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【MAOアニメ】玄武がかっこいい!|第5話で摩緒を救う召喚シーンが熱すぎた

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玄武の場面は、ただの派手な必殺技ではなく、摩緒が追い込まれた状況をひっくり返す“陰陽師としての本気”が見える場面。
第5話の熱さは、玄武の迫力だけでなく、菜花を囮にする危うさ、摩緒の冷静さ、要石と猫鬼に近づく怖さが一気に重なるところにある。

  1. 第1章 結論|MAOアニメ第5話の玄武は、摩緒の本気が見える最高の見せ場
    1. 摩緒が静かなまま切り札を出すから、玄武の登場がめちゃくちゃ熱い
    2. 第5話の玄武は、菜花・要石・猫鬼の話まで一気につなげる場面
  2. 第2章 玄武がかっこいいのは、摩緒が追い込まれてから出る切り札だから
    1. 血を吸われる摩緒が見えるから、玄武の一撃に重みが出る
    2. 第1話からの摩緒を見ていると、第5話の玄武で“危うい強さ”がはっきり見える
  3. 第3章 菜花を囮にする流れがヒヤヒヤする|第5話の救出劇が熱いところ
    1. 摩緒の血を顔につけられた菜花が走る場面、普通に怖すぎる
    2. 菜花が囮になるから、玄武召喚の瞬間に救われた感じが出る
  4. 第4章 ノミの妖を一気に飲み込む玄武|水の霊獣らしい制圧感がすごい
    1. 細かく群がる吸血妖を、玄武が場ごと押し流すのが気持ちいい
    2. 玄武のあとに要石へ斬りかかる摩緒で、場面が一気に重くなる
  5. 第5章 教会を壊すほどの迫力|アニメで玄武召喚が映えた場面
    1. 無かったはずの教会が出てくる時点で、第5話はもう気味が悪い
    2. 玄武の姿が大きく見えるほど、摩緒の術者としての格も見える
  6. 第6章 要石を割りきれない怖さ|玄武でも届かない猫鬼の深さ
    1. 玄武で勝ったはずなのに、要石の前で空気が重くなる
    2. 要石が残ることで、菜花の過去と摩緒の因縁がさらに近づく
  7. 第7章 まとめ|玄武のかっこよさは、摩緒の強さと危うさを同時に見せるところにある
    1. 第5話の玄武は、派手な召喚より先に“救いの一撃”として刺さる
    2. 玄武でも要石を割りきれないから、猫鬼の怖さがさらに濃く残る

第1章 結論|MAOアニメ第5話の玄武は、摩緒の本気が見える最高の見せ場

摩緒が静かなまま切り札を出すから、玄武の登場がめちゃくちゃ熱い

MAOアニメ第5話の玄武、あれは普通にかっこいい。

うおお、ここで来るのか、となるやつ。

第5話「要石」は、最初から五行町の空気がかなり重い。
大正時代の五行町では地震が何度も起きていて、裏山が崩れ、町の妖たちもざわついている。

そこに出てくるのが、地震を鎮めるとされる要石。
本来ならその要石が祀られていた辺りに、なぜか奇妙な洋館、というより教会のような建物が建っている。

この時点で、もう嫌な感じしかしない。

普通の怪事件なら、摩緒が妖を斬って終わりでもよかった。
でも第5話は違う。

土地そのものが揺れている。
要石が絡んでいる。
そして、その奥に猫鬼の気配まで近づいてくる。

この重たい流れの中で、摩緒が玄武を出すから刺さる。

玄武は、ただの派手な助っ人ではない。
摩緒が、目の前の妖を斬るだけでは足りない場面で使った大きな切り札に見える。

しかも摩緒本人は、そこまで大声で叫ぶタイプではない。
熱血主人公みたいに叫んで押し切るのではなく、血を流して、状況を見て、菜花まで囮にして、必要な手を選ぶ。

そこが逆に怖いし、かっこいい。

教会に巣食っていた妖は、ノミのように血を吸うタイプで、見た目も動きもかなりキツい。
摩緒の血を吸っても倒れず、逆に血を求めて集まってくる。

今までの妖も不気味だったけど、第5話の妖は生理的にしんどい。
刃物で斬れば終わるというより、皮膚に張りついて血を吸う感じがあって、見ている側までゾワッとする。

だからこそ、玄武が出た瞬間の安心感が強い。

水をまとった巨大な霊獣のような存在が現れて、細かく群がる妖たちをまとめて飲み込む。
あの場面は、細かい虫の気持ち悪さと、巨大な玄武の圧がぶつかるから画面の差が大きい。

チマチマ迫ってくる妖に対して、玄武は一気に場を変える。
うわ、強い。
これは勝てる。
そう思わせる力がある。

そして、ここで大事なのは、摩緒が救われる側にも見えるところ。

普段の摩緒は、菜花を守る側に立っている。
第1話でも、五行町に迷い込んだ菜花が妖に襲われた時、摩緒は危険な相手に向かっていき、菜花を助けた。

摩緒は最初から、普通の人間ではない空気をまとっていた。
長く生きているような落ち着きがあり、毒を抱えた体で、それでも妖を相手に戦う。

でも第5話では、その摩緒も万能ではないと見える。
血を吸われる。
消耗する。
教会の奥にある要石へ届きそうで、届ききらない。

この「摩緒でもきつい」感じがあるから、玄武召喚がただの演出ではなく、本当に追い込まれた場面の切り札に見える。

最高に熱いのは、ここ。

玄武が摩緒を助けるというより、摩緒が玄武を使って自分の限界を押し返す。
けれど、その後に力尽きたように倒れるので、かっこよさと危うさが同時に残る。

無理。
ここ、かなり好き。

摩緒が強いのは間違いない。
でも余裕で勝っているわけではない。
血を使い、術を使い、菜花まで巻き込み、どうにか場をひっくり返している。

だから第5話の玄武は、「強い技が出た」だけで終わらない。

摩緒という男が、どれだけ深い因縁の中で戦っているのか。
菜花がその戦いにどんどん引き込まれているのか。
猫鬼に近づくほど、普通の退治では済まなくなっていくのか。

その全部が、玄武の登場場面に詰まっている。

第5話の玄武は、菜花・要石・猫鬼の話まで一気につなげる場面

第5話の流れを追うと、玄武の場面が急に出てきた派手技ではないことがよく分かる。

まず菜花は、現代側で過去の五行町について調べる。
白羽くんと一緒に図書館や資料をたどり、関東大震災の頃の五行町、そして要石の存在に近づいていく。

ここが地味に大事。

菜花は第1話から、大正時代の五行町に迷い込んできた普通の女子中学生として始まった。
けれど今は、ただ巻き込まれるだけではなく、自分から調べて、摩緒に情報を持っていく側になっている。

白羽くんとの現代パートは、見た目だけなら学校帰りの調査みたいで穏やか。
でも調べている内容はかなり重い。

五行町。
地震。
要石。
消えた場所。
そして、自分が事故に遭った日とのつながり。

菜花の日常と、大正の怪異が少しずつ重なっていく。
ここがじわじわ怖い。

一方、大正側の摩緒と乙弥は、頻発する地震の原因を追って、要石が祀られていた辺りに向かう。
そこで見つけるのが、本来なかったはずの教会。

これ、かなり気持ち悪い。

日本の町に、突然そこだけ違う建物が差し込まれている感じ。
祀られていた場所が、別のものに上書きされている感じ。
しかも中には、まともな祈りではなく、血を吸う妖が巣食っている。

この時点で、五行町の土地が何かに食われているように見える。

摩緒はそこへ入っていく。
乙弥もいる。
そして菜花も関わっていく。

第5話の玄武場面が熱いのは、摩緒だけの戦いではなく、菜花の現代調査、乙弥の同行、要石の異変、猫鬼の気配が全部そこに集まるから。

そして、菜花が囮にされる流れがまたエグい。

摩緒は、菜花の顔に自分の血をつける。
最初に見ると、え、何してるの、となる。
しかも相手は血を求める妖。

つまり、摩緒の血をつけられた菜花は、妖を引き寄せる餌にされる。

ひどい。
ほんとひどい。
でも摩緒らしい。

摩緒は菜花を大事にしていないわけではない。
第1話から何度も助けているし、危険な場所で菜花を完全に放り捨てるような人ではない。

けれど、必要なら使う。
守るだけではなく、作戦に組み込む。

ここが摩緒の怖いところであり、第5話の面白いところ。

菜花からすると、たまったものではない。
普通に考えたら、ノミの妖が群がってくる場所で囮にされるなんて無理。
「摩緒なんて大嫌い」と言いたくなるのも分かる。

でも、その無茶な囮があったからこそ、妖たちは一か所に引き寄せられる。
そして摩緒は、玄武を使ってまとめて叩く。

この流れがあるから、玄武召喚に説得力が出る。

ただ強い霊獣を呼んで勝つのではなく、血を餌にして敵を集め、そこへ巨大な一手を落とす。
かなり冷静で、かなり物騒。

でも画面としては最高に熱い。

細かい妖がわらわら集まる。
菜花が危ない。
摩緒が術を発動する。
玄武が現れる。
水の気配をまとった大きな力が、吸血の妖たちをまとめて飲み込む。

うおお、これは盛り上がる。

ここで摩緒のかっこよさは、顔の良さや強さだけではなくなる。
追い詰められても状況を読んで、使えるものを使い、勝ち筋を作るところに出る。

ただし、その後がまた怖い。

玄武で妖を倒した勢いのまま、摩緒は要石に斬りかかる。
猫鬼につながるかもしれないものを前にして、摩緒は逃げない。

でも、要石は簡単には割れない。
傷はつけても、完全には壊せない。
玄武の形代も割れ、摩緒は倒れたように見える。

ここで第5話は、勝ったのに勝ちきれていない感覚を残す。

ノミの妖は倒した。
教会の異変も一部は壊した。
でも要石の奥、猫鬼の深いところまでは届いていない。

この引っかかりがあるから、玄武のかっこよさが長く残る。

ただスカッとするだけなら、その場で終わる。
でも第5話は、玄武の迫力で盛り上げたあとに、摩緒でもまだ届かないものがあると見せる。

だから次が気になる。

玄武がかっこいい。
摩緒がかっこいい。
でも同時に、摩緒の体は本当に大丈夫なのか、菜花はどこまで巻き込まれるのか、要石の奥にいる猫鬼はどれだけ厄介なのか。

そこまで一気に考えさせられる。

MAOアニメ第5話の玄武は、単なる見せ場ではなく、物語が一段深く沈む合図にもなっている。
かっこいいのに、不安も残る。
熱いのに、胃がキュッとする。

この混ざり方が、かなり強い。

第2章 玄武がかっこいいのは、摩緒が追い込まれてから出る切り札だから

血を吸われる摩緒が見えるから、玄武の一撃に重みが出る

玄武がかっこいい一番の理由は、出てくる前に摩緒がちゃんと追い込まれているところ。

これが大きい。

最初から余裕で玄武を出して、敵を一掃して終わりなら、たしかに派手ではある。
でも、そこまで胸には残らない。

第5話では、摩緒が教会の中で血を吸う妖と向き合う。
相手はノミの妖のような存在で、血を吸うことに特化している。

見た目からしてイヤ。
動きもイヤ。
数もイヤ。
しかも摩緒の血を吸っても、すぐに倒れるどころか、さらに血を求めて迫ってくる。

摩緒の血は普通ではない。
猫鬼の呪いを受け、毒のようなものを抱えた体で生きている。
第1話から菜花に薬のようなものを飲ませる場面もあり、摩緒の周囲には毒、妖、血、解毒の気配がずっとまとわりついている。

だから、摩緒の血を吸う妖が出てきた時点で、かなり嫌な相手だと分かる。

普通なら、摩緒の血なんて吸った側が危なくなりそうなのに、第5話の妖はそれでも向かってくる。
つまり、相手も猫鬼側に近いものを持っている。

ここがしんどい。

摩緒は強い。
けれど、何でも一瞬で解決できるわけではない。
血を吸われれば消耗するし、相手が厄介なら手数も必要になる。

教会の中で摩緒が追い詰められていく感じは、派手な敗北ではなく、じわじわ体力を削られる怖さがある。
斬る。
避ける。
血を吸われる。
敵がまだ来る。
周囲には要石の異変がある。

こういう状況で、摩緒は感情を大きく乱さない。

そこがまた怖い。

焦って叫ばない。
怒鳴って突っ込まない。
菜花を巻き込む判断もする。
そして玄武を出す。

この順番があるから、玄武の登場に「待ってました」と「そこまでやるのか」が同時に来る。

玄武は四神の一つとして知られる存在で、水や北の守護と結びつく霊獣として扱われることが多い。
亀と蛇が絡んだような姿で描かれることもあり、防御や水の印象が強い。

第5話の玄武も、細かい吸血妖を一気に飲み込むような圧がある。
剣で一体ずつ斬る戦いとは違う。

小さい敵が群がる場面で、大きな水の力をぶつける。
この見せ方が分かりやすく強い。

血を吸う妖は、数と執着で迫ってくる。
玄武は、それを丸ごと押し流す。

だから画面の気持ちよさがある。

でも、そこに摩緒の消耗が重なるから、ただ気持ちいいだけでは終わらない。

摩緒は玄武を出せるほど強い。
けれど、玄武を出したあとに余裕で立っているわけではない。
形代が割れ、摩緒自身も倒れたように見える。

つまり玄武は、気軽に何度も使える便利技ではない。
切り札に近い。
出せば強いけれど、摩緒側にも負担がある。

ここが最高。

強すぎる技には、ちゃんと重さがある。
摩緒が万能に見えすぎない。
むしろ、玄武を出さなければ押し返せないほど、今回の教会と要石の件が危なかったと分かる。

だから玄武がかっこいい。

ただ強いからではなく、摩緒の追い込まれた体、血を狙う妖の不気味さ、菜花を囮にする無茶、要石に迫る焦り、その全部を背負って出てくるから熱い。

第5話の玄武は、勝利の演出というより、摩緒がギリギリで切った大札に見える。

そこにしびれる。

第1話からの摩緒を見ていると、第5話の玄武で“危うい強さ”がはっきり見える

第1話から見ていると、摩緒はずっと不思議な強さを持っていた。

菜花が大正時代の五行町に迷い込み、妖に襲われる。
そこで摩緒が現れる。
妖を退け、菜花を助ける。

この出会いの時点で、摩緒は普通の青年ではない。
医者のようでもあり、陰陽師のようでもあり、妖を追う者でもある。

落ち着いた声。
鋭い判断。
乙弥を従える姿。
そして、猫鬼を追う執念。

菜花から見ても、視聴者から見ても、摩緒は頼れる存在に見える。
危ない場所にいても、摩緒がいれば何とかなる気がする。

でも同時に、摩緒にはずっと不穏さがある。

体の中に毒を抱えているような描写。
猫鬼との因縁。
昔から続いているらしい恨み。
普通の時間を生きていないような気配。

第5話の玄武は、その不穏さをかなりはっきり見せる。

摩緒はかっこいい。
でも、健康な強者ではない。
安全圏から妖を退治しているわけでもない。

自分も血を流す。
自分も削られる。
無理をしている。
それでも猫鬼に近づこうとする。

この危うさがあるから、玄武の迫力がさらに刺さる。

たとえば第5話の教会で、摩緒が血を吸われる場面。
あそこは見ていて単純に嫌な場面だけど、同時に摩緒の体が普通ではないことを思い出させる。

相手が摩緒の血を狙う。
摩緒はその血を逆に利用する。
菜花に血をつけ、囮にして、妖を集める。

この流れ、かなり物騒。

でも摩緒は、そうしないと勝ち筋が作れないと判断している。
優しいだけではない。
菜花を守るだけの王子様でもない。

目的のためなら、菜花にも危ない役を振る。

ここで、摩緒のかっこよさが少し苦くなる。

菜花にとってはたまったものではない。
助けてくれる人ではあるけれど、平気で怖い作戦に巻き込んでくる人でもある。

この距離感が刺さる。

信頼していいのか。
怒っていいのか。
でも実際に助けてくれる。
だけどやり方がひどい。

うわ、面倒くさい。
でもそこがMAOの面白いところ。

玄武召喚の場面も、菜花が安全な場所で見守っているだけではない。
菜花自身が危険の中心に立たされている。

だから、玄武が妖を飲み込む瞬間に、菜花の恐怖も一緒にほどける。
摩緒の策が成功した安堵もある。
そして、摩緒への文句も残る。

この感情の混ざり方がかなり良い。

さらに、玄武の後に摩緒が要石へ向かう流れも大事。

妖を倒して終わりではない。
摩緒の本当の狙いは、猫鬼に近づくこと。
要石の奥にあるものを暴くこと。

玄武を出して吸血妖を制圧したあと、摩緒は要石を斬ろうとする。
ここで、摩緒の中の執念が見える。

もう十分戦った。
妖は倒した。
菜花も助かった。
それなら一度引いてもよさそうなのに、摩緒はさらに奥へ踏み込む。

猫鬼に関わるものなら、逃さない。
そこに近づけるなら、体を削ってでも刃を向ける。

この感じが、かっこいいけど怖い。

しかも要石は割れきらない。
摩緒の一撃でも完全には届かない。
玄武を使っても、猫鬼に近づく道は簡単には開かない。

ここで第5話は、摩緒の強さと限界を同時に見せてくる。

玄武を呼べるほどの術者。
でも、猫鬼の因縁を一気に断てるほどではない。
妖を倒せる。
でも土地の奥に食い込んだものは、そう簡単には壊せない。

しんどい。

この「強いのに足りない」感じが、摩緒をただの完璧キャラにしない。

もし摩緒が何でも余裕で解決する人なら、第5話の玄武はただの必殺技で終わる。
でも実際には、玄武を出しても摩緒は消耗し、要石は割れず、猫鬼の謎はさらに深くなる。

だから見終わったあとに、玄武かっこよかった、だけでは終われない。

摩緒、大丈夫か。
菜花、これ以上巻き込まれて平気か。
猫鬼、どれだけ厄介なのか。
要石に傷をつけたことで、五行町はどうなるのか。

そういう不安が残る。

第5話の玄武は、摩緒の強さを見せる場面であり、同時に摩緒の危うさを見せる場面でもある。

かっこいい。
熱い。
でも安全ではない。

この三つが重なるから、玄武の場面はかなり強い。
一回見たあとも、あの水の圧、妖を飲み込む勢い、摩緒が倒れたように見える後味まで残る。

MAOアニメ第5話で玄武が刺さるのは、派手だからではなく、摩緒の戦いがもう普通の妖退治では済まないところまで来ていると見えるから。

ここが、かなりエグい。

第3章 菜花を囮にする流れがヒヤヒヤする|第5話の救出劇が熱いところ

摩緒の血を顔につけられた菜花が走る場面、普通に怖すぎる

第5話でいちばんヒヤッとするのは、玄武が出る前の菜花の扱い。

ここ、かなり無茶。

摩緒はノミの妖に血を吸われて、明らかに余裕を失っている。
教会に踏み込んだ時点では、摩緒と乙弥がそのまま敵を倒して終わる流れに見えるけれど、相手がしつこい。

小さくて、速くて、血に反応して、何匹も追ってくる。
しかも摩緒の血を吸っても倒れない。

普通なら、摩緒の血を吸った時点で妖側が苦しみそうな感じがある。
でも今回は違う。
むしろ血に食いつく。

この時点で、うわ、相手がかなり面倒くさい、となる。

摩緒たちはいったん退く。
札で守った場所に身を隠し、外からノミの妖が迫ってくる空気を感じながら、体を立て直そうとする。

ここで摩緒が飲む蠱毒も、かなりキツい。
長く生きる体を保つためとはいえ、普通の薬というより、体の内側を無理やり動かす毒みたいな印象が強い。

摩緒は強い。
でも健康ではない。
戦えるけれど、体は削れている。

その状態で、摩緒が選ぶ手が菜花の囮。

菜花の顔に、自分の血をつける。
血を狙う妖に、菜花を追わせる。

いや、ひどい。
これは普通にひどい。

菜花から見れば、急に顔へ血をつけられて、夜の町を走れと言われるようなもの。
相手は人間ではなく、血を吸う妖。
しかも、さっきまで摩緒を追い詰めていた連中。

無理。
怖すぎる。

でも菜花は走る。

ここが第5話の熱いところ。

菜花はただ守られるだけの子ではなくなっている。
第1話では、大正時代の五行町に迷い込み、妖に襲われ、摩緒に助けられる側だった。

けれど第5話では、自分の足で現代を調べ、大正へ戻り、摩緒たちに情報を持ってくる。
さらに、摩緒の策に巻き込まれながら、実際に妖を引きつける役まで背負う。

血を顔につけた菜花が走る場面は、見た目以上にしんどい。
背後からノミの妖が迫る。
道には人もいる。
現代の吸血事件と重なるように、血を吸われた人間の危険も出てくる。

菜花は怖がりながらも、目の前の人を放っておけない。
走って逃げるだけなら少し楽かもしれないのに、途中で誰かを助ける方向へ動く。

ここ、菜花らしさが強く出る。

摩緒の作戦は冷たい。
でも菜花の動きは熱い。

摩緒は勝つために血を使う。
菜花は逃げながらも、人を助けようとする。

この差があるから、場面に厚みが出る。

菜花は摩緒に文句を言いたくなる立場。
そりゃそう。
顔に血をつけられて、妖の餌にされて、夜道を走らされる。

でも、その怒りや怖さを抱えたまま、ちゃんと動く。
足を止めない。
教会へ向かう。

この「怖いけど走る」感じが、かなり胸に来る。

菜花が囮になるから、玄武召喚の瞬間に救われた感じが出る

玄武の登場が熱く見えるのは、菜花が本当に危ない位置にいるから。

安全な場所から摩緒の戦いを見ているだけなら、玄武が出ても「強い技が来た」で終わる。

でも第5話では違う。

菜花は囮。
血をつけられた顔。
追ってくるノミの妖。
行き着く先は、要石の場所に建った不気味な教会。

この状況があるから、玄武の登場が一気に救出劇になる。

教会は普通の建物ではない。
地震を鎮める要石が祀られていた辺りに、存在しないはずの教会が建っている。

五行町の裏山が崩れ、妖が騒ぎ、町の地面が揺れている。
その中心に、ぽつんと洋風の教会がある。

この時点で、場所そのものが気持ち悪い。

菜花がそこへ向かうのは、ただ敵を引き連れて走るだけではない。
五行町の異変の中心へ、血の匂いをまとって飛び込むようなもの。

無理。
普通なら足が止まる。

でも菜花は行く。
摩緒が回復する時間を作るために走る。
その間に乙弥も動く。
摩緒は蠱毒で体を保ち、術を使える状態へ持っていく。

この準備の時間があるから、玄武が出た時に「やっと来た」という気持ちになる。

ノミの妖が教会へ集まる。
血に引き寄せられ、菜花へ迫る。
小さな敵が複数でうごめく感じが、本当に気持ち悪い。

一体だけならまだ見られる。
でも群れになると一気に嫌悪感が増す。
肌に張りつくような怖さ。
血を吸われる想像まで来る。

そこへ摩緒の玄武。

小さくしつこい妖に対して、巨大な水の霊獣が現れる。
この差が最高に気持ちいい。

虫のように迫る妖たちを、玄武がまとめて押し流す。
一体ずつ斬るのではなく、場ごと飲み込む。

うおお、ここで一気に空気が変わる。

菜花が走って稼いだ時間。
摩緒が血を使って作った誘導。
教会に集まった妖たち。
その全部が、玄武の一撃に集まる。

だから玄武召喚は、ただの術ではなく、菜花の恐怖を終わらせる瞬間にも見える。

ただし、すっきりだけでは終わらない。

菜花は助かる。
妖も制圧される。
でも、摩緒のやり方はかなり危ない。

菜花を守りたいのか、利用しているのか。
どちらもある。

ここが摩緒の面白いところ。

完全な優しさではない。
でも冷酷だけでもない。
菜花を死なせるつもりはないけれど、危ない役は振る。

このギリギリの距離感が刺さる。

菜花も、ただ従うだけではない。
怒るし、怖がるし、それでも走る。

第5話の囮場面は、菜花が物語の中心へ踏み込んだ場面でもある。
摩緒に助けられる子から、摩緒の戦いを動かす子へ変わっていく。

だから玄武の場面は、摩緒のかっこよさだけでは終わらない。

菜花が走ったから、玄武が決まる。
菜花が危なかったから、救出の熱さが生まれる。
菜花が文句を言いたくなるくらい無茶をしたから、あの一撃に重みが乗る。

第5話は、玄武がかっこいい回。
でも同時に、菜花がかなり頑張る回でもある。

ここを入れると、玄武の熱さが一段深くなる。

第4章 ノミの妖を一気に飲み込む玄武|水の霊獣らしい制圧感がすごい

細かく群がる吸血妖を、玄武が場ごと押し流すのが気持ちいい

第4章で見たいのは、やっぱり玄武の制圧感。

第5話の敵は、巨大な一体の妖ではなく、血を吸うノミの妖。
これがまた厄介。

大きな化け物が正面から襲ってくるなら、摩緒が刀で斬る流れも分かりやすい。
でも今回は、血に寄ってくる小さな妖が複数で動く。

こういう相手は、画面で見るだけでもしんどい。

人の体に張りつく。
血を吸う。
逃げても追ってくる。
しかも、摩緒の血にまで食いつく。

嫌すぎる。

教会という場所も、さらに怖さを増している。
本来、地震を鎮める要石があった場所。
そこに、なかったはずの教会が建っている。

中にいるのは、祈る人ではなく血を吸う妖。
静かな建物の中に、血の気配と虫の気持ち悪さが詰まっている。

この組み合わせが最悪。

しかも第5話は、地震の不安もずっと残っている。
五行町で地面が揺れる。
裏山が崩れる。
妖たちも騒ぐ。

足元が安定しない中で、血を吸う妖が動き回る。

ここに玄武が出る。

玄武は、細かい敵に対してものすごく相性が良く見える。
刀で一匹ずつ斬るのではなく、水の大きな力でまとめて飲み込む。

水が広がる。
巨大な霊獣の気配が立つ。
血に群がっていた妖たちが、まとめて押し返される。

この見え方がかなり強い。

ノミの妖は、数で迫る怖さ。
玄武は、範囲で制圧する強さ。

小さくて嫌なものを、大きな力で一気に流す。
だから見ていて気持ちいい。

うおお、ようやく来た、となる。

しかも、摩緒はここでただ術を見せびらかしているわけではない。
囮にした菜花の位置、妖が集まるタイミング、教会という場所、全部を使って玄武を出している。

勝ち筋を作ってから、最後に大きな手を打つ。
これが摩緒らしい。

玄武のかっこよさは、姿だけではない。
出るまでの段取りがかっこいい。

血を使う。
菜花を走らせる。
妖を引き寄せる。
教会に集める。
そこへ玄武をぶつける。

かなり冷静。
かなり物騒。
でも、決まるとめちゃくちゃ熱い。

玄武が出た瞬間、教会の中の気持ち悪さが一気に塗り替わる。
ノミの妖の細かい動きより、玄武の圧が画面を支配する。

小さい敵が怖かった回で、巨大な守護獣みたいな存在が出る。
この落差が気持ちいい。

第5話の玄武は、ただ強いだけではなく、敵の気持ち悪さをちゃんと吹き飛ばしてくれる。

だから印象に残る。

玄武のあとに要石へ斬りかかる摩緒で、場面が一気に重くなる

玄武でノミの妖を制圧したあと、第5話はそこで終わらない。

ここが大事。

普通なら、妖を倒して、菜花が助かって、摩緒が少し皮肉を言って終わりでもよかった。
でも摩緒は、教会の奥へ向かう。

狙いは要石。

地震を鎮めるための石。
本来そこに祀られていたもの。
そして、猫鬼と関係があるかもしれないもの。

摩緒にとって、ノミの妖退治は通過点。
本当に見たいのは、要石の奥にあるもの。

ここで摩緒の顔つきが変わる。

妖を倒して安心する場面ではない。
猫鬼へ近づけるかもしれない場面。

摩緒はずっと猫鬼を追っている。
第1話から、その因縁は摩緒の中心にある。
菜花と出会ったのも、猫鬼の呪いが関係しているから。

だから要石の前に立つ摩緒は、ただの退治屋ではない。
長く続いた恨みと疑問を抱えて、刃を向ける人になる。

玄武で道を開いたあと、摩緒が要石に斬りかかる。
ここ、かなり熱いけれど、同時に怖い。

なぜなら、摩緒はもう消耗している。
血を吸われ、蠱毒で体を保ち、玄武まで使った。
普通なら一度引く場面。

でも摩緒は行く。

猫鬼につながるものを前にして、止まれない。
体がきつくても、届くかもしれないなら斬る。

この執念が見える。

玄武のかっこよさのあとに、摩緒の危うさが来る。
この順番がかなり良い。

玄武だけなら派手な見せ場。
でも要石に斬りかかる摩緒まで入ると、物語の重さが出る。

要石は、簡単には割れない。
摩緒の一撃でも完全には壊れない。
形代も割れ、摩緒自身も倒れるような状態になる。

ここで、玄武の強さにも限界があると分かる。

ノミの妖は倒せる。
教会の異変は崩せる。
でも、猫鬼の深いところまでは一気に届かない。

これがしんどい。

摩緒は強い。
玄武も強い。
それでも、まだ届かないものがある。

この残り方が、第5話をただの勝利回にしない。

玄武が出た瞬間はスカッとする。
でも、要石が残ることで不安が戻ってくる。
摩緒が倒れたように見えることで、さらに胸がざわつく。

菜花からすれば、摩緒が強い人に見えていたはず。
でも第5話では、その摩緒が本当に無理をしていると分かる。

血を吸われる。
蠱毒を飲む。
玄武を使う。
要石に斬りかかる。
倒れる。

流れだけ見ると、摩緒はずっと自分の体を削っている。

ここがエグい。

玄武の場面はかっこいい。
でも、そのかっこよさの裏に、摩緒の限界が見える。

だから見終わったあとに、ただ「玄武すごい」で終わらない。
摩緒、大丈夫か。
菜花はこれからどこまで巻き込まれるのか。
猫鬼はどれだけ深く五行町に食い込んでいるのか。

そういう不安が残る。

第4章で押さえたいのは、玄武の制圧感と、その後の重さ。

小さな吸血妖を水の力で飲み込む爽快感。
要石を前にした摩緒の執念。
形代が割れる衝撃。
倒れる摩緒の危うさ。

この一連の流れがあるから、第5話の玄武は長く残る。

かっこいい。
熱い。
でも、少し怖い。

その混ざり方が、MAOアニメ第5話のいちばん強いところ。

第5章 教会を壊すほどの迫力|アニメで玄武召喚が映えた場面

無かったはずの教会が出てくる時点で、第5話はもう気味が悪い

第5話で玄武が映えるのは、敵を倒す場所がただの建物ではないから。

五行町では地震が頻発している。
道が揺れ、裏山が崩れ、町の妖たちまで落ち着かなくなる。

そこへ摩緒と乙弥が向かう。

聞かされたのは、地震鎮めの要石を祀っていた辺りに、奇妙な洋館が建っているという話。
実際に行ってみると、本来そこには無かったはずの教会がある。

ここ、かなり怖い。

ただの古い建物ではなく、町の記憶と違うものが急に差し込まれている感じ。
要石を祀っていた場所なのに、そこに教会が建っている。

地震を鎮める場所が、別の形に上書きされている。
そう見えるから不気味。

しかも教会の中にいるのは、祈る人たちではない。
血を吸うノミの妖。

うわ、最悪。

建物の外観は、どこか静かで冷たい。
でも中身は血を吸う妖の巣。
床、壁、薄暗い空気、奥へ進む摩緒と乙弥。

この落差がキツい。

教会という場所は、本来なら人が祈る場所に見える。
だけど第5話では、そこが要石を塞ぐように建ち、猫鬼に関わる妖たちが潜んでいる。

つまり、安心できる場所ではない。
むしろ、町を守るものが乗っ取られたような場所。

ここに玄武が出るから、画面の迫力が一気に跳ねる。

小さなノミの妖が群がる。
菜花が囮として走る。
摩緒が血を使って敵を集める。
そして、玄武が出る。

この流れが最高に熱い。

玄武は、教会の中の湿った気持ち悪さを一気に破る。
小さい妖たちの嫌な動きが続いたあと、大きな水の力が画面を支配する。

虫の群れみたいな怖さを、巨大な霊獣がまとめて飲み込む。
ここで空気が変わる。

うおお、来た。
やっと来た。

そんな感じになる。

玄武の強さは、刀で斬る強さとは違う。
一体一体を倒すというより、場所ごと押し返す感じがある。

教会に集まった吸血妖たちを、玄武が一気に飲み込む。
その勢いで、教会そのものまで壊していく。

ここがアニメだと映える。

建物の中に詰まっていた嫌な気配が、外へ吹き飛ばされるように見える。
壁や柱が崩れ、吸血妖が散り、玄武の大きさがはっきり伝わる。

第5話の玄武は、ただ画面に出てくるだけではない。
無かったはずの教会を壊すことで、五行町に入り込んだ異物を力づくで引きはがすように見える。

これがかっこいい。

ただし、完全にすっきりはしない。

教会は壊れる。
妖も倒される。
でも、要石の奥にあるものまでは完全に断ち切れない。

だからこの場面は、爽快感と不安が一緒に来る。

玄武の登場で一気に勝ったように見える。
でも、摩緒の本当の目的はその先にある。

猫鬼。
要石。
五行町の地震。
菜花の過去。

玄武が教会を壊す場面は、その全部へ向かう入口になっている。

だから見た目は派手でも、ただのアクションで終わらない。

建物が壊れる。
妖が消える。
摩緒が奥を見る。
要石が残る。

この順番があるから、第5話は濃い。

玄武の迫力で気持ちよくなった直後に、まだ本丸へ届いていないと分かる。
この後味がかなり強い。

玄武の姿が大きく見えるほど、摩緒の術者としての格も見える

玄武が出た瞬間、摩緒の見え方も変わる。

それまでの摩緒は、刀を持って妖を斬る青年として見える場面が多かった。
医者のように薬を扱い、妖退治もする。
乙弥を連れていて、菜花を助けたり、時には雑に扱ったりする。

でも第5話では、陰陽師としての摩緒がかなり前に出る。

装束をまとい、術を使い、玄武を呼び出す。
この切り替わりがかっこいい。

普段の摩緒は、感情を派手に出さない。
淡々としている。
菜花が怒っても、あまり動じない。
怖い場面でも声を荒げない。

だからこそ、玄武のような大きな術を使うときの落差が大きい。

静かな人が、とんでもないものを出す。
ここが刺さる。

玄武は、四神の一つとして知られる存在。
青龍、白虎、朱雀、玄武の中でも、玄武は水や北、守りの印象が強い。

亀と蛇が合わさったような姿で描かれることもあり、重く、硬く、沈んだ水の力を感じさせる存在。

第5話の敵が血を吸うノミの妖だったから、玄武の水の力はかなり相性が良く見える。

血に群がる妖。
それを水の霊獣が飲み込む。

この対比が分かりやすい。

血の嫌な湿り気を、別の大きな水の力で塗り替える感じ。
小さくまとわりつく妖を、大きく流す感じ。

しかも、玄武は守りの印象があるのに、第5話では攻めの迫力もある。
吸血妖を喰らうように制圧し、教会を破壊する。

守るだけではない。
摩緒の前を塞ぐものを壊す。

この使い方が熱い。

ただ、ここで摩緒が万能に見えすぎないのも大事。

玄武を出した摩緒は、強い。
間違いなく強い。
でも、楽勝ではない。

そこまでに血を吸われている。
蠱毒で体を保っている。
菜花を囮にして、ようやく敵を集めた。
玄武を出したあと、形代にも負担が出る。

つまり、玄武は摩緒の格を見せる術でありながら、同時に摩緒の体を削る術でもある。

ここがしんどい。

かっこいいけど、怖い。
強いけど、危うい。

摩緒は、力を出せば出すほど安心できる人ではない。
むしろ、その力を使うたびに、この人はいつか壊れるのでは、という不安が残る。

第5話の玄武は、その不安をはっきり残す。

教会を破壊するほどの力。
ノミの妖をまとめて消すほどの術。
それを使える摩緒。

でも、摩緒自身はまだ猫鬼に届かない。
体も無傷ではない。

うわ、これはキツい。

だから玄武の場面は、摩緒の強さを見せながら、同時に摩緒の限界も見せている。

この二つが一緒にあるから、場面が濃くなる。

菜花から見れば、摩緒は頼れる。
でも恐ろしい。
助けてくれる。
でも平気で囮にする。
玄武を出してくれる。
でもその後に倒れそうになる。

信じたいのに、完全には安心できない。

この距離感がMAOらしい。

第5話の教会破壊は、玄武の派手さだけで見ても楽しい。
でも摩緒の体、菜花の不安、猫鬼への執念まで重ねると、かなり重い場面になる。

画面では建物が壊れる。
物語では、摩緒の危うさが見える。

そこが最高に熱い。

第6章 要石を割りきれない怖さ|玄武でも届かない猫鬼の深さ

玄武で勝ったはずなのに、要石の前で空気が重くなる

第6章でいちばん大事なのは、玄武が出たあとに残る怖さ。

ノミの妖は倒した。
教会も壊した。
菜花も助かった。

普通なら、ここで勝利回として終わっていい。

でも第5話は、そこから要石へ向かう。

ここで空気が変わる。

玄武が出た瞬間は、うおお、強い、かっこいい、これで勝った、となる。
でも要石の前に立った摩緒を見ると、まだ終わっていないと分かる。

むしろ、ここからが本題。

要石は、地震を鎮めるために祀られていたもの。
五行町の足元を支えるような存在。
その場所に、無かったはずの教会が建っていた。

つまり、教会を壊しても、問題の根はまだそこにある。

摩緒は要石へ刃を向ける。
猫鬼に関わる何かがあると見ているから。

この時の摩緒は、かなり危ない。

すでに血を吸われている。
蠱毒を飲んで、体を無理に動かしている。
玄武まで使った。
それでも引かない。

猫鬼につながるものを前にすると、摩緒は止まれない。

ここが本当にしんどい。

摩緒は冷静に見える。
でも内側は、猫鬼への執念でかなり削れているように見える。

第1話から摩緒は猫鬼を追っていた。
菜花が妖に襲われたことも、幼い頃の事故も、猫鬼の血や呪いとつながっている。

第3話では、菜花が猫鬼の血を浴びて呪われた可能性も出てきた。
摩緒の持つ破軍星の太刀に触れても菜花が死なないことから、菜花も普通の人間では済まない場所へ入っている。

つまり、猫鬼は摩緒だけの敵ではなく、菜花の人生にも食い込んでいる。

第5話の要石は、その猫鬼へ近づくための入口に見える。
だから摩緒は斬る。

でも、割れない。

ここが怖い。

玄武まで出した摩緒でも、完全には届かない。
要石には傷が入っても、すべてを壊し切れない。

つまり、猫鬼に関わるものは、ただの妖退治とは段違いに深い。

ノミの妖は倒せる。
教会は壊せる。
でも要石の奥にあるものは残る。

この段差がかなりエグい。

視聴者としては、玄武を見たあとだから、摩緒の強さを信じたくなる。
これだけ強いなら、要石もどうにかなるのではと思う。

でも駄目。

届かない。

この落差がキツい。

しかも、摩緒はその代償を受ける。
形代が割れる。
体も限界に近い。
倒れるような状態になる。

勝ったのに、摩緒が無事ではない。

ここで第5話は、かなり嫌な後味を残す。

玄武の爽快感の直後に、猫鬼の深さを見せる。
派手な術のあとに、届かない壁を置く。

この流れが強い。

だから第5話は、玄武がかっこいい回でありながら、同時に猫鬼が怖い回でもある。

要石が残ることで、菜花の過去と摩緒の因縁がさらに近づく

要石を割りきれない怖さは、摩緒だけの問題ではない。

菜花にも関わってくる。

菜花は現代で、8年前の事故について調べている。
五行商店街の門。
大正時代へつながる不思議な道。
幼い頃に見た化け物。
そして、事故の記憶。

第5話では、白羽くんと一緒に地震や五行町の過去を調べる流れもある。
関東大震災の時期、五行地区、要石、火災や異変の証言。

ここで菜花の現代の調査と、大正時代の摩緒の戦いが一本につながってくる。

現代で調べた要石。
大正で見つかった無かったはずの教会。
その奥にある猫鬼の気配。

これが全部、第5話で重なる。

だから要石が割れないことは、ただ「敵がまだ残った」という話ではない。
菜花の過去の謎も、まだ開かないということ。

菜花は少しずつ、自分が普通の中学生では済まないことを知っていく。
第1話では巻き込まれた。
第2話、第3話では事故と猫鬼の血の可能性が出てきた。
第4話では鐘臨教に潜り込み、猫鬼に関わる呪法を探した。
そして第5話では、要石の異変と玄武の戦いに巻き込まれる。

どんどん深く入っている。

しかも菜花は、自分で調べている。
白羽くんに資料を見せてもらい、現代側から五行町の過去へ手を伸ばしている。

ここが大事。

菜花は、ただ摩緒に連れていかれているだけではない。
自分の過去を知りたい。
事故の真相を知りたい。
猫鬼と自分の関係を知りたい。

その気持ちがあるから、大正時代へ戻ってしまう。

でも、戻った先で待っているのは、血を吸う妖と、無かったはずの教会と、割れない要石。

ひどい。
あまりにもハード。

さらに摩緒は、菜花にすべて優しく説明してくれる人ではない。
必要なことは言う。
でも細かい気遣いは足りない。
時には顔に血をつけて囮にする。

菜花からすれば、文句しかない。
でも摩緒と関わらなければ、自分の過去にも近づけない。

この状態がしんどい。

要石が割れないことで、菜花も摩緒も次へ進むしかなくなる。
すっきり終われない。
また調べるしかない。
また大正へ行くしかない。
また猫鬼の影を追うしかない。

第5話のラストに残るのは、玄武のかっこよさだけではない。

摩緒の体は大丈夫なのか。
菜花の過去はどこまで猫鬼に関わっているのか。
五行町の地震は、どこまで大きな災いにつながるのか。
要石を守っていたはずの場所に、なぜ教会が出てきたのか。

疑問が増える。

でも、それが次を見たくなる力になる。

第5話は、玄武で気持ちよく勝たせてくれる。
同時に、要石を残して不安を置いていく。

このバランスがかなりうまい。

玄武がかっこいい。
摩緒が熱い。
菜花が頑張る。
でも猫鬼はまだ深いところにいる。

見終わったあと、胸の中に残るのは、勝利の安心だけではない。
むしろ、次に何が出てくるのかという不穏さ。

それが第5話の強さ。

要石を割りきれないから、猫鬼の怖さが残る。
玄武でも届かないから、摩緒の戦いがまだ終わらないと分かる。
菜花の過去も、ここからさらに深く掘られていくと感じる。

だから第6章では、玄武の強さよりも、その強さが届かなかった先を見る。

ここを押さえると、第5話の記事はかなり締まる。
玄武のかっこよさが、ただの派手な場面ではなく、猫鬼へ届かない苦しさまで含んだ見せ場になる。

第7章 まとめ|玄武のかっこよさは、摩緒の強さと危うさを同時に見せるところにある

第5話の玄武は、派手な召喚より先に“救いの一撃”として刺さる

MAOアニメ第5話の玄武は、ただ大きな霊獣が出てきて敵を倒す場面ではない。

ここが大事。

五行町で地震が続く。
裏山が崩れる。
要石が祀られていた場所に、無かったはずの教会が建っている。
その教会の中には、血を吸うノミの妖が巣食っている。

もう、この時点で状況がかなり悪い。

足元は揺れている。
町の守りに関わる要石は怪しい。
摩緒は血を吸われる。
菜花は摩緒の血を顔につけられ、囮として走らされる。

普通に考えて、無茶が過ぎる。

菜花からしたら、摩緒に助けられているのか、危ない場所へ放り込まれているのか分からない。
でも、菜花は走る。

背後から血を求める妖が迫る。
教会へ向かう。
怖いのに足を止めない。

この流れがあるから、玄武が出た瞬間に一気に熱くなる。

細かく群がる吸血妖。
血の匂いに寄ってくる嫌な動き。
教会の暗さ。
菜花の危なさ。
摩緒の消耗。

それらをまとめて、水の霊獣で押し流す。

うおお、ここで玄武。
これはかっこいい。

玄武の魅力は、画面の大きさだけではない。
菜花が危ない場所にいて、摩緒も追い込まれていて、五行町そのものもおかしくなっている。
そこへ出てくるから、救われた感じがある。

ただの必殺技ではなく、場面全体をひっくり返す一撃。

だから第5話の玄武は刺さる。

摩緒は普段から落ち着いている。
声を荒らげず、表情も大きく崩さない。
だからこそ、玄武のような大きな術を使う場面で、術者としての格が一気に見える。

静かな人が、巨大な力を出す。

この落差が強い。

しかも摩緒は、ただ優しいだけの人ではない。
菜花を助ける。
でも菜花を囮にもする。
危ない役を振る。
それでも死なせるつもりはない。

この距離感が、かなり独特。

菜花も、ただ守られるだけでは終わらない。
怒るし、怖がるし、文句も言いたくなる。
でも走る。
調べる。
摩緒の戦いの中へ入っていく。

第5話の玄武は、摩緒ひとりの見せ場ではない。
菜花が走ったから成立した場面でもある。

摩緒の血。
菜花の囮。
乙弥の同行。
要石の異変。
教会に集まる吸血妖。

全部が集まって、玄武の一撃につながる。

だから濃い。

ただ「玄武がかっこいい」で終わらせるには、もったいない場面。
第5話の玄武は、摩緒の戦い方、菜花の巻き込まれ方、五行町の異変を一度に見せる場面になっている。

かっこいい。
熱い。
でも、ちょっと怖い。

この三つが同時に来るから、見終わったあとも残る。

玄武でも要石を割りきれないから、猫鬼の怖さがさらに濃く残る

第5話の後味を強くしているのは、玄武で全部が終わらないところ。

ここが本当にうまい。

玄武が出る。
吸血妖を飲み込む。
教会を壊す。
菜花も助かる。

ここまではかなり気持ちいい。

でも摩緒はそこで止まらない。
奥にある要石へ向かう。

この瞬間、第5話の空気がまた重くなる。

要石は、地震を鎮めるために祀られていたもの。
その場所に、無かったはずの教会が建っていた。
つまり、教会を壊しただけでは終わらない。

本当に怖いものは、その奥に残っている。

摩緒は要石に斬りかかる。
猫鬼につながるかもしれないものを前にして、退かない。

すでに血を吸われている。
蠱毒で体を保っている。
玄武も使っている。
それでも斬る。

ここで見える摩緒は、かなり危うい。

強い。
でも無理をしている。
冷静。
でも猫鬼のことになると止まれない。

この感じがしんどい。

玄武を呼べるほどの摩緒でも、要石を完全には割れない。
傷はつけても、奥までは届かない。
形代は割れ、摩緒自身も倒れたように見える。

うわ、勝ったのに勝っていない。

この後味が第5話の肝。

吸血妖には勝った。
教会は壊した。
玄武はかっこよかった。

でも猫鬼にはまだ届かない。

この届かなさが、すごく怖い。

猫鬼は、第1話から摩緒と菜花の間にずっと影を落としている存在。
菜花の幼い頃の事故。
猫鬼の血。
摩緒の呪い。
破軍星の太刀。
五行町への行き来。

それらが少しずつつながってきたところで、第5話の要石が出てくる。

だから、要石を割りきれないことは、単に石が硬いという話ではない。
猫鬼の因縁が、まだ深いところに沈んでいるということ。

ここがエグい。

玄武で派手に勝たせておいて、最後に届かない壁を見せる。
気持ちよく終わらせない。
次を見たくなる不安を残す。

MAOらしい後味。

菜花にとっても、第5話はかなり大きい。
現代で調べ、大正で巻き込まれ、摩緒の血を顔につけられて走り、玄武の召喚を目の前で見る。
そして、摩緒が要石を割りきれず倒れるような場面まで見る。

普通の中学生の日常から、もう完全に遠い場所へ来ている。

それでも菜花は、知ろうとしてしまう。
自分の事故のこと。
猫鬼のこと。
摩緒のこと。
五行町のこと。

その気持ちがあるから、物語は進む。

第5話の玄武は、菜花にとっても、ただのすごい術ではない。
摩緒がどれだけ危ない戦いをしているのかを知る場面でもある。

そして読者や視聴者にとっては、玄武のかっこよさを入り口にして、猫鬼の怖さへ引きずり込まれる場面。

ここが強い。

玄武はかっこいい。
でも、その玄武でも全部は救えない。

摩緒は強い。
でも、猫鬼にはまだ届かない。

菜花は助かる。
でも、もっと深く巻き込まれる。

この三つが残るから、第5話は忘れにくい。

第5話を記事にするなら、中心はここ。

玄武の迫力だけではなく、摩緒がなぜそこまで無理をするのか。
菜花がなぜ怖いのに走るのか。
要石が割れないことで、なぜ猫鬼の存在がさらに怖く見えるのか。

そこまで書くと、「MAO 玄武」で検索した人にも刺さる。

かっこいい場面を見に来た人が、あの玄武召喚の奥にある摩緒の危うさ、菜花の頑張り、猫鬼の深さまで思い出せる。

だから第5話の玄武は、ただの見せ場ではない。

吸血妖を飲み込む水の一撃。
教会を壊すほどの術。
菜花を救う救出場面。
摩緒の限界が見える危うい切り札。
要石の奥に猫鬼の影を残す不穏な場面。

全部が詰まっている。

熱い。
かっこいい。
でも後味は少し重い。

この混ざり方こそ、MAOアニメ第5話の玄武がここまで印象に残る大きなところ。

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