〖尊い〗『お前ごときが魔王に勝てると思うな』フラムと魔王は百合なのか?距離感と温度差が刺さる理由3つ

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「え、これ百合…?」って、こっちが勝手に息止めるやつ。フラムと魔王って、甘い恋っぽさは少ないのに、妙に刺さる。近いのに安心できない。

優しいっぽいのに冷たい。助ける気があるのかないのか分からない。そういう“わけわからん温度差”がずっと続くから、見てる側の胃がキュッてなる。

この記事では、フラム×魔王が百合っぽく見える理由を、難しい言葉なしで、場面とセリフの感じで3つに分けて。

この記事を読むとわかること

  • フラムと魔王の“距離感の怖さ”に納得!
  • 優しさに見せかけた“支配の言葉”の刺さり方
  • 百合と錯覚させる“温度差”の正体と破壊力
  1. そもそも百合なの?ってなる理由
    1. “恋愛”とも“友情”ともズレた関係性
    2. 百合の“濃い空気”だけが抽出されている
    3. 拒絶できない関係は、もう関係になってる
    4. 百合って言葉は“濃度”を説明するために使われる
    5. “絡まった人間関係”+“女の子同士”の相性
  2. 理由①:魔王の言葉が「優しそう」で「痛い」
    1. 静かな口調が逆に怖い
    2. 静かな声と“間”が刺さる
    3. 「優しさ」の罠と、その毒性
    4. フラムの“聞いてしまう”無力さ
    5. 静かで痛い呪いのような言葉
  3. 理由②:近いのに安心できない距離の詰め方
    1. 安心のない接近
    2. 逃げたいのに逃げられない
    3. 支配に近い距離の使い方
    4. 信頼も拒絶も成立しない距離
    5. 視聴者の反応すら制御される距離感
  4. 理由③:フラムの反応が「嫌い!」で終わらない
    1. ただの拒絶じゃない「反応してしまう」しんどさ
    2. 「優しさの仮面」をかぶった魔王の言葉
    3. 拒絶しきれない“スキマ”が百合っぽさを生む
    4. 優しさか?罠か?曖昧さが感情を揺らす
    5. 「優しさ」が壊すための布石に見える怖さ
    6. 「嫌い」で終わらないから、しんどい
  5. 刺さった瞬間トップ3(空気・間・視線)
    1. ① 魔王が落ち着いて話しかけてくる瞬間
    2. ② フラムが言い返せず、言葉が部屋に残る瞬間
    3. ③ 視線が合う(ように見える)瞬間
    4. “空気”が語る恐怖の本質
  6. おまけ:百合っぽく見えるのは「助ける/殺す」の境目が見えないから
    1. 希望を持たせて、突き落とす
    2. 拒絶できない“恐怖の中の対話”
    3. ラベルのない関係の痛さ

そもそも百合なの?ってなる理由

“恋愛”とも“友情”ともズレた関係性

「百合っぽいよね〜」って言うとさ、いきなり“恋愛モード”の話を想像する人が多いけど、フラムと魔王の関係はちょっと違うんだよね。

甘さがない。というか、怖いのよ。妙に緊張感あって、ふわっとした優しさとか無い。
なのに、なんか目が離せなくて、変に“尊い”って言いたくなっちゃう。その感覚がまず不思議。

だって、普通の友情とも違うし、かといって恋とも言い切れない。もっと冷たい。でも無関心ではない。

たとえば、フラムが魔王をガン無視してるわけじゃないし、逆に魔王も、ただの敵として一方的にフラムを潰そうとしてるわけでもない。

この“妙な余白”があるせいで、見てる側はそこに「なんかあるかも」って勝手に勘ぐっちゃう。

百合の“濃い空気”だけが抽出されている

そもそも、百合ってさ、ただの「女の子同士の恋愛」だけじゃなくて、もっと広い意味を含んでると思うのよ。

言葉少なめなのに空気が濃いとか、ちょっとした仕草がやたら刺さるとか、他の人が入り込めない空間があるとか——そういうの、ぜんぶ百合っぽさの要素になりうる。

で、フラムと魔王って、まさにそこなんだよね。

なんかこう、「このふたりだけの空気」ってのが、妙に濃い。
たとえば、魔王が一言しゃべるだけでフラムが固まる。

その空気に第三者は入れない。
視線が合ったかどうか、それだけで空気が変わる。

なのに、べったりした関係じゃない。手も繋がないし、優しく寄り添う感じもゼロ。でも、「じゃあ敵同士なの?」って聞かれると、それも違う。

というか、敵ってこんな距離の詰め方するか?って感じ。優しくないのに、雑でもない。むしろ、丁寧に揺さぶってくる。優しさと違う“静かな圧”がある。

拒絶できない関係は、もう関係になってる

もうひとつ、見てて苦しくなるのは、フラムが魔王に対して“完全に拒絶しきれてない”ところ。
「嫌い!」って言えたらどれだけラクか。でも、そうならない。

怖がってるし、戸惑ってるし、無理って思ってるはずなのに、言葉を受け止めてしまうし、視線を逸らせない。

これはもう、関係として成立しちゃってるんだよ。むしろ“拒絶だけで終われない関係性”が見えるから、こっちは勝手に深読みしてしまう。

百合って言葉は“濃度”を説明するために使われる

この「百合なの?」ってなる感覚って、“恋愛的に好きかどうか”よりも、「この空気、他の誰とも違うよね?」って思える瞬間が何度もあるからなんだと思う。

つまり、“女の子同士だから百合”なんじゃなくて、「なんかこのふたり、他の誰にも見せない顔をしてる」っていう感覚。

百合って言葉を使いたくなるのは、その濃い空気をどうにか言語化したいときなんだよね。

しかも、この作品って、視線の合わせ方とか、セリフの“間”とか、演出もわざと曖昧にしてるからさ、もう受け手側の感情がかき乱されまくるのよ。

「これは敵対なの?保護なの?調教なの?恋なの?」って頭が混乱するくらい、関係がふわふわしてる。

その混乱の真ん中に、妙な静けさがある。大声で感情をぶつけるとかじゃなくて、静かに近づいて、静かに刺してくる。

フラムはビクビクしながらも、その“静けさ”の中で身動きが取れなくなる。

“絡まった人間関係”+“女の子同士”の相性

これがね、感情の“絡まり方”としてめちゃくちゃ重い。
百合っていうより、“絡まった人間関係”なんだけど、そこにたまたま女の子同士って要素が乗ってくるから、百合っぽさが倍増する。

観てるこっちも、「百合って言っちゃダメな気もするけど、でも言いたくなる…」ってなる。
その“言いたいけど言い切れない”ってところに、作品の毒があるんだと思う。

つまり、フラムと魔王って、わかりやすく「恋です!」じゃなくて、
“言葉にしづらい感情”を一方的じゃなく双方向で生んでしまってる時点で、もう十分すぎるほど“百合っぽい”んだよね。

そしてこの段階で、もうこっちの胃は軽く痛い。

理由①:魔王の言葉が「優しそう」で「痛い」

静かな口調が逆に怖い

魔王のしゃべり方って、なんかおかしいよな。
落ち着いてて、声も綺麗で、表情もあんまり動かないし…。

なのに、あの言葉のひとつひとつが、フラムに刺さるし、見てるこっちの胸にもズブってくる。
優しくも聞こえるのに、全然安心できない。むしろ、あれほど冷たいものってないよ。

たとえば、普通なら怒鳴ってくるシーンあるじゃん?
フラムが失敗したり、無力だったりしたとき。

「何やってんだよ!」ってキレるんじゃなくて、
魔王は静かに「そう…あなたはまだ壊れてないのね」って言うの。
なんか、慰めでも励ましでもない。

ただ“壊れるかどうか”を見てるだけ。
感情もなく、価値もなく、まるで“壊れるモノ”としてフラムを評価してるみたいな目。

静かな声と“間”が刺さる

その時の声がさ、妙に丁寧で静かだから、逆にぞわってする。
音が小さい分、逆に心に響くの。

その言葉に、フラムも観てるこっちも、ぎゅって心掴まれる。

しかも魔王って、フラムを心配してるようなフリがうまいのよ。
「体調は?」とか「無理しないで」みたいなセリフ、時々あるじゃん。

でもそれって、全部“フラムがどこまで耐えられるか”を見極める材料にされてる。
やってることが優しさっぽく見えるけど、実はそれが一番怖い。

だって、優しいように見せかけてるだけだから。

そういう“ズルさ”があるのよ。
たぶんフラムも、それにうっすら気づいてるんだけど、
もう心がズタズタで、そこに突っ込む余裕なんかないのよ。

だからこそ、魔王の静かな言葉が、するっと中に入り込んでしまう。
そしてフラムの中に残って、じわじわと、心を崩していくの。

「優しさ」の罠と、その毒性

「あなた、まだ壊れてないのね」
「……それなら、もう少し楽しめそう」

そんなセリフ、普通の距離感で聞いたらドン引きだけど、
フラムと魔王の間ではそれが“会話”として成立しちゃうんだよ。

だって、逃げられないし、言い返せないし、声が優しいから。

それに、あの“間”も怖い。
魔王って、言ったあとすぐに畳みかけたりしないの。
静かに、余韻を残すように止まる。

その「……」の沈黙に、フラムの弱さが吸い込まれていく。
言葉そのものじゃなくて、その“後”が効いてくるの。

見てる方も、その無音が続くたびに胃の奥がぐってなる。

そしてね、魔王の言葉が“冷たい”だけじゃないのがまた厄介なんだよ。
たまに、“ちょっと気にかけてる風”のニュアンスを混ぜてくる。
それがどこまで本心かわかんないから、こっちの頭が勝手に「もしかして…」って誤作動を起こす。

あれさ、完全に“罠”なんだよね。
優しさのフリをして、フラムの警戒を緩めさせる。
で、油断したところにスッと“評価”が入る。

「あなたには価値があると思ってたけど、やっぱりまだ未熟ね」
そんなふうに、丁寧に壊してくる。
それが、あまりにも冷静で、演技にも見えないから、本当に恐ろしい。

フラムの“聞いてしまう”無力さ

恋とか、そういうものじゃないんだよ。
でも、恋愛モノよりもよっぽど心が乱される。

たぶん、フラムと魔王の会話って、
“優しい顔して急所に刃物を突きつける”みたいな構造なんだと思う。

そして、それを受け止めてるフラムが、また反応しちゃうんだよね。
怯えながらもちゃんと聞いてしまう。

拒絶すればいいのに、できない。
聞くたびに少しずつ壊れていくのに、それでも耳を傾けてしまう。

この“聞いてしまう”っていう無力さが、見てるこっちにも移るのよ。
「やめてよ…聞かなくていいよ…」って思うけど、フラムも自分も止まれない。

静かで痛い呪いのような言葉

そういう意味で、魔王の言葉って、ただの台詞じゃない。
呪いに近い。

丁寧で、静かで、綺麗に見えて、
中身は毒そのもの。

でも、フラムの状態があまりにも不安定だから、それが薬に見えてしまう。
見てる側も、“これは毒だ”と分かってるのに、“効いてしまう”感じがする。

この、“優しそうで痛い”言葉の数々が、
フラムと魔王の関係を、ただの敵対以上に見せてしまう。
恋じゃないのに、強烈な影響力。

距離はあるのに、心に入り込む温度。
それが、百合っぽいと感じてしまう要因なんだと思う。

優しそうな声で壊される」って、こんなに怖いんだって、フラムを見て気づかされるよね。
そしてそれを見てる自分の心も、ちょっとずつ削られていく。

あの会話の全部が、静かで、丁寧で、痛い。

その“痛さ”の中に、妙な“関係性”の温度を感じてしまうから、
百合って一言じゃ括れない、得体の知れない刺さり方になるんだと思う。

理由②:近いのに安心できない距離の詰め方

安心のない接近

ふつう、誰かと距離が近づくときって、ちょっとでもホッとする瞬間があるじゃん?
「この人、こっちに敵意はないな」とか、「助けてくれるのかも」っていう予感とか。

でも、フラムと魔王の距離は、その“安心の予感”がまったくない。むしろ逆。
近づかれるほどに、身体が固まって、空気が冷たくなる感じがする。

魔王は声を荒げるわけでも、いきなり殴ってくるわけでもない。
だけどその静かな歩き方、穏やかな声、何気ない視線のすべてが「逃げられない」って思わせてくる。
優しそうなトーンなのに、全然優しくないのがやばい。
あの雰囲気のせいで、「近づく=助けてくれるかも」という一般的な感覚が通用しない。

逃げたいのに逃げられない

それでも、フラムは完全に逃げようとはしない。
もちろん、怖がってるし、抵抗もしてるんだけど、完全に拒絶しきれない。

だって魔王は、暴力で押さえつけてくるタイプじゃないんだよ。
静かに、丁寧に、ジワジワと詰めてくる。

だから、フラム側の“逃げたい気持ち”と“様子をうかがいたい気持ち”が混ざってしまって、余計に逃げられなくなる。

距離が近づくたび、フラムの心拍が上がってるのがわかる。
それはドキドキじゃなくて、完全に警戒のバクバク。

でもね、その警戒心すらも、魔王の中では織り込み済みなんじゃないかって思わせてくる。
つまり、「このくらい近づいたら怖がるよね?でも逃げないよね?」っていう計算された接近。

そんなふうに思っちゃうくらい、魔王の“詰め方”には余裕がある。

しかもその余裕が、まったく温かくない。
あれは“支配”の余裕だ。

逃げ道をふさぐけど、捕まえない。
押さえつけないけど、逃がさない。
じわじわと逃げ道を削っていくような、そんな距離の詰め方をしてくる。

支配に近い距離の使い方

たとえば、フラムが部屋の隅に追い詰められてるとき。
魔王は一歩ずつ近づいてくる。

そのたびに、フラムは足をすくませながらも、なぜかその場から動けない。
その静かな“圧”が、画面越しにこっちまで伝わってくる。

近づいてくるのに、手は出さない。
言葉も優しげ。

でも、その“優しげ”がぜんぜん信じられないから、逆に怖い。
フラムだけじゃなくて、見てる側まで「早く逃げて!」って言いたくなるのに、フラムは動かない。
この“動けなさ”が、関係性としてめちゃくちゃしんどいし、百合っぽさを感じる温床になってる。

信頼も拒絶も成立しない距離

だってさ、恋愛でもなんでも、距離が近くなるってことは、それなりに相手を信頼してるからじゃん?
でもフラムは、信頼してないのに近づかれてる。
そして、完全に拒絶もできない。

この「信頼も拒絶もできないまま、距離だけが縮まっていく」って状態が、もうしんどすぎる。

しかも、魔王はその距離の詰め方を完璧にコントロールしてるように見える。
一歩近づくたびに、フラムの表情が強ばっていくのを、あえて確認してるような間。

視線の高さを揃えて、圧をかけるタイミングが異常に的確。
たぶん、フラムの過去とか、弱ってる部分を完全に見抜いた上で、あの距離感を作ってる。

視聴者の反応すら制御される距離感

そういうところが、“ただの敵”でも“ただの助け舟”でもない。
だから、関係性にラベルが貼れない。

「怖い」けど「見たい」
「逃げてほしい」けど「この先も見届けたい」
そんな視聴者の矛盾した気持ちまで引き出してくる。

たぶん、フラムと魔王の距離感にゾワッとするのは、
視聴者側が「自分なら耐えられない」って思うからなんだよね。

でも同時に、「こんなに詰められてるのに、フラムはなぜか目を逸らさない」ってことに惹かれてしまう。
その“逸らせなさ”が、関係をただの対立じゃなくて、どこか“歪んだ関係性”に見せてしまう。

百合っていうと、手を取り合うイメージが強いけど、
この二人は「逃げたいのに逃げられない距離」でつながってる。

そのつながり方が、甘くもロマンチックでもないのに、なぜか印象に残る。

これはもう、恋でも友情でもない。
でも、“関係”として無視できない距離。

この微妙な「詰まりすぎた距離感」が、フラム×魔王を“百合っぽく見せる”理由のひとつだと思う。

理由③:フラムの反応が「嫌い!」で終わらない

ただの拒絶じゃない「反応してしまう」しんどさ

この章が一番しんどい。マジで胃にくる。

フラムって、魔王に対して「怖い」とか「嫌い」とか、そういう感情はたしかにあるはずなんだよ。でも、ただ「嫌い!」って言ってスパッと切れる感じじゃない。むしろ、見てしまう。聞いてしまう。立ち止まってしまう。そこがやばい。怖がりながらも、反応が完全にはシャットアウトできてないのが、見てて刺さる。

「優しさの仮面」をかぶった魔王の言葉

普通の敵なら、怒鳴ってくるとか暴力的とか、もっと分かりやすく「こいつヤバい!」ってなるじゃん。でも魔王は違う。

静かに、優しげに、フラムに話しかけてくる。落ち着いてる。言葉も丁寧。そこが逆に怖いんだよ。

たとえば、フラムが必死に拒絶してるのに、魔王は一歩引いた姿勢で「それが君の選択なんだね」みたいな言い方をする。

これ、怒ってるわけでもないし、脅してるわけでもないのに、めっちゃ圧がある。優しい“ように見える”態度の裏にあるものが分からないから、視聴者としても心が落ち着かない。

拒絶しきれない“スキマ”が百合っぽさを生む

そして、フラムもフラムで、それを完全には無視できない。怖いくせに、見てしまう。嫌いなのに、聞いてしまう。魔王の目を見る。言葉を反芻する。

そういう「反応してしまう自分」が、フラムの中にもいるし、それを見せられる側としても「やめとけ!」って思いながら目が離せなくなる。

しかも、それってフラムが弱いからじゃないんだよね。単に「奴隷だから」とか「戦闘力が低いから」じゃなくて、

精神的にギリギリのところにいる状態だからこそ、魔王の“変な温度の言葉”が刺さってしまう。優しさと冷たさが混ざってるからこそ、防御が間に合わない。

ここで視聴者が勝手に「百合っぽい…」って感じちゃうのは、その曖昧さのせい。完全に拒絶するなら、それで終わる。でも拒絶しきれないから、「もしかして受け入れてしまうかも…」っていう“スキマ”ができてしまう。

このスキマが、まさに“百合っぽさ”の火種になる。フラムと魔王の間には、「嫌い」と「気になる」の間の、なんとも言えない空気が漂ってる。

近づかないと決めたはずなのに、近づいてくる魔王に対して、自分でも予想外の反応をしちゃう。たとえば一瞬、言葉に詰まるとか。少し目を逸らすとか。それだけで「え、ちょっと待って…」ってなる。

優しさか?罠か?曖昧さが感情を揺らす

しかも魔王って、そのあたりの“人の反応”をちゃんと見てるタイプっぽい。フラムがビクッとしたり、言葉に詰まったりすると、それをわざと拾ってくる。「今、何か思ったでしょ?」みたいな。怖すぎる。

そういう意味で、フラムは逃げきれてないんだよね。心のどこかで「この人、ただの敵じゃないかも」って思ってる節がある。

でも同時に「やっぱりヤバいやつだ」って思ってる。その間をグルグルしてる感じが、めっちゃ人間っぽいし、しんどい。

この章のキツさって、感情が一方向に動かないところにある。「好き」とか「嫌い」とかで片付かない。「気になるけど怖い」「近づきたくないのに目が離せない」っていう、矛盾した感情がごちゃごちゃになってる。

たとえば、魔王が何かを語るとき、フラムは一瞬目を見開いたり、肩をこわばらせたりする。その仕草がもう「反応しちゃってる」証拠なんだよね。

でも次の瞬間には「絶対に近づかない」って決めてる風に、顔を背ける。この繰り返しが、観てるこっちの心拍数まで巻き込んでくる。

「優しさ」が壊すための布石に見える怖さ

そして一番怖いのが、魔王の発言が「本当に優しいのか、それとも壊す前の下準備なのか」が分からないところ。

丁寧に話しかけることで、フラムの心の中に“何か”を作って、それを後から壊すつもりなんじゃないかって疑いが消えない。

なのに、フラムはその“何か”を作らせてしまう。完全に防御できてない。そこがもうしんどい。

見てる側としても、「やめとけフラム!」って思うし、「でもちょっとわかる…」ってなる。魔王の言葉に、少しだけ救いの香りがあるように感じちゃうから。だけどそれって罠なんだよね。たぶん。

でも、その「たぶん」が言い切れないまま、どんどん話が進む。この“確信のなさ”が、百合っぽさに繋がってくる。明確な告白も、明確な拒絶もない。でも何かがある。そういう“なにか”がずっと漂ってる。

「嫌い」で終わらないから、しんどい

つまり、フラムの反応が「嫌い!」で終わらないのは、魔王の存在が単なる敵以上の何かを持ってるから。

そして、その曖昧な“何か”に揺れてしまうフラムの様子が、見ている側の感情をぐちゃぐちゃにしてくる。

そのせいで「百合かどうか」とかじゃなくて、「なんかもう無理…でも見ちゃう…」って状態になる。これが、この2人の関係の“怖さ”であり、“しんどさ”であり、“刺さり方”なんだと思う。

刺さった瞬間トップ3(空気・間・視線)

アニメ観てて、「いまの空気、刺さった…」って無言になる瞬間あるよね。
音も少なくて、会話も少なくて、でも逆にそれがキツいやつ。

フラムと魔王のシーンは、まさにそれの連続。音じゃなくて“空気”で刺してくる。
ここでは、その中でも「もう無理…」ってなった瞬間を、3つに絞って語らせて。

① 魔王が落ち着いて話しかけてくる瞬間

まずこれ。怒鳴るわけでも、威圧するわけでもないのに、
あの落ち着いた声でスッと近づいてくる瞬間。
言い方が優しげなのが、逆に怖い。

まるで「本当に心配してる」みたいなトーンなのに、
言ってる中身は冷酷そのものだったりする。

たとえば、フラムが明らかに傷ついてる時に、
魔王がふっと距離を詰めて、落ち着いた声で

「壊れかけてるな。あとどのくらい持つだろう」
なんて言う。

いやいやいや、優しさゼロじゃん。
でもトーンだけは“やさしい声”

このギャップが刺さる。
“怒鳴られた方がマシ”ってなるくらいの、静かな残酷さ。
それを笑いもせず、淡々と話す魔王の姿に、ゾッとした。

② フラムが言い返せず、言葉が部屋に残る瞬間

次にキツいのは、“間”だね。
フラムが言い返せずに黙っちゃう。

そうすると、魔王の言葉だけが空間に残る。
その残り方が、変にリアルなんだよ…。

普通のアニメって、セリフのテンポが良くてサクサク進むでしょ?
でもこの作品は、あえて“間”を取る。

フラムが何も言えずにいる時間がちゃんとある。
だから、魔王の一言一言がずっしり残る。
空気が動かない。

沈黙が続く。
画面は止まってるのに、こっちの心拍だけが上がってく。

「二人だけの空気」が固定されてしまう感じ。
それがしんどいのよ。

セリフじゃない“沈黙の圧”が、見てる側を締めつけてくる。
フラムが言い返せないとき、
「あ…今、心の中でなにか壊れたな」って伝わってくるのがヤバい。

③ 視線が合う(ように見える)瞬間

最後は“目”

この作品、やたら視線の演出が多いんだけど、
特に魔王がフラムを見つめる時の「温度」がえぐい。

あれって別に、恋っぽい視線じゃないんだよね。
ドキドキっていうより、「逃げ場がない」って感じ。

フラムがふと顔を上げた瞬間に、魔王と目が合う。
そこで一気に空気が変わる。

まるで、部屋の温度が2℃下がったみたいに。

魔王は何も言わない。ただ見てるだけ。
なのにその視線が、「お前、どうする?」って言ってる気がする。

そこに言葉はないのに、完全に追い詰めてくる。
フラムの目が揺れて、視線を逸らすまでの数秒が、長い。長すぎる。

この視線の交差で、こっちは勝手に「なにこの関係…」って想像しちゃう。

言葉がないぶん、余計な意味を詰め込みたくなる。
その余白に勝手に百合っぽさを感じちゃうんだよね。
いや、もうそれは演出の勝利。

“空気”が語る恐怖の本質

こんな風に、言葉じゃない部分で刺してくるから、
「百合かどうか」なんてどうでもよくなる。

ただただ、“距離感と空気の痛さ”に心が負けそうになる。
一回刺さると、忘れられないタイプのやつ。
こっちが黙り込むくらいの空気感って、あるんだよ…ほんとに。

おまけ:百合っぽく見えるのは「助ける/殺す」の境目が見えないから

ここまできてようやく、あの「なんか刺さる…」の正体がわかってきた。
それってたぶん、“関係の境目が見えない”からなんだよ。

フラムと魔王って、恋とか友情とか、そういうラベルがまったく当てはまらない。
でも、それっぽい雰囲気がある。それがしんどい。

希望を持たせて、突き落とす

たとえば、魔王が本気でフラムを潰したいなら、もっと手っ取り早くやれるはず。
なのに妙に丁寧だったり、待ったり、会話のテンポを合わせたりする。

その「待つ」って行為が、こっちに希望を持たせる。
「あれ?この人ちょっとはフラムを気にしてるのかも?」って。

でもその希望は、一瞬で裏切られる。
次のセリフで冷たく突き放される。
「うわ、やっぱ違ったわ…」って胃がぎゅってなる。

この繰り返しが、視聴者の気持ちを揺さぶる。
だから、「好きなの?嫌いなの?どっち?」って思いながらも、
こっちは勝手に“百合かも…”って勘違いしてしまう。

拒絶できない“恐怖の中の対話”

しかもフラムも、怖がりながらも完全には拒絶しない。
怖いのに、動けない。

殺されるかも、って思ってるのに、話を聞いてしまう。
この“拒否できなさ”が、また百合っぽさを強くする。

結局、フラムと魔王の関係って、
「好き」だから刺さるんじゃなくて、
「境界線があいまい」だから刺さるんだと思う。

助けるのか、壊すのか。
守るのか、試してるのか。
近いのか、遠いのか。

ラベルのない関係の痛さ

全部が曖昧なままで、どこにも着地しない。
そのふわっとした関係性が、逆に強く印象に残って、
「尊い」って言いたくなる。

でも、言い切れない。
だから苦しいし、何回も見返したくなる。

あの二人は、関係の名前をつけられないところにいる。
だから、こっちが勝手に“百合”という言葉でラベリングしようとしてしまう。

それでもラベルがしっくりこなくて、また心が揺れる。
そういう意味では、“刺さる”じゃなくて“染みる”関係なのかもしれない。

この記事のまとめ

  • フラム×魔王は甘さより“怖さ”が刺さる関係
  • 魔王の言葉は丁寧なのに心を抉る仕組み
  • 恋ではないのに心拍が上がる距離感が厄介
  • 拒絶できないフラムの“揺れ”が火種になる
  • 視線・空気・“間”に宿る緊張が胃に来る
  • 助けるのか壊すのか曖昧な関係が続く怖さ
  • 希望を見せて折る展開が百合っぽさを演出
  • “好き”とは違う刺さり方に中毒性アリ!

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