な身体能力。
圧倒的な忍術。
そこだけになる。
でも原作を先まで読むと、
その中には夏という一人の少女がいる。
さらに玄蕃との間には、
敵味方だけでは切れない関係が積み重なっていく。

だから天狗衆の記事として一番押さえたいのは、
夏の四の正体そのものだけではない。
足利がどれだけ北条残党を警戒しているのか。
玄蕃より上の忍がどんな世界にいるのか。
そして玄蕃がその相手に負けたことで、
どこまで変わっていくのか。

第19回の「あいつ誰?」という引きは、
実際には玄蕃の新しい物語の始まりになる。
夏の四は、
その入口で玄蕃の前に立った最初の本格的な壁だった。

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