『薬屋のひとりごと2期』声優一覧＆キャラ別相関図で登場人物を総復習！

『薬屋のひとりごと』第2期では、舞台が外廷へと移り、登場人物も一層多彩に広がっています。

本記事では、猫猫や壬氏をはじめとする主要キャラの担当声優に加え、第2期から本格登場する新キャラクターのキャストまで、一覧でご紹介。

あわせて、複雑に絡み合うキャラ同士の関係性が一目でわかる「相関図」も解説付きでご用意しました。

主要キャラクターの声優一覧（第2期）

猫猫（声：悠木碧）

『薬屋のひとりごと』の主人公・猫猫（マオマオ）を演じるのは悠木碧さん。ドラマCD版からの続投となり、アニメ版でもその独特なテンポ感と知性を感じさせるボイスで高い評価を得ています。

悠木さんは本作において、猫猫の無表情な外見と内面の毒舌、さらには薬に対する異常な執着心までを的確に演じ分けており、視聴者から「唯一無二の猫猫」と称されています。

特に第2期では、猫猫が外廷で新たな環境に身を置く中で、感情の揺らぎや他者との関係性が少しずつ変化していく様子が描かれており、悠木さんの繊細な声の演技がキャラクターの内面とリンクしています。

壬氏（声：大塚剛央）

壬氏を演じる大塚剛央さんは、第1期から引き続き、猫猫に強い興味を示す美貌の宦官として存在感を放っています。

大塚さんは、壬氏の表面的な軽さと、その奥にある真面目さ・脆さを併せ持った“二面性”を見事に表現しており、アニメ視聴者にも好印象を与えています。

第2期では、壬氏の政治的立場や過去が徐々に明らかになり、猫猫との関係も一層複雑さを増していく中、大塚さんの演技の幅広さがキャラクターの深みをさらに強調しています。

高順（声：小西克幸）

壬氏の側近であり、彼の信頼を一身に受ける武人・高順を演じるのは小西克幸さん。第1期でも重厚感ある演技が話題となりましたが、第2期ではより多くの場面で登場し、壬氏との信頼関係や時折見せるユーモラスなやり取りが描かれています。

小西さんは低音で落ち着いた声質を活かしながら、無口ながらも心優しい高順の人物像を丁寧に演じており、視聴者の中でもファンの多いキャラクターとなっています。

新キャラ：皇太后（声：井上喜久子）、李白（声：櫻井孝宏）など

第2期から新たに登場する重要キャラクターの1人が皇太后。その威厳ある立ち居振る舞いと宮廷内での影響力を担うこのキャラクターを、ベテラン声優の井上喜久子さんが演じています。優雅さと迫力を併せ持つ演技で、視聴者に深い印象を与えています。

また、猫猫の外廷勤務に関わる人物・李白を演じるのは櫻井孝宏さん。知的でミステリアスな雰囲気を纏う李白の性格に、櫻井さんの落ち着いたトーンが絶妙にマッチし、新章にふさわしい魅力的な新キャストとして注目されています。

このほかにも、外廷編で登場する新キャラクターには、多くの実力派声優が起用されており、シリーズの厚みを支える要素となっています。

第2期で追加された注目キャストとキャラ設定

皇太后の存在感とその影響力

アニメ『薬屋のひとりごと』第2期では、物語の舞台が後宮から外廷へと移ることで、これまで名前だけで語られていた存在や、断片的に登場していたキャラクターが本格的に登場するようになります。その中でも特に大きな存在感を放っているのが「皇太后」です。

皇太后は、壬氏をはじめとする主要人物たちに大きな影響を与えるキーパーソン。表向きには穏やかで理知的な人物として描かれますが、その裏には宮廷政治における鋭い観察眼と強い意志があり、一挙手一投足が物語の流れに緊張感をもたらします。

この皇太后を演じるのは、ベテラン声優の井上喜久子さん。柔らかな語り口と優雅な雰囲気を持ちながらも、時に冷たさや威圧感すら感じさせる演技が見事で、キャラクターの“二面性”を余すことなく表現しています。

特に、猫猫との対話シーンでは、内心の駆け引きが静かな緊張感として伝わり、演技の妙が光る場面となっています。

李白・水蓮など、外廷編を支える新たな人物たち

もう一人、第2期から本格登場する注目キャラクターが「李白（リーパイ）」です。彼は外廷で働く役人であり、知識と品格を併せ持つ知的な人物として描かれています。

猫猫とたびたび行動を共にすることになる彼は、後宮とは異なる視点からの助言を与えるなど、物語に新たな切り口をもたらします。

李白を演じるのは櫻井孝宏さん。落ち着いたトーンで言葉に重みを持たせつつも、どこか掴みどころのないミステリアスな雰囲気を表現しており、視聴者に深い印象を残しています。知的でクールなキャラクター像と、時折見せる優しさのバランスが魅力です。

また、水蓮（すいれん）や馬閃（ばせん）といった個性的な脇役も登場しており、いずれも経験豊富な実力派声優が担当。脇を固めるキャストの演技力が高いため、サブキャラクターであっても物語に厚みとリアリティを与えています。

第2期では、こうした新キャラたちの登場によって、単なる事件解決の物語から、“人と人との関係性を描く群像劇”としての側面がより強調されています。

キャスト陣の演技力がそれをしっかりと支えており、ドラマ性の高いアニメへと進化していることが実感できる構成となっています。

キャラクター相関図で読み解く人間関係

後宮から外廷へ…拡大する猫猫の交友と影響範囲

『薬屋のひとりごと』第2期の最大の特徴のひとつが、猫猫の行動範囲が後宮から外廷へと広がったことで、人間関係が一気に拡大・変化している点にあります。

第1期では主に妃たちや宦官、後宮の医官たちとの関わりが中心でしたが、第2期では政治に関わる人物や軍の関係者など、まったく別の立場のキャラクターたちとの交流が描かれ始めます。

これにより、猫猫は“観察者”としての立場から、物事の中心に徐々に引き込まれていく存在へとシフトしていきます。

相関図の上では、彼女を中心とした新たな軸が形成されており、壬氏との関係性だけでなく、李白や高順、皇太后といった各キャラとの結びつきが線で結ばれていくのが特徴です。

特に外廷での新しい人間関係は、猫猫の思考や行動に影響を及ぼすものが多く、信頼・警戒・観察といった複雑な感情が同時に存在していることが見て取れます。

相関図を通じて、どのキャラがどのように物語に影響しているかを俯瞰することで、理解が深まりやすくなる構成になっています。

壬氏を取り巻く人物たちの政治的背景

壬氏の立場もまた、第2期で大きな変化を見せています。これまで“美形の宦官”という表層的な印象が強かった彼ですが、物語が進むにつれて、その背後にある血筋や政治的立場が徐々に明らかになり始めます。

これにより、彼を中心とした相関図も、単なる“上司と部下”や“猫猫への好意”という枠に収まらず、もっと広いスケールの構図が形成されていきます。

たとえば、壬氏と皇太后、高順との間には表面的な命令系統以上の信頼関係や政治的思惑が存在し、猫猫はその微妙な力関係の中に巻き込まれていきます。

相関図上では、壬氏の周囲に広がる複雑な人脈や背景が放射状に配置されており、それぞれの矢印が意味する「信頼」「保護」「警戒」「利用」などが視覚的に整理できるようになります。

このように、第2期の相関図は、単なる人間関係の整理という枠を超え、物語そのものの構造やテーマを読み解くヒントにもなっています。

登場人物の意図や行動の背景をより深く理解するためには、こうした関係性の変化を把握することが非常に有効です。

キャストの演技評価と制作陣のこだわり

悠木碧と大塚剛央の“自然体”な掛け合い

アニメ『薬屋のひとりごと』の魅力を支える大きな柱のひとつが、声優陣による演技の説得力です。

とくに主人公・猫猫を演じる悠木碧さんと、壬氏役の大塚剛央さんの掛け合いは、第1期から高く評価されてきましたが、第2期ではその完成度がさらに上がったと感じられる場面が増えています。

悠木さんの演じる猫猫は、感情を表に出さない中にも好奇心や皮肉、優しさといった複雑な感情を内包しており、そのすべてがセリフの間や語尾、トーンの変化で表現されています。

観察者である猫猫が、状況や相手によって声の温度を微妙に変える様子は、まさに“声の演技”の真骨頂といえるでしょう。

一方、大塚さんの壬氏は、軽快でおどけた印象の裏に真剣さや寂しさを感じさせる繊細な演技が光ります。

彼が猫猫に向ける視線や語り口が、セリフ以上に感情を語っているという声も多く、演技で描かれる“関係性の変化”が物語の推進力になっています。

二人の自然な掛け合いは、まるで舞台劇を観ているかのようなリアリティを感じさせ、多くのファンの心を掴んでいます。

音響監督・演出陣が語るキャスティングの意図

本作の音響監督であるはたしょう二氏は、インタビューなどで「猫猫という人物は表現が難しいが、悠木さんは一瞬で空気を変えられる声を持っている」と語っており、彼女の起用が早い段階で決まっていたことを明かしています。

実際にドラマCD時代からキャストが変わらない点は、制作サイドの“キャラクター像の軸をぶらさない”という強い意志の表れでもあります。

また、第2期から登場した皇太后役の井上喜久子さんや、李白役の櫻井孝宏さんについても、それぞれのキャラが持つ「気品」と「余白」を大切にしたキャスティングが意識されているようです。

井上さんの柔らかいが芯のある声は、皇太后という権威と母性を兼ね備えたキャラを非常に印象深く演じており、制作側からも「まさにハマり役」との声が上がっています。

全体として、『薬屋のひとりごと』はキャラクターの心情を“台詞以外”で語らせる構成が多いため、演技力が非常に重要になります。

声優陣の実力と、演出・音響チームのこだわりがかみ合ったことで、アニメとしての完成度が非常に高く仕上がっているのです。

『薬屋のひとりごと2期』キャラ・声優情報まとめ

『薬屋のひとりごと』第2期では、ストーリーの進展とともに登場人物の数も増え、それに伴い豪華な声優陣がさらに注目を集めています。

猫猫役・悠木碧さん、壬氏役・大塚剛央さんといった主要キャストに加え、皇太后役の井上喜久子さん、李白役の櫻井孝宏さんといった実力派の起用により、人物描写の深みと説得力が格段に増しました。

また、外廷を舞台にした新章のスタートに伴い、キャラクター同士の関係性も複雑さを増しており、相関図を通して俯瞰的に整理することで、物語の理解が一層深まります。

登場人物の背景や立場、そしてそこに込められた声優陣の演技の意図を知ることで、視聴体験そのものがより豊かになるはずです。

今後も『薬屋のひとりごと』は、ストーリーとキャストの両面から高い注目を集めていくことは間違いありません。キャラや声優に注目しながら観ることで、作品世界をより楽しむ視点が得られるでしょう。