『薬屋のひとりごと』に登場する高順(ガオシュン)は、壬氏の護衛であり、幼い頃から側に仕える忠義の士です。
厳格な武官の印象とは裏腹に、猫猫から“癒し枠”と認定されるほど穏やかで気の利く人物であり、甘いものや猫が好きという意外な一面も。
本記事では、壬氏との関係、猫猫とのやりとり、高順自身の家族構成や本名の謎までを、原作・アニメの描写をもとにわかりやすく解説します。
この記事を読むとわかること
- 高順の正体と、壬氏との深い主従関係
- 猫猫とのやり取りや“癒し系”と呼ばれる理由
- 妻・桃美や子どもたちとの家族構成と背景
高順はどんな人物?|壬氏の忠臣にして癒し系武官
壬氏を支える忠義の守役
高順(ガオシュン)は、壬氏に付き従う寡黙な護衛官であり、実質的には壬氏の影ともいえる存在です。幼い頃から壬氏の傍に仕えており、誰よりも長く、深く彼を支えてきた人物として登場します。
その忠誠は揺るぎなく、壬氏の命令には迅速かつ的確に従い、危険があれば即座に行動に移る冷静さも持ち合わせています。彼の存在は、壬氏にとって政治・私生活両面における“土台”そのものといえるでしょう。
猫猫との関係と“癒し枠”としての一面
一方で、高順は猫猫に「癒し枠」として見られており、実際に彼の存在にはどこか安心感があります。
言葉数は少ないものの、必要な場面では猫猫をさりげなくフォローし、時には壬氏との間に立って空気を和らげるような役割も果たしています。
そのギャップが、読者から「もっと出番がほしい」と愛される理由のひとつです。無口ながらも温かいまなざしや対応が、猫猫にも視聴者にも好印象を与えているのです。
高順の本名と宦官という立場の真相
高順は一見すると宦官に見えますが、実際には違います。彼は壬氏の秘密を守るため、あえてそのように装っているだけで、本来は武官の一族に属する男性です。
作中では本名が明かされていないものの、「高順」という名が通称である可能性も示唆されています。その沈黙の裏には、主君のためならどんな役割も引き受ける覚悟が垣間見えます。
壬氏との関係性|子ども時代からの“最強サポーター”
守役としての出発点と長年の絆
壬氏がまだ幼い皇子だった頃から高順はそばに仕えており、その関係は単なる主従を超えています。
壬氏が“宦官”として生きる決断をした背景にも高順は関わっており、その辛い決断を黙って支えてきた様子が描かれます。
表には出さないものの、高順の忠義と信頼は長年の絆から生まれたものです。彼は“仕える”という言葉に、人生そのものを懸けているような人物でもあります。
壬氏の正体を知る数少ない人物
高順は、壬氏が皇帝の弟・華瑞月であるという秘密を知っている数少ない人物のひとりです。
そのことを第三者に漏らすことは決してなく、壬氏が月の君として後宮の闇と向き合う間も、常に冷静にその背を守り続けています。
誰よりも壬氏の正体を理解し、影として支える高順はまさに最強のサポーターといえます。壬氏にとっても“最後の砦”とも呼べる絶対的な存在なのでしょう。
高順の忠誠と独自の判断力
忠義深い高順ですが、決して思考停止で命令に従うわけではありません。猫猫が壬氏の気を逆なでするような言動をした際にも、高順は冷静に状況を判断し、必要ならば制止することもあります。
彼の判断力と落ち着いた対応が、壬氏にとっての心の支えとなっているのは間違いありません。あくまで柔軟に、しかし一貫して“守ること”を信条にしている姿が際立ちます。
高順の家族構成|馬の一族と支える者たち
妻・桃美は元乳母で年上のパートナー
高順の妻・桃美(トウメイ)は、元々は壬氏の乳母を務めていた人物です。高順より年上の彼女は、知恵と包容力を持った女性であり、高順の人生を支える大切な存在です。
表には出ないものの、彼の落ち着きや穏やかさには桃美の影響が大きく関係していると感じられます。年の差を越えた信頼と敬愛が、家庭の中にも温かい空気を作っているようです。
息子・馬閃や馬良との関係
高順と桃美の間には子どもたちが複数おり、長男・馬閃(ばせん)や次男・馬良(ばりょう)などの名前が挙げられています。
彼らもまた武官として鍛えられており、壬氏の身辺を守るために活動している場面も描かれています。
親子で同じ主君を支えるという構図は、高順が築いた“信頼と忠誠の家系”を象徴しています。その在り方は、一族ぐるみで壬氏を守るという強固な絆を感じさせます。
娘・麻美とその家庭環境
娘・麻美(まみ)は、物語上ではあまり登場シーンが多くありませんが、家族の一員としてしっかりと描かれています。高順が家では子煩悩であり、家族の安寧を何よりも大切にしていることが随所に見られます。
後宮という緊張感のある場と、家庭という温かな場所を行き来する高順の姿が、人間味にあふれています。彼にとって“守るべきもの”は、家族もまたその一部なのだと伝わってきます。
まとめ|高順は“支える力”の象徴的キャラクター
高順は、目立つキャラではありませんが、物語を陰で大きく支える存在です。壬氏との絆、猫猫との信頼、そして家族との穏やかな日常――そのすべてが彼の魅力であり、多面的な人格を形作っています。
静かに、しかし確かに物語の基盤を支えている高順こそが、真の“縁の下の力持ち”なのかもしれません。その“控えめな強さ”にこそ、視聴者は心を惹かれているのではないでしょうか。
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この記事のまとめ
- 高順は壬氏の守役として幼少期から仕え、忠義と判断力を備えた人物
- 猫猫からは“癒し枠”とされ、寡黙ながらも温かい性格で信頼されている
- 家庭では妻・桃美や子どもたちと穏やかな時間を過ごし、家族全体で壬氏を支える体制を築いている
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