『リゼロ 4期10話』通算76話は、メィリィの死者の書とスバルの異常を通して、「スバルとは何者なのか」を強く揺さぶる回。
そこから見ると、リゼロ アルの行動や発言にも、スバルと似た不気味な影が重なって見えてくる。
この記事では、リゼロ アル 正体につながりそうな違和感を、第10話の記憶・死・別人格感とあわせて追っていく。
第1章 結論|4期第10話はスバルの異常から、アルの怪しさまで見えてくる回
アルが直接目立つ回ではなくても、正体疑惑の見え方が変わる
『リゼロ』第10話は、アルが大きく前に出て暴れる回ではない。
中心にあるのは、プレアデス監視塔で追い詰められるスバル。
メィリィの死体。
死者の書。
記憶の混線。
そして、自分が何をしたのか分からない恐怖。
それでも、第10話を見た後にアルのことが気になるのは自然な流れ。
スバルの中で記憶と人格の境目が揺らぎ、死に戻りの不気味さが濃くなるほど、
同じく「何かを知っていそうな男」であるアルの存在感も増してくる。
アルはいつも核心の少し外側に立っているのに、妙にスバルの近くに影を落としている。
アルはプリシラ陣営の騎士として登場している。
仮面で顔を隠し、片腕を失い、軽い口調で場を流す。
しかし、ただの脇役として見るには、言葉の端々に引っかかりが多い。
スバルと同じように異世界的な空気をまとい、ルグニカの常識から少し浮いて見える。
第10話でスバルが「自分自身」を信じられなくなると、
アルの不気味さも別の方向から見えてくる。
スバルが死に戻りで何度も世界をやり直している存在なら、
アルもまた、普通の時間の流れだけで生きていないように感じられる。
その連想が、リゼロ アル 正体への関心を強くする。
第10話の怖さは、敵よりも「自分の中にある空白」にある
第10話で怖いのは、目の前に分かりやすい敵が立っていることではない。
スバル自身が、自分の行動を把握できていないこと。
メィリィが死んでいる。
その死体を前にして、何が起きたのか分からない。
自分が関わったのか、誰かに仕組まれたのか、判断の足場が崩れている。
プレアデス監視塔は、逃げ場のない場所。
外には砂漠が広がり、中には試練と謎が詰まっている。
仲間が近くにいるはずなのに、スバルは心から信じきれない。
第9話から続く記憶喪失の不安が、第10話ではさらに暗く深く沈んでいく。
死者の書に触れる流れも重い。
スバルはメィリィの過去を追体験する。
その人生に入り込み、彼女がどう生きて、どう歪み、どうこの場所へ来たのかを知る。
ただ情報を読むのではなく、他人の人生を体で味わうような感覚がある。
その生々しさが、監視塔編の異様な怖さになっている。
ここで浮かぶのは、「人はどこまで自分のままでいられるのか」という不安。
スバルはスバルの記憶を失っている。
死者の書では、他人の過去まで流れ込んでくる。
自分の中に自分以外の感情が混ざる。
この感覚があるから、第10話はアルのような謎の男を思い出させる。
アルもまた、自分の中に大きな空白を抱えているように見える人物。
仮面で表情を隠し、本音を軽口で隠し、過去を簡単には語らない。
スバルが第10話で自分を見失うほど、
「アルは何を隠しているのか」という疑問が濃くなる。
だから第10話は、アル本人の出番以上に、アルの正体疑惑を考えたくなる回になっている。
第2章 第10話あらすじ|メィリィの死体と死者の書が怖すぎる
メィリィの死体が見つかり、監視塔の空気が一気に凍る
第10話は、監視塔の閉塞感がさらに強くなる回。
スバルは記憶を失ったまま、塔の中で起きる異常に向き合うことになる。
第9話では、仲間を信じられない疑心暗鬼が前に出た。
第10話では、そこへメィリィの死という重すぎる現実が重なる。
メィリィは、かつてロズワール邸襲撃にも関わった少女。
魔獣使いとして危険な存在だったが、監視塔へ向かう旅では同行者の一人としてそこにいる。
幼い見た目。
甘えたような口調。
しかし背後には、人を殺すことに慣れた危うさがある。
そのメィリィが死体として見つかることで、空気は一気に変わる。
怖いのは、誰が殺したのかすぐ分からないところ。
塔の中には仲間がいる。
だが、記憶を失ったスバルにとって、その仲間たちは完全には信じきれない。
しかもスバル自身の行動にも空白がある。
本当に自分は何もしていないのか。
自分の手が汚れていないと言い切れるのか。
その疑念が、スバルの胸を締めつける。
死体を前にした時の嫌な沈黙も重い。
ただ悲しいだけではない。
誰がやったのか。
なぜ起きたのか。
次は誰が死ぬのか。
その空気が、塔の中にじわじわ広がっていく。
外に魔獣がいるよりも、内側に犯人がいるかもしれない状況の方が苦しい。
ここで第10話は、スバルをさらに孤独に追い込む。
死に戻りがあるから、スバルは何度もやり直せる。
しかし記憶が不安定で、自分自身まで疑う状況では、
やり直しが救いではなく、迷路のように見えてくる。
この息苦しさが、リゼロ 10話の大きな引っかかりになる。
死者の書でメィリィの過去を追うことで、善悪だけでは見られなくなる
メィリィの死者の書に触れる流れは、第10話の中でも特に印象が強い。
死者の書は、亡くなった人物の人生を追体験するような存在。
そこに書かれているのは、ただの記録ではない。
その人物が見た景色。
感じた痛み。
誰に使われ、どう生きてきたのか。
そうしたものが、読む者の中へ入り込んでくる。
メィリィは、最初から普通の子どもとして描かれていない。
魔獣を操り、人を傷つける側に立っていた。
ロズワール邸襲撃の記憶があるから、危険人物としての印象も強い。
しかし死者の書を通して過去に触れると、
ただ怖い少女、悪い少女だけでは片づけにくくなる。
彼女にも、生まれてからここへ至るまでの時間がある。
誰かに利用され、命の扱い方を歪められ、
殺すことや従うことが日常になっていった背景がある。
そう考えると、メィリィの死は単なる事件の被害ではなく、
彼女の人生そのものがスバルの中に重くのしかかる出来事になる。
スバルは他人の死を何度も見てきた。
レムが傷つく姿。
エミリアを救えなかった時間。
屋敷で繰り返した惨劇。
聖域での失敗。
しかし死者の書は、それらとは違う形で他人の人生に触れさせる。
死の瞬間だけでなく、その人がどう壊れてきたのかまで見せてくる。
だから第10話は、事件解決だけで見ていると足りない。
メィリィを殺したのは誰か。
スバルは何をしたのか。
塔の中で何が起きているのか。
それと同時に、メィリィという少女をどう受け止めるのかも問われる。
ここが、ただのミステリーではない苦しさになっている。
そしてこの「他人の人生が自分の中へ流れ込む怖さ」は、
アルの正体疑惑とも遠くつながって見える。
スバルが普通の人間の枠から外れていくほど、
アルもまた、普通の騎士ではないのではないかと感じさせる。
第10話は、メィリィの死を描きながら、スバル周辺の謎全体をさらに濃くする一話になっている。
第3章 スバルが別人に見える怖さ|記憶が溶け合う不気味さ
メィリィの人生が流れ込んで、スバルの輪郭が揺らぐ
第10話で一番気味が悪いのは、スバルがただ記憶を失っているだけでは済まないところ。
死者の書を通して、メィリィの人生がスバルの中へ流れ込んでくる。
自分ではない誰かの視界。
自分ではない誰かの感情。
自分ではない誰かの痛み。
それが、まるで自分の体験のように入り込んでくる。
メィリィは、最初から普通の少女として生きてきた人物ではない。
魔獣使いとして人を襲い、ロズワール邸襲撃にも関わった。
スバルたちから見れば、危険な敵としての記憶が強い。
けれど死者の書で彼女の過去を追うと、ただの加害者として片づけきれない重さが見えてくる。
幼い頃から命の扱い方を歪められ、殺すことに慣れた環境で生きてきた少女。
甘えるような口調の裏に、人を傷つけることへの鈍さが混じっている。
その人生をスバルが追体験することで、メィリィへの見方も変わる。
怖い。
でも哀れ。
許せない。
でも痛ましい。
感情がひとつに決まらなくなる。
この場面が重いのは、スバルの中に他人の人生が混ざるから。
第9話の時点で、スバルは自分の記憶を失っていた。
そこへメィリィの記憶が流れ込む。
空白になった器へ、別人の過去が入り込むような不気味さがある。
スバルがスバルでいられるのか、不安が一段深くなる。
「わたし」の感覚が混じることで、スバル本人まで信用できなくなる
第10話では、スバルの視点がかなり危うく見える。
自分の記憶がない。
メィリィの過去が入ってくる。
目の前には死体がある。
そして、自分が何をしたのか分からない。
ここまで重なると、敵を疑う前に、自分自身を疑うしかなくなる。
スバルはこれまで、死に戻りによって何度も地獄を見てきた。
第1期ではロズワール邸で何度も命を落とし、白鯨戦では仲間の死を見た。
第2期の聖域では、エキドナの茶会や墓所の試練を通じて、心を何度も削られた。
しかし、それでもスバルには「自分だけは覚えている」という支えがあった。
第10話では、その支えが揺らいでいる。
自分が覚えていない時間に、何かをしたかもしれない。
メィリィの死に、自分が関わったかもしれない。
腕に残る文字も、自分から自分への警告のように見える。
それなのに、なぜそんなものを残したのか分からない。
この状況は、死に戻りの強みすら怖さへ変えてしまう。
ここでアルの存在を思い出すと、妙なつながりが見えてくる。
アルもまた、普通の人物としては説明しにくい空気をまとっている。
軽口を叩きながら、肝心な部分は見せない。
仮面で顔を隠し、過去を濁し、スバルに近いようで遠い場所にいる。
スバルが自分を信用できなくなる第10話だからこそ、アルの正体疑惑も濃く感じられる。
リゼロ アル 正体を考える時、重要なのは「何者なのか」だけではない。
なぜスバルと似た違和感があるのか。
なぜ異世界や死の気配を連想させるのか。
なぜ顔を隠し、距離を取り、プリシラのそばにいるのか。
第10話のスバルの崩れ方を見ると、アルの隠しているものも、ただの過去では済まないように見えてくる。
第4章 アルの行動が怪しく見える理由|スバルと似た影がある
アルはプリシラ陣営にいるのに、スバル側の違和感とつながって見える
アルは、プリシラ陣営の騎士として登場する人物。
本来なら、スバルとは別陣営の男として距離がある。
プリシラの横に立ち、彼女の奔放な言動に振り回されながらも、独特の軽さで場を流す。
しかし、その軽さの奥に妙な不穏さがある。
ただの従者としては、存在感が薄くならない。
アルの特徴は、まず見た目から引っかかる。
仮面で顔を隠している。
片腕を失っている。
飄々としているのに、妙に場慣れしている。
危険な状況でも、どこか諦めたような落ち着きがある。
この見た目と態度だけでも、過去に大きな何かを抱えている人物に見える。
さらに、アルにはスバルと似た空気がある。
ルグニカの騎士たちとは少し違う言葉の選び方。
この世界の人間にしては、どこか外側から物事を見ているような距離感。
スバルが異世界から来た存在だからこそ、アルにも同じような「こちら側ではない」匂いを感じてしまう。
この近さが、リゼロ アル 正体の検索需要につながっている。
第10話でスバルが記憶と死者の書に揺さぶられると、この近さがさらに気になる。
スバルは普通の人間ではない。
死に戻りを持ち、何度も死を越え、誰にも言えない時間を抱えている。
もしアルにも似た種類の秘密があるなら、彼の軽口や仮面は、ただの個性ではなく防御に見えてくる。
アルが怪しく見えるのは、悪人らしいからではない。
むしろ、はっきり敵に見えないからこそ怖い。
敵なら敵として警戒できる。
味方なら味方として信じられる。
しかしアルは、そのどちらにも完全には収まらない。
スバルの近くにいるようで、核心には踏み込ませない。
この中途半端な距離が、妙な引っかかりを残す。
死とやり直しを連想させる空気が、アルをただの騎士に見せない
アルの怪しさを考える時、どうしても意識したくなるのが死とやり直しの気配。
スバルの死に戻りほど明確に説明されているわけではない。
しかしアルの言動には、どこか「一度きりの人生」だけで動いていないような雰囲気がある。
危機に対する反応。
諦めと達観が混じった口調。
普通の騎士とは違う経験値の匂い。
第1期で初めてアルが出てきた時も、彼はプリシラの横で独特の存在感を放っていた。
プリシラは強烈な人物で、自分の価値観を一切曲げない。
その横にいるアルは、主君に振り回される軽い男にも見える。
しかし、ただ振り回されているだけではない。
プリシラの危うさを知りながら、それでもそばにいるような奇妙な落ち着きがある。
スバルとの距離感にも違和感がある。
同じ異物同士のような空気。
近づきすぎないのに、完全には無関心でもない。
スバルがこの世界で浮いている人物なら、アルもまた別の形で浮いている。
だから、二人が同じ画面や同じ話題に触れると、どうしても裏に何かあるように感じてしまう。
第10話のスバルは、自分の中に他人の記憶が入り込み、自分の行動すら疑う状態へ追い込まれる。
この流れを見ると、リゼロという作品では「自分」と「他人」の境目がかなり危うい。
記憶を失う。
名前を奪われる。
死者の人生を読む。
死んだ時間を覚えている。
そうした異常の中に、アルという仮面の男も置かれている。
アルの正体は、簡単に断定できるものではない。
だが、怪しいと感じる材料は多い。
仮面。
片腕。
スバルとの妙な近さ。
プリシラ陣営にいながら、物語の核心へ近い気配。
そして死ややり直しを連想させる空気。
第10話でスバルの異常が深くなるほど、アルもただの脇役には見えなくなる。
だから第10話をアル視点で見ると、直接の出番以上に意味が出る。
スバルが自分を疑う回だからこそ、アルの隠された過去も気になる。
スバルが死者の書で他人の人生に触れる回だからこそ、アルの人生にも何か大きな欠落があるように見える。
リゼロ 10話は、メィリィの死を描きながら、アルの正体疑惑までじわじわ広げてくる回になっている。
第5章 アルの正体につながる伏線|仮面・片腕・距離感が残す違和感
顔を隠している時点で、アルは最初から「見せない人物」として立っている
アルの怪しさは、まず仮面から始まる。
顔を隠している人物は、それだけで過去を隠しているように見える。
もちろん『リゼロ』には見た目だけで判断できない人物が多い。
しかしアルの場合、仮面、軽口、片腕、プリシラの騎士という立場が重なり、最初から普通の従者には見えない。
プリシラは、かなり強烈な王選候補者。
自分の価値を疑わず、周囲を振り回し、相手の都合を気にせず場を支配する。
その横にいるアルは、彼女に振り回されるようでいて、完全に飲まれているわけではない。
呆れたように返し、距離を取りながらも、必要な時にはそばに立つ。
この関係だけでも、アルには妙な余裕がある。
スバルと比べると、違いも見えてくる。
スバルは感情が顔に出やすい。
怒り、焦り、恐怖、後悔、喜び。
その全部が表情や言葉に出る。
一方のアルは、仮面で表情が見えない。
本気で笑っているのか、怯えているのか、諦めているのか、外からはつかみにくい。
だからアルは、画面に出てくるたびに一歩奥が気になる。
何を知っているのか。
なぜ顔を隠すのか。
なぜ片腕なのか。
なぜプリシラのそばにいるのか。
この疑問が、リゼロ アル 正体という検索につながりやすい。
第10話でスバルが自分を信じられなくなる流れを見ると、この「見せない人物」の怖さがさらに強くなる。
スバルは記憶が欠け、自分の行動すら疑う。
アルは最初から、何かを隠したまま動いているように見える。
隠されているものが違うとしても、どちらも視聴者に不安を残す存在になっている。
スバルと似ているのに、決定的に違うところが怖い
アルが気になるのは、スバルと似ているようで、同じではないから。
二人とも、この世界の常識から少し浮いている。
スバルは異世界から来た少年として、ルグニカの文化や騎士の価値観に戸惑ってきた。
アルもまた、言葉の選び方や場の受け流し方に、どこか外側の人間のような匂いがある。
ただしスバルは、かなりむき出しの人物。
失敗すると崩れる。
怒ると叫ぶ。
傷つくと顔に出る。
第1期の王選会場では、その未熟さが痛いほど出てしまった。
白鯨戦や聖域を越えて成長しても、根っこの部分には感情で動く熱さが残っている。
アルは、その逆に見える。
熱さがないわけではないのに、表に出す量を抑えている。
危険を知っているような口ぶり。
諦めを知っているような間。
軽い調子で話しながら、踏み込まれたくない線だけは守る。
この距離感が、ただの明るい男ではない印象を強めている。
片腕という要素も大きい。
失われた腕は、アルが過去に何かを越えてきた証のように見える。
戦いで失ったのか。
誰かを守った結果なのか。
それとも、もっと異常な出来事に関わっているのか。
詳しく語られないからこそ、想像が膨らむ。
第10話では、メィリィの死者の書によって、他人の人生や過去がスバルの中へ流れ込む。
そこから考えると、アルの過去もただの履歴では済まないように感じられる。
顔を隠し、身体の一部を失い、どこか達観している男。
その背後に、死や後悔ややり直しの匂いがあるように見える。
だからアルの正体疑惑は、ひとつの答えを急ぐより、違和感を積み重ねて見る方が面白い。
仮面。
片腕。
プリシラとの関係。
スバルとの似た空気。
そして、核心に近づきそうで近づかない距離。
その全部が合わさって、アルは第10話の周辺でも強く気になる人物になっている。
第6章 第1期から見るアル|初登場時から違和感はあった
プリシラの騎士として出てきた時点で、アルは少し浮いていた
アルは、初登場の時点から少し変わった人物だった。
プリシラのそばにいる騎士。
それだけなら、王選候補者を支える従者の一人として見てもいい。
しかし実際には、ラインハルトやユリウスのような正統派の騎士とはかなり違う。
礼儀正しく美しい騎士というより、泥を知っている傭兵のような空気がある。
プリシラは、自分の美しさと運命を疑わない人物。
周囲の人間を当然のように振り回し、自分が中心にいることを少しも疑わない。
普通なら、その横に立つ人物は飲み込まれてしまう。
だがアルは、振り回されながらも、どこか一歩引いた目で見ている。
この立ち位置がかなり独特。
王選関係者が集まる場面では、それぞれの騎士に色がある。
ラインハルトは剣聖として別格。
ユリウスは騎士道と名誉を背負う人物。
フェリスはクルシュ陣営の癒やしと毒を持つ存在。
その中でアルは、仮面をかぶり、片腕で、軽口を叩く。
明らかにひとりだけ雰囲気が違う。
スバルと出会った時の空気にも、妙な引っかかりがある。
完全な初対面のはずなのに、どこか距離が近いようにも見える。
スバルと同じく、この世界に最初からなじんでいる人間ではないような空気。
その違和感は、後から振り返るほど大きくなる。
リゼロ 10話でスバルの記憶や自我が揺らぐ展開を見ると、初期のアルも別の見え方になる。
あの軽さは、本当に性格だけなのか。
仮面は本当に傷を隠すためだけなのか。
プリシラのそばにいる理由は、ただの忠誠なのか。
第1期から置かれていた違和感が、今になってじわじわ効いてくる。
アルはスバルと同じ方向を見ているようで、違う場所に立っている
アルとスバルは、似ているようで決定的に違う。
スバルは、目の前の人を助けるために何度も壊れる。
レム、エミリア、ベアトリス、ラム、ガーフィール。
出会った人との関係に巻き込まれ、そのたびに死に戻りで傷を抱えてきた。
彼の行動は、痛々しいほど感情に近い。
アルは、もっと乾いて見える。
誰かを見捨てる冷たさだけではない。
しかし、スバルほど真正面から全部を抱え込むようにも見えない。
一度大きく失った人間が、もう同じようには熱くなれないような空気。
その乾きが、アルを不穏に見せている。
プリシラとの関係も、その違いを強めている。
プリシラは、他人を救うために動く人物ではない。
自分が正しいと信じ、自分の価値観で世界を切り取る。
その横にいるアルは、スバルのような必死さとは違う形で、彼女の世界に付き合っている。
ここに、アルの過去や諦めがにじんで見える。
第10話のスバルは、メィリィの死者の書によって、他人の人生を追体験する。
その中で、自分の中に別人の感覚が混じっていく。
この展開を見た後だと、アルの軽口にも別の重みが出る。
もしかすると彼も、自分だけの記憶や誰にも言えない失敗を抱えているのではないか。
そんな想像が自然に出てくる。
もちろん、アルの正体を第10話だけで断定することはできない。
だが、疑いたくなる材料は長く積み上がっている。
第1期からの仮面。
片腕。
プリシラ陣営での浮いた存在感。
スバルとの妙な近さ。
そして第10話で強まった、記憶と死の不気味さ。
リゼロ アル 正体を考える面白さは、答えそのものより、違和感のつながりにある。
スバルが普通の主人公ではないように、アルもただの騎士では終わらない気配がある。
第10話は、メィリィやスバルの異常を描く回でありながら、
過去からずっと残っていたアルの謎まで、改めて見返したくなる一話になっている。
第7章 まとめ|第10話はメィリィの死から、アルの正体疑惑まで広がる回
スバルの異常が深まるほど、アルの怪しさも濃く見えてくる
第10話は、アル本人が大きく動く回ではない。
けれど、スバルの異常がここまで深くなると、アルの存在まで改めて気になってくる。
メィリィの死体。
死者の書。
他人の人生が流れ込む感覚。
自分が何をしたのか分からない恐怖。
その全部が、スバルという人物の足元を揺らしている。
スバルは、もともと普通の人間ではない。
異世界から来て、死に戻りを持ち、誰にも言えない時間を何度も抱えてきた。
第1期のロズワール邸、白鯨戦、ペテルギウス戦、聖域での試練。
そのたびに、スバルだけが覚えている失敗と死が増えていった。
第10話では、そのスバル本人の記憶や感覚まで壊れ始める。
だからこそ、アルがただの騎士には見えなくなる。
仮面で顔を隠し、片腕を失い、プリシラの横で軽口を叩く男。
最初は変わった従者に見える。
しかしスバルの異常性が濃くなるほど、アルにも同じような影が見えてくる。
彼もまた、普通の時間だけを歩いてきた人物ではないように感じられる。
アルの怪しさは、悪役らしさとは違う。
はっきり敵として立ちはだかるわけではない。
スバルに露骨な敵意を向けるわけでもない。
むしろ、距離を取りながらも妙に近い。
その中途半端な位置が、逆に不気味さを残している。
第10話で見えてくるのは、リゼロという物語が「死」だけでなく「記憶」や「自分の輪郭」まで壊してくること。
メィリィの人生を追体験するスバルは、他人の過去に飲まれそうになる。
自分の記憶が欠けたまま、死体の前に立たされる。
その状態を見ると、アルの仮面や過去の沈黙も、ただの飾りには見えなくなる。
アルの正体は断定できなくても、伏線として見返したくなる材料は多い
アルの正体を第10話だけで決めつけることはできない。
しかし、疑いたくなる材料はずっと積み重なっている。
仮面。
片腕。
プリシラ陣営での浮いた存在感。
スバルとの妙な距離。
軽い言葉の奥にある、諦めを知っているような空気。
第1期で初めて見た時から、アルは王選関係者の中で少し異質だった。
ラインハルトやユリウスのような正統派の騎士ではない。
フェリスのように役割が分かりやすいわけでもない。
プリシラの横で振り回されながら、どこか一歩引いて世界を見ている。
その立ち方が、後から振り返るほど引っかかる。
スバルとアルの共通点も、見逃しにくい。
二人とも、この世界の常識から少し外れている。
言葉の感覚、場の受け流し方、危険に対する反応。
スバルが異世界から来た存在だからこそ、アルにも似た匂いを感じてしまう。
ただし、スバルがむき出しの感情で進むのに対し、アルは仮面の奥へ隠している。
第10話のスバルは、死者の書によってメィリィの人生に触れ、自分の内側が揺らぐ。
その流れを見た後だと、アルの過去にも何か大きな空白がありそうに見える。
顔を隠す理由。
片腕を失った背景。
プリシラのそばにいる理由。
スバルに近いようで、決して近づききらない理由。
どれも、後の展開で意味を持ちそうな違和感として残る。
リゼロ 10話は、表面だけ見るとメィリィの死とスバルの混乱が中心の回。
だが、その奥では「自分とは何か」という怖さが濃くなっている。
記憶を失えば、自分が分からない。
他人の人生が流れ込めば、自分の境目が揺らぐ。
死に戻りを持っていても、自分自身を信用できなければ救いにならない。
その流れの先で、リゼロ アル 正体への関心も強くなる。
アルは何を知っているのか。
何を隠しているのか。
なぜスバルと似た影をまとっているのか。
第10話はその答えを出す回ではない。
けれど、アルをもう一度見返したくなる材料を増やす回になっている。
だから第10話の感想として一番残るのは、メィリィの死だけではない。
スバルの中が壊れていく怖さ。
死者の書が見せる過去の生々しさ。
そして、アルという仮面の男が抱えていそうな底の見えない謎。
この三つが重なることで、4期10話は監視塔編の不気味さを一段深くする回になっている。
Re:ゼロまとめ
『Re:ゼロ』の考察・キャラ解説・王選・魔女教・大罪司教関連記事をまとめています。
スバル、エミリア、レム、ラインハルト、アル、魔女教、暴食、プレアデス監視塔の記事はこちら。
あなたは映画やドラマを思いっきり楽しみたいですか?
- 「観たい映画があっても、配信サービスごとに探すのが面倒…」
- 「ドラマやアニメを楽しみたいけれど、作品数が少なくてすぐ見終わってしまう…」
- 「マンガや雑誌まで楽しみたいのに、別々に契約するのは大変…」
- 「せっかく登録しても、観たい作品が見つからないことがある…」
- 「休日に何を観るか迷って時間が終わってしまう…」
など、動画配信サービスを利用したいけれど、
自分に合ったサービス選びで悩んでいる方は多くいらっしゃいます。家族や友人に相談しても、
自分に合った作品が見つからず困ってしまうこともありますよね。そんな方に注目されている動画配信サービスが♪
●U-NEXT(ユーネクスト)の魅力
映画・ドラマ・アニメはもちろん、
マンガや雑誌などの電子書籍まで楽しめる
総合エンタメサービスです。幅広いジャンルの作品がそろっており、
話題作から定番作品まで楽しめるため、
さまざまなエンタメをまとめて楽しみたい方に人気があります。さらに、
ライブ配信やスポーツ中継、
韓流ドラマや独占配信作品なども充実しているのが特徴です♪作品数やジャンルの幅広さが魅力のサービスとして、
多くのユーザーに利用されています。31日間無料トライアルを実施しています♪
まずは実際に使ってみて、
自分に合った作品を探してみるのも楽しいと思います。幅広い作品を楽しみたい人には、
使いやすい動画配信サービスですよ♪
●さらに便利なポイントも!
スマホ・タブレット・テレビなど、
さまざまな端末で視聴できるため、
外出先や自宅など、好きな場所で楽しめます♪さらに、
独占配信作品やライブ配信も多数あるため、
いろいろなジャンルを楽しみたい方にも向いています。エンタメ好きの方は、
ぜひチェックしてみてください♪


コメント